ぶらり乗り鉄、高山本線に乗って富山へ行こう

2024/01/05 - 2024/01/06

冬の青春１８切符を利用してローカル線乗り鉄たび、大阪から北陸へ向かう、往路は高山本線、帰りは北陸本線に乗って行ってみよう。敦賀から先の北陸本線は今年の３月に新幹線の開業に伴い第３セクターと移行されるので敦賀から金沢間は今回が最後の利用となりそうだ。１月１日に発生した能登地震、一時は計画していた旅程を取りやめようかと思ったが、鉄道も予約していたホテルも観光列車も予定通り大丈夫と判り、現地の能登では無く、ただ北陸地方だというだけでキャンセルするのは申し訳ない、かえって地域の経済も低下させてしまうと思い決行しました。

エリア 岐阜

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪駅０７：５３発、野洲行の新快速に乗車してスタートです

大阪駅 駅

新快速は快調に飛ばして京都を過ぎて、０８：４８に草津駅に停車、５分間の停車時間がある、新快速にしては長い停車時間と思ったら、後発の「特急ひだ」が追い越していった

草津駅 (滋賀県) 駅

野洲駅で後発の新快速に乗り換えて、０９：３１，彦根駅に停車、近江鉄道の電車が見える

０９：３６、米原駅で下車、この列車は米原から北陸本線に入り長浜行、米原までの後ろ半分の車両を切り離す

東海道本線で岐阜方面への電車まで少し時間があるので駅の外へ出てみたが、駅前はこれといって何も無い

米原駅 駅

０９：５６発、オレンジラインの折り返し大垣行の電車が入線してきた、そうか、ここからはJR東海の管轄なのだ

前方には伊吹山がきれいに見える、この先が天下分け目の関ヶ原です

１０：３２，列車の終点、大垣駅に到着です、乗り換え列車にはすぐの接続です

大垣駅 駅

ホームの先には、樽見鉄道乗り場になっていました

１０：４１発、大垣発豊橋行の新快速が入線してきました、JR東海でも新快速のネーミングが使われているのですね

１０：５２，岐阜駅で下車、高山本線に乗り換えですが、次の列車まで少し時間があるので駅前へ、広々とした駅前ロータリーには黄金の信長像がたっていました

岐阜駅 駅

また反対側のロータリーには名鉄岐阜市線を走った古い電車が見えます

ホームに戻りいよいよこれから高山本線に乗車です、１１：０８発の富山行「特急ひだ７号」がちょうど先発していった

高山本線の普通列車は１１：１５発多治見行、この列車は高山本線を美濃太田まで行き、その先太多線に乗り入れて多治見駅へと行く、こちらで出発します

車窓には並行して走る名鉄各務原線の電車が見える

高山本線は岐阜から富山まで２２５．８ｋｍ、単線非電化の路線です、途中駅で列車交換です

那加駅 駅

岐阜駅で購入したますの寿司のおにぎりで気分はもう富山です

車窓には犬山城が見える

１１：４１，鵜沼駅に停車、目の前に名鉄新鵜沼駅が見える、昔は名鉄と線路をつなぎ名鉄特急も高山本線に乗り入れて富山へと走っていた、そんな時代もありました

鵜沼駅 駅

木曽川と遠くには雪をかぶった南アルプスの山々が見えます

１１：５３，美濃太田駅に停車、この列車はこの先高山本線を離れて太多線に乗り入れて多治見駅へと行く、次の高山行の１２：３９発まで時間があるのでこのまま太多
線に乗ってみましょう

美濃太田駅 駅

太多線は多治見から美濃太田の１７．８ｋｍを結ぶ単線非電化の路線です、美濃太田を出た列車は木曽川を渡る

１２：１０、多治見まで行くと時間が無いので沿線の主要駅であろう可児駅で下車

可児駅 駅

すぐ隣には名鉄新可児駅がある

新可児駅 駅

名鉄名古屋さらに中部国際空港まで繋がっているのですね

可児駅から１２：２８発の岐阜行に乗って美濃太田駅まで折り返します

再び木曽川を渡る

１２：３５、美濃太田駅に到着、向かいホームからすぐに、１２：３９発の高山行に乗り換えます

美濃太田駅 駅

高山本線は飛騨川に沿って走る、右手には飛水峡と呼ばれる渓谷が見える

飛水峡 自然・景勝地

ダムも見えます

車内では車掌さんの検札が始まりました、美濃太田から先はIC改札が無いので知らずに乗車された方も結構いるようで、車内で切符の精算がされています、なかなか車窓業務も大変です

１３：４０、飛騨金山駅に停車、遅れている「特急ひだ」と列車交換です

飛騨金山駅 駅

１４：００，少し遅れて下呂に停車、乗客の多くが下車しました、下呂温泉ですね

下呂温泉 温泉

１４：３０、飛騨小坂駅

飛騨小坂駅 駅

１４：３９、渚駅

渚駅 駅

車内は対面シートでゆったりしている

１４：４６，久々野駅停車、この駅では１５：１４発まで結構な停車時間があります、後発の特急に抜かされ、反対方向の特急と普通列車のすれ違ちと３本の列車をやり過ごしてからの出発です

久々野駅 駅

久々野駅を出た列車は分水嶺の峠のトンネルを抜けて、
１５：３１，列車は終点の高山駅に到着、次の列車まで約３０分あります

高山駅は新設されて高架の駅舎になっていました

高山駅 駅

改札を出て線路を渡る高架橋内は高山祭の展示ギャラリーになっています

春の高山祭に登場する屋台の展示がありました

「高山祭の屋台行事」はユネスコ無形文化遺産登録です

高山の町と後方には雪をかぶったアルプスの山々が見える

モダンな高山駅舎

高山駅 駅

ホームに戻り、高山駅からは１６：０２発猪谷行でさらに高山本線を北上です

高山本線の列車は宮川に沿って走る

飛騨古川の町に入りました

列車はこの先、急峻な谷沿いに走り、県境のトンネルを抜けて岐阜県から富山県へと抜けていく

１７：０５、終点猪谷駅に到着です、この駅はJR東海からJR西日本の管轄になります

猪谷駅は無人駅

駅前には列車の到着に合わせて路線バスもあるようです、駅前にはお店が１軒ありました

猪谷駅 駅

山に覆われた中にある猪谷駅、ホームの端の方に富山行の列車が停車中です

１７：２１、猪谷発の普通列車で富山へ向かいます

ロングシートのディーゼル列車、窓の外はもうすっかり漆黒の闇に包まれてしまいました

途中駅からはすこしずつ乗客が乗り込んできて、１８：２２、終点の富山駅に到着です、高山本線２２５．８ｋｍ全線走破です

富山駅はJR高山本線と北陸新幹線、あいの風とやま鉄道、富山地鉄、富山市内軌道線が乗り入れる北陸の鉄道王国です、地震の影響は特に無く富山駅は通常通りのようでした

外はすっかり暗くなった富山駅前、隣接したビルの中で早速夕食にしましょう

富山駅 駅

いけすには立派な松葉ガニもいます、富山湾の海産物を販売していて、その場でも食べられるお店がありました、角打セットに白エビと紅ズワイガニも購入してちょっと一杯

富山湾食堂 マルート店 グルメ・レストラン

市内路面電車が走る通りのホテルへチェックイン

以前地元の方に教えてもらい訪れたお店に再訪、地震の影響は特に無く、うまい富山の日本酒と富山湾のうまい肴（蟹みそ最高）を楽しみました・・・明日に続く・・・

醍醐 グルメ・レストラン