冬・北海道 (6) はこだて冬景色

2024/02/12 - 2024/02/12

北海道の旅も後半に入り、この日は函館を街歩き。

エリア 函館(北海道)

札幌や小樽と比べて、遥かに少ない雪。
でも、路面はしっかりと凍りついている。

あれが、函館山か。

函館市電 十字街停留場 駅

朝から市電に乗って。

函館市電 新川町停留場 駅

反射して見にくいですが。
「美味しい楽しい 市民の台所 はこだて自由市場」
と、書いてあります。

函館自由市場 市場・商店街

「佐藤商店」
お目当てのにしん刺・・・お隣のサーモンもめっちゃうまそう・・・。

アワビにホッキまで。

ごはんと味噌汁あり。

札幌では味わえなかった味覚、マグロを求めていたんだけど・・・
先にいか刺を発見してしまった。予算の関係上、一人二品までということで・・・。

お目当ての「ごっこ汁」は無かったけど、十分に海の香りのする味噌汁。

それにしても、この身の美しさ。
札幌では握りを、小樽では丸焼きを、そして函館では刺身を・・・まるで、ニシン尽くしのツアー。

函館のいか刺。透き通ってます。
プツプツと切れる歯ごたえ、後を引く甘さ・・・ゲソは、湯通ししてあるのかサクッと軽い歯ごたえ。

観光客向けの声掛けもほぼなく、リーズナブルに地元の味が楽しめる、まさに「市民の台所」・・・ここは、函館に来る度にマストで訪れたい。

生にしん刺身 ￥1,000
いか刺身 ￥1,000
ごはん ￥200
みそ汁 ￥200

駅前から、朝市を通って。

ラッキーピエロ 函館駅前店 グルメ・レストラン

雪上の函館山も、圧倒的。

青函連絡船「摩周丸」

ふれあいイカ広場 公園・植物園

津軽丸、大雪丸の主錨と、D51主動輪。

階段は、結構古い。

登った所から、海越しに見る函館山。

「近代化産業遺産」「ふね遺産」「機械遺産」

青函連絡船記念館 摩周丸 美術館・博物館

歴代の青函連絡船の写真が並んでいると思ったら、米軍の上陸船艇「LST-21」があってびっくり。

再現された座席。

磁石でくっついたテーブルが、バコッと開く。

ああ、このまま青森まで行けたなら・・・。

赤い座席はグリーン車らしい。

摩周丸の模型。

「津軽海峡 夏！さわやか
青函連絡船ではこだてへ」

「マリンガール」は1980～1987年夏期限定だった。

「洞爺丸」の模型。
昭和29年（1954年）台風15号、通称「洞爺丸台風」により、函館港外で停泊していた洞爺丸を含む5隻の青函連絡船が沈没し、多くの犠牲者を出した。
これが青函トンネル計画に拍車をかけた、と言われている。

船首から見える風景。

「あなたの愛車は 豪華で安全な国鉄連絡船で！！」

連絡船に乗って北海道ツーリング、やってみたかった・・・。

当時のきっぷ。

最初期の青函連絡船。

1/700位の船の模型、ツボにハマり過ぎてヨダレが出る・・・。

組立キット、出してくれないかなあ・・・五千円位までだったら、買う（笑）

比較的後期のもの。

操舵室へ。

操舵室からの風景。

大湊に所属する、あさひ型護衛艦2番艦の「しらぬい」。

可変ピッチプロペラとアンカーチェーン。

左舷側の通路。

船を降り、赤レンガ倉庫へ。

七財橋 名所・史跡

明治の古い運河。

「金森洋物館」

金森赤レンガ倉庫 名所・史跡

赤レンガ倉庫

ベイエリアの「ラッキーピエロ」
眺めの良さは随一、らしい・・・。

ラッキーピエロ マリーナ末広店 グルメ・レストラン

ベイサイドの絶景。

同じ北海道の海でも、石狩湾と津軽海峡ではだいぶ雰囲気が違う。

函館に来た旅系ユーチューバー、全員ここに寄る説。
まだお腹は空かないので、一旦元町を回るとするか・・・。

ラッキーピエロ ベイエリア本店 グルメ・レストラン

そして有名な坂。

函館 八幡坂 名所・史跡

摩周丸が真ん中に撮れて、良い感じ。

カトリック元町教会
度重なる火災の後、現在のゴシック様式の教会堂が建てられたのは大正13年（1924年）。
中は見学できるが、写真撮影は不可となっていた。

カトリック元町教会 寺・神社・教会

函館聖ヨハネ教会
大火の後、この場所に日本聖公会の教会が建て直されたのは1936年（昭和11年）。現在の聖堂が完成したのは1979年（昭和54年）のこと。

函館聖ヨハネ教会 寺・神社・教会

函館ハリストス正教会
正面入口は塞がっているので、横から。

函館ハリストス正教会 寺・神社・教会

ビザンティン建築・ロシア建築の影響を受け、1916年（大正5年）に再建された「主の復活聖堂」。

やはり正教会には、雪景色がよく似合う・・・。

そして隣の元町教会と、街並みまでもがよく見える。

景色良すぎ。

見渡す海の青さと元町教会の赤い屋根、そして白い雪のコントラストと言い、樹の影と言い・・・奇跡でしょ。

ロシア正教会などで用いられる八端十字架。

ここが何の漫画の聖地か、分かる人いない説。

元町日和館 専門店

答えは・・・江川達也氏の「東京大学物語」でした～
高校時代のホームルームに置いてあって、男女仲良く回し読みしていたのは良い思い出（笑）
場所は「元町日和館」。そして隣の「旧門前家住宅」も、市指定の伝統的建造物。

