蔵王温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
7月初旬に行く予定であった八甲田の蔦温泉。しかし、直前になって仕事が入り、急遽中止となった。宿は取り消したが、JRの指定券は別の日に変更することにした。宿を探してみると、7月下旬の蔵王温泉の宿が取れたので、指定券の区間を山形駅へと変更。夏休みの一回目は、蔵王温泉への湯旅となった。<br /><br />(2024.07.23投稿)

みちのく湯旅~蔵王温泉~

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2024/07/21 - 2024/07/22

3位(同エリア789件中)

8

50

旅猫

旅猫さん

7月初旬に行く予定であった八甲田の蔦温泉。しかし、直前になって仕事が入り、急遽中止となった。宿は取り消したが、JRの指定券は別の日に変更することにした。宿を探してみると、7月下旬の蔵王温泉の宿が取れたので、指定券の区間を山形駅へと変更。夏休みの一回目は、蔵王温泉への湯旅となった。

(2024.07.23投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
3.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 大宮駅を9時47分に出る『つばさ131号』に乗車。その車両は、乗り慣れたものではなく、鼻の長い新しいものであった。とは言え、乗り心地はあまり変わらなかった。列車は微妙な天気の中を走り、山形駅には11時46分に到着した。

    大宮駅を9時47分に出る『つばさ131号』に乗車。その車両は、乗り慣れたものではなく、鼻の長い新しいものであった。とは言え、乗り心地はあまり変わらなかった。列車は微妙な天気の中を走り、山形駅には11時46分に到着した。

  • 予定では、山形駅でお昼を食べ、13時20分のバスに乗ることにしていたのだが、12時20分発のバスが空いていそうなので、弁当を買い込み、蔵王温泉へ向かうことにした。結局、僅か10人ほどを乗せて出発した。

    予定では、山形駅でお昼を食べ、13時20分のバスに乗ることにしていたのだが、12時20分発のバスが空いていそうなので、弁当を買い込み、蔵王温泉へ向かうことにした。結局、僅か10人ほどを乗せて出発した。

  • 蔵王温泉バスターミナルには、12時57分に到着。今宵お世話になる『つるや』は、すぐ向かいにある。とりあえず、荷物を預かってもらうために立ち寄ったところ、すでに部屋の用意が出来ていると言う。予約していたのは6畳の和室であったが、通されたのは8畳の角部屋であった。

    蔵王温泉バスターミナルには、12時57分に到着。今宵お世話になる『つるや』は、すぐ向かいにある。とりあえず、荷物を預かってもらうために立ち寄ったところ、すでに部屋の用意が出来ていると言う。予約していたのは6畳の和室であったが、通されたのは8畳の角部屋であった。

    蔵王温泉 五感の湯つるや 宿・ホテル

    バスターミナルに一番近い宿 by 旅猫さん
  • 思わぬところで宿に入れたので、早速、自慢の温泉を使わせてもらうことにする。浴室はこじんまりとしている。湯舟もそれほど大きくはないが、蔵王温泉らしい強酸性の硫黄泉がかけ流しで注がれ、硫黄の香りが満ちている。入ってみると、かなりの熱さであった。

    思わぬところで宿に入れたので、早速、自慢の温泉を使わせてもらうことにする。浴室はこじんまりとしている。湯舟もそれほど大きくはないが、蔵王温泉らしい強酸性の硫黄泉がかけ流しで注がれ、硫黄の香りが満ちている。入ってみると、かなりの熱さであった。

  • 外には、小さいながらも露天風呂もあった。湯はやはり熱い。ゆっくり浸かることはできないが、泉質はやはり良い。源泉は、300mほど離れた上湯の裏手から引いているそうである。温泉協会の評価では、30点満点で27点と文句ない。濁り湯のように見えるが、ほぼ透明な湯である。温泉成分と光の関係で青白くなっているのだ。

