2023/10/01 - 2023/10/14
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mirilinさん
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この旅行記のスケジュール
2023/10/11
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ウエストミンスターピア
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MONUMENT駅
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退職したら、貯めたANAマイルを使ってビジネスクラスでウィーンへ飛び、ウィーンとプラハのアール・ヌーボー建築を巡って歩き倒そうと楽しみにしていたのに、コロナ禍襲来で4年もお預け。
どうにか海外旅行は解禁されたものの、ANAのウィーン直行便はいまだ飛ばず、乗継便に変更してもビジネスクラスの特典航空券は全く取れず…。
でも、どんどん年は重なって行く(←老化が進む)し、マイルの有効期限も迫ってきてるし…ってことで、直行便もビジネスクラスも諦め、プレミアムエコノミーでロンドン経由で行くことにしました。
でも、いろいろ諦めはしましたが、4年ぶりの本場のアール・ヌーヴォー、美しい街並みを目の当たりにすれば、老化が進んでいることも忘れ、テンションMAXで町中を歩き倒したことは言うまでもありません。
この旅行記はその11日目、ロンドン初上陸の相方と、3回目の私の双方が楽しめるようにと組んだコースの【後編】です。
まずは「バッキンガム宮殿」、「ウエストミンスター寺院」を見学し、「ウエストミンスター桟橋」から水上バスで「グリニッジ」に向かい、「グリニッジ天文台」と子午線を見て、再び水上バスで「タワーブリッジ」まで向かい、「タワーブリッジ」を見た後、「レドンホールマーケット」へ。
テッパン観光地とリピーター観光地を組み合わせた1日でしたので、写真もてんこ盛り。ということで、「ウエストミンスター寺院」までを【前編】、水上バスで「グリニッジ」に行った以降を【後編】としました。
あいにくの曇天でしたが、それもまたロンドンらしいということで。
水上バスや地下鉄などを使って、広範囲を見て回ったので、そこそこの歩数になっていました。
あ!大好きなミュージカルも一人で見に行きました~ (^^♪
【21,755歩】
今回の旅のスケジュール
10/1(日) 羽田発 9:55 → ロンドン着 16:20
10/2(月) ロンドン発 10:10 → プラハ着 13:15
旧市街広場 ユダヤ人地区
10/3(火) AM プラハ城
PM フラチャニ地区・マラーストラナ地区
10/4(水) AM キュビズム建築 マサリク堤防、ダンシングハウス、
新市街アール・ヌーボー
PM プラハ中央駅 ミュシャ美術館 市民会館 旧市街広場
10/5(木) プラハ駅 12:45→ ウィーン中央駅 16:49
見落とし救済
10/6(金) シュテファン大寺院 ホーフブルク宮(シシイ博物館・国立図書館・アルベルティーな教会など) 建築巡り(リンク界隈)、ブルク劇場
10/7(土) AM ベルヴェデーレ宮殿
PM 建築巡り(アール・ヌーボー建築など)夜景見物
10/8 (日) フンデルト・ヴァッサー建築 美術史博物館
10/9(月)シェーンブルン宮殿 見落とし救済
10/10(火)ウィーン発 11:25 → ロンドン着 12:55
ビックベン
10/11(水)ウエストミンスター寺院 グリニッジ タワーブリッジ レドンホールマーケット ミュージカルWICKED(アポロシアター)
10/12(木)ホースガード 大英博物館 メイフェア地区
10/13(金)リージェントストリート バッキンガム宮殿 セントジェームスパーク ウエストミンスター教会
ロンドン発 19:00 →
10/14(土)羽田着 14:50
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「ウエストミンスター寺院」を1時間半ほどかけて堪能し、すぐ近くのテムズ川にある水上バス乗り場「ウエストミンスターピア」へ。
「グリニッジ天文台」のある「グリニッジ」まで水上バス「Thames Clippers(テムズ・クリッパーズ)」で向かいます。
昔来た時も、ここから水上バス「RB1」で「タワーブリッジ」まで行ったのですが、船から見るロンドンの街が素敵だったので、今回もこの手段にしました。乗換も渋滞もなく、一番便利ですし。
「ウエストミンスターピア」には他の路線の水上バスや観光船などの乗り場たいくつかあるので、行き先確認忘れずに!
