2024/01/27 - 2024/01/27
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ふむすけさん
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繁忙の土曜に有休を取得し、JR東日本「休日おでかけパス」と「上信電鉄フリー乗車券」で社会から逃亡
前日の飲み会で多分気絶した挙句、右目の瞼に青タン作ってしまったので、思いつきで有休取っといた先月の自分が偉すぎる
それにしても酒の飲み方だけは学習しないな
まあ、誰しもひとつくらい弱点はあらぁね
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
久しぶりの土曜休み。
前日にふと思いたち、休日お出かけパスにて群馬県へ。
上信電鉄と秩父鉄道と迷いましたが、さくっと行って帰ってこれそうな上信電鉄に決定。
上信電鉄は高崎駅にて乗り換えです。
休日お出かけパスは高崎線上は神保原までが対象エリアのため、高崎駅で清算が必要。
とはいえ240円ほど。
途中、尾久車両センターにて四季島発見。
ドアを開けていたからお掃除かしらん。
ツアーというのは性に合わないので、きっと四季島に乗ることはなさそうではあるが、車両はかっこいいので見学だけでもしてみたい。
そういえば最寄り駅のポスターにてグリーン車値上がりを知る。
今までが安すぎたのでしょう。
でも今みたいに気軽にグリーン車に乗れなくなっちゃうな。
最寄駅から高崎駅って3時間かかるから、グリーン車でないとちょっと大変。
高崎が近づくにつれ、雪をかぶった山が。
位置的には榛名山かな。 -
さあ高崎駅に到着。
改札を出て右へ。
階段を降りて左に回り込むと、お蕎麦屋さんの横に上信電鉄の改札口の看板が。
お蕎麦屋さんがあるの知らなかった。
覚えておこう。高崎駅 駅
-
しばらく歩くと前方に改札。
券売機もありますが、本日は一日フリー乗車券を購入するので窓口へ声掛け。
券売機はお蕎麦屋さんの食券販売機みたいなデザインでした。上信線 乗り物
-
一日フリー乗車券。
2260円。
硬券です。
改札でパチンと鋏を入れてくれます。
改札の方が、何となく、「こういうの好きでしょう」という顔をされたが気のせいかもしれない。 -
最近どこにでもいる鉄道むすめ、でしたっけ。
若い女の子のキャラクターは区別がつきにくい。
髭の生えたかっこいいおじさま図鑑だったら覚えられる自信があるのにな。
ともあれ0番線。
0番線から出る鉄道は全部良いと相場が決まっている。 -
ホームには上信電鉄沿線の社寺案内図。
たくさんあるのねえ。
今日はこの中の上州一ノ宮は貫前神社に詣でる予定。 -
ああ、かわいい車両が入線。
2両編成だが、山手線並みの混雑。
沿線の若い学生さんたちが高崎に遊びに来るのだろうか。
なにかイベントでもあったのだろうか。
入替のため、この車両はお客さんを下した後、車庫に入ります。 -
代わりに来たのはこちらの車両。
-
あんなに混んだら嫌だなあと思ったけど、乗る人はそんなに多くない。
2両編成だが、乗客は10人程度。
フリーWiFiがございます。
乗客も少ないので、出雲に行った時の一畑電車よりもWi-Fiの接続が良い様子。 -
車内はロングシート。
暖房も効いて日差しもあってぽかぽか。
好きな環境。
ただ、シートが低くて、座るときにおっとっとってなる。
こんなに低いシートの車両は初めて。
こういうの、規格で決まってるのかと思ったけど、そうじゃないのね。 -
この日、ちょうどこのころ、神農原駅付近の踏切で軽自動車と電車の接触事故があったそうで、少し遅れていました。
なので、当初予定していた順番を少し変更して、先に上州富岡駅に向かい、富岡製糸場を見学することに。
見学している間に復旧することでしょう。上州富岡駅 駅
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駅改札外の富岡製糸場案内図。
上信電鉄は高崎駅から世界遺産アピールだらけだが、何故かあまり派手派手しくはなく、こんな感じの手作り感満載であり好感が持てる。
道も分かりやすそう。 -
駅外観。
かっこいい。
写真には写っていないが、ホームの柱や、このフランス積みの煉瓦など、富岡製糸場から戻ってくると、ああ、富岡製糸場の建築を参考に作られた駅舎なんだな、とわかります。
でもこの写真を撮っている今はわかっていません。
駅舎は横に広く、自販機、トイレ、日の当たるベンチが数個あり。
駅舎内には扉のついた待合室と、ハイヤー手配の窓口あり。
レンタサイクルもあるそうです。 -
同じ電車から降りて富岡製糸場に向かうのはシニアの夫婦が3組。
と、私。
栄えているとは言えない商店街をてくてく。
なんだか昔懐かしい感じの、観光地の商店街。
射的とかクレープ屋さんとか、桑の葉茶売ってるお茶屋さんとか、蚕だからって絹グッズのお店もあって、昭和を参考に作ったのだろうかといぶかしむ。
