2023/08/05 - 2023/08/05
1位(同エリア1件中)
ゴン太さん
この旅行記のスケジュール
2023/08/05
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徒歩での移動
アパート06:12発・・・06:25ロイカバード・バスターミナル着
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バスでの移動
ロイカバード・バスターミナル06:33発→B471→07:07ロイク駅着
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電車での移動
ロイク駅07:13発→IR1805→07:23ヴィスプ駅着
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電車での移動
ヴィスプ駅07:41発→RE42315→08:51ザンクト・ニクラウス駅着
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バスでの移動
ザンクト・ニクラウス09:17発→B551→09:33ニーダーグレヒェン着
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バスでの移動
ニーダーグレヒェン09:52発→B553→09:59ガセンリート・ドルフプラッツ着
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徒歩での移動
ガセンリート・ドルフプラッツ10:03発・・・ハイキング・・・10:19Schalbetteの分岐着
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徒歩での移動
Schalbetteの分岐10:20発・・・ハイキング・・・10:47Eggeri 1820m着
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徒歩での移動
Eggeri 1820m10:47発・・・ハイキング・・・11:07Seetal方面への分岐着
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徒歩での移動
Seetal方面への分岐11:07発・・・ハイキング・・・11:23グレッチャートール着
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徒歩での移動
グレッチャートール11:30発・・・ハイキング・・・11:47アルプヤ着
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徒歩での移動
アルプヤ11:50発・・・ハイキング・・・12:06 1998mの分岐着
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徒歩での移動
1998mの分岐12:09発・・・ハイキング・・・13:04グラートホルン着
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グラートホルン(昼食・休憩)
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徒歩での移動
グラートホルン13:39発・・・ハイキング・・・14:26 1998mの分岐着
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徒歩での移動
1998mの分岐14:26発・・・ハイキング・・・14:55 1740mの分岐着
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徒歩での移動
1740mの分岐14:55発・・・ハイキング・・・15:10リート川にかかる橋の分岐着
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徒歩での移動
リート川にかかる橋の分岐15:10発・・・ハイキング・・・15:25ガセンリート・ドルフプラッツ着
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徒歩での移動
ガセンリート・ドルフプラッツ15:25発・・・ハイキング・・・16:01グレヒェン・ツェントルム着
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16:10-16:45 COOPで買い物
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バスでの移動
グレヒェン・ツェントルム17:05発→B551→17:45ヴィスプ駅着
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電車での移動
ヴィスプ駅18:06発→IR90→18:15ロイク駅着
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バスでの移動
ロイク駅18:38発→B471→19:07ロイカバード・バスターミナル着
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徒歩での移動
ロイカバード・バスターミナル19:07発・・・19:20アパート着
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この旅行記スケジュールを元に
旅行5日目。(ハイキング3日目。) 今回の旅行、特に前半のテーマは「いろいろな角度から『ヴァイスホルン(Weisshorn 4505m)を眺める』」というものにした。「スイスアルプスの山」というとマッターホルンやベルナー・オーバーラントの三山に人気が集まるが、自分は標高が高くて遠方からでも眺められ、東面は雪で白く輝く柔和な印象、西面は黒く厳しい印象を併せ持つヴァイスホルンが一番好きなのだ。そこで、「この山をいろいろな角度から眺めてみよう」、というのを今回のハイキングのテーマに設定した。本日はその1日目である。
