大相撲名古屋場所観戦2023　Ver.2（相差海女文化資料館、神明神社からアルカディア鳥羽　編）

2023/07/13 - 2023/07/15

2003年3度目の大相撲名古屋場所観戦前の寄り道観光　Ver.2です。

伊勢神宮　内宮の参拝を終えて次に向かったのは、日曜の情報番組で見て気になっていた、海女の町　相差にある、女性の願い事を一つ叶えてくれる、という神社です。
神社に向かう前に、海女文化を紹介する資料館に立ち寄り、少し勉強して、神明神社に参拝し、本日の宿　アルカディア鳥羽に向かいます。

暑いので、（私達にすれば）少し早い目にチェックインをして、宿の温泉で汗を流し、夕食は綺麗な鳥羽湾の景色を眺めながら、美味しい食事を頂き、身体を癒して貰いました。

Ver.1　猨田彦神社から伊勢神宮↓
https://4travel.jp/travelogue/11881882

以下、完結はいつになるか分かりませんが、予定です。
Ver.3　大相撲名古屋場所6日目の観戦、夕食とバンテリンドーム訪問
Ver.4　岐阜長良川うかいミュージアムと魚勝での食事

エリア 鳥羽(三重)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

相差は、海女と漁師の街と言われています。
鳥羽志摩地域には、国内の海女総数の約半分にあたる650人の海女がいて、その中でも相差は約100人と最も多い海女が暮らしているようです。

神明神社に向かう道路沿いにある資料館は、駐車場も広く入場無料ですが海女文化が育まれた、相差の暮らしや歴史が紹介されていました。

相差海女文化資料館 美術館・博物館

海女が使っていた道具や、磯着の展示等により、海女文化の歴史や海女の生活に触れることができます。

海女さんの作業風景のジオラマや、模型ですがアワビ採り体験もできる工夫がされていました。

海女文化資料館の横にある参道には、旅館やカフェ等が軒を連ねていますが、観光地というような感じでは無いです。

少し寂れた漁師町の風情を持つ街並みで、参道の北側に約200本の椎の木が自生しています。
椎の木は、古来より神聖な木とされ、この椎の森が「人が手をかけずに永遠に続く森」として残せるよう、観察調査や植樹が行われているようです。

オウサツキッチン0032 グルメ・レストラン

5分程で神明神社の鳥居が見えてきます。

閑静な森の中にひっそりと佇んでいるこの神明神社は、天照大神を主祭神とする伊勢神宮内宮を総本社とする神社で、こちらには現在二十六柱の神々が祀られているようです。

相差の氏神様として、古くから海女が信仰し、安全大漁を祈願してきたようです。

神明神社(石神さん) 寺・神社・教会

境内に入ると、先ず三吉稲荷大明神　倉稲魂命を祀っている社がありました。

朱の鳥居が連なった社で、京都伏見稲荷大社より勧請された社です。
御祭神は倉稲魂命、農業・漁業や商売繁盛の神様と言われています。

日本書紀によると、倉稲魂魂は伊弉諾命と伊弉冉命が、飢えて気力のない時に生まれていて食を要するという事から、食物の女神と言われていました。
後世になり幅広い神徳が謂れ、諸方面で運を開く神様として崇敬されているようです。

全国に約30,000社ある稲荷社の中でも、こちらは三方向から鳥居が連なる珍しい社となっています。
鳥居が三方向から連なっているので、三吉と言うらしいです。

鳥羽市には、女性の願いを叶えてくれる、と言われている三柱の女神様が居られるようです。
伊射波神社は縁結びの神様「かぶらこさん」、彦瀧大明神は女性特有の病や安産の神様「彦瀧さん」、そして、女性の願いなら一つは叶えてくれるという神明神社境内にある「石神さん」です。

各神社共に歴史は古く、自然豊かな静かな神社で、古くから地元の女性達の信仰を集めていましたが、近年のパワースポットブームにより、鳥羽三女神が注目されるようになり、全国各地から参拝客が訪れているようです。

私も情報番組で知ったので、ブームにハマった、という事でしょうかね。

創立年代は不詳ですが、村創の頃より祀られていたと思われます。
棟札等から1609年に社殿が建てられたと思われますが、1871年に旧長岡村の村社に定められ、1906年指定社、1908年には、神明神社や日天八王子社等や、他の村社を合祀して、神明神社の名称となったようです。