乗船するときは、地下鉄やバスと同様、スマホを読み取り機にタッチで「ピッ」。写真の右端にある黄色い円のところが読み取り機です。ホント便利になりました。 -
「グリニッジ」までは9駅(桟橋?)40分のクルージングです。
ほどなくして、左手に「セント・ポール大聖堂」が見えてきました。ダイアナ妃が結婚式をした由緒正しき英国国教会ですね。高さ111mの大きなドームは、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさというだけあって、船からもしっかり見えます。
メアリーポピンズで、「2ペンスを鳩に」の曲と共に鳩に餌をあげていたお婆さんが座っていた教会です。←マニアック?でも大好きです。 -
そして次に現れるのは「ロンドン塔」。おどろおどろしい歴史溢れる場所ですね。
初めてロンドンに行ったときには見学しましたが、恐ろしい場所だという記憶しかありません。
今回は相方が初ロンドンだったので、見学しようか迷いましたが、入場料がめちゃめちゃ高く(£34.8≒6334円)、時間もかかるので外観見学だけにしました。 -
そして、このクルーズのメインエメントと言える景観がこれ。
タワーブリッジを潜って、川から眺める景色は、このクルーズの醍醐味です。 -
重苦しい曇り空がテムズ川の汚さを際立たせている凄い写真です(笑)
タワーブリッジの左側には、87階建てのビル「ザ・シャード」、右側には「もっとも醜い建物」と呼ばれた高層ビル、通称「ウォーキー・トーキー」(昔の携帯電話に形が似ているから)が見えます。
かつて私が来た時にはなかった高層建築、この景観には似合いませんね。 -
タワーブリッジを過ぎると、あまり見るべきものはないので、船内でゆっくり過ごします。この40分のクルーズ中、2回検察が来ました。地下鉄では一度も遭遇しませんでしたが、無賃乗船が多いんでしょうか?
さあ「グリニッジピア」に着きました。世界標準時の「グリニッジ天文台」に向かいます。グリニッジ ピア (フェリーターミナル) 船系
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「グリニッジピア」の前には「帆船カティーサーク号」が飾られています。
ビクトリア朝時代の1869年に建造された帆船で、インドからイギリスまで紅茶を運ぶ役割を担ったそうです。当時は世界一の速度を誇ったでそうですが、私たちにはウイスキーの銘柄としての方が有名かも。
世界遺産で内部見学もできるようですが、あまり興味がないので先に進みます。カティ サーク号 史跡・遺跡
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そして、「帆船カティーサーク号」の横には「旧王立海軍大学(現グリニッジ大学)」があります。
この広大な敷地には、かつて「ヘンリー8世」やその娘「メアリー1世」と「エリザベス1世」姉妹が生まれた「グリニッジ宮殿(プラセンティア宮殿)」がありましたが、1664年に「チャールズ2世」の命により再建が始まり、1694年に「ウィリアム3世」の妻である「メアリー2世」の希望で、戦闘で負傷したり体が不自由になった兵士たちのため病院として、英国の建築家「クリストファー・レン」と「ニコラス・ホークスムーア」が再設計したものが、現在の建物だそうです。
「メアリー2世」が、テムズ川を望む景観を崩さないことを希望したため、最終的なデザインは、直近に「クリストファー・レン」が手掛けた「セントポール大聖堂」にインスパイアされた2つのドームによって、建物を半分にわけて配置するものとなったそうです。