ロイク(Leuk)駅から列車でヴィスプ(Visp)駅へ。ヴィスプ駅でマッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB:matterhorngotthardbahn)に乗る。途中で列車が故障し40分以上立ち往生したため、ザンクト・ニコラウス(St. Niklaus VS)に約40分遅れで到着。ポストバスでニーダーグレヒェン(Niedergrächen)で乗り換え、終点ガセンリート(Gasenried)に下車し、予定より1時間遅れでハイキングを開始。往路はリート川(Riedbach)東岸側からグレッチャートール(Gletschertor)、アルプヤ(Alpja)経由でグラートホルン(Grathorn)に登り、復路はリート川西岸側をガセンリートに向けて直接下り、グレヒェン(Grächen)までのハイキング。グレヒェンでヴィスプ行きのポストバスに乗り、ヴィスプからロイク経由でロイカバードまで戻る。
本日のハイキングの実写(GoProによるウエアラブル動画:33分42秒のダイジェスト版)のyoutubeリンクは
https://youtu.be/-99jPraKS0g
(「動画を再生できません」と表示されていても、上の青いリンクをクリックするか、YouTubeで見る をクリックすると再生される。)
※画面がかなり揺れるため、小さめのモニターで視聴されるか、画面から少し離れた位置から視聴されることをお勧めする。
本日のハイキングコースの3D軌跡(GPSデータを3Dマップ上の走行軌跡動画にしたもの)のリンクは
https://www.relive.cc/view/vAOZngeEnoO
(動画のすぐ右下の「使用したルートを見る >」をクリックすると、角度や視点を変えてコース周辺を見ることができる。)
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06:02 夜明け前には雨が降っていたが、晴れの予報が出ており、明日はまた一日中雨の予報なので、3日連続早起き(今朝は狂気?の4時半起き)をして、今日もまた遠征をすることにする。
朝の定点撮影地点・アパートのテラスから右(南)方向を撮影。雨は止んだが雲が厚くてまだ暗く、街路灯が点いている。 -
同時刻・同地点。テラスから左(北東)方向も昨日同様、雲が厚い。
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06:15 06時10分過ぎにアパートを出発。写真で見るよりも実際は暗く、足元が危ない。
裏山の Leeshörner 2974m も昨日以上に神秘的な様相。
ロイカバード・バスターミナルに06時25分に到着。始発便の次の06時33分発のバス471に乗車し、07時07分にロイク駅に到着。 -
07:13 ロイク駅07時13分発のIR1805列車でヴィスプ駅に向かう。
写真はロイク駅西方のトンネルから出てきた列車。 -
07:27 07時23分にヴィスプ駅に到着。マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB:matterhorngotthardbahn)のホームに移動する。ブリーク駅とは違い、ヴィスプ駅はスイス国鉄もマッターホルン・ゴッタルド鉄道も同じ駅構内(隣のホーム)に位置するので移動しやすい。
O氏のスイスの掲示板でお世話になっているY氏がヴィスプに滞在中なので、偶然会えないかとキョロキョロするが、残念ながらアジア人は見当たらない。 -
07:27 乗り換え時間が18分と少し長いうえ、ホーム上にガラスで覆われた待合スペースがないので少々寒い。行き先表示板にはこれから乗車予定のRE42315列車が表示されている。
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07:36 MGBの列車が入線してきた。この路線に乗るのは2012年8月以来で随分と久しぶりだ。
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07:38 乗車した車両の行き先案内板。ブリーク始発のツェルマット行き。以前は毎年のように乗ったものだが、ここ10数年はツェルマットにはご無沙汰だ。(そして今年もご無沙汰してしまう。)
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朝早い時間のため、列車は空いていてゆっくりと座れ、ルンルン気分だ。バスに乗り換えるザンクト・ニクラウス(St. Niklaus VS)には08時09分到着予定でバスは08時40分発。「外で待つのは寒いから、列車が少し遅れたほうが良いね。」などと馬鹿なことを言っていたのだが・・。
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07:54 行き先案内板の右下の時計は7時54分を指しているが、7時51分到着予定のシュタルデン・ザース(Stalden-Saas)にまだ到着していない。
というのも、ヴィスプを出発して間もなく、シュタルデン・ザースに向かう途中で最初のラックレール区間に入り、「ガッチャン」と、(いつものように)車両のギアがラックレールを噛んだ途端に列車が停止してしまったのだ。 -
08:04 その後、運転手(オレンジ色のベスト)と車掌(左の金髪女性)が右往左往しながら、トランシーバーでどこかに指示を仰いでいる。我が家が乗っている車両の前方にある分電盤のようなケースを開けて一度車両の電源を切り、今度は外に降りて行って何かガチャガチャやっている。
「大丈夫、余裕はあるから。」→「なんだか、時間が無くなってきたなあ。」→「もう、これじゃ間に合わないよ。」、だんだん焦ってきた。
車掌から一度は「ヴィスプに戻る」とアナウンスがあり、乗客一同「えーっ!」という感じになった(こういう時は、さすがのヨーロッパ人も焦るものなのだな・・。)が、その後、幸いにもツェルマットに向かうことになった。我が家も「今からヴィスプだと、どこへ行くか?」と慌てて計画を練り直すところだったので、不幸中の幸いだ。 -
しかし、列車が走り出したのはストップしてからほぼ40分後。ザンクト・二クラウス駅到着はバスの出発予定時刻より10分ほど遅れそうだ。「スイスだから、きっと待っていてくれるよ。」という淡い期待と大きな不安を乗せながら、列車はコトコトと進むのだった。(文学的表現だな。)
写真は列車が遅れたお詫びに車掌さんがくれたバウチャー。5スイスフラン分の飲み物引換券で、MGBの主要駅にある売店で購入・引き換えができる。後日、ブリーク駅で引き換えに行ったところ、
①引き換えは飲み物だけで、ケーキやサンドイッチ等の食べ物は不可。
②一人5フランまで。二人で10フラン分(例えば3フランを3本)の引き換えは不可。
