2024/01/27 - 2024/01/27
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norio2boさん
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アントワープとブリュージュは3回目
ゲント今回が初めて
「神秘の子羊」を見に
聖バーブ教会へ
写真はゲントの訪問先をプロットした簡易地図
ーーーーーーーーーーーー
「神秘の子羊」で油彩画法は確立された
描いたのは
ファンエイク兄弟
兄フーベルト(1385~1426)
弟ヤン(1395~1441)
12枚のパネルの多翼祭壇画
兄の死後
1430年から弟が引き継ぎ制作
1432年に
聖バーブ教会に飾られた
フィリップ3世を祝って開催された公開の時は
ゼンマイ仕掛けで
翼がオルゴールの音楽と共に開き
参列者を驚かせた
動画です
https://youtu.be/HmdNQFE2KNY?si=XTe7a7y_A7usX09d
BGMはサティ
ジムノペティ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ゲントの地図
観光スポットは
市庁舎の近辺に集まっている
昼食は
ワッフルのうまいマックス
お土産は
マスタードの店ティーレンテーンフェルレント
ボッシュの
「十字架を担ぐキリスト」
「聖ヒエロニムス」
があるのは
駅のそばの
ゲント美術館
「神秘の子羊」が修復されたのは
この美術館ノボテル ブリュッセル オフ グランド プレイス ホテル
-
スマホの住所録に
ゲントの候補を登録している
これをタップすれば
ナビに入れる仕組み -
ブリュッセル中央駅から
ゲント
65+料金
1人7.8ユーロ
メールで送られてくる
電子チケット
画像の左側のQRコードで認証 -
駅員に電子チケットを見せて
次は
10:45
2番線
と教えて貰うブリュッセル中央駅 駅
-
電光時刻表で予定通りを確認
遅れは+赤字で表示されるブリュッセル中央駅 駅
-
車窓風景
風力発電が
太陽光発電より多い -
GENT st.pieters
ゲント駅着は定刻
地下ホームから地上階へ
エレベーターでゲント駅 駅
-
間違えて南口に出た
この通りは駐輪場があり
車両侵入禁止になっている
写真の奥の
車が止まれる所まで出て
Uberに乗車
Uberには乗り込むスポットを
指定出来るようになった
ゲント市中心部の
聖バーフ大聖堂までゲント駅 駅
-
聖バーフ大聖堂
ローマ・カトリック教派所属の教会
建設が始まったのは942年
Uberのドライバーは
アフガニスタンからの移民
7年前からゲント在住
車はトヨタ
15.75ユーロ
2281円
Uberには
paypayカードを登録している
10分後に
「ご利用代金お引き落としのお知らせ」
のメールが来る
これが安心安全で気に入っている聖バーフ大聖堂 寺院・教会
-
St.baafskathedraal
聖バーフ大聖堂
見上げるほどの美しさ
尖塔は高さ89m
フランドル絵画の最高傑作と言われる作品
ゲントの祭壇画「神秘の子羊」に出会える教会聖バーフ大聖堂 寺院・教会
-
内部
身廊は尖塔アーチの美しい天井が見事なフランスゴシック様式
鐘楼はスペインゴシック様式
回廊はいわゆるゴシック
10世紀から3世紀にわたる建設の歴史が現れている -
アーチ状の装飾
大理石と茶色の樫材をつかった
説教台
1741~45年に制作されたもの
作者は
ローランデルボー(1696~1778)
真理を主題に構成され
信者の為に天界の神々しさを現実のものとして伝えようとしている -
ゴシックのそれぞれの様式を見分けることは出来ない
一般からの寄付で建設費用は賄われた
完成までには長い時間が必要だった -
人波につられて
右側の礼拝室へ
エルサレムにある
「イエスのお誕生所」のように
信者が跪き
頭を差し入れることが出来るように
暖炉みたいに構成されたドームに
ジオラマが飾られている -
十字架から降ろされた
イエス
大理石に板の上に横たえられた