逆に売る気がなさそうにも思えるが、ちゃんと大きい声で呼び込みなどしているので、単にアップデートされていないだけなのだろう。
せっかく世界遺産になって上信電鉄の売り上げも上がったと聞くが、これでは少し心配になる。
余計なお世話なのは百も承知。 -
急に立派な建物が現れた。
富岡製糸場の目の前だが、ここでも入場券を売っているそうだ。
「旧韮塚製糸場」
引き戸をガラガラと開けると、おしゃれなカフェでも入っていそうだが、左には券売機が2台。旧韮塚製糸場 名所・史跡
-
右にはパンフレットや簡単な展示など。
-
それよりも建材がかっこよくてつい写真を撮る。
年数を経た木材の丸さ、滑らかさは良いですね。
ああ。
触りたい。 -
さ、富岡製糸場である。
教科書でしか見たことがなかった。
早速煉瓦がかっこいいので来れて良かった。
入口からどーんと、これは東置繭所。
中には概要の展示と、売店。富岡製糸場 名所・史跡
-
東置繭所の裏側。
塗装の剥げた白い柱と手すりが素敵。
団体さんを避けるため、順路を少し急ぐ。 -
保全工事をしており、思いがけずクレーン車も見られてラッキーです。
-
社宅横を過ぎ、西置繭所の建物。
この中にも入れます。 -
この空き地のすぐ横に、ブリュナエンジンの展示。
ブリュナというのは、富岡製糸場建設のため、フランスから呼ばれた技術指導者の名前。
フランスからは他にも20人ほど、ブリュナさんたちの家族や同僚やら召使やらが来日したそう。
製糸場ができたはいいが、女工さんを募集する時に、フランス人が女工の生き血を啜るとか変な噂が立って大変だったそうですよ。
まあ、ついこないだまで鎖国してたんだからしょうがないか。 -
西置繭所の建物内部。
2階建てになっており、1階入って右側はこのような建屋の展示。 -
ガラスがかっこいい。
昔のガラスで、外が少し歪んで見えたりして、窓枠の塗装もやはり剥げたりなどしていて、趣深い。
建物入って左側は写真撮影不可の展示。
当時使われていた女工さんの生活用品だとか、服装だとか、オルガンやステレオまで。
ステレオが、例のVictorの犬がちゃんといるロゴのプレートが貼ってあるすごく立派なステレオでした。
しかしですよ。
ここで何百人と暮らしていたわけですよね。
おんなじ工場で働いて、仕事が終わってもおんなじメンツと畳の大部屋で暮らす毎日。
しかも女工哀史であるからして、ひどい時期は月に2・3日しか休みがなく、一日の労働時間が12時間なんて。
たまの休みも、娯楽がないからか工場内で勉強や習い事だの。
みんなよく気が狂わなかったな。
私、以前化粧品工場で働いてみたけど、1週間で辞めたっけな。
ひたすら同じ動き、飛び交う怒声、なぜか自主的に短縮される休憩時間。
終わって帰ると、夕飯作りながらしゃがみ込むくらい疲労していた。
肉体労働、向いてないんだな私。 -
2階にはエレベーターで上がります。
外のぐるりからは鉄水溜と煙突、繰糸所の建屋が見えます。
それにしても快晴だ。
コートがいらないくらいの暖かさ。
繰糸所の中ではガイドさんが団体さんに説明をしていました。
まさに工場、という感じのコンベヤーなど。
蚕をお湯につけて糸をほぐしていく動画があって、どんどん糸を取られちゃって、中の蛹が透け透けになっちゃって、ちょっと気の毒でした。 -
こちらは首長館。
ブリュナさんたちが住んでたのかしら。
火気厳禁。 -
これはなんでしたっけ、診療所の横の建物。
窓が大きくて、こんな風に晴れた日は気持ちよさそうな畳のお部屋。 -
女工さんたちが住んでいた建物の前に梅の木が。
何故かめちゃめちゃピントがずれたが、良い香りの白梅が咲いておりました。
女工さんたちのお部屋には入れませんでしたが、映画俳優さんのポスターなど、まだ貼られたままだそうですよ。
結構急ぎ足で廻りましたが、全部で1時間半くらいかかったでしょうか。
ガイドさんの説明など聞く場合はもっとかかりますね。 -
そろそろ電車のダイヤは復旧したかな。
相変わらずお昼ご飯の時間を考慮しない遠足ダイヤを組んだため、お腹がペコペコ。
買い食いしようとコンビニに向かうと、ローソンの横に諏訪神社発見。
お参りしていきましょう。諏訪神社 寺・神社・教会
-
む、彫刻が立派である。
-
うわあ、細かい。
龍に乗っている。 -
これすごいなあ。
誰が作ったんだろう。
あとでGoogleMapで調べたら「彫刻が立派」という口コミ多数でしたので、やはり目に付くのですね。
上州富岡駅に戻ってきましたが、ちょっと早かった。
改札は電車の出発時間5分前にならないと開きませんので、ローソンで買ったからあげくんを食べつつ、駅周辺をぼんやりと眺める。
ちょうど目の前に世界遺産センターという建物があったので、入って暇つぶし。
お洒落カフェ併設。
富岡市の展示などもあり。
荒船風穴って、自然物ではなくって、蚕の貯蔵用に作られたものだったのか。群馬県立世界遺産センター 美術館・博物館