    外には、小さいながらも露天風呂もあった。湯はやはり熱い。ゆっくり浸かることはできないが、泉質はやはり良い。源泉は、300mほど離れた上湯の裏手から引いているそうである。温泉協会の評価では、30点満点で27点と文句ない。濁り湯のように見えるが、ほぼ透明な湯である。温泉成分と光の関係で青白くなっているのだ。

  • 湯上り後、駅で買い込んできた弁当でお昼とした。平田牧場の『三元豚ロース・ヒレかつ弁当』である。ロースとヒレが両方楽しめると思って買ったのだが、ヒレはたったの一切れであった。とは言え、美味しかった。

    湯上り後、駅で買い込んできた弁当でお昼とした。平田牧場の『三元豚ロース・ヒレかつ弁当』である。ロースとヒレが両方楽しめると思って買ったのだが、ヒレはたったの一切れであった。とは言え、美味しかった。

    平田牧場 ホテルメトロポリタン山形店 グルメ・レストラン

  • 座卓においてあったおもてなしの菓子は、玉屋総本店の『山ぶとう』であった。かの『のし梅』を山ぶどうで作ったものである。『のし梅』とは違い、酸味があるのが特徴で、これもとても美味しかった。

    座卓においてあったおもてなしの菓子は、玉屋総本店の『山ぶとう』であった。かの『のし梅』を山ぶどうで作ったものである。『のし梅』とは違い、酸味があるのが特徴で、これもとても美味しかった。

  • 部屋で寛いでいると、蔵王温泉大露天風呂への送迎の時間となった。『つるや』では、大露天風呂へ車で送ってくれるのだ。久しぶりに訪れた大露天風呂は、相変わらず風情があったが、その湯の熱さも変わらなかった。それでも、樹々に囲まれた露天風呂は涼しく、とても気持ちよかった。

    部屋で寛いでいると、蔵王温泉大露天風呂への送迎の時間となった。『つるや』では、大露天風呂へ車で送ってくれるのだ。久しぶりに訪れた大露天風呂は、相変わらず風情があったが、その湯の熱さも変わらなかった。それでも、樹々に囲まれた露天風呂は涼しく、とても気持ちよかった。

  • 帰りも迎えに来てくれるのだが、せっかくなので、歩いて温泉街を下ることにした。途中、山百合が大きな蕾をつけていた。

    帰りも迎えに来てくれるのだが、せっかくなので、歩いて温泉街を下ることにした。途中、山百合が大きな蕾をつけていた。

  • 岡虎の尾も咲いている。

    岡虎の尾も咲いている。

  • そして、温泉街の至る所で咲いていたのは、紫陽花である。街中ではすでに盛りを過ぎているが、標高の高い蔵王温泉では、今が見ごろである。

    そして、温泉街の至る所で咲いていたのは、紫陽花である。街中ではすでに盛りを過ぎているが、標高の高い蔵王温泉では、今が見ごろである。

  • しばらく下ると、十字路の角に、『山形酒ミュージアム』と言う施設を見つけた。酒好きとしては、ここに寄らないと言う選択肢はない。入ってみると、90種類ほどの山形の地酒が試飲できるようになっていた。種類が多いので選ぶのに悩んだが、その中から四種類を選んで呑んでみた。その中で、『あら玉 名刀月山丸 大吟醸』がなかなか美味しかった。

    しばらく下ると、十字路の角に、『山形酒ミュージアム』と言う施設を見つけた。酒好きとしては、ここに寄らないと言う選択肢はない。入ってみると、90種類ほどの山形の地酒が試飲できるようになっていた。種類が多いので選ぶのに悩んだが、その中から四種類を選んで呑んでみた。その中で、『あら玉 名刀月山丸 大吟醸』がなかなか美味しかった。

    山形 酒のミュージアム グルメ・レストラン

  • 上の湯の方へと歩いていくと、足湯があった。よくある足湯と違い、すぐ奥にある湧出口から源泉が直接注がれている。その名も、『緑屋二号源泉足湯』である。これほど鮮度の高い足湯は滅多にないだろう。

    上の湯の方へと歩いていくと、足湯があった。よくある足湯と違い、すぐ奥にある湧出口から源泉が直接注がれている。その名も、『緑屋二号源泉足湯』である。これほど鮮度の高い足湯は滅多にないだろう。