左は、「クイーン・メアリー・コート」、右は「キング・ウィリアム・コート」です。ちなみに、「ウイリアム3世」と「メアリー2世」は英王室で最初で最後の共同統治をおこなった夫婦だそうです。旧王立海軍学校 (グリニッジ大学) 博物館・美術館・ギャラリー
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「クイーン・メアリー・コート」と「キング・ウィリアム・コート」のドームにはそれぞれ時計がついていますが、よく見ると針の位置が違います。
どちらかが間違っているわけではなく、「クイーン・メアリー・コート」(写真右)の文字盤は時間を指していますが、「キング・ウィリアム・コート」(写真左)の文字盤は、数字ではなく方角になっているのだそうです。 -
広大な敷地にバロック様式の建物が規則正しく並んでいますが、英国バロック様式の公共建築物の中では最大級の規模を誇る建物だそうです。
1703年の完成後は、王立海軍の2,000人以上の退役軍人の病院として使われ、1869年に病院としての役割を終えた後は、1873~1998年まで王立海軍大学となり、現在はグリニッジ大学として使われています。
写真上は一番テムズ川寄りに建つ「キング・チャールズ・コート」現在は「トリニティ音楽カレッジ」、写真下はその向かいに建つ「クィーン・アン・コート」、今は「グリニッジ大学」になっている建物です。 -
ここは、「キング・ウィリアム・コート」にある水兵のダイニングルームとして造られた場所「ペインテッド・ホール」です。
「セントポール大聖堂」のドーム内の装飾を手掛けた芸術家「ジェイムズ・ソーンヒル」が、1708~1727年の19年をかけて、ホールいっぱいにだまし絵の技法による絵画を描きました。 -
「ペインテッド・ホール」の「ロウアーホール」の中央の楕円には、「ソーンヒル」の描いた「平和と自由(Peace and Liberty)」の絵があります。これは現代と古典の歴史、古代神話、キリスト教の寓話、伝統的象徴性、画家自身の思想を複雑に混ぜ合わせ、圧政に打ち勝つ様子が描かれているそうです。
絵の中央では「ウィリアム」と「メアリー」夫妻が天空で王位を継承し、鳩と羊と一緒にいる平和の天使(Peace)がウィリアムにオリーブの葉を手渡し、太陽神のアポロが光を発しています。足元には踏みつけられたフランス国王ルイ14世や、タイム(Time)が真実(Truth)を象徴する裸の人物に耐え、建築の精神ガレン卿の病院の設計図を掲げている姿が描かれています。 -
「ロウアーホール」の真正面奥に見える「ウエストウォール」に描かれた絵は、英国の新しいロイヤルファミリーの姿を表しています。
スチュアート朝の「アン女王」が後継ぎ無く死去した後、1714年にドイツからイギリス国王として迎えられたハノーバー朝最初の国王「ジョージ1世」が、彼の子供たちや孫たちに囲まれています。後のジョージ2世は、「海軍の勝利(三又を持つ女神)」の傍に立っています。
また、ここを建てた「クリストファー・レン」の傑作である「セント・ポール大聖堂」が背景に大きく姿を見せています。
「ソーンヒル」自身も、筆と絵の具を持って右側下にいます。彼自身が描いたのか、後の作家が書き足したのかはわからないそうですが…。。 -
「アッパーホール」の「ソーンヒル」の絵画は、海の力として英国の勝利を写しています。
中央の天井パネルには、「アン女王」と夫の「ジョージ公」が、海を越える力を示す三又を捧げているネプチューンに敬礼しています。そして絵画の周り四方向に四つの世界が象徴的に描かれています。ヨーロッパは白馬、アフリカはライオン、アジアはラクダ、そしてアメリカは矢と船首です。 -
必見の天井画は、じっくりと絵を見られるようにと、寝転べるベンチが置かれていて、みんなそこで寝転んで見ています。そうしないと、皆首が折れちゃいますからね。
