姫街道：西中山道の宿場町巡り　06奈良井宿その2

2023/11/02 - 2023/11/02

今回は長野県を走る中山道の旅。特に多くの宿場町が残る西中山道を巡ることにした。中山道は東京から信州を経て名古屋方面へと走る街道だ。

名古屋以西から江戸を目指す場合、東海道を歩いたほうが距離的には近いが、大きな河川を船で渡らなければならず増水で足止めを食らったり、特に姫君が着物を着て船で渡ることは容易なことではなかった。

一方中山道は険しい道もありながらも移動面では障壁が少ないため、女性が多く利用したため、姫街道ともいわれている。

こうした中山道だが塩尻から名古屋までの間、交通の利便性に難ある場所に点在した宿場町があり、今もなお当時の趣を残す。今回の旅はこうした宿場町を巡る。

今回は中山道随一の人気がある奈良井宿を２回に分けて紹介したい。

エリア 木曽・塩尻(長野)

食事処かなめやにはぶどうの棚がある

笹屋酒店は、180年の歴史を刻む建物に、酒屋として100年近く営む。

明治天皇御駐輦所の記念碑が建てられている

旧旅籠屋、とみやの建物

昭和64年、つまり1989年に創業した小島漆器店と、旧旅籠屋ほそいや。昭和64年はわずか7日しかない中での創業とは！

そば屋のこころ音

折橋彦一漆器店は閉業したのかな。。

奈良井地区公民館

信州の食材などを豊富に取り揃えているお土産市場

土産物店の桜香らしいが営業しているのだろうか

工芸品のお店、吉田屋

奈良井宿は山々に囲まれている昔から変わらない景色なんだろうなー

そば處 かぎの手は二八そばが有名だ。鍵の手とは、鍵曲ともいわれ、戦時に敵軍勢がいっきに入り込まれないようにする。シケインのように折れ曲がった場所を指す。奈良井宿にもそのような場所が存在する

奈良井宿の町並みは緩やかに弧を描いていふ場所がある

情緒溢れる和菓子屋の駒屋は団子が有名だ

風情ある町並み

タイムスリップしたようだ

築約180年の古民家を改装した宿場cafe いずみや

元櫛問屋で1843年頃に建てられた中村屋

旅籠屋だった旧粕屋

無垢仕上げの注文家具から和洋家具など、漆器製品の製造卸をしている才田屋漆器店

竹製品をメインに、手軽な土産品から本格的な漆製品までバリエーションにとんだ豊富な品揃える土産物屋の竹仙堂（ちくせんどう）

竹仙堂 専門店

所狭しと土産物が並ぶ奈良井宿民芸会館

奈良井宿民芸会館 専門店

美味しい手打ちそばを食べることができるそば処山なか

そば処 山なか グルメ・レストラン

上町のようす

観音堂（旅籠屋　旧田丸屋）

名古屋側の最遠地点ふきんのようす

旧旅籠屋のよしだ屋の建物。

旧旅籠屋の建物のようだが、当時の名前が書かれた木板の文字が消えかけてよくわからない

奈良井宿の名古屋側にある宮の沢水場

奈良井宿の端

鎮神社は1618年に奈良井宿に疫病が流行っため、これを鎮めるために創建された神社だ

鎮神社 寺・神社・教会

神社は少しだけ高い場所にあるため奈良井宿を見下ろすことができる

奈良井宿にある長泉寺

長泉寺 寺・神社・教会

南北朝時代の1366に年に創建された

寺院の裏にある木々の紅葉が素晴らしかった

右側がかなめ屋、左側は笹屋酒店。左奥は御宿伊勢屋

笹屋酒店は酒屋として100年近い歴史がある。

店前の軒にぶどう棚があるかなめや

御宿伊勢屋は文政元年(1818年)創業 老舗の旅籠屋だ

御宿伊勢屋 宿・ホテル

百草本舗は江戸時代から伝わる胃腸薬、百草丸を販売する

日野百草本舗 王滝店 専門店

松坂屋

天気が良くてよかった！

徳利屋の前に立つ木の紅葉が絵になる

原家住宅(徳利屋)郷土館 グルメ・レストラン

相模屋漆器店の建物を活用した相模屋

奈良井宿のようす

旅籠屋が並んた江戸時代はさぞや賑わっていたのだろう

奈良井宿の様子

お盆のような看板が特徴の越後屋

旅籠屋旧若狭屋だった建物

広田漆器店

民宿いかりや町田

奈良井宿　いかりや町田民宿 宿・ホテル

奈良井宿のようす

建物は段々につくられている

こちらも建物は微妙にずらしてつくられている

旅籠屋の雰囲気を残すあぶらや。昭和40年代から営まれた旅館と前回にも解説した

段々に建物が並んている

かつての旅籠屋だった建物が奈良井駅近くまで並ぶ

旅籠屋だった建物、旧まるい

奈良井駅横の楽々亭で食事をとることに。

楽々亭 グルメ・レストラン

現存する宿場町で日本一の長さを誇る奈良井宿。その奈良井駅のすぐ横に蕎麦屋がある。

店の中は座敷とテーブル席があるが座敷で食事を取った。とろろ蕎麦は値段はそこそこするが手打ちでコシがあり、美味しかった。個人的にはツユが気に入った。