ワンワールド世界一周券でパタゴニアへ　４　ブエノスアイレス到着

2024/01/13 - 2024/01/14

南米アルゼンチン南部のパタゴニアにワンワールドの世界一周航空券を使って氷河とアンデスの山と地の果てを見に行く旅

ついでにサンフランシスコ、ダラス、ブエノスアイレス、コロニアル（ウルグアイ）、スペインアンダルシア、ドーハ（カタール）、バンコクに宿泊してのんびりした旅を楽しみました。

その4は一日遅れとなったブエノスアイレス着と市内ぶらぶら。アルゼンチン通貨の問題についても説明します。ホテルやツアーの予約に当たってとても重要な話です。

　日程　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宿泊
　1月 9日　JL58　東京→サンフランシスコ　　　　サンフランシスコ
　1月10日　サンフランシスコ 　　　　　　　　　サンフランシスコ
　1月11日　AA2023　サンフランシスコ→ダラス　　　　ダラス
　1月12日　AA997 ダラス→ブエノスアイレス　　　　機中
★1月13日　ブエノスアイレス　　　　　　　　　ブエノスアイレス
★1月14日　AR1880 ブエノスアイレス→ウシュアイア　ウシュアイア　　　　
　1月15日　ウシュアイアツアー　　　　　　　　　　　ウシュアイア
1月16日　AR1863　ウシュアイア→エルカラファテ　エルカラファテ　
1月17日　ペリトモリーノツアー　　　　　　　　　　エルカラファテ
1月18日　エルチャルティンツアー　　　　　　　　　エルカラファテ
1月19日　トーレスデパイネツアー　　　　　　　　　エルカラファテ
1月20日　AR1877カラファテ→ブエノスアイレス　ブエノスアイレス　　　　　　　　　　　
1月21日　コロニアルエクスプレスフェリー　　　　　コロニアル
1月22日　ブエノスアイレス観光　　　　　　　　　ブエノスアイレス
1月23日　IB6856　ブエノスアイレス→マドリード　　　　機中
1月24日　Renfe　マドリード→マラガ　　　　　 マラガトレモリノス
1月25日　Renfe　マラガ→コルドバ 　コルドバ
1月26日　Renfe　コルドバ→マドリード　　　　　　マドリード
1月27日　BA457/123 マドリード→ドーハ　　　　 ドーハ
1月28日　QR834　ドーハ→バンコク　　　　　　　　　　 機中
1月29日 バンコク　　　　　　　　　　　　　　　　バンコク
1月30日　バンコク　　　　　　　　　　　　　　　　バンコク　　
1月31日　JL032　バンコク→東京

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: アメリカン航空 アルゼンチン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

当初予定からまる一日遅れてブエノスアイレス到着。事前に予約しておいたホテルはキャンセルできないので、１日分損したことになるが、ダラスでアメリカン航空が無料でホテルを用意してくれたので、相殺されるという考え方もある。

入国審査は順調に進み、入国完了。ここで通常なら銀行で両替ということになるが、ちょっと待った！

エセイサ国際空港 (EZE) 空港

アルゼンチンではひどいインフレが進み、アルゼンチンペソの信用がなくなっていて、公式レート（銀行のレート）では、１米ドルが８３０ペソとなっている（２月現在）。昨年１１月に大幅切り下げしたので、以前の倍になっている。

アルゼンチンペソから日本円の公式レートは以前は１ペソ３円程度あったのに５年でその１０分の一以下の一ペソ０．１７円となっている。（昨年１１月の大幅切り下げ以前は１ペソ０．５円だった）

これだけでも十分安くなって、得をしたような気がするが実はそうではない。

アルゼンチンでは公式レートとは別にブルーレートという非公式レートがあり、これが市場レートとなっているので、銀行で両替するより、市中の両替店、ホテルで両替したほうがずっとレートがよいことがわかる。
１１月に大幅切り下げをした時点では公式レートと市場レートが同じになったが、インフレは続いていて、３か月で３０％ほど市場レートが上がっている。