    緑屋二号源泉足湯 温泉

    源泉掛け流し且つ、強酸性の足湯 by 旅猫さん
  • 上湯から、温泉街の目抜き通りを下る。この道沿いには、多くの宿が軒を連ね、なかなか風情がある。時折、浴衣に下駄の音を響かせて歩く人も通り、温泉場らしさが感じられる。硫黄の香りが漂っているのも良い。

    上湯から、温泉街の目抜き通りを下る。この道沿いには、多くの宿が軒を連ね、なかなか風情がある。時折、浴衣に下駄の音を響かせて歩く人も通り、温泉場らしさが感じられる。硫黄の香りが漂っているのも良い。

  • 高湯通りを下りきった場所に、『どんどんびき』と呼ばれる小さな滝がある。温泉と水が混ざり合った酢川が作り出したものだ。

    高湯通りを下りきった場所に、『どんどんびき』と呼ばれる小さな滝がある。温泉と水が混ざり合った酢川が作り出したものだ。

    どんどんびき(見返り滝) 名所・史跡

  • 一旦宿に戻り、タオルなどを部屋に置き、今度は夕飯を求めて外に出た。酢川沿いの湯の香通りを歩き、先ほど立ち寄った『山形酒ミュージアム』へと向かう。

    一旦宿に戻り、タオルなどを部屋に置き、今度は夕飯を求めて外に出た。酢川沿いの湯の香通りを歩き、先ほど立ち寄った『山形酒ミュージアム』へと向かう。

    酢川 自然・景勝地

  • 『山形酒ミュージアム』に再び入る。その入口では、山形名産の紅花の花が咲いていた。

    『山形酒ミュージアム』に再び入る。その入口では、山形名産の紅花の花が咲いていた。

  • 『山形酒のミュージアム』は17時までだが、それ以降は、併設されている『湯けむり屋台つまみ』が営業を始める。先ほど立ち寄った際に対応してくれた店員さんから、「17時半まではいるので、お酒も出せます。」とのことだったので、お言葉に甘え、『山形酒ミュージアム』の品書きから、気になっていた二種類を選び、提供していただいた。

    『山形酒のミュージアム』は17時までだが、それ以降は、併設されている『湯けむり屋台つまみ』が営業を始める。先ほど立ち寄った際に対応してくれた店員さんから、「17時半まではいるので、お酒も出せます。」とのことだったので、お言葉に甘え、『山形酒ミュージアム』の品書きから、気になっていた二種類を選び、提供していただいた。

  • お酒を『湯けむり屋台つまみ』へと運び、合わせて『鶏チャーシュー』を注文。『鶏中華』が食べたかったのだが、昼のみと聞き残念であった。しばらくすると、先ほどの店員さんが、サービスだと、六歌仙の『蔵の隠し酒 見澄音 Kirari』を持ってきてくれた。これも気になっていたので嬉しかった。

    お酒を『湯けむり屋台つまみ』へと運び、合わせて『鶏チャーシュー』を注文。『鶏中華』が食べたかったのだが、昼のみと聞き残念であった。しばらくすると、先ほどの店員さんが、サービスだと、六歌仙の『蔵の隠し酒 見澄音 Kirari』を持ってきてくれた。これも気になっていたので嬉しかった。

  • つまみに、『豚の角煮』を追加。これが思ったよりも量が多く。つい、お酒も追加。頼んだのは、竹の露合資の『はくろすいしゅ 純米大吟醸』。出羽燦々米を使った酒で、なかなか美味しかった。

    つまみに、『豚の角煮』を追加。これが思ったよりも量が多く。つい、お酒も追加。頼んだのは、竹の露合資の『はくろすいしゅ 純米大吟醸』。出羽燦々米を使った酒で、なかなか美味しかった。