入場料は£15(≒2729円)と少々値が張りますが、日本語オーディオガイドも付いていますし、なかなか目を見張る美しさですので、素通りはもったいないかと思います。 -
「ペインテッド・ホール」を出た時点で12:30になっていました。
この後「グリニッジ天文台」に行く予定ですが、丘を登って行くことになるので、その前に腹ごしらえをしておくことにしました。
ビジターセンター(チケット売り場前)にあるカフェで、サーモンフィレバーガー、ハム&チーズサンド、アメリカーノ、ミルクティで£17.6(≒3202円)でした。パンは温めますか?と聞いてくれますよ。 -
「グリニッジ大学」の敷地を出て、「グリニッジ公園」の丘の上の「グリニッジ天文台」に向かいましょう。
日本語で「歓迎」の字もある案内板が公園の入口にありました。 -
「グリニッジ公園」は人も少なく、空気の美味しいのどかな公園です。
が、最初はいいのですが、途中から坂道となり、なかなかの斜度なので、日頃運動不足の身には応えました…。グリニッジ公園 広場・公園
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丘を登ること5分ほどで、「グリニッジ天文台」の入口にある「グリニッジ標準時」を示す「シェパード・ゲートクロック」に到着です。
小学校の時から知ってましたよね「グリニッジ標準時」
この時計は、1852年に「チャールズ・シェパード」によって構築・設置された時計で、グリニッジ標準時を一般に表示した最初のものだそうです。24時間のアナログ文字盤を使用し、当初は真夜中ではなく正午から始まる天文時間を示していたとのことです。
24時間表示なので、ちょいとわかりにくいですが、13:53を指しています。カメラの時計誤差無し!
「グリニッジ天文台」は、1957年にロンドンが明るすぎて星が良く見えなくなったことから、イースト・サセックスのハーストモンソーに移転し、ここは「グリニッジ旧王立天文台」となりました。その後移転先の天文台が閉鎖されたため、再びここが「グリニッジ天文台」と呼ばれるようになったそうです。ただし、今はここに観測機器はなく、史跡として残されています。旧王立天文台 (グリニッジ旧王立天文台) 博物館・美術館・ギャラリー
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そしてこれが「グリニッジ天文台」です。
1675年、イングランド国王「チャールズ2世」の指示により、イギリスの代表的建築家「クリストファー・レン」と「ロバート・フック」の設計によって完成したオリジナルの建物です。今は博物館になっています。
建物の先端にある一風変わった剣玉のような赤い球は、「Time Ball」と呼ばれる「報時球」で、天文台の名物です。毎日13:00直前になるとこの赤い球は風向計の部分まで上がり、グリニッジ標準時の13:00丁度に落下します。
その様子をテレビで見たことがあるのですが、ゆっくり音もなく落ちるだけで、え?って感じなので、あえて時間を合わせて見に行くまではしませんでした(笑)
ただし、高台にあることからどこからも見えるこの赤い球は、これが設置された1833年頃は、1日に1度13:00を知らせる大切な時計だったそうです。 -
ジャーン!「子午線」北緯51° 28’ 38"、経度0º 0’ 0”の線です。
つまり、この線から東が東半球、この線から西が西半球。この線を跨げばまさに「東西股に掛けた」世界制覇です!
この線の東側(右側)のところに「Tokyo 139゜45」と書かれているんですよ。(暗くて写真ではよく見えてませんが、下から2つ目のビスの横です)
え?この線は電車のレールじゃないの?とか言ってます?