元町公園。旧北海道庁函館支庁庁舎や、旧開拓使函館支庁書籍庫などが見える。

元町公園 公園・植物園

旧函館区公会堂
色遣いがまた、素晴らしい。

旧函館区公会堂 名所・史跡

たま～にハート型の場所があるらしい。

旧イギリス領事館
1913年に建て直され、1934年まで領事館として使用されていた。

函館市旧イギリス領事館 名所・史跡

中華会館

中華会館 名所・史跡

1910年（明治43年）に建て直された、国内に残る唯一の清朝様式の建物。

旧小林写真館
1902（明治35）年に写真館として開業、大火の後1908（明治41）年に建て直され、1962（昭和37）年まで営業していた。
2009年にリニューアル営業を開始したが、2020年に公社との賃貸契約が終了したため、その後は「フォトスタジオタニスギ写楽館」に移転して営業を続けている。

旧小林写真館 名所・史跡

旧相馬家住宅

北海道の豪商であり篤志家だった相馬哲平の私邸。

北海道第一歩の地碑
元は、この場所が北海道の玄関口だったらしい。

北海道第一歩の地碑 名所・史跡

函館の海と寒空を背景に、独りぽつんと立つ赤い靴の少女像。海の青に映える赤いニット帽とマフラーは、函館市民の優しさか。

この少女のモデルは、母子で清水から北海道へ移住したものの、開拓生活には病弱な体だったことから、北海道にいたアメリカ人宣教師夫妻の養子に出された。
・・・という話を少女の母から聞いた野口雨情が、それを元に「赤い靴」を作詞した。

ところが実際には、その後宣教師夫妻は病気の少女を連れて行けず、日本に置いたまま帰国してしまっていた。そして母親さえ、娘が宣教師夫妻とともにアメリカで元気に暮らしていると思ったままだったという・・・。

赤い靴の少女像 名所・史跡

函館の観光地はコンパクトで、街を回ってもさほど時間はかからなかった。
そして外国人が盛んに自撮りしている隣の「ラッキーピエロ」と比べ、自分も含め物好きな日本人観光客しか居らずやや閑散とした「ハセガワストア」・・・だが、そこがいい。

ハセガワストア ベイエリア店 グルメ・レストラン

ホテルに持ち帰って弁当タイム。
・・・これ、うまっ！
いやいや有名なのは分かるけど、所詮はコンビニ弁当でしょ・・・と思っていたら、予想を裏切って大当たり。
・・・よく知られているように、函館でやきとりと言えば豚。それを、注文を受けてから一本づつ「はこだてわいん」を吹きかけながら焼き上げる本格派。
今回は無難に「タレ」にしたけど、次は「シオ」を試したいので函館はリピ確定。

やきとり弁当野菜ミックス ￥519
豚レバー ￥112

ホテルで少し休み、日の沈む頃に再び外へ。

市電の操車塔としては国内最古。ここから、ポイントを切り替えていた。

操車塔 名所・史跡

旧丸井今井百貨店（現函館市地域交流まちづくりセンター）
ここが、かつて賑わった「十字街」の中心。

函館市地域交流まちづくりセンター 名所・史跡

函館山ロープウェイ
中国人観光客を大量に乗せた観光バスが何台も乗り付ける中・・・いけるか。

函館山ロープウェイ 乗り物

ついに「100万ドルの夜景」やって来ました。

函館山展望台 名所・史跡

ベイサイドに摩周丸。
正面に「ラビスタ」。注意深く見ると「東横イン」が2つあるのが分かる。

ああ、一番良いレンズが家に・・・（笑）
まあ、素人が三脚も使わずに撮っている時点で・・・という話ではあるのだけど。
でも昔ヴィクトリア・ピークに登ったときから、自分は一体何が進歩しているんだろう、という気もしてきて・・・

香港仔～南丫島～山頂 -香港・バンコク・ハノイ周遊の旅-
https://4travel.jp/travelogue/10129431

函館山ロープウェイも撮れた。

カルビーポテトチップスに興味あるも、レジが長蛇の列なので下りることに。
そしてロープウェイは「行きはよいよい、帰りは・・・」というやつだった・・・10分以上は並んだかな。

ロマンティックな夜の八幡坂。

今夜は北海道最後の夜、ということでビールで締めたい・・・。

「はこだてビール」
最後の夜は、ここにしよう。カウンター席がある分「函館ビヤホール」よりも一人で入りやすい。

はこだてビール グルメ・レストラン

ガラス越しの醸造施設を中心とした店内にピアノの生演奏が流れ、雰囲気を盛り上げる。

はこだてビール明治館

「明治館」の赤煉瓦を想わせる赤銅色の「アルトビール」は、デュッセルドルフ発祥の上面発酵ビール。一見濃いかと思ったら、クセもなくまろやか・・・初めて味わう地ビールのうまさ。

特選ソーセージ マッシュポテト添え

クシュッと噛みごたえのある食感から滲み出るのは、肉そのものの味。
さらにマスタードの酸味が旨味を引き立て・・・信じられないうまさ。

北海道ポテトグラタン

皮付きのイモの、その皮目の所がとろけまるでバターのような食感と、イモの香ばしい風味と言ったら。

初の北海道にて、最後の晩餐。
この味覚を味わってしまうと、もう家に帰って粗末な酒の飲み方は出来なくなる・・・。
そのための課金なの、これは（笑）

明治館（アルト）￥900
特選ソーセージ マッシュポテト添え ￥1,200
北海道ポテトグラタン ￥700

ホテル最寄りのセイコーマートにて。
当たり前のように北海道産がずらり、しかも都心じゃありえない価格・・・
北海道に住んだら、毎日コンビニ通いは必須か（笑）

セイコーマート 函館豊川店 スーパー・コンビニ・量販店

今夜のスイーツは「ソフトカツゲン」で。