乳頭温泉鶴の湯と角館へひとり旅　その2

2024/03/31 - 2024/04/01

JR東日本の「いくぜ東北」のCMに使われた、とっても有名な秘湯、秋田県乳頭温泉郷の鶴の湯さん。
予約が取れない宿としても有名ですが何気なく見ていた近畿日本ツーリストのサイトて日曜日の空きを発見！
仕事は何とか調整できると信じて予約しました。

その1では乳頭温泉、鶴の湯の様子をお伝え。
近くの田沢湖と角館にも立ち寄った二日目をその2でお伝えします。

気ままなひとり旅ですが、皆様のお役に立てれば幸いです。

エリア 角館(秋田)

予約の取れない秘湯乳頭温泉郷　鶴の湯温泉
ランプの灯りの下、雪や星を眺めて入る白濁の湯や夜の本陣の光景、朝の清々しい空気に素朴な食事。

どれも素敵でした。
旅行記その1で宿の様子を紹介してます、よろしければご覧ください。

乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯温泉 宿・ホテル

後ろ髪を引かれながらも、9時半の送迎バスで鶴の湯を後にしてアルパこまくさへ。
送迎バスは夜の間に事務所で頼んでおきました。

昨晩鶴の湯のおじさんから
「田沢湖の水は綺麗だ、見てけえれ。」と勧められ、予定していなかった田沢湖一周バスに急遽乗ろうと決めたのです。

アルパこまくさで10分ほど田沢湖駅行きの路線バスが来るのを待ちます。

田沢湖展望露天風呂 アルパこまくさ 温泉

アルパこまくさからは秋田駒ケ岳が間近に見えます。

4月1日、まだまだ雪に覆われ、厳しい表情をしてますね。
夏は8合目までバスで行けるので登山客も多いそうです。
6月の山開きの頃には花が咲いて美しいとの事、登ってみたいです。

アルパこまくさの裏手からは田沢湖がよく見えました。

日本一深いカルデラ湖。
実は湖ってちょっと怖いので、好んで行きたい場所じゃ無いのですが、今回は鶴の湯のおじさんに激推しされたので行ってみます。

10時9分発のアルパこまくさから田沢湖駅行きのバスに乗り、途中の田沢湖畔の停留所で降ります。

10時半に着いて一周バスが来るのが10時57分。
約30分、湖畔をぶらぶら写真を撮りながら散歩。

遊覧船の船着場も今日はお休みなので静か。

月曜日はバス停近くの土産屋さんがお休みで人もほとんどいません、寂しい、、、。

湖畔に立つ看板で学習。
田沢湖は水深423.4m。海抜249mのところにあるので、海面から更に147mも深いんだって！
ふむふむ、やっぱり怖いよ。

天気がイマイチで田沢湖ならではのコバルトブルーの水ではないけれど、美しい景色です。

今回デジカメ持参で写真の練習をした私。
会心の一枚。

でも絵心がないからフォートラの美麗な写真をアップするトラベラーさんのようないい写真が全然撮れない(泣)

