ベルギー・ブルージュ９泊の旅（その２）～ブルージュ旧市街・近郊をガイド付観光

2023/10/12 - 2023/10/24

2023年10月に３年半ぶりの海外旅行（夫婦で行くのは４年数ヶ月ぶり）で、ベルギー・ブルージュ９泊の旅に行きました。一応はツアーでしたが、添乗員さんが毎日、違うところに鉄道やバスで案内してくれるものの、それへの参加は自由という比較的自由度の高いツアーでした。ブルージュ滞在中に夫婦とも体調不良になり、バタバタの旅行となりましたが、久しぶりの海外を楽しむことができました。

ブルージュ２日目（厳密にいうと到着が深夜12時を回っていたので、「１日目」か？）は、添乗員さん、現地の日本人ガイドさんと一緒に、ブルージュ旧市街を見て回り、近郊にまで足を伸ばしました。

エリア ブルージュ(ベルギー)

ブルージュでの初めての朝。ホテルの中庭です。睡眠不足で眠い！

到着が遅くて、疲労困憊のため見れなかったホテル正面のロゴです。

ホテルの目の前にはブルージュのシンボルマークである鐘楼が聳え立っています。鐘楼は塔の上まで登ることができますが、入場料が20ユーロと少しお高いです。結局、私は登らずじまいでした。ガイドさんの説明では380段くらいの階段があり、登った翌日以降、筋肉痛になったそう。

鐘楼を抜けると、マルクト広場です。翌日にマラソン大会が予定されているとかで、テントなどが設営されていました。

朝食会場。朝食は、平日が7時半から、土日は８時からでした。混んでいる時は、空席を探すのが大変でした。

バイキング形式です。朝食単独のお値段は20ユーロとのこと。

パンやハム、チーズ、サラダが並んでいます。種類はまあまあ豊富です。

ジュースの種類も豊富。

ついつい食べ過ぎてしまいそうです。

この日は、ブルージュの旧市街見学、郊外へのバス小旅行の予定。集合の10時には、ベルギー在住39年という日本人ガイドの方と合流して、諸注意を受けました。イヤホンガイドをつけて、街歩きに出発。

この日の気温は最高気温13℃の予想でした。荷物がまだホテルにつかないため、防寒着を全てスーツケースの中に入れており、少し肌寒かったです。

マルクト広場に行くと、何やらデモ行進が行われていました。参加者に何のデモか聞いてみると、「生活改善や貧困対策を要求している。いろんな団体が参加している」とのこと。確かに組合の旗とともに、聖職者や子ども連れのグループもいました。

マルクト広場を取り囲む重厚な建物の一つです。

ガイドさんから、日本語メニューのあるレストランやブルージュ駅まで行くバスの停留所、美味しいチョコレートのお店などを教えてもらいました。

ガイドさんの案内で街を歩きます。

土曜日ということもあり、人通りは多かったです。途中で小学校の横を通りましたが、道路側が校長室になっているらしく、窓際にトロフィーが並べられていました。ガイドさんによれば、ビール瓶が並ぶ時もあるとのこと。さすがビールの国です。

ランチは、ドゥ・ハルブ・マーンというビール醸造所のレストランで。この醸造所は1856年から家族6代に渡って営んでいる伝統ある醸造所だそうで、12km離れた工場から生ビール（「Zont」という銘柄）がパイプラインで運ばれてくるそう。

レストランは、１階がビヤホール、２階が食事場所となっており、まずは生ビールで乾杯。ベルギーのビールは銘柄ごとにグラスが決まっています。生ビールは少しアルコールが強めかもしれないが、非常に美味しかったです。

レストランの壁には、鹿の剥製が飾られています

メニューは、パン、前菜（生ハム、サラダ、ポテト）、メインの牛肉の煮込み、デザートでした。ブルージュの名物料理である「牛肉煮込み」は、個人的感想としては（同じ感想の人は他にもおられました）、肉に脂身がほとんどなく、日本で肉を食べてきた者にとっては、？のつくお味でした。

ランチの後、ペギン会修道院を経て、愛の泉公園へ。

この辺りの木は北海からの強い風で、内陸の方に向かって少し傾いているのがわかります。この周辺はオードリー・ヘップバーンの『尼僧物語』のロケ地になったところとのこと。

愛の泉公園で写真撮影タイム、集合写真も写しました。

午後は、バスでブルージュ郊外観光。まず運河沿いに北上して、シフォン地区へ。ここでも木は傾いています。

運河沿いの並木道。

２つの水路にかかる橋の上からの景色は絶景です。

さらに、ダメの中心部へ。と言っても小さな集落という感じです。ここでトイレタイム兼自由時間です。

この村は人気の観光スポットですが、コロナ以降にブルージュからの公共交通機関（バス）がなくなり、旅行者はタクシーで来るか、途中までバスで運河クルーズの発着場まで行き、船で近くまでいくという二択しかなくなっているとのこと。クルーズの所要時間は40分で、2時間おきに1日4本の運航です。

時間があれば、こんなカフェのテラス席でお茶したかったです。

写真はありませんが、このあと、海沿いの高級リゾート地、クロック・ヘイトに向かいました。中心部にはブランド・ショップや飲食店が並んでいます。北海沿岸を走る「世界一長距離を走る路面電車」の始発駅があるところ（後日、路面電車には乗りました）。海岸沿いは広い砂浜になっていて、風が強く、砂が歩道にまで吹き寄せられていました。

バスはブルージュ駅までで、駅からは路線バスで旧市街に戻りました。