2023/06/06 - 2024/06/06
229位(同エリア711件中)
唐辛子婆さん
tabinakanotaekoさんにバーナード・リーチのことをたずねられて
さういへば駒場の日本民藝館を訪ねたことがあったなあと思いだし
1年前の写真を今ごろアップします。
おびただしい数の作品がありましたが撮影許可のでていたものはわずか・・。
でもとても印象深い彫像にであいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
-
近所の散歩道、小平霊園の緑豊かな墓地の一角に
-
柳宗悦のお墓がありまする。
-
日本各地の手仕事の美しさすばらしさに心奪われ「用の美」と名づけ生涯をかけて収集したひと。
-
「柳宗悦コレクション 用の美 日本編」の帯より
優しさうなお顔ですね
taekoさん
バーナード・リーチについては唐辛子婆は
「陶芸家。柳宗悦のお友達で一緒に民藝運動をやったイギリス人」としか知りませんでした。バーナード・リーチをテレビで見たのはずいぶん前のことです。
民藝運動の仲間とのことなどを明治時代のおじーさんそのもののゆっくりとした口調で「こんだ時分時にいらっしゃい。」などと話していて。
それが私がバーナード・リーチを見た最初で最後。
リーチにとっても最後の日本訪問だったのだらうと思います。
1920年に帰英してからも何度も訪日していたでしょうけど。
以下、日本民藝館HPより抜粋です。
「バーナード・リーチ:
柳宗悦とは芸術に関する思想的な影響や刺激を与えあう生涯の友。
1887-1979。香港生まれのイギリス人。幼児期は日本で過ごす。
帰英後は、ロンドン美術学校などでエッチングを学ぶ。
1909年日本への憧れを強くし再来日。上野桜木町に居を構えてエッチングを指導し、入門してきた柳宗悦ら白樺派の人々と親交を結ぶ。
1911年六代目尾形乾山に富本憲吉とともに入門、その後千葉県我孫子の柳邸内に窯を築くなど日本国内で作陶を始める。
1920年濱田を伴って帰英、コーンウォール州セント・アイヴスに日本風の登窯を築き、1922年にはリーチ工房を設立し生涯の拠点とした。」 -
昨年、6月初旬だというのに夏のやうな日差しの中、日本民藝館へ。
本館です。
「北は青森から南は沖縄まで各地に30の地域民藝協会がある。」
えっ?北海道にはどうしてないんだらう? -
西館です。
栃木県から移築した石屋根の長屋門と柳宗悦の設計した母屋からなり
柳の生活の拠点とした建物(パンフより抜粋) -
西館の棕櫚の木
棕櫚帚作るために植えたのかしらん? -
本館エントランスです。
所蔵品は、陶磁・染織・木漆工・絵画・金工・石工・編組など柳の審美眼により選ばれた古今東西の諸工芸品約17000点。(パンフより)
どれもこれも美しくて楽しくて
でも全部じっくり見ていたら何日あっても足りない・・・。 -
建物ぐるりのお庭には素朴なお地蔵様
-
そのなかで釘づけになったのは木喰名満(もくじきみょうまん)の
木彫像。
地蔵菩薩像 -
千手観音像 木喰名満
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頭の上に乗ってる人たちが素朴です。
-
不動明王像
-
自刻像(1801年江戸時代)
江戸時代後期(享保)に山梨県の名主の家に生まれた仏教行者、仏像彫刻家、歌人。(ウィキより抜粋)
木喰とは穀物や野菜を口にせず木の実や果実を食する。 -
そんな食事なのに身長が180㎝もあって北海道から鹿児島まで全国各地をめぐり数えきれないほど(わかっているだけで約700体!)の仏像、観音像を彫ったさうで。93歳で亡くなるまで(91歳まで)彫り続けていたとか。
自刻像は頭ツルツルですけど彫ってる絵を見ると髪の毛伸び放題!