御祭神は天照大神・天忍穂耳命・天菩日命等々の、26柱が祀られています。

丁度境内では夏越大祓が行われていて、茅の輪が設置されていました。

私達も茅の輪くぐりで、心身を清め厄災を払い、無病息災を祈願してきました。

こちらの神社の境内には「朝福寺薬師堂」というお寺があります。
薬師如来と十一面観音がお祀りされていましたが、寺が境内に残っているのは珍しいようですが、神仏が共存する状態は、江戸末期までは当然のようにあったようです。

明治政府が、神道を国教と定め、1868年3月に「神仏判然令」により、ごちゃまぜになっていた神社と寺院を引き離し、神道の本拠地である神社の存在をはっきりさせようとした事から、寺院内の神社や寺院内の神宮寺が境内の外に出されたという事です。

石神さん（石神社）のご神体は「石」で、祭神は海の神である綿津見命の娘、神武天皇の母として登場する玉依姫命です。

昔、正月のある晩に島田髷に結った女神が、石神さんの元に現れたという言い伝えを、相差の海女が古くから信仰し、海に潜る際の安全大漁を祈願してきた事から、「女性の願いなら一つだけ必ず叶えてくれる。」と言われるようになったようです。

こちらで、叶えたい願い事を1つだけ記入し、用紙は鳥居をくぐって願い箱へ入れるようになっています。

結構、観光地から離れている事からか、参拝者数は年間数千人程度で推移していたのですが、テレビや新聞、雑誌などに取り上げられ、2008年45,000人、2013年には250,000人と、飛躍的に増加しています。

神明神社を後に、40分程で、本日の宿　ホテル アルティア鳥羽に到着です

一休から、旅行支援対象プランでスタンダード「手毬懐石」プランで予約しましたが、とてもお得に宿泊できました。

ホテルは1994年の建築と、少し老朽化してきているのは否めませんが、鳥羽湾が一望できる地中海風のリゾートホテルで、全72室、大浴場、サウナ、温泉露天風呂もある、私好みの宿です。

ホテル アルティア鳥羽 宿・ホテル

部屋は、スーペリア和・洋室で、42.8m2あり絨毯スペースと和室が一つになった部屋です。

バルコニーからは、鳥羽湾を眺めることが出来て、ゆっくりと寛ぐことが出来ました。

バス・トイレはユニットですが、温泉露天風呂があるので、風呂については今回は利用しませんでした。

露天風呂は、新美里温泉という榊原温泉に近い地区で湧出した温泉で、アルカリ性単純温泉を運んできているようです。

夜空や鳥羽湾を眺めながら、ゆったりと入浴できました。

楽しみにしていた夕食です。

こちらのホテルには、和・洋2つのレストランがありますが、今回は和食でお願いしました。
日本料理レストラン「花鳥」で、手毬会席を頂きます。

ドリンクは、奥様は明治期に伊勢で作られたサイダー、というエスサイダー。
私は、お得なアルティアセットという2杯セットで、先ずはアサヒスーパドライの生、食事途中で焼酎orウイスキーorサワーを追加します。

前菜は、季節の盛り合わせ。

説明を受けましたが、気持ちは食べる事に向いているので「おいしそう～」としか覚えていませんね。

造りは4種盛り合わせ。

欲を言うと、伊勢ですからもう少し魚が欲しいですね。

台物は国産牛蒸篭蒸し、ウ～ン美味です。

焼物は、鰆と夏野菜のバター焼き。。。

野菜も美味しいです。

温物は、赤魚の新じゃが蒸し。

じゃがいもの衣で赤魚を包んだ逸品です。

揚物　カサゴ唐揚げ。

レモンの香りが爽やかです。

止肴は、鰹のたたきです。

私、鰹大好きなので嬉しいですね。

こしひかりと香物、青砂海苔の合わせ味噌の御汁で、お腹一杯になりました。

最後は水菓子、フルーツで締めてごちそうさまでした。

部屋に帰り、少し休憩してからもう一度露天風呂に浸かり、心地よく眠りにつきました。

2杯目は芋焼酎のロックを頂きました。

奥様は、お酒より風呂上がりのアイスの気分だそうです。
大浴場の休憩処にアイスの自販機があるのは、気持ちを見透かされているようですね。

ぐっすりと寝て、朝焼けの中の湯浴みを堪能し、朝食に向かいます。

朝食も和食、ビュッフェも良いですが、和朝食は体に優しくて好きですね。。。

鳥羽湾を眺めながら、ゆっくりとした食事タイムでした。

頂いたクーポンを売店で買い物に使用し、10時前にチェックアウトです。
今日も熱くなりそうな中、メインの大相撲観戦に向かいます。

Ver.2これまで。