③5フラン以内で1本のみ。2フラン1本と3フラン1本は不可。
だった。意外とセコいです、MGB。頭にきたので、普段は買えない4フラン以上する高いジュースを貰ってやったぜ(笑)。 -
08:38 アクシデントはあったが、なんとか列車は運行を再開。シュタルデン・ザースとカルペトラン(Kalpetran)の間で進行方向右側車窓に待望の山々が見えてきた。
写真中央の氷河を纏った山はブルネックホルン(Brunegghorn) 3833mで、今日の目的・ヴァイスホルン(Weisshorn) 4505m がそのすぐ右奥に真っ白なピークを少しだけ覗かせている。さらにその右のピークはヴァイスホルンの支峰であるグラン・ジャンダルム(Grand Gendarme) 4309m。さらにその右・雲の中にかろうじて見えているのがビスホルン(Bishorn) 4153m 三役揃い踏みだ。(実はこの日にヴァイスホルンがはっきりと見えたのは、残念ながらこの時だけだった。) -
08:42 カルペトラン駅を過ぎ、列車がマッター・ヴィスパ川(Matter Vispa)を左岸から右岸に渡ったところから撮影。この角度からだとヴァイスホルンはブルネックホルンの後ろに隠れてしまって見えない。写真中央に見えるピークはビスホルン。
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08:46 あと5分ほどでザンクト・ニクラウスに到着する。ブルネックホルン北壁のアプベルク氷河(Abberggletscher)が美しい。
さて、バスは待ってくれているのだろうか。 -
08:51 結局、列車は41分遅れでザンクト・ニクラウス(St. Niklaus VS)駅に到着。残念ながら、バスは列車を待っていてくれなかった。写真は駅のすぐ北にある、ザンクト・ニクラウスの象徴とも言えるネギ坊主頭のザンクト・ニクラウス教会(Pfarrkirche St.Niklaus)。
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同時刻・同地点。問題は次のバス。グレヒェン(Grächen)行きは30分に1本あるので、9時17分発に乗れば良いのだが・・。
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同時刻・同地点。しかし、ハイキングの出発地点であるガセンリート(Gasenried)に行くために乗り換えるニーダーグレヒェン(Niedergrächen)から先は1時間に1本しかバスがない。とにかく9時17分発のグレヒェン行きに乗ることにして、駅前で時間を潰す。
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09:02 予報どおり、天気は快晴に近づいてきた。ザンクト・ニクラウス駅から南方向を望むと、ここからでもブライトホルンとクライン・マッターホルンが見えるのには驚いた。
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同時刻・同地点。左がブライトホルン(Breithorn) 4164m、右がクライン・マッターホルン(Klein Matterhorn) 3888m。空気が澄んでいるためか、30km近く離れているのにはっきりと見える。
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09:03 駅前にある道標。右向きの下から2枚目の道標に、今日のハイキングの目的地の近くにある「Grat」が載っている。ここからだと標高差は1100m以上、何時間かかるのだろうか?
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09:33 ザンクト・ニクラウス発9時17分のポストバスB551に乗車し、9時33分に乗り換えバス停のニーダーグレヒェン(Niedergrächen)で下車。ガセンリート(Gasenried)行きのバスは9時52分発なので、ここでまた20分ほどバスを待たなければならない。
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同時刻・同地点。村からは南西方向の真正面に(左)ブルネックホルンと(中央)ビスホルンが望めるが、ヴァイスホルンはブルネックホルンの後ろに隠れ、望むことができない。ビスホルンの左下のピークはヴァイスホルンの支峰であるグラン・ジャンダルムだ。
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09:45 ビスホルン(Bishorn) 4153m をアップで撮影。真っ白でとても美しい山。
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09:48 バスの出発時刻が近づき、登山をする若者たちが集まってきた。
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09:50 ニーダーグレヒェンのバス停から東方向を望む。右の丸い頭がプラットホルン(Platthorn) 3245m、中央の山がガーベルホルン(Gabelhorn) 3136m、そしてその左のいくつかピークがあるように見える山がスイスの掲示板でお世話になっているO氏が2005年9月に直下を歩かれたゼータールホルン(Seetalhorn) 3037mだ。
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09:55 ニーダーグレヒェン9時52分発のポストバスB553に乗車、乗ってしまえば所要7分でガセンリートに到着予定だ。写真は到着4分前・Gasenried, Chäschermatteバス停でバスの車窓から撮影したブルネックホルンとビスホルン。ブルネックホルンの左上には雲がかなり湧いてきてしまった。これではヴァイスホルンが見えないのでは、と心配になる。
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09:59 1660m 予定より59分遅れでようやくバスの終点・Gasenried, Dorfplatzのバス停に到着した。
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同時刻・同地点。バス停からマッター谷(Matter Tal)越しに南西の山々を望む。