やっとバスが来たので運転席で整理券を取って乗り込みます。整理券は降りる時に必要なので失くさないでね！

乗客に日本人はほとんどいません、アジア系の方々中心に海外からのトラベラーがほとんど。
なのに車内で流れるたつこ伝説や湖の話は全て日本語。
ちょっと惜しい。

路線バスだけどたつこ像の所で20分停車します。
秋田駒ケ岳を背景にみんな写真を撮ります。

たつこ像 名所・史跡

たつこ像の横にある浮木神社。
社は湖に張り出すように建っているので、裏手に回ると湖面がよく見えます。

漢槎宮(浮木神社) 寺・神社・教会

曇り空が一瞬晴れると湖面の色がこんな素敵なブルーに！
晴れた日に来たかったなぁ～。

続いて向かったのが御座石神社。10分間停車。

大急ぎで石段を登りお参りをして御朱印もいただきました。

こちらの神社の御朱印は沢山の種類があり値段も違って選ぶ事が出来ます。

海外からのお嬢さんが私が買う書置きの御朱印を見て、話しかけてきてくれて一緒に選んであげました。

御座石神社 寺・神社・教会

御座石神社の鳥居は湖のすぐそばにあります。
映えスポットなので海外旅行客の方々は順番に並んで写真を撮ってました。

鳥居の脇には一本の木から7種類の木が生えた「七種木なないろぎ」がありました。

神社で海外旅行客のカップルの写真を撮ってあげたりとプチ異文化交流が楽しめた田沢湖一周バス。

海外からの旅行客にもわかるような観光アナウンスや案内表示、もう少し頑張って～と思いました。

12時16分田沢湖駅に到着、整理券を渡して運転手さんに言われた額をPayPayで支払います。

途中から乗ったので少し安くて1030円でした。

13時11分発のこまちが来るまで時間があるのでお昼ご飯を食べることにしました。
バス停の目の前にあるみずうみというお店で稲庭うどん900円を頂きました。

きりたんぽが乗ったきりたんぽうどんもありました。
寒い日だったので体が温まりました。

みずうみ グルメ・レストラン

新幹線が来るまで時間があったので駅の2階にある資料館を見ます。

東北は縄文遺跡の宝庫、田沢湖畔でも潟前遺跡が見つかっています。

田沢湖駅にはみどりの窓口がなく券売機で切符を購入します。

角館までは自由席を選んて購入、1090円。

隣の駅へ割安で行ける特定特急券なるものが秋田新幹線には存在します。
これを買ったつもりだったんですが、うーん、ちょっと違ったようです。
券売機、難しい。

田沢湖駅を出ると次は角館駅。
在来線と同じホームを使うこまち。
車両数が少ないのも頷けます。

田沢湖駅 駅

田沢湖駅につきました。
夕方の新幹線を予約したので帰りのお弁当の下見～と勇んでNEW DAYSに入ったら、なんと！
お弁当、売り切れ！
おにぎりは残り2個！
「夕方までにお弁当追加ありますか？？」
「ごめんなさい、今日はもう入ってこないの。」

この時の衝撃は今も忘れられんです(泣)

角館駅 駅

晩ご飯への不安を抱えながらとりあえず駅前にある観光情報センター、角館駅前蔵へ。

こちらで係の方に地図をもらい晩ご飯のテイクアウトを相談。

親子丼のお店がテイクアウトをしてる事、駅から徒歩15分のところに大きなスーパーがある事を教えて頂きました。

オススメの観光ルートも地図に書き込んでくれて親切、ありがとう～。

仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」 名所・史跡

所々に点在する武家屋敷を眺めつつ、まずは1番有名な武家屋敷の並ぶ通りを目指してひたすら歩く。

やっと辿り着きましたよ！
桜や緑の季節はもっと華やかなんだろうなあー、と想像します。

今回絶対訪問したかったのが青柳家。
500円の入場料、PayPayで払えます。

青柳家 美術館・博物館

門を入ってすぐの母屋、ここから中へ入ります。敷地の面積も広く色々と展示をされています。

中でも私が1番行きたかったのがー

こちら！青柳家の武器蔵。
甲冑や火縄銃、刀剣類が展示されています。

なぜか客人用の綿入れの着物布団も展示されていてなかなか面白い。

今回のお目当てがこちら。

本物の刀を持つことが出来るのです！！
刀身はガラスケースの中ではありますが！
真剣ですよ、皆さん、持った事ありますか？

誰もいない蔵の中、一人大興奮で刀を手にしてそっと持ち上げる。

重い、かなり重い。
イメージと違いすぎて最初持ち上がらないくらいの重量感。本物、すごい～。

これを実際に使っていた侍たちはさぞ鍛えていたんだろうな。

持ってる姿を撮りたくても誰も来ないので諦めました。

ちなみに刀だけでなく槍も持てますよ。

青柳家を後にして武家屋敷通りの端まで歩きました。

桜の開花と共に多くの観光客で賑わう道も、月曜日の午後という事もあって人もまばら。
春に向けて修理をしているので見学不可のお屋敷も多く、空いているけどちょっと寂しい角館の町。

武家屋敷から桜並木で有名な桧木内川沿いの道を歩いてみました。

当然ながらまだ桜、咲いてません。

信号一つ分の距離が結構長いです。

この後は外町地区の西宮家まで歩いて行きました。
ここでお茶をしたかったのですが、人の気配が無く。
諦めて駅へ戻ることにしました。

駅前には晩ご飯を買えそうなお店が無い為、徒歩15分のところにあるスーパー、ワンダーモールまで歩いて行きました。

秋田縦貫鉄道とJRの線路の脇の道を踏切までひたすら歩きます。

往復30分かけてなんとか晩ご飯をゲット。
かなり疲れました。

写真は秋田縦貫線の車両、レトロかわいい。

駅に戻っても新幹線の時間までまだ余裕があったので駅前のホテルフォルクローロ角館併設のお店で休憩。

ご当地サイダー、ニテコサイダーが疲れた体を癒してくれました。

フォルクローロ角館 宿・ホテル

16時58分発のこまちで東京へ戻ります。

まるで居酒屋のようなチョイス。

お隣に人が来なかったので気兼ねなく晩酌と車窓からの景色を楽しみながら帰路に着きました。

乳頭温泉、田沢湖、角館と初めての秋田県の旅。

冬の終わりのオフシーズンで寂しい感じもありましたが、秘湯とひとりの時間を堪能する事が出来ました！