GWは人混み避けて家族で水戸へプチ旅行。お城めぐりは水戸城

2024/05/04 - 2024/05/04

旅の行き先は100名城（続100名城含む）がある場所から選んで、そこから周辺の観光を旅程に組み込んでいます。
お城めぐりを中心に美味しいご飯とお酒の旅！
目指せ100名城制覇！！



今回は人混み避けて水戸の旅。

ゴールデンウィーク真っ只中、天気がいいからどこかへ行きたいな。混んでないところがいいな。せっかくだからお城めぐりもしたい!!
ということで100名城リストを眺めていたら水戸城に目が行きました。

水戸についての情報があまりなかったので、急遽調べてみると、
特急に乗ると東京から1時間半もかからないし、水戸城の他に、三大庭園のひとつ「偕楽園」もあるではないか!!　水戸納豆食べたい!! などなど意見がまとまり、行先は水戸へ決定。

たくさん歩くプチ旅行になりそう。
暑くなりそうなので日傘を持って早速お出かけ♪

エリア 水戸(茨城)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: JR特急

上野駅から特急「ときわ55号」に飛び乗りです。
車内は全席指定席。
各テーブルに、どの座席に座ればいいかの説明があります。

座席の窓際にあるランプが緑に点灯している席は予約済みの座席で、赤のランプが点灯している席が空席です。
今回の私達のように、あらかじめ座席指定をしていない場合、赤ランプが点灯している席に座って回ってくる車掌さんに特急指定席券の料金を支払えばオッケーというシステムです。

1時間17分で水戸に到着。
まずは観光案内所へ向かいます。
滞在時間が短いので、時間をロスしないため地図や時刻表をゲットしてから動くことがとても大事。
スタッフの人とお話できた場合、お得情報も教えてもらえるのでとっても便利なのです！

水戸観光案内所は水戸駅改札を出てすぐ右手にあります。

水戸観光案内所 名所・史跡

早速、案内所でオススメされた「水戸漫遊1日フリーきっぷ」500円を購入しました。
このきっぷ、バスは1日乗り放題、観光地の入場料割引特典などがあってかなりお得。
水戸駅から「偕楽園」までのバスの片道が270円なので、往復するだけで元が取れます！！

バスで約15分。偕楽園前に到着。
まずは隣接する常盤神社へ。
常盤神社は水戸藩2代藩主 徳川光圀公と9代藩主徳川斉昭公を祀る神社。

常磐神社 寺・神社・教会

境内には立派な能楽殿。
戦災に焼け残った唯一の建物である神楽殿を平成3年に改修して能舞台としてよみがえらせたものだそう。

常盤神社にお参りし、偕楽園へ入場する前に昼食タイム。
偕楽園東門チケット売り場の前にある「水戸 門のまえ」へ。時刻はちょうど11時30分。店内はにぎわっていましたが待たずに座れました。
（食事を終えた12時30分頃には、数組空席待ちの列ができていました）

水戸と言えば納豆!!
ということで「藁納豆定食」1100円を注文。
藁納豆の食べ方は、縛ってある藁は開かずに藁ごと半分に切って納豆をかき出すようにして出すのがポイントとのこと。

併せて「茨城酒蔵3種」も♪
お腹もいっぱい、日本酒でご機嫌指数もUPしたところで偕楽園に入場します。

日本三大名園のひとつ「偕楽園」。
約13haもある広い園内。
入場料は大人300円。（水戸漫遊1日フリー切符があれば230円で入場できます）

偕楽園 名所・史跡

こちらは「芝前門」。
人が少なくて静かな公園。木の葉が風にそよぐ音が爽やかです。
この空間に質素な造りの門構えがとてもふさわしくて心地いい。

少し進むと茅葺屋根の「中門」が。
この先に、藩主 徳川斉昭が詩歌や養老の会を催したといわれる「好文亭」があります。

好文亭への入場は、偕楽園入場料に含まれていないので入場するには別途料金が必要です。大人200円（水戸漫遊1日フリー切符があれば150円に）

1945年の水戸空襲で全焼した建物を1955年から3年かけて復元したものだそう。

「菊の間」床がピカピカです。

藩主 斉昭は、この好文亭で領内の80歳以上の家臣と90歳以上の庶民を招いて養老の会を開いたんだそう。思いやりあるお殿様！
お年寄りの方々、こんなお屋敷に招いてもらえたら本当に嬉しかったろうなぁ。

新緑がまぶしい中庭もとても美しい。
ゆったりとした時間が流れています。

お城ほどではないけれど、急勾配な階段をあがって3階へ行ってみます。

3階からは庭園と千波湖が一望できます。
とても広い庭園。
昨年、岡山の「後楽園」と金沢の「兼六園」へ。
そして今回、偕楽園を訪れ三大庭園すべてを回ることができました。

続いて「水戸城跡」と「弘道館」へ向かいます。
バス停で水戸駅方面行のバスを待つ間、JR偕楽園駅を発見。
ひっそりしているこの駅、偕楽園で梅まつりが開かれているときにだけ使用される駅なんだそう。

