経年変化でいい感じにオランダ♪風車、運河、そしてクリスマス＊ハウステンボスの旅1-1

2023/12/10 - 2023/12/10

2023年12月10日～12日、2泊3日で「ハウステンボス」に行ってきました。

ヨーロッパのクリスマス・マーケットを巡ったのが2019年12月。
その翌月から、世界中がコロナの脅威にさらされるなんて思いだにしなかった。
2022年には海外渡航の規制が徐々に緩和されたものの、飛行機運賃の高さ、円安で、いまだに遠いヨーロッパ…。

それなら、クリスマス・イルミネーションに定評がある「ハウステンボス」はどう？思い立ちました。
ハウステンボスは、なんと、25年ぶりです。

初日は天気に恵まれ、12月とは思えない気温。
明るい陽射しに、すべてがフォトジェニックでした。
日没後はアチラコチラで繰り広げられるイルミネーションのショー、コンサートのホッピング。

2日目は残念ながら雨でしたが、冬曇りのヨーロッパを彷彿とさせる雰囲気の中、屋内のアトラクションを楽しんだり、ヨーロッパ・ホテルでお茶したり。
初日に見残したイルミネーションも制覇しました。

ホテルはオークラ。
パークビューの部屋からの眺めを楽しむとともに、天然温泉でリラックス。

久しぶりのハウステンボスを大満喫しました！

* * * * * * * * * *

2023年12月10日（日）

羽田を発ち、長崎空港へ。
空港からはバスで移動。
12時過ぎ、ホテル・オークラに到着しました。

荷物を預けたら、すぐさま入園！

翌日の天気が悪そうなので、できるだけ園内を観光しよう。
風車の建ち並ぶ「フラワー・ロード」からスタートし、高い塔の「ドム・トールン」まで、くまなく散策。

夜の部に備えて、いったんホテルに戻りました。

エリア ハウステンボス周辺(長崎)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田空港にもクリスマス・ツリー。
暖かい日が多くて冬の実感がわかなかったけれど、12月も中旬でした。

この旅の表向きの目的は「クリスマス・イルミネーションを観る」ですが「マイレージを失効させない」、そんな裏の目的も。（^^;

長い間、ルフトハンザのマイラーのぶどう畑。
海外航空会社のメリットが薄れたし、機内のトイレがね…。
で、ANAマイルをメインにしようと考えたものの、コロナで旅行にも行けず…。

失効延長のおかげでどうにかマイルを捨てずに来ましたが、使い方に慣れないため、2月の沖縄旅行でマイルを使うという知恵が浮かばなかった。
あー、このままでは来年3月末で失効するマイルが…。

慌ててどこかに飛ばねばと、
ど・こ・に・い・こ・う・か・な
的にハウステンボスに決めた次第。

同じ飛行機に修学旅行生が乗るようです。
搭乗ゲートに私服の高校生たちがゴチャマン。
今はこんな時期に行くの？

窓の外に広がるシュールな景色を眺めながら搭乗を待ちました。

席に着いてすぐ、映画プログラムに「ソー ラブ&サンダー」を見つけて、すかさず鑑賞開始。
イマドキは国内線でも座席にディスプレイがあるのが嬉しい。ってコレ、普通のことなのかな…？
イヤホンではガンズの迫力は感じられないものの、ワクワク。
復りの飛行機で、続きが観れますように。