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10:00 同地点からブルネックホルンとビスホルンをアップで撮影。本来なら、ブルネックホルンの左肩にヴァイスホルンの山頂が頭を出しているはずなのだが、雲が厚くて全く見えない。予定通りに1時間早く到着できていれば、見えたのだろうか。
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10:01 同地点にあるバスの時刻表。夕方の戻りのバスは平日は16時台と17時台、土日休日は16時台と18時台に1本ずつあるのみ。今日の復路はグレヒェンまで歩き、そこからバスに乗ることになるだろう。
10:03 1660m 本日のハイキングを開始する。 -
10:07 1672m バス停の前に道標はないが、谷奥に向かって数分歩くと「Gasenried 1659m」の道標がある。さきほど列車からバスに乗り換えたザンクト・ニクラウス駅までは所要1時間15分。ということは駅からここまで2時間弱の登りといったところか。夏以外の季節にいつか歩いてみるのも良いなと思う。
これから向かう「Grat 2h15」には「景色が良いよマーク」がついている。しかしこれが本日の目的地「Grathorn」を指しているのか、その西の牧畜小屋がある「Grat」を指しているのかがイマイチわからない。いずれにしても実際の歩行時間は2.5-3時間程度だろうか。
注目すべきは下から2枚目の表示板にある「Bordierhütte SAC 3h45」。今までは氷河を渡るため青白コースだったが、今年からは氷河下の川を渡る新コースが整備されて赤白コースになったのだ。表示板の赤白の色をよく見ると、青白の上に赤白のステッカー状のものが貼られていることがわかる。 -
同時刻・同地点。ブルネックホルンとビスホルンをアップで撮影。ヴァイスホルンは写真の左隅に稜線がほんの少し見えるだけ。
出発が予定より1時間遅れたので計画を変更し、道標に所要1時間10分と記載のあるグレッチャートール(Gletschertor)を経由せずに直接グラートホルンを目指すことにする。(が、結局ルートを間違えて、グレッチャートールを経由することになってしまうのだが。) -
10:08 1670m 南南東の方向に今日のハイキングで見たかったリート氷河(Ried gletscher)が見えてきた。
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同時刻・同地点。リート氷河をアップで撮影。これでかなり後退してしまった、というのだから、昔はよほど大きな氷河だったのだろう。
右の黒いピラミッドのような山は Dürrenhorn 4035m(4000m峰なのに雪が付いていないのはなぜなのだろう?)、そのすぐ左のピークが Hohberghorn 4219m、写真中央の少しヴァイスホルンに山容が似ているのが Stecknadelhorn 4241m、その左が Nadelhorn 4327m。この一帯をNadelgratと呼ぶらしいが、4座とも4000m超とは、実は凄い景色を見ているのだな。 -
10:11 1677m しばらくの間、舗装路を進む。正面(南南東)には4000mの山々、右手(南西)にはブルネックホルンとビスホルン、という絶景で同行者の足も止まりがち。そういう自分も写真ばかり撮っている。
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同時刻・同地点。写真左手の黒い山のさらに手前・針葉樹の先端あたりにBordierhütteがあるはずなのだが、遠くて目視できない。
黒い山の後ろに隠れて微かに見える雪の丸いピークは Ulrichshorn 3925m。 -
10:15 1682m 南西の方向をまたもや撮影。
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同時刻・同地点。ビスホルンの下をブルネック氷河(Brunegggletscher)が流れている。
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10:19 1693m 道標に地名は無いが、地図上「Schalbette 1683m」と書かれている分岐に到着。
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グラートホルン(Grathorn)に直登する場合、正しくは左下の3枚の標識に従い、そのまま舗装路を直進しなければいけなかったのだが、
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「Grat」の文字につられて上の4枚の標識に従い、左に折れてジープ道へと進んでしまった。
ちなみに2023年夏現在、標識にはあるがMittelbergを経由する「Europaweg Grächen-Zermatt」は閉鎖中なので要注意。Europawegを歩くなら、左下の標識に従って舗装路を直進し、低いルートのEuropawegを歩かなければならない。 -
10:24 1713m ジープ道を5分ほど登ると「Bineri 1690m」の標識、
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10:25 1715m そのすぐ先の道標。ジープ道はここで180度カーブして登っていく。
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10:32 1777m 森の中を歩くので、ここから先は氷河の展望が悪くなる。
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10:39 1810m 何度かカーブを曲がると、「Riederi 1790m」の道標に着く。
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10:40 1810m そのすぐ先にまた道標。写真の後ろ側でリート川(Riedbach)が滝のように流れ落ちている。
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同時刻・同地点。道標を別角度からアップで撮影。ボルディエール小屋(Bordierhütte)への標識が青白になっているのは、おそらく赤白ステッカーの貼り忘れだろう。右の看板は「川に落ちるよ!」の注意標識。
ここでジープ道は終わり、本格的なハイキングコースの登りが始まる。 -