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今度来たのは、こちらもかわいい色使いのラッピング車両。
向かったのは「南蛇井」駅。 -
なんじゃい駅。
可愛い名前。
降りてみたくなる名前ですね。南蛇井駅 駅
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駅前には自動販売機しかございませんが、手書きイラストの観光マップで頑張ってはいます。
-
駅舎。
名前の由来には諸説あるようだが、おおかた井戸から蛇が出てきたとかそんなんだろうと思っている。 -
待合室。
上信電鉄の待合室は、このようなデザインで統一されている様子。
白い木製のカウンターに合わせた壁と引き戸。
こんな所で駅員さんとして働きたいが、あいにくこちらは無人駅。 -
ホーム側からも。
定休日の駄菓子屋さんみたい。 -
ふふふ
-
この辺りは平坦だが、下仁田駅手前は急勾配で、まるで山間の風景になるので少し驚く。
ホーム上のこのミラーが自撮り棒みたいなので、自撮りしてみる。 -
今度は群馬サファリパーク仕様。
子供の頃に一度行ったっけなあ。
静岡に住んでたから、富士サファリパークの方が断然近かったので、群馬は一度だけ。
私のように車を運転しない人は、上州富岡駅からタクシーで15分で行けるそうです。
サファリパークって、車がなくても廻れるの? -
上州一ノ宮駅に到着。
上州一ノ宮駅 駅
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こちらの駅舎も素敵。
駅の入口には公衆電話ボックス。
Wikipediaによると、1934年(昭和9年)に昭和天皇の行幸の際に駅舎を改修したとあるが、つまりそれから90年間変わっていないのだろうか。
日本にはそんな地方駅がきっと沢山あるんだろう。
JRはすぐ取り壊してプレハブ小屋を建てたりするが、こうやって残してくれる私鉄はありがたいですね。 -
待合室。
南蛇井駅にそっくりですね。
ここから片道徒歩10分の一ノ宮貫前神社に向かいます。
駅前のバイパスだか国道だかを越えて、ほとんど人の歩いていない通りをてくてくと。 -
長ーい参道。
上り坂。
ぜえぜえと階段までも登りきると... -
絶景が頂けます。
ご褒美。 -
鳥居裏からも。
懲りずにまた趣味の禁煙を行っているが、もともと運動とは無縁だった我が肺。
なかなか息切れがおさまらず。貫前神社 寺・神社・教会
-
なぜか表門が面している道路が坂道かつカーブの上で、私の写真はよく斜めるが、この写真の水平度はこれで多分リアル。
-
由来。
祀られているのは経津主神と姫大神。
姫大神は養蚕機織の神さまですって。 -
あまり見かけない下り宮の神社です。
私は初見。
周囲は大木に囲まれ静か。
日当たりが良いので暗い感じはしませんね。 -
本殿。
美しい装飾。
ちょうどご祈祷が始まるところで、神主さんもいらっしゃる。
ご祈祷って、個人情報を朗々と読み上げてしまうが大丈夫なんだろうか。 -
神社のこの部分、なんと呼ぶのだろう。
綺麗な色と装飾。
瑞鳥や神獣の姿が描かれています。 -
裏に回り込むと、柵もなく山の中。
下には沢もあるようで、大きなスダジイの木も聳えている。
納経所跡もあり。
小鳥が枝を飛び交って忙しそうにしていました。 -
裏から見た本殿。
参拝客は途切れずにいるのだが。この時だけ独り占め。
雰囲気も美しい静かな神社で、自分も綺麗になったような気持ちになる。
名残惜しいが、次に向かいましょう。
駅に向かい、下仁田行きに乗車。
せっかく来たのだから、完乗しないとね。 -
下仁田駅。
ホーム側から改札に向かっていくと、こんにゃくとネギの聖地みたいなことが書かれていたような気がするが、乗り換え時間が数分しかなかったので、よく分からなかった。
群馬と言えば、こんにゃく、ネギ、めんたいパークとサファリパーク、温泉、ぐんまちゃんと相場が決まっているので、きっと正しい。下仁田駅 駅
-
待合室はもはや見慣れたこのインテリア。
暖かみと清潔感と教室みたいなレトロ可愛さがあって、変わらないで欲しいものですね。
あと、田舎の駅の待合室のベンチに必ずあるこの手作り座布団?も良い。 -
上信電鉄終点の下仁田駅から、今度はノンストップで高崎駅まで。
お腹すいたなあ。
あ、今朝買ったチョコレートがあるんだった。 -
ワンマン電車での無人駅では先頭車両からしか降りられないので、後続の車両はガラガラです。
しばらく貸切で、のんびり夕日を見てました。
高崎からはまた3時間のグリーン車の帰路。
高崎駅のお土産屋さんで、歌川産のクラフトジン(娘と飲む用)と、軽井沢ビール2缶(電車の中で飲む用)を購入。
懲りないな。
クラフトジンは、すうっとラベンダーの香りが残って美味しいよ。
お読み頂きありがとうございました。
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