2023/11/09 - 2023/11/09
249位(同エリア622件中)
まりも母さん
高齢20歳越えの猫さん 10月末に静かに虹の橋へと旅立ちました。
1週間ほどは ぽっかり大きな穴が開いたような感覚の日々でした。
お世話する事もなくなり
久しぶりに 塩原方面へ歩きに行ってきました。
景色が好きで 何度も行っている高原山山麓のスッカン沢。
2019年の台風被害で 又しても通行止めだった「雄飛の滝線歩道」が解除されたと知り
さっそく行ってみました。
ついでに 数年ぶりに「おしらじの滝」と 時間の余裕から塩原市内の他の滝へも 行ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
まず 手前にある、と言う事で「おしらじの滝」へ。
最初におしらじの滝へ来たのは2015年。
その頃はまだ 地図に載ってない、入口の案内も無い と言う「秘滝」とされていました。
それが数年のうちに 秘境感から かえって有名になり
矢板インターからの一般道路にまで「おしらじの滝」の看板があってびっくり。
今では、駐車場の所に親切な「入口」看板もありましたー!
昔は藪の中を踏み跡探して入ったよね~。 -
しかも~ 進んでみたら 柵のある歩道まで整備されているじゃ~ありませんか!
これをぐるっと左に巻いて降りてゆくのか・・・。 -
以前 2度ほど来た時は もちろんそんなものはなく 自分で 枯れ沢沿いに下りれば良いのだな。と。
ルートなんてない所をみつけつつ進みましたがね。
入口から右の方へ行く当時のルートは あろうことか 落石注意 立入禁止になってましたよ~。
まぁ整備された歩道がありますからそれを行きます。 -
おしらじの滝は 変わらずそこにありました。
時期によっては落水が枯れてしまうそうですが 今までもその経験はありません。
光のせいか 前は滝壺の水ももっとブルーっぽく見えました。 -
しかし
観瀑台らしいデッキが造られていたのは良いとして、滝壺前まで降りられないようにロープが。
なんか~~つまらん~~~。 -
滝壺近くのデッキへはこの階段も造られていて 観光で来ても楽ちんに歩けそうです。
が、前は自己責任ながら滝の落ち口が覗けた岩にはもう上がれません。
やっぱ~つまらん~~。
残念ながら ダンナと 前の様子を知っている身としては・・・もう来ないかもね・・・と。
以下2015年時の旅行記
山の中にひっそりとエメラルドブルー。秋のおしらじの滝を探して。
https://4travel.jp/travelogue/11073048 -
気を取り直して 今日の目的地であるスッカン沢を目指します。
小さな駐車場に車を停めて、この長い階段から先が「雄飛の滝線歩道」です。
大雨や台風の度に 何度も 遊歩道が崩落したり岩が落ちたりで 通行止めになる歩道です。
今回も2019年の台風以来やっと10日程前に復旧・通行止め解除されたばかりです。 -
橋の上から見ると渓谷の流れはこんな感じ。
これが大雨になると高原山の方からすごい水量の流れがドバ~っとくるんでしょうねぇ。 -
この歩道線も全線開通は未定です。
今も行かれる所までのピストンです。
ですが、スッカン沢にはたくさんの滝があり それを見ながら歩くのが楽しいのです。
階段を降り 鹿股川沿いの歩道を進むと 木立越し 対岸にすぐに滝が見えます。
こんな感じの流れがあちこちで見られる渓谷です。 -
標高800~1000m程のこのあたりの紅葉シーズンはほぼ終わり
残り少ないもみじが日に照らされ輝いていました。 -
川沿いの木々はすっかり葉をおとしていました。
渓谷の中は日もあたらず 空気もひっそり。 -
何度も書いてるおさらいになりますが 火山性の成分が含まれるため酸性度が高く
酢辛い沢で飲めない。と いうのが名前の由来と言われるスッカン沢。
成分の効果で 流れる水がブルーがかって見えるのもこの沢の見どころ。
しかし スッカンブルーの色は どうも季節や日の加減でいまいちな時も。 -
少し進むと 対岸の岩壁に幾筋もの細い滝「素簾の滝」
-
素簾の滝 本当にあちこちから流れ出ています。
-
更に遊歩道を進むと見えるのは「仁三郎の滝」(最初に見つけた人物名から)
別名 舞姫滝と言うのは水の落ち方が広がったスカートのようだからとか。
ここまでに集まった川の水量も多く 見ごたえはありますが、
滝を見られる位置が脇しかなく、ちょっと残念な見え方です。
(渓流歩きの人でも滝下には行かれないらしいです) -
仁三郎の滝の落ち口の先 流れが右へ曲がります。
その右側の岩壁あたりには 岩の隙間から沢山の白い筋状の水の流れが見られます。
特に滝名などはありません。
この鹿股川沿いの岩壁からは本当に沢山の水が流れ出し どんどん水量を増やしていくのです。 -
仁三郎の滝の先には長い木道の橋
ここ 2019年の台風で相当傷んでしまったらしい。