    湯けむり屋台 つまみ グルメ・レストラン

  • 夕食後、外へ出るとまだ明るい。そこで、宿近くにある『盃湖』を訪れてみることにする。途中の道沿いでは、紫陽花がたくさん咲いていた。

    夕食後、外へ出るとまだ明るい。そこで、宿近くにある『盃湖』を訪れてみることにする。途中の道沿いでは、紫陽花がたくさん咲いていた。

  • 辿り着いた盃湖は、貯水池のような佇まいだが、鬱蒼とした森に囲まれ、少々不気味な感じである。湖畔には、おおみや旅館出身の伊藤心水と言う人の句碑が立っていた。

    辿り着いた盃湖は、貯水池のような佇まいだが、鬱蒼とした森に囲まれ、少々不気味な感じである。湖畔には、おおみや旅館出身の伊藤心水と言う人の句碑が立っていた。

  • 盃湖から戻り、朝食を求めて、蔵王中央ロープウェイ近くのコンビニへと向かう。途中、あるはずの『ZAOセンタープラザ』が跡形も無くなっていた。去年、閉館してしまったそうである。噂では、星野リゾートが進出するようだが、蔵王温泉の風情を壊すような建物は建てないでほしいものである。と言うか、蔵王には進出してほしくない。

    盃湖から戻り、朝食を求めて、蔵王中央ロープウェイ近くのコンビニへと向かう。途中、あるはずの『ZAOセンタープラザ』が跡形も無くなっていた。去年、閉館してしまったそうである。噂では、星野リゾートが進出するようだが、蔵王温泉の風情を壊すような建物は建てないでほしいものである。と言うか、蔵王には進出してほしくない。

  • 宿に戻り、温泉で汗を流す。その後、部屋で晩食とする。買い込んできた月山ビールを飲んだが、やはり湯上りの麦酒は最高である。

    宿に戻り、温泉で汗を流す。その後、部屋で晩食とする。買い込んできた月山ビールを飲んだが、やはり湯上りの麦酒は最高である。

  • 翌朝、予約していた貸切風呂に入る。滞在中、一回だけ無料で利用できるのだ。貸切風呂は四つあり。その内、一番広い風呂とした。中へ入ると、小上がりのある珍しい作りであった。

    翌朝、予約していた貸切風呂に入る。滞在中、一回だけ無料で利用できるのだ。貸切風呂は四つあり。その内、一番広い風呂とした。中へ入ると、小上がりのある珍しい作りであった。

  • 湯舟は木で、風情もある。眺めはいまひとつだが、悪くはない。大浴場の湯はかなり熱かったが、貸切風呂は長湯が出来る湯温であった。

    湯舟は木で、風情もある。眺めはいまひとつだが、悪くはない。大浴場の湯はかなり熱かったが、貸切風呂は長湯が出来る湯温であった。

  • 部屋で朝食を済ませ、朝の散歩へと出かける。途中、地元の人が利用していた下湯を通り、誰もいなかった上湯へ入る。

    部屋で朝食を済ませ、朝の散歩へと出かける。途中、地元の人が利用していた下湯を通り、誰もいなかった上湯へ入る。

    蔵王温泉 上湯共同浴場 温泉

  • さらに、すぐ近くの川原湯も貸切で利用。ここは、湯舟の下から湯が湧いているので、鮮度は抜群である。

    さらに、すぐ近くの川原湯も貸切で利用。ここは、湯舟の下から湯が湧いているので、鮮度は抜群である。

    蔵王温泉 川原湯共同浴場 温泉

  • その裏手には、川原湯から湧出する源泉が流れ出している。

    その裏手には、川原湯から湧出する源泉が流れ出している。

  • 温泉街をのんびり歩き、外れに佇む鴫の谷地沼まで来た。そこそこ広い沼だが、やはり人気もなく寂しい。一周できるようだが、少々不気味なので諦める。

    温泉街をのんびり歩き、外れに佇む鴫の谷地沼まで来た。そこそこ広い沼だが、やはり人気もなく寂しい。一周できるようだが、少々不気味なので諦める。

    鴫の谷地沼 自然・景勝地

  • そこから車道へ戻る途中、道端で草を食む動物がいた。ゆっくりと近づいてみると、長い耳が特徴のトウホクノウサギであった。日本固有種のニホンノウサギの亜種である。夏は地味な色をしているが、冬には真っ白の毛並みとなる。もう少し近づきたかったが、気付かれ逃げられてしまった。