水戸城へ到着。
水戸城は水戸藩35万石を治めた水戸徳川家の居城です。
馬の背状の台地に縄張りされた平山城で、北は那珂川、南は千波湖を自然の水堀に見立てた立地となっています。
画像は大手門。2020年2月に復原された新しい門です。

水戸城大手門 名所・史跡

これは大手橋から見おろした県道。
三の丸と二の丸間にあたる巨大空堀跡だそう。
水戸城は石垣を用いていない城。土造りの平山城としては国内最大級の規模です。

復元された二の丸角櫓。
二の丸は現在学校の敷地として使用されているので、敷地の外側をぐるーっつと回って歩くことになります。結構遠いです。
内部は水戸城の歴史に関する資料が展示されています。

角櫓の前に野ざらしで展示されているのは、復元に先立って行われた発掘調査で見つかった礎石。
この調査では、動かされて本来の位置が分からなくなってしまった礎石が７つも見つかったそう。
そのうちの4個をこの櫓の礎石として利用。そして残った3つをここに展示中。

続いて「弘道館」へ
弘道館はもともと水戸城の三の丸だった場所。
1841年徳川斉昭により開設された藩校です。
弘道館の入場料は大人400円。（水戸漫遊1日フリー切符で300円に）

弘道館 名所・史跡

藩校として全国一の規模をほこる弘道館。

「十間畳廊下」は凛とした佇まいで背筋が伸びる感じ。
この場所は藩主を警護する家臣の控えの間でもあったそう。

弘道館では藩士とその子弟が学びました。入学年齢は15歳で卒業はなかったとのこと。
学問と武芸の両方が重視され、学問では儒学や礼儀、歴史や天文、数学、音楽など幅広く学び、武術では剣術、柔道、鉄砲、馬術、水泳など多様な科目があったそう。

最後は恒例の御城印を買いに。水戸城の御城印は三の丸にある売店で購入できます。チケット売り場ではないので分かりにくいかも。
万一買い忘れた場合、水戸駅の観光案内所でも取り扱いがあるようなので電車に乗る前にお立ち寄りを！

帰りは徒歩で水戸駅へ。10分弱で到着。
こいのぼり祭りが開催中。（といって鯉のぼりが飾ってあるだけのようだけど）

水戸駅北口は再開発が行われている最中。大規模な工事。
何ができるのか、どんなになるのか楽しみです。

4トラの記事で見ていた水戸黄門像。
水戸駅北口の駅前広場で発見!!

帰りの特急は予約済。電車の発車までまだ時間があるので南口に移動。
カフェでも探してお茶することに。

水戸駅ビル エクセル4階にある「常陸野ブルーイング水戸」へ。

どこがカフェでお茶じゃー！？（笑）
汗ばむ初夏の晴天の中、しっかり歩いてきたので体がビールを欲しているのです!!

常陸野ブルーイング 水戸 グルメ・レストラン

ここは常陸野ネストビールの工場から直送されるフレッシュな樽生ビールが飲めるお店♪
ラインナップは時々変わるようなので店内のリストで確認を。

この日のラインナップから、娘たちは「ペールエール」と「だいだいエール」のフルーティー派を。
私達夫婦は定番の「ラガー」をチョイス。

他の味も試してみたくなったので「樽生3種飲み比べ」も追加でオーダー。

ビールを飲みながら、話題は「水戸漫遊1日フリーきっぷ」のお得さに。
どれだけお得だったか計算してみたら、バスが往復で140円、偕楽園で70円割引、好文亭で50円、弘道館で100円割引だったから合計360円分がお得に！！

ビールパワーで元気を取り戻して帰路につきます。
帰りは「ひたち20号」。

ゴールデンウィーク真っ只中だけど、人混みにもまれることなく、レストランで待たされることもなく、入場券の購入に並ぶこともなく…

ゆっくりと自然と文化に触れることができた水戸へのプチ旅行。
我ながらいいプランでした☆

この旅行記へのコメント （2）

• 164-165さん 2024/05/11 06:22:31

  日本百名城巡り

  うーたさん　おはようございます。
  日本百名城巡りに挑戦されているようですが、3０城位はまわったのでしょうか？にわか城巡りを行い始めた私は現在１１城です。去年水戸城に行ったのに御城印やスタンプを貰わなかったことが悔やまれています。水戸城の御城印を拝見して羨ましかったです。
  
  　　　　　　　　【164-165】

  うーたさん からの返信 2024/05/23 11:32:11

  RE: 日本百名城巡り

  164-165さん初めまして。メッセージありがとうございます。
  
  私は2020年に開始し、今100名城は49城、続100名城の方は10城まわりました。
  
  お城巡りは、歴史や文化そして自然に触れることができるすごく健康的な趣味だと思っています。城下町には美味しいご飯と美味しいお酒もありますしね。
  
  164-165さんは、四国9城めぐり、桜が咲いた良い時期にまわられて素敵ですね。
  これからの季節のお城巡りは熱中症に注意が必要となりますが、楽しんでいきたいですね。
  
  164-165さんのお城巡りの旅行記楽しみにしています。