ま、正確には今はここが本初子午線(つまり経線0°)=世界標準時子午線ではなくなってしまったそうで、今やこの線はモニュメントだとか。今の本初子午線は東へ角度5.301秒、距離にして102.478m の位置を通過しているそうです。
とはいえ、地球的には極めて近いことから、現在でも通俗的な説明としては「グリニッジ子午線」が「本初子午線」の意味で用いられることもあるそうです。 -
「グリニッジ天文台」からは、こんな絶景を望むこともできます。
手前は、先ほど行った「グリニッジ大学(旧王立海軍大学)」、そしてその奥にはまるで別世界のロンドンの高層ビル群が見えます。まるでバックスクリーンの写真のように見えちゃいますね(笑)
高いところから見下ろしているので、「クリストファー・レン」と「ニコラス・ホークスムーア」がシンメトリーで設計した「旧王立海軍大学」の建物配置が良くわかりますね。中央の白い建物が「クイーンズハウス」で、約束通り女王の家からは遮ることなくテムズ川が見える設計になっているのもわかります。 -
こちらの趣ある建物も「グリニッジ天文台」で、こちらが現在の本初子午線状にあります。先ほどの博物館となっているオリジナルの「グリニッジ天文台」から奥に1~2分程度行ったところにあります。
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ドーム天井の上には風見鶏ならぬ風見船が付いています。
大航海時代、当時の航海術を向上させるために必要不可欠なモノ、それが「時間」でした。外洋を航海するためには、「緯度」と「経度」により大海原のどこにいるのかを知る必要がありましたが、「緯度」は北極星の位置や見える角度から割り出す事ができるものの、「経度」を知るためには正確な「時間」を知る必要があったわけです。当時、海洋国家として世界への進出を図る英国が、そんな航海の支援を目的として作り上げたのがこの「グリニッジ旧王立天文台」だったわけですから、屋根上に船が掲げられるのは当然なのです。そして、時間の正確な測定を手に入れた英国が、やがて七つの海を制覇する大英帝国となったわけです -
東半球と西半球を制覇したので、丘を下り再びロンドン市内に戻るため、桟橋へ向かいます。
下りはアッという間で、「グリニッジ公園」の出口へ。
門も、私好みの美しいデザインでした。 -
公園の出口から「グリニッジピア」までは「キング・ウィリアム・ウォーク」をまっすぐ進んで8分程です。
その街並みは、ロンドンの市内とは違い、オリバーツイストなどで出てきそうな、古き良きイギリスの雰囲気を感じられて、のんびりするのも良さそうです。 -
ヨーロッパの街並あるある。
車の路上駐車の列さえなければ、とても素敵な雰囲気の道なのに…。 -
桟橋の横には、こんな建物がありました。
これは「グリニッジ歩道トンネル」の南側の入口で、ここから階段を降りてテムズ川の下を横切るトンネルを使い、歩いて対岸へ渡ることができます。
「関門トンネル」も歩いて渡った私、とても興味がありましたが、帰りの船の時間を考えると往復する時間はなさそうだったので、断念しました。
対岸の公園からテムズ川越しに見る「旧王立海軍大学」と「グリニッジ天文台」もなかなか素敵らしいですよ。 -
船がやってきました。
帰りは地下鉄とバスにしようかとも思ったのですが、バス乗換が少々不安だったのと渋滞なども嫌だったので、乗り換えも渋滞もない船を選んでしまいました。
この水上バスには「Uber」と書かれているのですが、現在配車アプリの「Uber」とタイアップしているそうです。「Uber」で読んだわけではありません。←当たり前か(笑) -
再び「タワーブリッジ」が見えてきました。
相変わらずの天気で、船首ではためくユニオンジャックとのせっかくのコラボ写真も、パッとしません。
おまけに、船内から取ったので、窓ガラスの汚れも写ってます(笑) -
今回は、「タワー」で下船します。あの「ロンドン塔」と「タワーブリッジ」の前の桟橋です。
桟橋を出ると、「ロンドン塔」のスーベニアショップがあります。お土産屋さんも時代を感じる建物に入っていますね。「ロンドン塔」で処刑された悲劇の王妃「アン・ブーリン」の肖像が目を引きます。 -
ここは、「タワーブリッジ」の写真を撮る定番の場所でもあります。
船からさんざん写真撮りましたが、一応ここからも撮っておきました。
何度も言いますが、天気が悪くてパッとしません。
もちろん、曇天や雨はロンドンの定番ですが、プラハやウィーンの時の青空が懐かしいです。タワーブリッジ 建造物
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「ロンドンタワー・ピア」を降りると、目の前には「ロンドン塔」と「タワーブリッジ」がありますが、どちらも入場することなく外観だけ見てスルー。
本当は「セント・ポール大聖堂」にも行きたかったのですが、雨もぽつぽつ落ちてきたし、相方も燃料切れが近づいてきたので、どうしても行きたかった「レドンホール・マーケット」だけに焦点を当て歩きだしました。
10分ほど歩くと、行きの船からも見えていた「最も醜い建物」と呼ばれた高層ビル、通称「ウォーキー・トーキー」がドーンと目に飛び込んできました。
