UAE旅行(1) 世界遺産の町アル・アイン

2022/11/27 - 2022/11/27

ドバイから日帰りでアル・アインに行ってみました。
アラブ首長国連邦唯一の世界遺産があるといいますが、一体どんなものでしょうか。

★

世界遺産「アル・アインの文化的遺跡群」
アブダビ首長国にある新石器時代に定住化した様子がわかる複数の遺跡がまとめて登録されており、4つのカテゴリーに分かれています。
1.ハフィート遺跡群
2.ヒーリー遺跡群
3.ビダー・ビント・サウド
4.オアシス群

今回は2のうちヒーリー考古学公園、4のうちアル・アイン・オアシスに行ってみました。
また、バッファー・ゾーン扱い（世界遺産の範囲外）ですが1に関連してハフィート山に行ってみました。
※1の遺跡は山に登らず、オマーン国境に向かう道からハフィート山砂漠公園に向かうようです。後で知りました・・・。

エリア アル・アイン(アラブ首長国連邦)

• 旅行の満足度: 3.0

11:00
ドバイのアル・グバイバ・バスステーションにやってきました。
メトロで来られますが、今回はタクシー。
中途半端に近くてメーターAED9.50だったのですが、最低金額AED12に到達していなかったので追加でとられてなんだかな・・・。

バスターミナルの「Sales」と書かれたカウンターでチケット購入。
nolカードを持っていないためかAED35でした。


バス
11:20 ドバイ（アル・グバイバ・バスステーション）→13:27 アル・アイン・バスターミナル
AED 35（現金のみ）

定刻通り、バス出発です。

アル・アインは終点なので気にする必要はないですが、モニターにバス停がでるのでなにかと便利。

途中、ドバイフレームの真横を通過！

ブルジュ・ハリファも見えました。

横を見たらラクダを運ぶトラックが・・・。

アル・アインの町に入りました。
Sheikh Khalifa Bin Zayed Grand Mosque、かなり大きそう！

おしゃれ時計もありました。
何気に時間は合っていました。

13:35
アル・アイン・バスターミナルに到着。
とても快適なバス移動でした。
途中、ドバイ首長国からアブダビ首長国に入りますが、特に何のチェックもありませんでした。

ちなみに2022/11/7以降、アブダビ首長国では残っていたAlHosnアプリ（新型コロナの陰性証明や接種証明を登録するアプリ）は不要になり、マスクも任意になっていました。ドバイ首長国ではすでにどちらも任意でした。

13:44
バスターミナルから歩いてアル・アイン・オアシスという公園にやってきました。

アル アイン オアシス 史跡・遺跡

隣接するアル・アイン国立博物館に行きたかったのですが、2年間改装のため休業という・・・。
実際は果たして何年かかることやら。

仕方がないので公園を散策します。
この公園自体が世界遺産に登録されています。

園内にはいくつかモスクがありますが、どれも内部見学不可。
これらも世界遺産の登録範囲内です。

園内はナツメヤシが植えられています。
水路は現代的。

14:20
公園は結構広いうえ、同じような景色が続いて若干退屈。
一応カート（AED20）も走っているようです。

反対側（西側）の門から出ました。
門自体はもともとあった遺構を修復・復元したものです。

こちら側がメインのようで、世界遺産のパネルもありました。

少し歩くと展示ルーム「Eco Centre」があります。

ドバイ万博でみたような展示方法でした。
ただ、大した話ではないうえ、この地域特有の話というわけでもありません。

14:43
隣接するアル・アイン・パレス・ミュージアムに来ました。

アル アイン パレス博物館 博物館・美術館・ギャラリー

門をくぐると広い中庭！

まずはサロン。広い！

ゲストレジデンスにはいくつか部屋がありました。

シェイカ・ファティマと子供の建物。
かなり復元が行き届いているようです。

子供部屋。

こちらは別棟のシェイク・ザイード夫妻の寝室。

かなり広くたくさん部屋があって、見て回るのに30分くらいかかりました。

歩いてアル・アイン・オアシスに戻り、タクシーを探すもいない・・・。
諦めてバスステーションまで戻るかと思ったところ、ちょうどタクシーがやってきたので止めたら、急な車線変更でやってきて後続車にクラクションを鳴らされる始末。

