そうだ法隆寺行こう（2023年11月）

2023/11/27 - 2023/11/27

修学旅行（今から50年以上前）に行ったきり、法隆寺にはご無沙汰でした。嵐山もそうでしたが、なかなか行く機会がありません。奈良市には行くことがあっても、奈良市からは結構離れていて同時にまわりづらいのです。今回は欲張らずに奈良市内と別に、この法隆寺だけにしぼって大阪に来たついでに見て周ることにしました。昔の10円切手のデザインなど、子供頃から親しんでいた様々な歴史的な所産がここにオリジナルがあったことを懐かしく思い出しました。各所に駐在している係員の方にいろいろ質問すると、面白い返答があるのも面白い体験でした。

エリア 斑鳩・法隆寺周辺(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

JR大和路線 を使うと大阪駅から法隆寺の最寄り駅まで直行できるので便利です。JR法隆寺駅で降りました。今年は法隆寺が姫路城とともに日本で初めて世界遺産に指定されて30周年となった記念すべき年だったのでした。

法隆寺駅 駅

法隆寺には駅から奈良交通の路線バスで向かいます。小型のバスで観光客でほぼ満員になりました。交通系のICカードが使えました。

路線バス(奈良交通) 乗り物

法隆寺への最寄りバス停は参道の入り口です。お寺の入口（南大門）まで参道を少し歩きます。

入口には付近の案内地図がありました。何も持って来なかったので、こうした案内板は観光に助かります。

ここが法隆寺の入口になる南大門です。東西南北に門があると思っていたら、北大門はありません。

門をくぐると、正面に法隆寺が見えてきました。やはり五重塔が目につきますね。

法隆寺 寺・神社・教会

お寺までまだ結構距離があります。

法隆寺は複数の伽藍からなる大きなお寺です。その配置図が入口にありました。この案内版でまずこのお寺の概要を知ることになります。

法隆寺 寺・神社・教会

西院伽藍の金堂です。西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群とされています。

法隆寺 寺・神社・教会

境内には紅葉の木々がわずかに残っていました。

法隆寺 寺・神社・教会

法隆寺と書いてある石碑がありました。日本最初の世界文化遺産とあるので、これは比較的最近の石碑ですね。

法隆寺 寺・神社・教会

三経院は西院伽藍の西側で鎌倉時代の建立。全部が同じ時期に建立した建物ではないようです。

法隆寺 寺・神社・教会

有名な五重塔。法隆寺のランドマーク的存在。木造五重塔として現存世界最古のものだそうです。

法隆寺 寺・神社・教会

金堂と五重塔が一緒に映った写真が法隆寺の最もポピュラーなショットですね。

法隆寺 寺・神社・教会

いろいろな建築物の意味合いは事前に知ってから行かないとすぐにはわかりません。後から調べると、ここは大講堂で平安時代に焼失後に正暦元年（990年）に再建されたとありました。

法隆寺 寺・神社・教会

大講堂の正面からの写真です。法隆寺の建物で教科書に写真が載っていたのは３つ（金堂、五重塔、夢殿）くらいですからすぐにわかる訳ありません。

法隆寺 寺・神社・教会

つぎつぎ見ていきますが、そこが何の場所なのかさっぱりわかりません。不勉強でした。

金堂の別角度からのショットです。

法隆寺 寺・神社・教会

ここで柿を食べると鐘が聞こえませんかね。

法隆寺 寺・神社・教会

このお寺は聖徳太子ゆかりのお寺なのです。

法隆寺 寺・神社・教会

聖徳太子像は年に一度命日に御開帳されるそうなのですが、その日も大勢の僧侶が前に陣取るので結局見ることはできないそうです。係員の方が説明してくれました。

法隆寺 寺・神社・教会

境内の案内板にしたがい次の見学場所に移動します。

法隆寺大宝蔵院 寺・神社・教会

色んな行き方があるので迷います。

法隆寺大宝蔵院 寺・神社・教会

大昔の食堂です。今はここで食事はしないようです。

法隆寺 寺・神社・教会

展示品は館内では写真撮影がNGなので入口を撮影しました。結構時間がかかります。

法隆寺大宝蔵院 寺・神社・教会

約1時間くらいかかって西院伽藍を見終えました。次には東大門を通って東院伽藍に向かいます。

法隆寺 寺・神社・教会

西院伽藍の東側の出入り口となるのが東大門です。南大門よりかなり小さいサイズです。

法隆寺 寺・神社・教会

東院伽藍まではまた結構な距離があります。この参道の脇には土産物のテント出店がありました。

法隆寺 寺・神社・教会

東院伽藍の中心の夢殿がこの方向から行くようです。

法隆寺 寺・神社・教会

　夢殿は奈良時代建立の八角円堂です。堂内に聖徳太子の等身像とされる救世観音像が安置されているそうですが、これは年に2回の特別開帳でしか見られないとのことでした。そういう文化財が奈良や京都には多いですね。関西に住んでないとまず見ることはできませんね。

　夢殿はどこかでこれと似たような建物を見たと思っていたら、北の丸の日本武道館のモデルとなったとのことでした。納得です。

法隆寺 寺・神社・教会

建物の前に案内板があると助かります。

法隆寺 寺・神社・教会

どうやらここで東院伽藍を全部見終わったようです。

法隆寺 寺・神社・教会

東院伽藍に隣接して別のお寺の表示が出ていましたので行ってみます。

中宮寺 寺・神社・教会

どうやら法隆寺とは関係はないお寺のようです。

中宮寺 寺・神社・教会

入口には別の拝観料金の表示がありました。

中宮寺 寺・神社・教会

このお寺は法隆寺に隣接し、聖徳太子が母后のために創建した尼寺でした。

中宮寺 寺・神社・教会

佇まいは法隆寺とはまったく異なりました。

中宮寺 寺・神社・教会

法隆寺の見学を終え、帰りのバスを待つ間にバス停前の法隆寺iセンターに寄り小休憩。

法隆寺iセンター 名所・史跡

昔どこかで見た有名な絵ですね。この観音菩薩像は大昔10円切手だったはずです。

法隆寺iセンター 名所・史跡

館内にはいろいろな解説があり、先にここに寄ってから観光するほうが賢明でした。

法隆寺iセンター 名所・史跡

2階の展示スペースです。ここは休憩の穴場です。法隆寺へは、JR線の電車が直通になって大阪から短時間で来れるようになり、随分便利な観光地になっていました。今度はまた秋に鐘がなる時間帯に合わせて来たいものです。そうだ法隆寺行こう。

法隆寺iセンター 名所・史跡