    そこから車道へ戻る途中、道端で草を食む動物がいた。ゆっくりと近づいてみると、長い耳が特徴のトウホクノウサギであった。日本固有種のニホンノウサギの亜種である。夏は地味な色をしているが、冬には真っ白の毛並みとなる。もう少し近づきたかったが、気付かれ逃げられてしまった。

  • 車道へ出ると、色鮮やかなマンホールがあった。山形市のご当地マンホールで、紅花が描かれている。着色版は、去年設置されたらしい。

    車道へ出ると、色鮮やかなマンホールがあった。山形市のご当地マンホールで、紅花が描かれている。着色版は、去年設置されたらしい。

  • 宿へ戻る途中、蔵王ロープウェイの山麓駅の前を通ると、山頂テラスの写真が目に留まった。新しく出来たようなので、予定外ではあるが、行ってみることにする。宿へ戻り、精算を済ませてから再度駅へと向かう。9時30分発の便に乗車したが、乗客は6人だけであった。

    宿へ戻る途中、蔵王ロープウェイの山麓駅の前を通ると、山頂テラスの写真が目に留まった。新しく出来たようなので、予定外ではあるが、行ってみることにする。宿へ戻り、精算を済ませてから再度駅へと向かう。9時30分発の便に乗車したが、乗客は6人だけであった。

  • 樹氷高原駅で乗り換え、山頂駅を目指す。ところが、途中で急に霧が立ち込め、外は真っ白になってしまった。しかも、物凄い風が吹き始めた。

    樹氷高原駅で乗り換え、山頂駅を目指す。ところが、途中で急に霧が立ち込め、外は真っ白になってしまった。しかも、物凄い風が吹き始めた。

  • 山頂駅で降りると、吹き飛ばされそうな風が吹いている。しかも、山頂テラスは閉鎖されていて、景色どころか、外にも出ることができなかった。

    山頂駅で降りると、吹き飛ばされそうな風が吹いている。しかも、山頂テラスは閉鎖されていて、景色どころか、外にも出ることができなかった。

  • 仕方が無いので、すぐに樹氷高原駅に降りることにした。樹氷高原駅近くにも、百万人テラスなどがあるのだが、そこは山頂の悪天候が嘘のように穏やかであった。駅を出てすぐのところには、ハンモック広場があった。

    仕方が無いので、すぐに樹氷高原駅に降りることにした。樹氷高原駅近くにも、百万人テラスなどがあるのだが、そこは山頂の悪天候が嘘のように穏やかであった。駅を出てすぐのところには、ハンモック広場があった。

  • 百万人テラスへと歩いていくと、途中でニッコウキスゲを見かけた。

    百万人テラスへと歩いていくと、途中でニッコウキスゲを見かけた。

  • ハンモック広場から少し歩くと、百万人ゲレンデの出発点に、景色を望めるように椅子がいくつか置かれている。それが百万人テラスであった。山頂テラスの写真と比べると、少々残念な感じである。それでも、腰掛けると気持ちが良い。温泉街の熱さが嘘のように涼しかった。

    ハンモック広場から少し歩くと、百万人ゲレンデの出発点に、景色を望めるように椅子がいくつか置かれている。それが百万人テラスであった。山頂テラスの写真と比べると、少々残念な感じである。それでも、腰掛けると気持ちが良い。温泉街の熱さが嘘のように涼しかった。

    蔵王テラス 自然・景勝地

    悪天候時は閉鎖 by 旅猫さん
  • 温泉街へ降り、バスターミナルへと向かう。中へ入ると、誰もいない。バスターミナルに人がいないのは初めてである。夏休みというのに、昨日も今日も人が少な過ぎる。外国人観光客の姿もほとんど無かった。