ソウルの市庁舎広場のところにある「ツナミ」と言われるビルにも似ている変な形ですね~スカイガーデン 建造物
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どうでしょう、このアンバランス。人気がないのもわかります。
ただ、こちら「ウォーキー・トーキー」の上層階には「スカイ・ガーデン」という無料の空中庭園があります。テムズ対岸に建つ高層ビル「ザ・シャード」が高額な入場料を取るので、こちらは大人気。入場予約必須とのことで、この日も大行列ができていました。 -
私の目当ては「レドンホール・マーケット」なので、「スカイガーデン」の行列を横目にさらに歩みを進めると、すぐに趣ある入り口が現れました。2分程かな。
こちらは裏側の入口ですが、ポートランド石のペディメントが美しく、ちゃんと「LEADENHALL MARKET」と彫られています。レドンホール マーケット 市場
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「レドンホール・マーケット」はビクトリア様式の歴史ある屋内型市場で、14世紀からの歴史があるそうですが、現在の装飾の施された天蓋や、装飾が敷き詰められた床は、「ホレス・ジョーンズ」が1881年にデザインしたものだそうです。
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映画「ハリー・ポッターと賢者の石」で、パブ「漏れ鍋」とダイアゴン横丁近くのロンドンの風景としてこの市場が使われているので、「どこかで見たな?」と思う方もいるかも?
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中央の天井は、青く塗られた中に小さな星が散りばめられています。
木製の梁もいいコントラストになっていますよね。 -
翼を広げたドラゴンがいたり、美しい花の装飾があったりと色合いも彫像も、古き良きイギリスを感じます。
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平日お昼の3時半を過ぎた頃でしたが、スーツ姿のサラリーマンがいっぱい。まるで夕方の新橋のようにビール飲んでいました。
シティと呼ばれる金融街も近いですからサラリーマンがいっぱいいても不思議ではありませんが、時間がね?いいのか?
イギリス人にとってビールは水だといわれそうですが(笑) -
「レドンホール・マーケット」を出て、地下鉄の駅に向かい歩いていると、有名な「ロンドン大火記念塔」が見えました。
1666年の大火を記念して「クリストファー・レン」(←きょう何回目の登場?)と「ロバート・フック」によって設計された 202フィート(61.5696㎡)の柱で、どうやら展望台にもなっているようです。
1666年の9月にパン屋さんから発生した火災は、ほぼ4日間燃え続け、木造住宅1万3000軒以上、87の教会、そしてセント・ポール大聖堂をも焼失させてしまった大火災で、実にロンドンの全建物の3分の1が破壊され、市の86%が焼けてしまいました。この惨事を忘れないようにと建てられたのがこの塔で、実際の火災発生場所からは西に62フィート(約19m)離れた場所にあります。
特に私が損保関係に勤めていたせいもあり、新人研修資料でも見たことがある塔を実際に見て感動しました(笑)大火記念塔 建造物
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「ロンドン大火記念塔」のすぐそばにある地下鉄駅「Monument」から地下鉄でホテルへ帰ります。
この駅はホテルの最寄り駅「ヴィクトリア駅」まで直通のサークルラインとディストリクトラインが通る駅です。
チューブと呼ばれる車高が低く狭い地下鉄も、すっかり慣れてきました。 -
ホテルには16:00過ぎに戻りましたが、今夜はミュージカルを観に行く予定なので、少し休んでから17:00過ぎにホテル近くのフィッシュ&チップスの専門店に行ってみることにしました。
昔はベチャベチャでとてもまずかったと記憶していたフィッシュ&チップスですが、到着日にホテルまで送ってくれた方が、今はネット口コミで淘汰されるので、どこで食べてもそこそこ美味しいと言っていたこともあり、挑戦してみることにしたのです。
ま、ロンドンに3日滞在して一回も食べないというのも…ね。シーフレッシュ シーフード
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グーグルで検索していたら、偶然にもホテルから3分のところにある「Seafresh - Fish & Seafood restaurant」がとても評判が良かったので、オープンと同時に入店しました。
シーフード専門店だけあって、フィッシュ&チップスといっても魚の種類がいっぱい書かれています。
お店のお兄さんにどれがお薦めかと聞いたら、全部だけど初めてなら定番のタラかなというので、タラを注文しました。タルタルソースもいる?と聞かれたので、もちろん!と答えておきました。 -
飲み物はこちら。相方はこの旅で一番美味しかったという「ロンドンプライド」。私は「ジンジャービア」。
え?普段でもビール飲まないのに、ミュージカル観る前にビールなんて飲んで大丈夫かって?