故郷に戻ってからも住民たちに乞われて四国堂を建て八十八仏の他弘法大師や自身像などを制作したさうですが、没後1世紀も存在を忘れられていた。(四国堂はその後売りに出されて仏像などは散逸した模様)
柳宗悦が四国堂心願鏡(自身の半生を回想したもの)を発見してくれて本当によかったですねえ、明満さん! -
「木喰仏は、その多くが庶民信仰の要求に応える小規模な社寺に遺されてきたこと、また江戸時代の仏教美術が衰退期とみなされていることもあって柳が研究を始めた頃は彼の名は全くと言っていいほど知られておらず。」
「故郷の丸畑で自筆の納経帳と御宿長を探り当てた柳は、その記載地を頼りに木喰の足跡を辿り次々に木喰仏を見出していくが、それらの像のほとんどは「堆き塵の下から取り出」されたという。
心不全で入院して退院してきたばかりの友人の笑顔に似ててほっとする。 -
ここからは購入した絵葉書から。
サントス キリスト像 アメリカ ニューメキシコ
18・19世紀
「アメリカに移住したスペイン人を端緒とする歴史が生み出した異形のキリスト教美術。スペイン語圏のニューメキシコに暮らす人々や、先住民族の家庭などに普及した。」 -
朝鮮時代の釈迦如来坐像
「一見すると子供のやうな顔立ちで、厳かではない親しみやすい小像に見えながら顔だけ眺めるとそこには威厳があり万能の智慧が控えていてみだりに犯すことが出来ない」 -
摺仏 文殊菩薩(部分) 室町時代
こんなに魅力的な絵が室町時代に描かれていたなんて! -
沖縄の屋根獅子(シーサー)
シンプルで素敵。 -
陶俑 加彩舞楽女子 唐時代(7世紀)
楽器を奏でる楽隊(像)と一緒に墳墓に納められていただらうお人形ださうです。
二の腕が蛸みたいなのに
へたっぴな、まるで子供が作ったお人形みたいなのに
たおやかな躍動感が感じられて美しく
柳宗悦の直観力ってすんごい。 -
恵比須と大黒天 江戸時代
ん? 大黒天? -
17000点をゆっくりじっくり見るには時間が足りなくてひとまずは退散します。
民藝館を出てほどなくのお宅の塀にフクロウのやうなものがとまっていて -
大根もキュウリも。
一枚一枚楽しませていただきました。
こんなことをするのはきっと民藝館ゆかりの方ね? -
ゆっくりと散歩道を歩くには6月だというのに8月のやうな暑さ・・・。
-
民藝館で購入した本のうちこの吉田璋也(歯医者さん)のお宅を見たくなり。
鳥取に行かねば。
そして柳宗悦の我孫子のお家の跡も見に行きたくなり。
もちろん寿命のあるうちに円安がおさまったら
英国の西のセント・アイヴスのリーチ窯も見に行きたい。
素敵なタイルが残ってるみたいなので。
日本で作っていたお皿の模様よりもさらに進化して素敵なデザインのやうです。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- mistralさん 2024/07/22 13:17:26
- 日本民藝館
- 唐辛子さん
こんにちは。
日本民藝館、もうずいぶん昔に行ったのに
今回の旅行記でご紹介のあったお写真の数々に、
あれっ?既視感がなくって。。。
最もその折には建築に興味ばかりあって
木喰の像は記憶にしっかりと残っているのですが
他の展示品はどんなだったか、すっかり忘れてしまっていました。
お庭もあったんですね。
恵比寿と大黒天の右の像、
持っておられるのは十字架でしょうか。
もしかしたら隠れキリシタンさんの所有されていたもの?
など新たな発見がザクザクありました。
鳥取の吉田邸も行ってみたい、
我孫子には柳邸あともあるんですね。
mistral
- 唐辛子婆さん からの返信 2024/07/22 23:07:24
- Re: 日本民藝館
- mistralさん
こんばんは♪
ご訪問ありがとうございます。
たまった画像をこの暑すぎて出歩きもできない時期に一挙にアップして片づけてしまおうとしているので目がクラクラシバシバしています。
この民藝館編はすいぶん前の旅行記なので記憶があいまいで書くのに手間取っています。
ここは一度に全部は展示できないからmistralさんに既視感がないのも当然かもです。
唐辛子婆が訪問した時も、アイヌの羽織みたいなものや背負子みたいなものなどの見事な手仕事の数々もあったのですが、全部が全部撮影許可が出ているわけではないしで、フォートラベルに載せられるのはほんの一部でした。
>恵比寿と大黒天の右の像、
>持っておられるのは十字架でしょうか。
>もしかしたら隠れキリシタンさんの所有されていたもの?
私も隠れキリシタンかなと思いました。
でも「隠れ」ならこんなに堂々と持っているかなあ?着物の中に隠したりとかせずに?と思ったりもしますが、柳宗悦が発見した物って農家の潰れたお倉の下を掘り起こしたらおびただしい仏像がでてきたりとかださうですから。
鳥取の吉田邸はいつも公開しているわけではないらしいのでいらっしゃる前に確認してくださいね。歯医者さんしながらよくもまあ精力的に民藝運動できたなあって印象です。建築物が好物のmistralさんにはぜひ訪れていただきたいなと思います。
我孫子の家は今はほかの人の持ち物となっているので外からしか見えないさうですが白樺文学館などがあるやうです。
tabinakanotaekoさんにバーナード・リーチって?と聞かれてちょっとしか知らなかったので調べるうち「リーチ先生」原田マハ著というのを見つけて読み始めたばかりです。
でも読み進む前に
「明治時代に香港で弁護士の父親の元で生まれたのに母親が産後すぐに亡くなったので日本で教師をしていた祖父母に預けられた。」との情報に仰天しています。
生まれたばかりの嬰児を誰がどのようにして無事に京都の祖父母の元に送り届けたのか?!!船ですよね?粉ミルクもない時代ですよね?
すみません、話があらぬ方向にそれてしまって。
唐辛子婆
- mistralさん からの返信 2024/07/23 09:35:23
- RE: Re: 日本民藝館
- 唐辛子さん
おはようございます。
今日も酷暑の1日の始まりですね。
十字架らしき物を抱く像にしても
リーチ赤ちゃんが日本までたどり着く過程にしても
語られていない背後にある物語に
私も興味津々です。
mistral
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