2024年2月湾岸6ヶ国周遊　その６～シェイク・ザイード１世の在りし日の思い出　アル・アイン＠UAE

2024/02/25 - 2024/02/25

2024年2月。コロナ明け2回目の海外旅行は湾岸6ヶ国。これで訪れた国は80ヶ国になりました。

その６は アラブ首長国連邦の砂漠地帯の中心であるアル・アインの観光。
オアシスと、UAE最初の首長であるシェイク・ザイード１世の夏の離宮でもあったアル・ジャヒリ要塞を訪ねました。

・アル・アインのホテル
・アル・アイン・オアシスでナツメヤシの林に入る
・アル・ジャヒリ要塞
　　要塞内部の観光と、ベドウィンのライフスタイルを紹介したウィルフレッド・セシガー卿の写真
・オマーン国境へ

表紙写真は、城壁と塔が印象的なアル・ジャヒリ要塞

エリア アル・アイン(アラブ首長国連邦)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ワールドエアシステム

２１時前にアル・アインのホテルに到着。ダナット・アル・アインです。

あちこちで見る、３人組の写真。
中央が初代ＵＡＥ大統領のシエイク・ザイード１世。左がハリファ・ビン・ザイード・アル・ナヒヤーン、右が現大統領のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン。

ダナット アル アイン リゾート ホテル

どこかアラビアらしさが感じられるホテルのロビー。

遅い夕食なので少なめに。

２月というのにスイカ。今回初めて見かけました。

寝室はコンパクト。寒いかも、と毛布を追加。

アル・アインの名を冠した水と、オアシスという名の水。

朝食。ここでもインド系の料理がおいしかった。

ホテルを出て、石灰岩が印象的な車窓。

まずは、アル・アインのオアシスを観光。

アル アイン オアシス 史跡・遺跡

オアシスの見取り図。かなり広い様子。

オアシス内にはスークも。

朝早いのでまだお店は開いていません。

カフェですね。この家具類はすべてナツメヤシを材料にして作られているそう。

ナツメヤシの林の中へ。

見上げると、枝をすかして青空。

かなり鬱蒼としています。

ナツメヤシの花が咲いていました。

こちらは、ナツメヤシの若い芽。

ファラージと呼ばれる灌漑システム。

これがあるから、砂漠でも植物を栽培できるのです。

奥の方にも行ってみましょう。

ナツメヤシだけでなく、果樹もありましたよ。

作業員の方。

手に持っているのは、ナツメヤシの雄花。
ナツメヤシは雌雄別株。受粉作業をされているそうです。

雄花のアップ。

こちらが雌花。

オアシスの模型。川沿いに広がっているのですね。

続いては、アル・ジャヒリ要塞へ。

砂漠の中に城壁が見えてきました。

土でできた、アラブらしさ満載の要塞。

アル・ジャヒリ・フォート 城・宮殿

簡素な木製の扉もいい感じ。

城壁と見張りの塔が中庭を取り囲んでいます。

バベルの塔のような見張り塔は、修復中で入れませんでした。

ナツメヤシがアクセントになっています。

建物の中でコーヒーの接待。

この建物は2017年に修復され、土の壁の中に冷却水を通すパイプを入れることで、夏でも過ごしやすく工夫されているのだとか。

アル・ジャヒリ要塞は1891年にシェイクザイード一世の祖父によって建てられた要塞。シェイクザイード一世の夏の離宮としても使われていたようです。

イギリスの探検家、ウィルフレッド・セシガー卿が撮影したシェイクザイード一世の写真。鷹狩が好きだったんですね。

アラビアのロレンスを彷彿とさせる写真です。

ほかにも、ラクダを連れた移動の様子など、当時の暮らし方が分かる写真がたくさん。

奥の居室部分へ。

開口部には目隠しのスクリーン。

案内してくれたガイドの女性です。

円形の塔があるところには、

井戸もありました。

横幅の狭い部屋。

ナツメヤシの幹と葉っぱで天井が葺かれていますが、幹の長さが部屋の幅を規定しているようです。

回廊部分。

先程のスクリーンを中から。

外からは覗きにくく、中からはよく見える造りになっています。

中庭から入口方向をパノラマで。

写真をクリックすると大きくなります。

アル・ジャヒリ要塞の説明と見取り図。

要塞を後にします。

途中、ワジを通り過ぎました。

通常は枯川ですが、最近大雨が降ったそうで水が見えます。

オマーンとの国境に到着。

これから陸路で国境を越えます。