これ「ビア」とついてますが、ジンジャーエールの元祖で普通の炭酸飲料です(笑) -
そして、待つこと数分で揚げたてのフィッシュ&チップスがやってきました。
勿論巨大サイズなので、二人で一皿シェアです。
付け合わせにアボカドディップも付いていました。
評判通り、冷凍ものでないタラをカラッと揚げていて、身はふっくらとしあっさり。これなら一人一皿でもいけるかもというぐらい、全くしつこくありませんでした。
お店のお兄さんが明るくてとても感じが良く、もちろん味も最高だったので、長期滞在なら絶対リピート確定のお店でした。 -
さて、美味しい夕食も終わり、相方はホテルでのんびり、私はミュージカルを観に出かけました。有名な「WIKED」を、歩いて3分の距離にある「アポロ・ヴィクトリア劇場」で観ることができるなんて最高です。
19:30の回でしたので、19:00過ぎにホテルを出て歩いて行くと、劇場の前の通りは「WIKED」の魔女の色であるグリーン一色になっていました。
もう劇場に入る前から気分を盛り上げてくれます。アポロ ヴィクトリア シアター 劇場・ホール・ショー
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「WIKED」は、小説、映画、ミュージカルで人気の「オズの魔法使い」の前の物語。2004年ブロードウェイでの初公演以来、豪華な舞台装置や衣装などで話題となり、トニー賞も受賞している作品で、日本でも劇団四季がロングランしています。
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劇場入り口では簡単な荷物検査もあるので大混雑。
「アポロ・ヴィクトリア劇場」は比較的ラフな劇場なので、お客さんもカジュアルな感じの人や学生などがいっぱいでした。
日本でもぜひ取り入れていただきたいのが、見やすさに応じた細かな座席料金。数列ごとに違っていて、同じ列でも隅っことセンターでは全然料金が違うという納得の料金設定。日本では、1階全部がS席なんていう設定で、1番前でも1番後でも壁際でもセンターでも一律同料金なんてことが多くて、なんだかな…っていつも思ってるので。
ちなみに、私が買った席は1階の真ん中あたりで、£76.75(≒13965円)。昔は日本の半額ぐらいでミュージカルが観られたんですが、今は同じくらいになっちゃいましたね…。でも、前が通路で人の頭が全く気にならないとてもいい席でした。ネットで自分で指定して買えますよ。 -
劇場内に入ると、「WIKED」の世界観いっぱいな装置が舞台の周りを飾っています。もうワクワクが止まりません。
開演前や幕間に、ワインやコーヒーなどをウエイターが席まで持ってくるのにはビックリしましたが、ワイングラス片手に舞台を観ている人もいて、日本では考えられないラフさでした。開演中もノリがとてもよくって、演者も観客も皆で一体になって楽しんでいる感じで、とてもいい体験ができました。
終演は22時を回っていましたが、ホテルがすぐなので一人でも怖い思いをする間もなくホテルへ。幸せ気分で一日が終わりました。
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