乗務開始10日目のあやしいパキスタン人ドライバーでした。
先が思いやられますが、他にタクシーがいないのでとりあえず乗ってみることに。

巨大ショッピングモールがありました。H&Mとか見えますね。

ドライバーは新しいハイウェイを通りたがるのですが、それは遠回り。
最短27kmのところ36kmもかかっています。
遠回りするなと言ってみますが、信号で止まるのが嫌だからこっちにしているとのたまいます。
果たしてメーター制の料金体系を理解しているのでしょうか。

ちなみに理解すべき料金体系はこちらです。

16:10
ハフィート山に到着しました。
ずっと2車線のきれいな舗装道路で快適でした。

ジェベル ハフィート (ハフィート山) 山・渓谷

展望台は南西を向いています。
見えている範囲はほとんどがオマーンです。
ド逆光でよく見えませんが・・・。

北西方向はUAEの集落が見えます。

北側はちょうど山の尾根にあたり、メルキュールホテルなどが見えます。

東方向が見渡せる場所がありました。
世界遺産のハフィート遺跡群に登録されているJebel Hafeet Beehive Tombsはこの写真右下あたりですが、ここからは行けず、見ることもできません。

遠くにうっすら見える山のあたりはもうオマーンです。

駐車場の一角にゲートがあったのですが、撮影禁止のパネルがありました。
Google earthをみると、国境に続く設備への道のようです。
イスラム教的お祈りの言葉も書かれているのが新鮮なのですが、ここではお見せできず。

16:27
ハフィート山は15分くらいの滞在でした。
次はヒーリー考古学公園に行ってもらいます。
この時点でメーターはAED80.25でした。

高台から下りる途中の眺めは最高です！

この町でもtalabatが走っていました。
Uber Eatsのようなフードデリバリーです。
ドバイ万博にも出店していました。

国境のチェックポイントが見えます。
本当はここを通っていくと最短距離です。

オマーン国境のフェンスです。
バスからもちょっとだけ見えていましたが、今回のルートはそれより長く国境沿いを走りました。

17:22
1時間もかかってヒーリー考古学公園に到着。
こちらも世界遺産に登録されています。

これまた最短で行けば37km程度なのですが、例によって新しい道路を通りたがったため49kmほどになります。
GPSでマップを見ていたのですが、曲がる交差点がおかしかったので聞くと、行ったことなくてわからなかったので友達に電話したらここで曲がれと言われたからだとのこと。
恐らくヒーリー公園とヒーリー考古学公園を間違えている模様。
道案内しながらようやくたどり着きました。

アル アインの文化遺跡群 (ハフィート、ヒリ、ビダー・ビント・サウドとオアシス地域群) 史跡・遺跡

到着時点でAED172。道間違えた分も含みます。

公園自体はさして特に見るものはありませんが、公園内に遺跡が残っています。

一つ上の写真の右側に、早速遺跡がありました。

こちらはヒーリー10住居跡で、出土品から青銅器時代（BC3000-1300）の遺跡と考えられているようです。

もう一つ、噴水のそばにあったのはヒーリー1号墓。

墓の入口の上にはオリックスが描かれています。

こちらのヒーリー1住居跡は、発掘途中で中に入れませんでした。

18:07
暗くなってきたので15分ほどの見学で切り上げ、バスステーションに戻ってきました。
タクシーメーターは結局AED210.75。
ポンコツドライバーにくれてやるには不当に高いですが仕方ありません。


タクシー
15:32 アル・アイン・オアシス→16:10/25ハフィート山→17:22/38ヒーリー考古学公園→18:05 バスステーション
AED 210.75（クレカ支払）

アル・アインのバスステーションは簡素なもので、小さな売店があるのみ。
ドバイ行きのバスは手前のカウンターで購入します。
カウンターは発車45分前の18:15にオープンでした。

到着は夜遅くになりそうなので、夕食は売店で買ってぱぱっと済ませました。

Chicken Porota Roll AED6
スニッカーズ AED3.50
ポカリスエット AED5
水500ml AED1

バスに乗るとき、10分前に男女で列を分け、女が先に乗り込む仕様でした。
ただ座席は男女別になっておらず、意味があるのかは不明。


バス
19:00 アル・アイン・バスステーション→21:19 ドバイ（アル・グバイバ・バスステーション）
AED 25
今回も「nolカードあるか」と聞かれたので、朝買ったものを出したらAED25になりました。

途中、max駅（旧al Jafiliya駅）でまあまあ降りました。
何事もなく21:20頃アル・グバイバ・バスステーションに到着。

アル・アインは地味な世界遺産ですが、簡単に見学できてよかったです。
ハフィート山は逆光がひどかったので、行かれる方はぜひ午前中に！