エルサレムの聖墳墓教会には
イエスが横たえられた大理石が
置かれており
巡礼で辿り着いた信者たちが
そのまわりで跪き
嘆き涙する -
大祭壇
動画です
https://youtu.be/pXA1juefxFA?si=FTgiqQ6YtC06teiu
聖バーフ教会の壮大さを
お伝えできるでしょうか? -
神秘の子羊
入口
12:30より
入り口のモニター
見学内部の様子の動画と
入場料4種のメニューが表示されていた
スタンダード:ゴーグルをかぶって仮想空間を体験16ユーロ
同子ども:8ユーロ
詳細版:16ユーロ
神秘の子羊だけ:12.5ユーロ
動画です
https://youtube.com/shorts/3DGVz3dsVZw?si=Ko8iaClhlJeFC5-g
ゴーグルを使った仮想空間ツアーが売り物になっています
教会でもアミューズメント化が進んでいます -
左側の列は事前購入者の優先レーン
右側が一般
壁の様子は
この部分が旧教会の一部であったことを思わせる
左上と正面の上部には
ルーベンスかルーベンス工房作
と思わせる宗教画たちが飾られている -
10人くらいの行列が出来ていた
-
入口に飾られたプレート
オランダ語らしい
Google翻訳によると
2021年3月28日木曜日に公開
ビショップ ロードヴァンヘッケ
フランドルのジャンシャボン首相
大臣ズハルテミル、、、、
その時の記念プレートのようだ -
聖バーフ教会のミニチュアモデル
と平面図
左側のが地下の平面図
右側が教会の平面図
神秘の子羊がある礼拝堂は右側(東側)の先端部分になる -
巻き物のキャプションは
BOOK OF THE DEAD OF ST.BAVO'S ABBEY 1406
聖バーフ教会 死者の書
死者の書は巻き物 -
旧教会の礼拝堂の遺跡
10世紀に建設が始まった
当初は
聖ヨハネを祀るために作られ
「聖ヤン教会」と呼ばれた -
見学者は少ない
柱の上部の局面部分には
ギリシャ正教のイコンを思わせる宗教画があった
キリスト教が
西方のローマカソリックと
東方のギリシャ正教
に分裂したのは1054年
この聖バーフ教会が聖ヤン教会として建設が始まったのは
この分裂前なんだと思った -
13世紀の礼拝堂
柱や台座などの発掘遺跡も展示されてる
東方教会では
偶像崇拝を禁止したのに対し
西方のローマ・カトリックでは
見る聖書として宗教画の使用を信仰拡大のため強く推奨した -
13世紀の礼拝堂
降架されたイエスを悲しむ聖家族
パネルに2001とある -
「洗礼者聖ヨハネの遺物」
ホルダー(1624~1625)
銀、部分的に金メッキ
洗礼者ヨハネは
祝宴での踊りの褒美として首を要求したサロメによって命を失った -
「聖家族」
絵の上にマリア像がある -
「ゴルゴダ」3連画 1464
ジャストスヴァンゲント(1410~1480) -
オットヴァンヴィーン(1558~1634)
祝福を与えるイエスが描かれている -
ようやく
「神秘の子羊」はこちら
の表示パネル
にたどり着いた
左奥の礼拝堂に
Mystic Lamb
がある -
聖バーブ教会
「神秘の子羊」
油彩画法はこの作品で完成した
描いたのはファンエイク兄弟
兄フーベルト(1385~1426)
弟ヤン(1395~1441)
12枚のパネルで構成されている
多翼祭壇画
開けたときは12枚の画面構成
閉じたときは8枚の画面構成
高さ3.4m
幅4.4m
兄の死後1430年から
弟が引き継ぎ1432年に完成
聖バーブ教会にて公開された
当初
ゼンマイ仕掛けで翼がオルガン音楽とともに開閉した -
オープン状態
12枚の画面で構成されている
「神秘の子羊」は
下部の真ん中の横長の画面
これがお目当て -
神秘の子羊の部分
子羊の胸からは血が噴き出し
盃に流れ込んでいる
救世主イエスが
自らを犠牲にして人類を救う
キリスト教信仰を象徴している
新しく発見された
遠近法で構成された画面には
手前に命の泉
子羊を囲んで
12使徒、聖人、教職者
が描かれている -
上部の中央画面
右手を上げる男性像
父なる神
神の子イエス
いずれか?