    温泉街へ降り、バスターミナルへと向かう。中へ入ると、誰もいない。バスターミナルに人がいないのは初めてである。夏休みというのに、昨日も今日も人が少な過ぎる。外国人観光客の姿もほとんど無かった。

  • 予定より一本後の11時20分発のバスに乗り、蔵王温泉を離れた。そのまま山形駅まで行こうと思っていたのだが、去年車窓に見えて気になっていた『蔵王ブルワリー』に立ち寄ってみることにする。最寄りの蔵王二小前バス停で降り、しばらく歩くと、大きな鳥居の傍らに見えてきた。

    予定より一本後の11時20分発のバスに乗り、蔵王温泉を離れた。そのまま山形駅まで行こうと思っていたのだが、去年車窓に見えて気になっていた『蔵王ブルワリー』に立ち寄ってみることにする。最寄りの蔵王二小前バス停で降り、しばらく歩くと、大きな鳥居の傍らに見えてきた。

  • 洒落た作りの店内に入る。まずは、定番四種の飲み比べに、それぞれの麦酒に合う四種のつまみが付いたものを注文。『SNOW MONSTER』と言うWHITE ALEは、白い麦酒である。さくらんぼを使用した『YAMAGATA さくらんぼ ALE』は、甘い味わいであった。他は、IPAとPALE ALEである。IPAとPALE ALE普通に美味しかったが、変わり種の二種はいまひとつであった。

    洒落た作りの店内に入る。まずは、定番四種の飲み比べに、それぞれの麦酒に合う四種のつまみが付いたものを注文。『SNOW MONSTER』と言うWHITE ALEは、白い麦酒である。さくらんぼを使用した『YAMAGATA さくらんぼ ALE』は、甘い味わいであった。他は、IPAとPALE ALEである。IPAとPALE ALE普通に美味しかったが、変わり種の二種はいまひとつであった。

    ZAOBREWERY×Crang Dining グルメ・レストラン

    蔵王温泉近くの麦酒工房 by 旅猫さん
  • 合わせたのは、ソーセージの盛り合わせ。これは焼き加減も上々で、麦酒にもよく合った。

    合わせたのは、ソーセージの盛り合わせ。これは焼き加減も上々で、麦酒にもよく合った。

  • そして、季節限定の麦酒を注文。この季節は、『ZAOラガー』。飲んでみると、これが一番おいしかった。

    そして、季節限定の麦酒を注文。この季節は、『ZAOラガー』。飲んでみると、これが一番おいしかった。

  • 合わせたのは、『ビアからあげ』。表面はからりと揚がり、中は柔らかく肉汁が溢れ出てくる。これも、なかなか美味しかった。

    合わせたのは、『ビアからあげ』。表面はからりと揚がり、中は柔らかく肉汁が溢れ出てくる。これも、なかなか美味しかった。

  • バスの時間まで時間があるので、次の松尾山前バス停まで歩く。途中からは、空の広い雄大な景色が望めた。

    バスの時間まで時間があるので、次の松尾山前バス停まで歩く。途中からは、空の広い雄大な景色が望めた。

  • 歩道わきには栗の木があり、まだ若い実がたくさん付いている。

    歩道わきには栗の木があり、まだ若い実がたくさん付いている。

  • バス停近くまで来ると、小さな社があった。蔵王大権現を祀る社だそうである。その手前に、国の重要文化財と書かれた看板が立っていた。気になるので、立ち寄ることにする。

    バス停近くまで来ると、小さな社があった。蔵王大権現を祀る社だそうである。その手前に、国の重要文化財と書かれた看板が立っていた。気になるので、立ち寄ることにする。

  • 薄暗く細い道を辿ると、草に埋もれた石段があり、そこを上ると境内があった。さらに石畳の参道を歩くと、茅葺屋根の御堂が見えてきた。室町時代後期に建てられたとされる、旧松應寺観音堂である。本尊の聖観世音菩薩は行基の作だそうだ。最上三十三観音の九番札所として、長い歴史があるようだが、境内には誰もいなかった。