上から岩でも落ちてきたのかも。
大部分が新しい材に直されていました。
このあたりは鹿股川からの高さのある場所になりますので、
この歩道が壊れてしまっては 進むことはほぼ不可能だったでしょう。
手前の方も 昔はやや高い場所に歩道が造られていた場所もありました。
が、なんども台風や水害で壊れ、今は直される事は無く 川縁りに歩道が作り直されています。
資材運びや復旧工事も大変な事でしょう。
おかげで安全に歩けます。 -
歩道入口では少なく見えた川の流れは 遂に「雄飛の滝」でクライマックスとなるのです。
かなりの激流となって、岩の間を一気に落ちます。
雄飛の滝は 歩道脇に設置された観瀑台から見る事ができます。 -
歩道の脇は落ち葉が積もり シダや岩には苔がびっしり生えた景色が。
そんな景色を眺めつつ歩道はやや下りへ。
スッカン橋へと下って行きます。 -
現在歩けるのはスッカン橋の途中までです。その先は通行止め。
が、ここまで来たならやはり 雄飛の滝の迫力ある下からの景色も見たい訳です。
スッカン橋手前から雄飛の滝下へのルートは バリエーションルートとなりますので
案内や整備部分はありません。
観光スタイルでは危険なので 行くのはやめましょう。
まりも母とダンナは数回行ってはおりますが~。
数年のうちに様子は変わっているでしょう。
すぐに火山性の黒い岩が崩れたザレザレの斜面があります。
ここが尖った石と落ち葉のデンジャラスゾーン。
足元の石が崩れて滑ります。掴む樹木も無いです。 -
そんなザレ場と岩を超えると
スッカン橋が下から見える川面レベルの場所まで降りられます。 -
ここから更大きな岩を超えたり 登って進みます。
途中一か所ロープが設置されて岩を登る場所もありました。
以前はそんなのは無かったので、やはり増水時に岩が動いたり落ちたり 様子は変わりますね。 -
この辺は水がよりブルーに見えます。
岩が白っぽくなっているのも火山性成分の流れる川で見かけるものですね。 -
そして 見えてきたのは素晴らしい柱状節理の岩壁。
-
シダが生え苔が生し 柱状節理の岩肌と相成って 太古の景色のようです。
-
水の落ちる爆音と飛沫が流れて来る元に 雄飛の滝。
ここも以前と少しずつ様子が変わった所も。
昔は右の岩の下沿いにもっと近くまで行かれました。
カメラが濡れる程の飛沫も飛んできていました。
今は、そこまでは近づけなさそうです。 -
柱状節理の岩の上の方からはここにも沢山の細い水の流れが。
シャワーのように落ち続けます。 -
やはり 雄飛の滝は この場所からの眺めが最高です!
スッカン橋脇からの道は かなり歩きにくいルートですが それを来る価値のある景色。
黒い濡れた岩肌にゴウゴウと流れ落ちる迫力の滝。 -
岩に滴り落ちる細い流れと白い飛沫も素晴らしいです。
この滝は 何度も見にきたくなる滝なのです。
冬には周りの細い流れが凍り また違ったすばらしい景色が見られるそうなのですが、
冬季は林道が閉鎖され 除雪がされない為 来るのが相当困難なのです。 -
雄飛の滝を堪能しましたから 気を付けながら戻ります。
スッカン橋の行かれる所まで進んでみます。
橋の脇には カツラの大木。
樹齢も不明だという 驚くほどの大木。
何本ものひこばえが育ち 全体で もの凄い太さになっています。 -
橋を渡った先は このカツラを巻くように階段が造られそこを進むのが歩道のルートなのですが
橋の途中から通行禁止になってます。
階段の途中に巨岩が落ちて 手すりも破壊されているのが見えました。 -
橋の先 トラロープと更にその先 イエローテープで通行止めのバリケートがつくられていました。
今日はここまでで戻ります。 -
近くで見たかった薙刀岩(カーブした柱状節理の岩壁)方面を橋上からズームしてみました。
歩道が進めないとここを下から見あげる事はできません。 -
雄飛の滝からの青い流れが 橋のあたりから見えます。
歩道が歩ければ 容易に見どころある静かな景色が楽しめるスッカン沢。
復旧が難しそうなこの先にも 見どころが多いに 残念です。 -
遊歩道入口まで戻ってきました。
枯れ枝と残り紅葉に低い日が当たり
春先の花の季節のような淡い景色が見えました。
秋の幻と言った景色です。 -
今日はまだまだ時間もありますので、
駐車場で軽く持参したお昼を食べ 次の場所へ向かいます。
塩原市で私が好きな景色の「小太郎ヶ淵」です。 -
ここに初めて来たのは1987年だったと思う。
山歩きもしてなかったし 渓谷の美しい景色をほとんど知らずにいたので
ここの景色の良さにそれは感激しましたねぇ。 -
ここ 標高が低くなりましたから 紅葉見頃はこれからみたいですね。
それでも 沢山の人が来られていましたよ。
それも若い方が多くて。
小太郎茶屋の様子も昔と変わらない感じです。 -
久しぶりに名物草だんご 頂いてみます。
うん。美味しい。が、団子いつのまにか12個から10個に変わってた!