つまり、空港の銀行で両替をしてはいけない。

さらにクレジットカードの為替レートは市場レートを参考にしているので、できるだけカード決済するのがよい。

これはVISAが公表しているアルゼンチンペソから日本円への換算率
２月時点で公式レートが１ペソ０．１７９円のところが１ペソ０．１３４円になる

公式レートと市場レートが違うということは、宿泊やツアーの予約サイトの使い方に要注意。全世界を対象にしている各種予約サイトは基本的に公式レートを使用しているので、実勢より高い表示になっている。実勢価格にするには、通貨表示をアルゼンチンペソにして、市場レート（クレジットカードレート）で換算すればよい。
そうすれば、ホテルやツアーの実際の価格がわかり、安心できるが、さらに重要なことは、支払いは「前払い不要で現地で宿泊施設でお支払いください」とついているものを選ぶこと。
仲介会社が決済代行で事前払いになると、公式レート換算の値段で支払う可能性があるので、支払い画面の最終ページまでよく読んで調べることが重要。
今回のホテルについては、なるべくホテル公式ページから、またはBooking.comの現地支払い可能ホテルを選び、現地ツアーについては、現地でカード決済にしたので、仲介サイトに比べるとずいぶん安くできた。（これについてはその６エルカラファテ編で説明）

空港の税関を出て、一般エリアに入る直前にハイヤー（レミース）の窓口があり、こちらは一般タクシーより高いが安心してホテルまで直行でき、クレジットカード事前払いなので、最初に使うのは安心・安全

帰りはホテルが呼んだタクシーを使ったので、それに比べれば倍近い５千円台の値段だが、距離があるのでまずはいいかな。

エセイサ国際空港 (EZE) 空港

空港を出たことところに一般タクシー、空港バス乗り場もある

レミースといっても普通の乗用車と同じで特にピカピカというわけではないが、市内へ突っ走る。

最初の宿はこちら、中心街のクラシックなホテルでさすがに４つ星ホテル。
２泊予約していたが、飛行機１日遅延のおかげで一泊だけになった。支払いは２泊分。
ホテル到着時に両替をしたら100ドル95000ペソとほぼ市場レート

エスプレンドール ブエノスアイレス ホテル

２泊分予約していたので、朝１１時にはチェックインして休憩。
古い建物で天井が高い。

バスタブもある

ブエノスアイレスの治安についてはいろいろ情報あるので、まずはホテルを出て、あたりをきょろきょろしながら歩いてみる。特に危ない感じはなく、広場まできてのどかな感じ

サン マルティン将軍像 / サン マルティン将軍広場 建造物

アルゼンチンの独立運動を指導したサン マルティン将軍の像がある公園

サンマルティン広場の隣は英国塔がある公園

英国塔 （Torre de los Ingleses） モニュメント・記念碑

サンマルティン広場から歩行者天国のフロリダ通りが始まる
土産物店、飲食店、アパレル店などいろいろでにぎやか

フロリダ通り 散歩・街歩き

昔ながらの風格あるデパート　ギャラリエパシフィコ
泊まっているホテルの隣

ガレリアス パシフィコ ショッピングセンター

中は立派な装飾

しばらくフロリダ通りを散策していたが、カンビオ（両替）と叫んでいる人が多い。
私設両替人でどこで両替してくれるのか不明。レートはよさそうだが怪しい。

コンビニ風の店で缶ビールを買って、ホテルの部屋で飲む
すべてのコンビニ風の店でアルコールを扱っているわけではない。

これから行く、パタゴニアブランドのビール

飛行機の朝食が重くて、昼食は食べていないので、隣のデパ地下のフードコートで夕食にした。ここはお手軽。

ガレリアス パシフィコ ショッピングセンター

デパ地下でもステーキが食べられる。
骨付きショートリブ300g　脂も多いがこれはおいしい

さて、翌14日はいよいよパタゴニアへ出発
まずは、アルゼンチン航空で最南端の街ウシュアイアへ。
朝5時の便なのでホテルを3時半に出た。さすが立派なホテルだけあって、こんな時間でも車を呼んでくれてすんなりとホルヘ空港へ

チェックインカウンターは長蛇の列だが、預け荷物がないので、チェックイン機を使ってすんなり搭乗券をゲット

ホルヘ ニューベリー空港 (AEP) 空港

アルゼンチン航空は国内多くの路線があるが、一部国際線もある
朝４時から運行

この空港はアルゼンチン航空機がほとんど

朝５時出発の予定が、なかなか搭乗が始まらず結局６時頃出発
ウシュアイア到着が１時間遅れても特に問題はないので気にならないが・・

無事、離陸しブエノスアイレス上空

３時間の長いフライトだが、ドリンクとスナックだけ

この後は、ウシュアイア編に続く