    薄暗く細い道を辿ると、草に埋もれた石段があり、そこを上ると境内があった。さらに石畳の参道を歩くと、茅葺屋根の御堂が見えてきた。室町時代後期に建てられたとされる、旧松應寺観音堂である。本尊の聖観世音菩薩は行基の作だそうだ。最上三十三観音の九番札所として、長い歴史があるようだが、境内には誰もいなかった。

  • 焼けつくような暑さの中、バスを待つ。そして、13時37分発のバスが、ほぼ時間通りにやって来た。車内の涼しさが心地よい。

    焼けつくような暑さの中、バスを待つ。そして、13時37分発のバスが、ほぼ時間通りにやって来た。車内の涼しさが心地よい。

  • 14時過ぎに山形駅前に着いた。列車の時間まで小一時間あるので、駅ビルの土産物屋を見て回る。山形と言えば蕎麦なので、数種類まとめて購入。しばらく蕎麦には困らない。そして、15時03分発『つばさ146号』に乗り、今回の湯旅を締め括った。往復の列車以外、予定とは全く違う旅程となってしまったが、程よくまとまった感じの旅となった。蔵王の湯はお気に入りなので、また訪れたいと思う。

    14時過ぎに山形駅前に着いた。列車の時間まで小一時間あるので、駅ビルの土産物屋を見て回る。山形と言えば蕎麦なので、数種類まとめて購入。しばらく蕎麦には困らない。そして、15時03分発『つばさ146号』に乗り、今回の湯旅を締め括った。往復の列車以外、予定とは全く違う旅程となってしまったが、程よくまとまった感じの旅となった。蔵王の湯はお気に入りなので、また訪れたいと思う。

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この旅行記へのコメント (8)

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  • Q太郎さん 2024/07/30 11:23:41
    山形蔵王は素晴らしいお湯です! Q太郎
    旅猫さん
    こんにちはQ太郎です!
    山形蔵王のひとりたびですか!シブイですねえ!
    私も何度も浸りに行ってる温泉です。

    なんせ、仙台から高速に乗ると100分ほどで到着!という
    近距離で、帰り路は蔵王エコーラインを通ってお釜を観
    ながら宮城の蔵王遠刈田温泉に寄って仙台に戻るという
    秘湯コースを愉しんでます!

    最初に山形蔵王温泉に訪れて、共同浴場のあまりの熱さに
    ビックリ!!(尻まで入れられませんでした・・・笑)
    実は水道ホースで湯を冷ましながらはいるんだということ
    を後から聞いてオドロイタ記憶があります。
    でも今は万人に愉しめるしつらいになってるようですな。
    大露天風呂はサイコーの風情ですね!最近訪れてないので
    久々に行こうかと・・・。

    今後ともよろしくお願いいたします!!

    Q太郎

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/07/30 18:53:14
    RE: 山形蔵王は素晴らしいお湯です! Q太郎
    Q太郎さん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    蔵王温泉は、もう何度も訪れているお気に入りの温泉地です。
    湯が素晴らしいですよね。
    ただmどこに入っても熱い!
    大露天風呂は激熱でした。

    遠刈田温泉も、一度だけ訪れたことがあります。
    茶褐色の湯が良かったです。

    旅猫
  • ポテのお散歩さん 2024/07/26 21:07:15
    蔦温泉も蔵王温泉も
    旅猫さん こんばんは!

    蔦温泉から蔵王温泉へ変更されたのですね。
    山形駅から蔵王まで、30分程で着くのですか!
    近いのですね~。
    あっという間に別天地へ行けるのは嬉しいです。
    どちらの温泉も素晴らしい泉質で、私には憧れの温泉です(*^-^*)

    こちらにも、星野リゾートが進出しているのですね。
    大手のホテルが増えると、地方の旅館がその分消える。
    都心以外への進出は控えて欲しいです。

    山形・秋田と、悪天候が心配です。
    被害がこれ以上大きくならないで欲しいです。

      ポテ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/07/26 21:50:06
    RE: 蔦温泉も蔵王温泉も
    ポテさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。
    蔦温泉は、滅多に予約できないので、残念でした。。。
    仕方が無いので、蔵王にしましたが、泉質は抜群なので良いかなと。
    蔵王温泉は、山形駅から30分余りで行けます。
    しかも、バスが高速バス仕様なので、快適なのです。
    一時間に一本走っているので、便利ですし。
    そして、バスを降りればすぐ硫黄の香りが漂ってきます。