10:45 1817m いくつかのジグザク登りを繰り返すと、「Chilcheri 1810m」の道標に到着。
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同時刻・同地点。道標をアップで撮影。
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10:47 1831m 「Eggeri 1820m」の道標。ここから森の中の急な山道をジグザグと登る。
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同時刻・同地点。道標をアップで撮影。
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10:59 1921m 地図上1910mの地点まで、100mほどを一気に登った。ここから涸れ沢を渡る間、落石注意となる。
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同時刻・同地点。先行する同行者。
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11:02 1940m 涸れ沢を渡ったところから振り返って同行者を撮影。落石の危険は感じられなかった。
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11:07 1974m ここでSeetalhorn方面への道を左に分け、我が家は直進する。
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同時刻・同地点。道標をアップで撮影。
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11:20 2034m 森を抜けると、リート川(Riedbach)の谷に戻り急に周囲が明るくなる。昔の氷河跡に入り大きめの石が散在するコースをしばらく歩くと、グレッチャートール(Gletschertor)の少し手前にSeetal方面への分岐を示す道標がある。
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同時刻・同地点。道標を別角度からアップで撮影。
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11:23 2035m グレッチャートール(Gletschertor)に(来ないつもりがルートを間違えて)到着。ガセンリートからコースタイム1時間10分のところを1時間16分ならまあまあか。
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同時刻・同地点。道標を別角度から撮影。グレッチャートール(Gletschertor)の「トール(tor)」は「門」とか「入り口」の意味。「氷河の門」とでも訳すのが適当か。
下の黄色標識どおりに谷を川沿いにあと500mほど遡ればそれだけ氷河に近づけるのだが、今日は時間がないし、氷河は後退してしまっていて遥か遠くに位置するので、行かないことにする。 -
11:24 2038m リート川を小橋で渡る手前、右岸から望むリート氷河。最高の天気だ。
※Gletschertorで撮影した動画のリンクは
https://youtu.be/-PVZkqKcqac
(「動画を再生できません」と表示されていても、上の青いリンクをクリックするか、YouTubeで見る をクリックすると再生される。) -
11:26 2037m 小橋の上から北を望むと、ローヌ谷の先に ビーチホルン(Bietschhorn) 3934m がはっきりと見える。
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11:27 2039m 小橋を渡った先にある道標。
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11:29 2041m 今度はリート川左岸から望むリート氷河。氷河が後退する前に見てみたかった。
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同時刻・同地点。リート氷河をアップで撮影。ボルディエール小屋(Bordierhütte)までの新ルートは、地図によれば氷河の下ぎりぎりのところを渡るようだが、どこにあるのだろうか?
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(追記)このハイキングレポートを投稿したところ、スイスの掲示板でいつもお世話になっているO氏がさっそく読んでくださり、「グレッチャートーアやアルピャで撮られた写真で、リート氷河の左側の岩山の上にボルディエ小屋が見えていないでしょうか。」とのコメントをくださった。そこでもう一度写真を拡大してチェックしてみたところ、確かに写真の左上・赤矢印の下の赤枠で囲ったところに建造物らしいものが写っていた。
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(追記)写真を拡大して補正をかけてみた。ボルディエ小屋のホームページに載っている建物の写真(動画)に形が似ている。おそらくあれが小屋なのだろうが、ずいぶん高いところにあるということがわかった。氷河の末端を渡ってからあの高さまで登るのは、かなり大変そうな気がする。
O様、コメントをありがとうございました。 -
11:30 2045m 北のビーチホルンをもう一枚撮影。
さあ、Grathornに向けて出発しよう。 -
11:36 2061m リート川左岸を少し登って森に入ったところ・地名は表示されていないが、地図上2053mの分岐にある道標。
ここで本日2度めのミスコース。グラートホルンへは中央の道標に従って一度道を下らなければならなかったのに、「これから登り」という意識が強かったせいで、上の道標に従ってアルプヤ(Alpja)に向かって登ってしまった。 -
11:47 2109m 約10分でアルプヤ(Alpja)に到着し、ここで始めてミスコースをしたことに気づいた。元々時間がないのに、2度のミスコースでずいぶん時間を無駄にしてしまった。
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同時刻・同地点。道標をアップで撮影。この道標でもボルディエール小屋までのルートは赤白になっている。ここから小屋まで2時間20分。来夏は狙ってみるか?