座る金色の王座の銘文は
「神聖な威光に輝く全能の神」
とある
広がる光の金色の線
これが遠近法を考えついたポイントかも知れない -
生命の泉の左側
子羊を崇めに集まった
教職者の衣服の部分
ドレープの表現
右側のバックルの金属の表現
彼が持つ聖書の文字の表現 -
殉教者
聖人
聖職者
に金色の矢が放たれている -
聖職者の集団の部分
ーーーーーーーーー
絵の具の歴史は
紀元前の洞窟画にさかのぼる
色の鮮やかな石とか鉱物
を粉砕し摺りつぶし
それに液体を混ぜて絵の具とした
液体には速乾性すぐに乾くものが選ばれた -
画面上部の光輪と
子羊の頭部
から金色の光の矢が放たれている
ーーーーーーーーーー
ファンエイク兄弟の油彩画法の完成は
発明というべきものであって
再現色を考慮した下地の設計と準備や
色彩の重ね方の工夫で再現色を拡大させ
現実に近い表現を実現している -
子羊の台座
左側には十字架を掲げる天使たち
ーーーーーーーー
新しく発明した遠近法の採用で
現実的に
リアルな表現になっている -
生命の泉の部分
放射状に吹き出す水の表現が素晴らしい
ーーーーーーー
油絵の具用の金属チューブの発明
によりこれまでは速乾性だった
絵の具は遅乾性の溶剤のものへと変化していった -
子羊の台座の右の部分
ーーーーーー
現在では
油彩絵の具
に変わって
アクリル絵の具を使う画家が多い
溶剤で溶いて使う油彩画よりも
水で溶いで使うアクリル画の方が乾燥も早く
便利で普及している
初心者でも使いやすい -
生命の泉の右手の部分
-
子羊の右上の部分
王女や皇族女性の団体
奥にはなだらかな丘
その奥には教会が林立している -
聖書を戴き読み上げる聖職者
-
神秘の子羊
右下の部分
金属部分の精密な表現 -
外装面は8面で構成
右側部分
右側は制作のスポンサーの妻
ボルルート
左側は聖ヨハネ -
外装面
左側部分
右側洗礼者ヨハネ
左側制作依頼者フィエト
制作依頼者(寄進者)はブリュージュにある
グルーニング美術館の「ファンデルパールの聖母」ヤンエイク
にも描かれている -
ゲントの祭壇画 1432年公開
しっかり見させて頂きました
イタリアルネッサンス
レオナルドダヴィンチ「最後の晩餐」1498
ラファエロ「聖母の婚礼」1504年
ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」1453年
などのイタリアのルネサンスの画家たちはファンエイク兄弟の油彩画法
に更に各々独自の工夫を重ねていった -
それほどの混雑ではないです
ぼくたちのいた時間は
他の人たちの4倍くらい
この祭壇画が閉まっていて
自動演奏の音楽と
自動開閉装置で
開いていく姿は
見る信者たちに
畏敬の驚き、信仰心の深まりは
いかほどだったのだろうか?
想像して見た -
もう一度
動画をアップしておきます
https://youtu.be/HmdNQFE2KNY?si=E9PCWVds_Xg9WjUI
「神秘の子羊」楽しんで頂けたでしょうか? -
礼拝室
荘厳な祭壇 -
出口の表示
教会の一般部分は無料です -
聖バーフ大聖堂の前の広場
シントバーフス広場
奥に
鐘楼と繊維ホール鐘楼と繊維ホール 建造物
-
鐘楼と繊維ホールの右側に並ぶ
-
ランチは
予定したMAXが見つからず
同じ住所のところにあった
Groot Vleeshuis
おすすめのゲント名物スィーツプレート
24ユーログルート フレー ハウス 地元の料理
-
ランチの後は
マスタードが有名な
ティーレンテーンフェルレント
「ゲントに来たらお土産はここ」
のタイトルで
クチコミ
アップしています
https://i.4travel.jp/user/review/show/15130255ティーレンテーン フェルレント その他の店舗
-
量り売りのマスタード
瓶詰めも手作業
写真慣れしていて
撮って良いかと聞いたら
もちろん!
SURE!