でもこの値上げラッシュのご時勢で400円は変わらず!充分ありがたい。
紅葉真っ盛りの時に来たことが無いのがずっと心残りな場所。
次回はそれを狙ってみたいです。 -
さて、次は・・・
実は素通りばかりで一度も見に行ったことの無い箒川沿いの看板は見ている滝。
今日は 長年のスルーに終止符訪問です。
国道400号の駐車場に車を停めて 「竜化の滝入口」から歩道を歩きます。 -
下調べ無しで 観光ルート通りに。
長い木道スロープを登ります。
高齢のご夫婦 ややへばりながら歩いてました。
微妙な登り坂がなのです・・・ -
登りつつ箒川の方を見ると「布滝」
こちらは国道沿いに歩いても見られますね。
2022年下塩原バイパスの第二トンネル「潜竜峡トンネル」も完成し
塩原温泉郷への渋滞も安全性も向上しました。
でも、渓谷の景色がトンネルで見られなくて~ まりも母は旧道が好きです。
ですが、いつもスルーなだけで 車を停めて歩くのは実は初めてなのです。 -
箒川 紅葉はこれからなのでしょうが、今年は暑すぎ&雨の少なさで
すでに落葉した木も多く 紅葉のきれいさは期待できなさそう・・・。
でも 渓谷に流れる川の景色は良いですよねぇ~。 -
と、国道沿いにアップダウンして歩いた歩道線でしたが
なんと 先にも国道から入れる入口がありましたわ。(寒凄橋の近く)
車を竜化の滝パーキングに停めてから国道を歩けば アップダウン歩かずにすんだのでした~。
その入口からのルートと合流した後は 山の方へ入っていきます。 -
吊り橋が見えるなかなか良い景色。
-
脇に ここにも柱状節理の岩壁が。
入口すぐのあたりに「材木岩」という看板もあり 柱状節理が積んだ材木のように見える岩もありました。
板状に見える板状節理も見られ 自然の岩の造形に見入ってしまいます。 -
さっき見えた吊り橋 「竜化の橋」を渡ります。
-
吊り橋の脇にもみごとな景観の岩。
やっぱ柱状節理って見ごたえあるよね~。 -
塩原地区の温泉やこうした火山からの噴出物の痕跡である柱状節理
高原山がその昔大噴火した名残なのかな?とダンナと話しました。
しかし、実はそんな単純なひとつの山の噴火ではなく
大沼園地からも見える 丸い山容の富士山(新湯富士)これは実は溶岩ドームの形だとかで
この山の噴火も地質に影響しているそう。
今の段階では 高原山や塩原あたりの地質や地形の成り立ちははっきり解明されていないようです。 -
遊歩道を進むと滝が見えました。
これか??
いやいやこれは「風挙の滝」
さほど大きくない滝です。
この風挙の滝を右に巻くように道は進みます。 -
そして、トンネルのような岩壁際に観瀑台が造られ そこから見えるのが
「竜化の滝」高さ60m 長さ130mの三段の滝でした。
なかなかの迫力。
滝には 水量が多い、幅が広い、落差がある、見どころポイントが色々あります。
この滝は三段で落差もそこそこあるのは大きな見ごたえです。
なるほどなドラゴン味ありなスタイルも良いです~。 -
塩原にたくさんある滝の中でも最も美しいとされる名瀑だそう。
一段目の 落差があるまっすぐな流れの周りには木も多く
紅葉が鮮やかだったら 最高だったでしょう。
国道400号沿いの滝は 初めてでしたが、来て良かったです。
今日はもう、時間ぎれですが
今度はこの国道沿いの他の滝もめぐってみたくなりましたね。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
52