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11:49 2104m ミスコースをしたが、その甲斐あってグレッチャートールでもここアルプヤでも素晴らしい景色に巡り会えた。氷河と草原、そして羊は最高の組み合わせ。
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同時刻・同地点。グレヒェンかガセンリートからここまでハイキングに来て、ここでのんびり昼食を食べるというのも、かなりオススメだな。
撮影後、11時50分にUターンしてグラートホルンを目指す。 -
11:58 2082m 地図上2053mの分岐に戻ってきた。(行きと帰りでGPSの標高にずいぶん誤差がある。)今度は間違えないように、中央の道標に従って、山道を下る。
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12:06 2016m 約10分のかなり急な下りで地図上1998mの森の中の分岐に到着。道標にGratの地名が出た。
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同時刻・同地点。道標を別角度から撮影。スタートが遅れたので、正午を過ぎたのにまだ目的地に着かない。2人ともお腹が空いたので、持参したビスケットを食べ、小休止する。
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12:09 同地点。写真奥から下ってきて、Grathornへは写真右へ登っていく。ここから本格的な登りになりそうだ。
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12:35 2162m 針葉樹の森の中は足元がふかふかで気持ち良いが、傾斜がかなり急で息が切れる。ということで写真も少ない。
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同時刻・同地点。そろそろ森が切れて、視界を遮るものがなくなる。なかなか登りが辛いコースだ。
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12:38 2175m 北方向の展望が開けた。左下がハイキング出発点のガセンリート村。よく見るとバス停にポストバスが着いている。おそらく12時43分発のバスだろう。
そのすぐ上が今朝バスを乗り換えたニーダーグレヒェン村で、右上の大きな村がグレヒェン村だ。 -
13:04 2323m 本日の目的地・グラートホルン(Grathorn)に到着。ハイキングコースから少し登った山頂からの景色が良いので、そこで昼食休憩とする。
※Grathornからの動画のリンクは
https://youtu.be/z6OF78KO5kw
(「動画を再生できません」と表示されていても、上の青いリンクをクリックするか、YouTubeで見る をクリックすると再生される。) -
同時刻・同地点。グラートホルンから望む、(中央)ブルネックホルン(Brunegghorn) 3833mと(右)ビスホルン(Bishorn) 4153m。残念ながら、(左)ヴァイスホルン(Weisshorn) 4505m は雲の中でほとんど見えず、これが精一杯でビス氷河(Bisgletscher)が少し見えるだけ。あと1時間早く着いていれば見えたのかもしれないが、列車故障と2回のミスコースの結果がこれだ・・。
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同時刻・同地点。今日はブルネックホルンとビスホルンを眺めに来たと思うことにしよう。午後になり、この2峰にも雲がかかってきている。
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同時刻・同地点。ビスホルンをアップで撮影。雲が出て、あっという間に見えなくなったり、また見えたりの繰り返し。
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13:34 同地点。昼食後、ビス氷河がもう少し見えてきたので撮影。
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同時刻・同地点。ビス氷河をアップで撮影。
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13:35 同地点。実は計画では、ここでまだ体力に余裕があれば、南のミッテルベルグ(Mittelberg)方向にさらに150mほど登ったピーク(2474m)にある「グラートホルンの聖ベルナルド像(Statue des Heiligen Bernhard am Grathorn)」まで登る予定だった。(Europawegは閉鎖されているが、そこまでは通行可能となっている。)
「像はどこ?ここからだと見えないのかな?」と探していたら同行者が見つけた。写真で見るとすぐそこに見えるが、実際にははるか遠く、見上げたところにある。
※グラートホルンの聖ベルナルド像の動画のリンクは
https://youtu.be/cKH5chuhzvg
※ブレが激しいので画像酔いに注意!!
(「動画を再生できません」と表示されていても、上の青いリンクをクリックするか、YouTubeで見る をクリックすると再生される。) -
同時刻・同地点。Europaweg開設何周年だかの記念で作られたとの情報を読んだ気がする。O氏に教えていただいた「PeakViser」によれば、あそこまで登ればマッターホルンも見えるらしい。しかし、今日は行程が予定より3-40分遅れているし、この時間から登ってもおそらく雲が多くてヴァイスホルンもマッターホルンも見えないだろうと判断し、ここから戻ることにした。
13時39分に午後のハイキング(復路)をスタートする。 -
14:26 2020m 地図上1998mの分岐まで下りてきた。復路はここを北方向へ左折し、リート川左岸の森の中をひたすら下る。(ミスコースしなければ、今日はこのルートを登ってくる予定だった。)
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14:55 1767m 地図上1740mの分岐にある道標。ここまでの下りは急で長かった。ここを右折してガセンリートに向かう。
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同時刻・同地点。道標をアップで撮影。
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同時刻・同地点。森の切れ目から下にジープ道が見えてきた。つらい下りもようやく終わりそうだ。