    まさか、蔵王センタープラザが廃業し、星野リゾートが進出してくるとは。。。
    見慣れた建物が更地になり、ちょっと寂しかったです。
    蔵王には、豪華すぎる宿は似合わないのですが。

    それにしても、山形と秋田の豪雨は驚きですね。
    どちらも好きな土地なので、これ以上被害が広がらないで欲しいものです。
    夏休みに入ったばかりだというのに。。。

    旅猫
  • 前日光さん 2024/07/24 09:18:20
    蔵王方面には。。。
    こんにちは、旅猫さん
    お久しぶりです。
    毎年のことですが、夏が異様に暑いですね(-_-)
    でも元気に旅を続けられているようで、何よりです。

    さて私は山形は大好きなのですが、蔵王温泉には行く機会に恵まれておりません。
    縁がないというのでしょうか?
    近くまで行っても、立ち寄ることがなくて。
    有名観光地ということもあって、なんとなく敬遠していたのかも。
    でも旅猫さんの蔵王は、居酒屋さんも含めて風情があり、旅心をそそられます。

    このところ体調が思わしくなくて、旅にでていませんが、今日は5月のもらい事故の治療も昨日完了し、那須に行く予定です。
    埼玉の義姉夫婦と共に、宿に泊まって食事を楽しむというだけのものですが、温泉入浴許可も出たので、温泉でゆっくりしたいと思っています。

    旅猫さんのようにふらっと出かけて、予定外の面白い所を巡る旅をしてみたいと思う今日この頃です。


    前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/07/24 23:44:33
    RE: 蔵王方面には。。。
    前日光さん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    ここ数年、猛暑が続き、体に堪えますね。
    何とか頑張っていますが、この四月から外回りの仕事が増えて大変です。。。

    山形好きで、蔵王温泉を訪れていないというのは珍しいですね。
    確かに有名な観光地ですが、どちらかと言うと寂れています。
    今回も、夏休みだというのに、観光客は少なかったです。
    気に入っていた蕎麦屋も潰れていました。。。
    ロープウェイも6人だけ。
    外国人の姿がほぼ皆無なのも不思議でした。

    体調がよくないのですね。
    旅は、やはり体調がよくないと楽しめませんからね。
    那須ですか。
    いいですね。
    温泉にゆっくり浸かって、保養をしてください。

    そう言えば、今回は往復の列車以外は、予定とまったく違くなりました。
    よくまとまったと、自分で感心します(笑)

    旅猫
  • あるき虫さん 2024/07/23 19:52:07
    湯旅。。
    旅猫さん、こんにちは。[湯旅]という響き、とても良いですね。

    実際に、たくさんの湯船があるようですが、どのお風呂も湯質がとても上質そうで、効能もありそうに見えます。湯温が高いのは、この辺りの特徴なのでしょうか?火山帯ならでは…ですかね。

    コロナ以降、温泉とか共同風呂に入るコトに抵抗を感じていましたが、旅猫さんの旅行記を拝見して、やはり温泉に行きたいなぁ…と思いました。身体もだいぶガタが来ているので、私も身体を癒しに湯旅に出たいなと思いました。。

    あるき虫

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2024/07/24 23:33:24
    RE: 湯旅。。
    あるき虫さん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    蔵王温泉は、外湯が3つあり、どれも風情があります。
    宿の風呂も、貸切風呂が四つありました。
    泉質は、温泉協会のお墨付きです。
    少々熱いのが難点ですが。

    コロナのおかげで、色々変わってしまましたね。
    それでも、やはり旅はやめられません。
    ましてや、極上の湯を諦めることはできません。
    元気なうちに、旅を楽しみたいと思います。

    旅猫

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