2024/04/10 - 2024/04/23
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ニッシーさん
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2021年に世界遺産登録されたイラン縦貫鉄道1394kmを乗り鉄旅、ペルシャ湾からカスピ海へと結ぶ路線、イラク国境に近い油田地帯アフワーズから木々が無い不毛地帯や山岳地帯を抜けて首都テヘランへ向かう
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨夜は予期せずアフワーズのホテルで宿泊、ホテルでこの後のスケジュールを考え直してベットで熟睡、朝を迎えた、4星のこのホテル、お値段は日本のホテル代とあまり変わらない、イランの人にとっては高い部類なのだろう、宿泊客の服装もいい、イスラム教徒の女性は髪の毛を隠す「ヒジャーブ」を付けるのが義務化されているが、彼女はヴィトン、その娘はグッチのスカーフをつけている、そのあたりは自由のようですね
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朝食ビュッフェをいただきます、数種類のパン、ハムやチーズにソーセージとオムレツ、豆のスープがイラン的
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午前中はアフワーズの街をぶらぶらしてみます、今日は土曜日、イスラムでは金曜日が休日の為に昨日は街が閑散としていましたが、今日は朝から街に活気があります
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通りのお店がオープンしています
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市場ではペルシャ湾産でしょうか?魚が並んでいる
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いろんなものが売られています、昨日はホテル代に現金を多く使ったので、ユーロからイランリアルにもう少し両替しよう銀行によってみたら親切なお客さんが、銀行よりもレートがいい両替商のたまり場があることを教えてくれました
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ビルの中にもショッピングモール的なお店が並んでいます、町に品物は十分にあるようです
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ホテルに戻り荷物を持ってタクシーで駅へ
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昨日随分と長くいた懐かしいアフワーズ駅、セキュリティの兵士さんも笑顔で迎えてくれた、待合室で列車を待ちます
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改札が始まった模様だ、黒いチャドルを身につけた女性が多い
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昨夜見たのと同じ二階建て車両の列車です、どうやらこちらは12:20発のローカル列車でテヘラン行では無いと駅員さんが教えてくれた
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ローカル列車が出た後にアフワーズ発テヘラン行119列車がホームに入線してきました
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13:00発テヘラン行、到着は翌朝04:35の予定です、
昨日テヘランから乗車してきたのと同じような編成の列車です -
今回は2段寝台の4人コンパートメントです、同乗者はアフワーズからテヘランへ向かうモハンマッドとアプサネーの親子と妹パリッサのノクィジー家の3人です
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13:00、列車が出発すると紅茶とクッキーのサービスがありました
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アフワーズを出ると車窓には荒野が広がる
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13:35、KHAVAR駅に停車
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車窓には畑が広がる
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14:00,BAMDEZH 駅
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車内ではノクィジーファミリーがお弁当タイム、あなたも食べなさいとお裾分けをいただきチキンライスをありがたくいただきます
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昨日の車内でもそうだったが、イランの人はほんと親切です、息子のモハンマドは少し英語がわかるようで、明日はテヘランの病院行ってその後テヘラン観光をするようです、外には小麦畑のようです
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14:12,AHU DASHT駅
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駅前には大きなイラン国旗
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14:35,HAFT TAPPEH 駅、3000年以上もの前のペルシャ帝国の遺跡、世界遺産「チョガ・ザンビール」や「シューシュタル」の最寄り駅か
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車窓からは緑の畑が見える、荒涼とした砂漠に太古の時代から水理施設を造り畑へとした先人達の知恵が世界遺産登録されて残っている
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停車駅ではよく貨物列車とすれ違う
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15:26,ANDIMESHK 駅に停車、ホームには多くの人がいます
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10分ほど停車しました、下車して駅のモスクにお祈りに行く人もちらほらと、よくイスラム教は1日5回のお祈りがあると聴いていたが、イランでは1日3回とのこと
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15:35、ANDIMESHK 駅出発、駅構内の端に古い機関車と貨車が展示保存されていました
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先程の駅を出ると車窓には圧倒的な大地が広がってきた
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平野部から山岳地帯へ入ってきた、緑の木々が少ない乾燥した砂漠の景色に変わる
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地層がむき出しの切り立った岩肌
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長い貨物列車がすれ違う
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崩れ落ちてきたら防御壁もないので列車もアウトやなと心配しながら、すごい景色に圧倒されます
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見渡す限り民家が見えない大地が広がる、イランの国土は日本の4.5倍、雄大な景色です
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貨物列車は頻繁に運行されているようですね、この路線が今も重要な鉄路として機能している様です
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車内ではお昼休みモードですが、私は寝るのがもったいない、車窓に変化する景色を堪能しています
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油田でしょうか?煙突から火が出ている
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圧倒的な大自然が広がります、昨日はこの区間は夜間のために何も見えなかったので、こうして復路も乗車してよかったです
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17:03,駅に停車
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列車は渓谷地帯に入ってきたようだ、水流によって大地が削られたそのままの姿があります
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時折、遊牧民の営みが見える
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1927年から11年間をかけてペルシャ湾からテヘランを経てカスピ海へ1394kmの鉄路を通した100年前と、おそらく景色は変わらないんじゃないのかな
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17:53,TELEZANG 駅
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大自然の荒野の中にぽつんとある駅、近くには人の営みがあるようです
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線路が新しく付け替えられたのでしょうか?古いトンネルが見えました
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すこし緑もありますね、車窓に広がる大自然
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さらに渓谷に沿って線路が進む、石造の橋梁とトンネルで難所を通り抜けて行く
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側では複線化の工事が行われているようです
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狭まった渓谷部分では切り立った崖が目の前に迫ります
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18:30,駅に停車
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こちらの駅には新しそうな転車台がありました、複線化工事のために設置されたのでしょうか
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列車はまだまだ渓谷地帯を進みます、先には石橋とトンネルが続きます
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20:19,DORUD 駅に停車、外は暗くなってきました
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この駅では10分ほど停車、夜のお祈り時間です、乗客は駅のモスクに向かいます、イランでは朝昼夜の3回のお祈りがあるのだそうです、私も客車に戻りベットで休みます
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心地よい振動とレールの音でゆっくり休めました、目が覚めると朝の05:00,列車は駅に停車しています、地図を見ると先日イランに到着したテヘラン郊外のエマーム・ホメイニー国際空港近くの駅のようです
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前方はテヘランの街明かりでしょうか?
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05:24,夜が明けてきた、遠くには富士山の形をした高い山が見えます、名前は後日知る事になるのですがイラン最高峰のようです
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05:42,イランで迎える3回目の日の出です
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列車はテヘラン駅の構内に入ってきたようです、壁には列車のイラストペイントが見えます
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切符にはテヘラン到着は04:35と記載がありましたが今は6時前、1時間20分の遅延という事ですか、まあこんな早朝についてもメトロが動いてないし、まあいいのですがイラン鉄道の運行は時刻表通りにはなかなか走らないようですね
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05:57,終点テヘランに到着、同室のノクィジーファミリーと挨拶をしてホームに降り立ちました
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イラン縦貫鉄道の前半、アフワーズからテヘランの終了です、朝日を浴びるテヘラン駅のホームで旅の満足感にしばしあふれていました
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テヘラン駅はホームへの入場と出口は別の導線となっています、ホームを出て駅舎へ
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再び出発したテヘラン駅へ戻ってきました
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今日はテヘランの街を歩いてみましょう・・・続く・・・
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