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14:59 1749m 真北・ローヌ谷の先にビーチホルン(Bietschhorn) 3934mがそびえているのが見える。
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同時刻・同地点。ビーチホルンをアップで撮影。
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同時刻・同地点。ガセンリートの村も間近に見えてきた。
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15:10 1683m リート川にかかる橋の手前でついにジープ道にたどり着いた。急な下りはこれで終わりということだ。
写真は下りてきた道を(南向きに)振り返って撮影。ガセンリート村から来た場合には、橋を渡った先でこの道標に出会うことになる。 -
同時刻・同地点。道標をアップで撮影。
2023年8月現在、Europawegをガセンリート村からZermatt方面に向かう際にはここから山に入らず、ジープ道をそのまま右に進まなければならない。
我が家は写真左方向に進んでガセンリート村に戻る。 -
同時刻・同地点。標識を右折し、リート川にかかる橋を渡ったところから、振り返って撮影。橋を渡ったすぐ左側に上の写真の道標がある。Grathornに直接登るには、ここを左折しなければならなかったのだ。
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同時刻・同地点。橋の先の道標をアップで撮影。
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15:14 1690m 橋を過ぎるとすぐに舗装路となり、橋からわずか4分で地図上1683m・Schalbetteの分岐に到着。写真は振り返って南方向を撮影したもの。
朝はミスコースをして、ここを左に入ってしまった結果、遅れた時間を取り戻せなかった。あと4分真っ直ぐ進めば良かったのだが・・。が、間違えたおかげでグレッチャートールとアルプヤの絶景を見られたので結果オーライとしよう。 -
同時刻・同地点。道標をアップで撮影。
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同時刻・同地点。このコースを歩く際には、右に子供の遊具(滑り台)、左に赤いベンチのある分岐にお気をつけあれ。
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15:20 1674m 無事にガセンリート村に戻ってこられた。さすがにこの時間では高い山は雲に隠れて見えない。
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15:23 1668m ビスホルンも雲の中。
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15:25 1663m ハイキングの出発地点・Gasenried, Dorfplatzに到着した。
ここからのバスは16時21分発でほぼ1時間待ち。さらにニーダーグレヒェンでグレヒェンから来るバスに乗り換え44分待ちとなるので、それならグレヒェンまで行って同じバスを始発から乗って確実に座って帰ろうと、グレヒェン村までもうひと頑張り歩くことにする。(結果的に、バスはガラガラでニーダーグレヒェンからでも楽に座れたのだが。) -
同時刻・同地点。Gasenried, Dorfplatzバス停前のレストラン。我が家もここでのんびりビールでも飲んでバスを待てば良いのだが、貧乏(症)でそれができない。
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15:26 1660m 美しい花々を育てている家を同行者が撮影。
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15:30 1644m 小さな村の舗装路(バス通り)を北に向かって進み、道が左に大きくカーブする手前でハイキングコースにまた入る。
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同時刻・同地点。分岐にある道標。
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15:33 1634m 数分でグレヒェンの手前にあるChaschermatteの集落を通過。
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同時刻・同地点。道標を別角度から撮影。
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15:42 1646m ニーダーグレヒェンへの分岐を示す道標。
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同時刻・同地点。道標を別角度から撮影。ここから下ればニーダーグレヒェンまで20分で着くと書いてある。
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16:01 1630m 無事にグレヒェンのバス停(Grächen, Zentrum)に到着。ガセンリート村からコースタイム40分のところを35分で歩けた。バスは17時05分発。1時間以上待つことになるので、すぐ下にあるCOOPでゆっくりと買い物を済ませてからバス停に戻る。
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17時05分発のポストバスB551はラッキーなことにヴィスプまで直行する。(反対に、ザンクト・ニクラウス駅には寄らないので要注意。)ヴィスパ川沿いの快適なルートをどんどん進み、同行者が疲れで爆睡している間にシュタルデン・ザースの手前では長大なトンネルを走り、所要40分でヴィスプ駅に到着した。
ヴィスプ駅発18時06分のIR90に乗車しロイク駅に18時15分着、ロイク駅発18時38分発のバスB471でロイカバード・バスターミナルに19時07分着。坂を登ってアパートに19時20分に戻ることができた。
GPSによれば、本日のハイキングは歩行距離 11.6km。歩行時間 5時間23分。(昼食時間を除く。) 最高高度 2323m。上昇 805m・下降 849m。累計高度は上昇 1063m・下降 1107m。
※本日、GAトラベルカードで乗車できた路線:
往路 Leukerbad-Leuk-Visp-St. Niklaus VS-Gasenried 22.4CHF