と返事があった -
もう一枚撮りますよ
掲載許可も
勿論の返事でした
直径5cm余りの口径の瓶に
大きな木のスプーンで流し込むのは
相棒の右京さんの紅茶よりも凄いです -
そのほかにも各種
棚に並んでいる
お客さんは
地元の人が多い
行列状態
次の人を気にしたが
あと一点何かと聞いたら
ピックルス
と言われ購入 -
マスタード2瓶とピックルスで
15.65ユーロ
2597円
ショウウインドウには
まだまだ知りたい珍しいものが並んでいる -
ティーレンテーンフェルレントの店の前
ゲント名物のキャンディ屋さんの屋台が出ている -
ゲント市内をぶらぶら
-
ブルージュと同様
市内は水路で繋がっている -
ゲント市内の運河
趣きがある -
フランドル伯の城
観光客で混雑時いた
ここからの眺望は見逃せないというフランドル伯の城 城・宮殿
-
この景色がいちばん
スケッチに出来そう -
拡大写真も撮っておく
-
これも良い
手前に木の枝を入れて見た -
トラムでゲント美術館へ行きたかったが
停留所と方向がわからず
Uberを呼んだ
ゲント市庁舎
の前の広場市庁舎 建造物
-
Uber
10.5ユーロ
止まったのは
ゲント市立現代美術館
SMAK
の前の広場ゲント市立現代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
ゲント美術館
MSK
見たいのは
ボッシュの2枚
「神秘の子羊」の修復ルームゲント美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
略称
MSK
Museum voor Schone Kunsten Gent
厳かな入り口 -
入場券13ユーロ
と館内マップ
オーディオガイド無料
借りるの忘れた -
目的のボッシュの2枚の場所を
カウンターの女性に教えてもらった
入って右の2に
キャリングクロス
左側のEに
ヒエロニムス -
右側にカウンター
-
2ヶ所で折り曲げられる構造の絵が
三連画
教会に飾られる宗教絵画の様式
通常は閉じられていて
司祭の説教と共に、あるいは後に開けられる
閉じられた状態での外壁画は
グリサイユと呼ばれる無彩色画が描かれ
開けられと極彩色の画面が登場し
信者の信仰心を感動的に深める
本来
キリスト教は
偶像崇拝を禁じている
カソリックは信仰と布教のための偶像崇拝を奨励した
当時は識字率(文字を読める人)が低く
聖書は司祭により読み上げられたのを聞くだけ
宗教画はそんなことで
見る聖書との位置ずけだった -
ヒエロニムスボッシュ(1460~1516)
「十字架を担うキリスト」1510~16
板に油彩
Bosch
ボスと呼ぶ人もいるが
個人的には
車の電装品の会社はボッシュだからボッシュと呼んでいる
ローマ字表記はヘボン式だが
正式にはヘップバーン
オードリーヘボンじゃイメージ違います -
画面中央に穏やかな顔つきのイエスが配置され
十字架の横板は左上から右下に斜めに配置され
緊張感のある表現を演出している -
画面右下の部分
自分のことしか考えない人たちの群像 -
イエスの表情のアップ
-
左上の部分のアップ
これから処刑場へ行く
イエスの存在に誰も関心を示していない -
左下の部分
左向きにうつむいた女性はイエスの顔がついた白い布を持っている
聖ベロニカ
彼女はイエスの汗を拭うために自分のスカーフを差し出し
その布にイエスの顔が転移した
その布は「聖顔布」と呼ばれ
トリノの聖ヨハネ大聖堂に収蔵されている -
聖ベロニカの部分の右部分の人物描写
ゴルゴダへ向かう
イエスの柔らかな静謐な表情を対比させている -
美術館の半円球状の広場
ボッシュの「十字架を担うキリスト」
は真贋論争が続いており
1530年頃に模作されたという意見が主流になっている
ゲント美術館では真筆として展示している -
これも同じくボッシュの作品
「祈る聖ヒエロニムス」1485~95
板に油彩
こちらはボッシュの真筆として鑑定されている
真筆として認められているのは20点 -
画面の左上の部分
-
画面の左下の部分
聖ヒエロニムスは十字架を持ち倒れ込んでいる
聖ヒエロニムスの絵では必ずライオンがそばに描かれる
この絵でボッシュは茶色い猫のような小さな姿で描いているのが分かる -
画面の上部の部分
穏やかな農村風景が描かれている -
祈る聖ヒエロニムス
上半身の描写 -
聖ヒエロニムスの足元の部分
聖書
赤い麦わら帽子 -
ブリューゲル長男作の
「農民の結婚式」
も人気の収蔵品だという
ガラス窓の奥の「神秘の子羊」修復室は写真禁止だった
係員が余りにも高圧的に、事務的に撮影禁止を叫ぶので
しらけて見る気を失った -
ゲント駅
自販機でコーラを買ってみた
Visaタッチで支払い
うまく買えた
この後行ったブリュージュでは
駅の構内トイレはVisaタッチのリーダーがあって
タッチでゲートが開いた
コロナ禍で
タッチレス
キャッシュレスが加速されたゲント駅 駅
-
ゲント発17:03
10番線
ブリュッセル空港行き
途中
ブリュッセル中央駅で下車ゲント駅 駅
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