復路 Grächen-Visp-Leuk-Leukerbad 22.8CHF 合計45.2CHF。
本日の感想として、列車の故障と2回のミスコースにより目的地への到着が遅れ、雲が湧いて展望が効かなかったのは残念だった。グレッチャートールとアルプヤの景色は大変素晴らしいので、自信を持って勧められるコースだと思った。いつかまたチャンスがあったら、雲のない時間に「グラートホルンの聖ベルナルド像」からヴァイスホルンやマッターホルンを眺めてみたい。さらには体力的・時間的に可能であれば、ボルディエール小屋(までの到達は無理だろうが、)ルートを氷河付近まで歩いてみたい。
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この旅行記へのコメント (5)
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- おーとさん 2024/03/01 12:56:06
- 魅力的なハイキングコースですね
- この日は早朝から夕刻まで出歩かれてお疲れさまでした~。グレッチャートーアやアルピャへ立ち寄られたのはご計画外だったとはいえ、リート氷河の眺めが素晴らしいですね。私はこういう場合「こちらにも行ってみるべき」と神様が導いてくださったと感謝することにしてます(笑)。いつか機会があったら、我が家も聖ベルナール像を目指して登ってみたいです。
ボルディエ小屋への新しい道が整備されたことは朗報で、そちらも興味津々なんですけど、頑張って小屋まで登ってもヴァイスホルン方面が見えそうにない点がちょっと残念ですね。グレッチャートーアやアルピャで撮られた写真で、リート氷河の左側の岩山の上にボルディエ小屋が見えていないでしょうか。地図から判断すると見えていてもおかしくない気がするんですが、突起のように見えるのは建物じゃなくて岩でしょうかねぇ…。
ゴン太さんはゴープロに加えて良さそうなデジカメをお使いですね。首からストラップで下げてお歩きになっていらっしゃるんでしょうか。私はぶら下げるのがどうも苦手で、ウェストポーチの中に入る小型デジカメしか使ってません。いちいちポーチから出して写真を撮るため、2本ストックだと面倒で、いつも1本ストックで歩く結果になってます。ちょっと考え直す方が良い気もしてるんですが…。
- ゴン太さん からの返信 2024/03/02 06:49:46
- Re: 魅力的なハイキングコースですね
- おーと様
さっそくのコメントをありがとうございました。おっしゃるとおり、今回のミスコースは「神様のお導き」であったと思います。ヴァイスホルンの見えないグラートホルンに登っただけでは消化不良を起こしていたと思いますが、リート氷河を堪能できたので、十分満足できた一日になりました。ご指摘のとおり、オリジナル写真を確認したところ、どうやら小屋らしきものが写っていましたので、追記とともに写真を2枚アップさせていただきました。当日肉眼では全く確認できませんでしたが、小屋の位置を事前に頭に入れておけば肉眼でも見ることができたのかもしれません。
今回、当方は計画倒れになってしまいましたので、おーと様にはぜひ聖ベルナール像まで登っていただきたいと願っています。眺望を考えると早起きをしていただく必要がありそうですが。
デジカメですが、古いもので取り柄と言えば(マーモットを撮るための)超望遠が効くことだけです。一番の問題はピントが甘く、シャープさに欠け、発色もイマイチな感じで全体的には同行者が使っている小さなコンデジのほうがずっと綺麗に撮影できます。(以前おーと様にお教えいただいた「風景モード」を使おうとしたら、なんと!付いていませんでした。)サイズが大きいものですから、首からストラップで下げるしかないのですが、実はこのストラップは知り合いから頂戴したもので長さが中途半端でして・・。身体の中央に下げるとちょうど胃袋の真上に来てしまい、歩くと胃袋の上でカポカポするので気持ちが悪くなってしまいます。そこで歩くときは嫌でも片手を通す、という面倒なことをしなければなりません。ちなみに同行者はスマホ用の長めのストラップをコンデジに付けて首から下げ、コンデジをズボンの腹・腰のあたりに差し込んで歩いています。
- おーとさん からの返信 2024/03/02 16:41:19
- 手頃で良いデジカメに巡り会えません
- 最近のコンデジやスマホのカメラは色彩が鮮やか過ぎて現物離れした写真になりがちですから、ゴン太さんのカメラの落ち着いた色合いは悪くないと思いますよ。私も最近は彩度を上げずに風景を撮るようになってきてます。
私もストラップを使って首からカメラを提げて歩いていたことがあるんですが、倒木を跨いだ際にカメラを泥だらけにしてしまったりして、やめました。奥さまのようにポケット等にしまっておけば良かったんですね。次回から奥さまを見習って考えてみます。
私が今使っているコンデジはパナソニック製ですけど、レンズ部分に埃やゴミが入りやすく、写真に影が写り込んだりレンズが駆動しなくなったりして、何度も修理を繰り返してます。カメラ専門メーカーじゃないから細部の作りが甘いのかなと思います。今度壊れたら買い替えることになりそうですが、次は別メーカーのものを選ぼうと思ってます。
- ゴン太さん からの返信 2024/03/03 06:06:02
- RE: 手頃で良いデジカメに巡り会えません
- おーと様
デジカメも各社各様で選ぶのが難しいですよね。私のこだわりの一つは「ファインダーがあること」です。液晶画面だと光線の加減ではほとんど被写体が見えないことがあるので、肉眼で(実際には光学式ではなくて、電子式のものが多いのですが)直接被写体を確かめられるファインダー付きのカメラが欲しいのです。しかし最近のコンデジは材料費節減のためか、ほとんどファインダーがないので、購入をためらってしまいます。今のカメラは2012年発売で2013年に購入した、かれこれ10年以上使用しているものです。そろそろ買い替えても良い時期なのですが、高倍率のものはその後大きさがさらに大きくなってしまっていて、今のカメラがハイキングに持ち歩ける限界ですので、倍率を捨ててコンパクトさを取るか、コンパクトさを我慢して倍率を取るかで悩んでしまいます。まあ、当分は今のカメラに頑張ってもらうことになると思いますが。
- おーとさん からの返信 2024/03/03 09:38:29
- 大切にお使いですね
- 10年以上もご愛用とは素晴らしいです。おっしゃるとおり光線の強い山では液晶画面が殆ど見えないことがあるので、私もファインダー付きのコンデジを選びましたが、実際のところファインダーを使って撮影するケースは殆どありません。見えづらくても顔から離して撮影する方に慣れてしまいまして…(汗)。
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