朝ご飯は売店で買った「穴守おこわいなり」。税抜き880円。
味にバリエーションがあり、予想以上のボリュームでした。

到着予定が10分早まり、長崎空港に着陸。

長崎空港 空港

ハウステンボスへは11時発のバスで。
券売機が2台ありましたが、バスでスイカが使えるとのことで利用せず。

空港バス (長崎空港) 乗り物

途中、高速を使ったりして、12時、ハウステンボスに到着。

木立の向こうにヨーロッパっぽい建物。気分アガル～！

先に見えている建物は「ウェルカム入国ゲート」。
チケットは後で買いましょう。

まずは、2泊するホテル・オークラへ。

25年前もココに泊まりました。

ホテルオークラＪＲハウステンボス 宿・ホテル

フロントは2階。
部屋に入れるのは15時からとのことで、チェックインの手続きをして、荷物を預けます。

ホテル・オークラ専用のカナル・クルーザー乗り場をチェックしたら、いざ、ハウステンボスへ！

ウェルカム入国ゲートの建物に入っている「インフォメーション・センター」に寄ります。
なにせ勉強不足でね…。（^^;

クリスマス・イルミネーションは、予約の必要のあるショーはないとのこと。よかった！

入国ゲートにはコインロッカー、ATMもありました。
もちろんトイレも。

チケットの販売所はインフォメーション・センターの奥。
有人のブースが並んでいます。

2DAYパスポートを購入。

15時以降に入場するパスポートは、ちょっとお得。
今回は25年ぶりで、余裕を持った日程にしたけれど、また来ることがあるなら、このチケットを検討する価値ありだね。

入国しました！
風車の景色が懐かしい。

ハウステンボス テーマパーク

まずは、この宮殿みたいな建物。

「テディベア・キングダム」でした。

そこを抜けると、右手に「カナルステーション」。
園内を流れる運河を走るクルーザーは、ハウステンボス内の移動手段のひとつ。

左手にはホテル・オークラ。存在感ある。

春にはチューリップが咲き乱れるという「フラワー・ロード」に進みます。

風車のある景色、いいね！

MAP「Bエリア」には、大きな風車が3基。

足元に植えられたビオラからいい香りが♪

でもね、この時期も悪くないよ。
運河沿いの紅葉が綺麗だもの。

フラワー・ロードの終わり、運河に架かる跳ね橋の手前の左手になにやら装置らしきものが。

18時から30分おきに「ウォーター・マジック」という噴水のショーが観れるらしい。覚えておこう。

跳ね橋の先の塔門を抜けると、奥にハウステンボスのランドマーク「ドム・トールン」が見えてきます。

立派な建物は「ハウステンボス歌劇場」。
劇場があるなんて知らなった。

歌劇場を背に、MAP「Dエリア」に入ります。

「アンブレラ・ストリート」がここにも。

あっ、クリスマスツリー！　行ってみよう！！

そこは、大きなツリーに囲まれた「クリスマス・タウン」。

ドイツのクリスマス・マーケットのような屋台もありました。

面白いかったのはサンタさん。
どうです？

ユーモラスでしょ。

こんな格好もできま～す。

煙突から入ろうとしてスタックしてる…？

サンタさん、そんなに急いでどこへ行く。

エンタテイメント性の高いサンタさんだけでなく、可愛らしいサンタさんも居ます。

「ハートのトンネル」近くの建物は、

ウォーター・アトラクションが楽しめる「ホライゾン・アドベンチャー」。
ここの壁にもサンタ。（^^）

3階建てのメリー・ゴーランド「スカイ・カルーセル」にも目を奪われます。
イタリア製で、高さ150ｍもあるんですって。

あら、自転車がカラフル！
マレーシア・マラッカで見かけたトライショーを思い出してしまったけれど、そこまで派手ではなく、家族連れが利用しているようでした。

運河を行くのは「カナル・クルーザー」だけなく、

ゴンドラも♪

次なるはMAP「Fエリア」。

ミラーボールのような物体は「ファンタジア・ドーム」。
ミラーの部分が光に透け、地面に映っている様子が美しい！
このドーム、夜にはイルミネーションのショーが観られるらしいんです。楽しみだ。

塔門の向こうは海のよう。
ハーバーに停泊するヨットのマストが覗いています。

塔門を左手に見ながら、やって来たのはMAP「Gエリア」の「アムステルダム・シティ」。

白亜の教会のような「スタッド・ハウス」。
名前からすると教会ではなく、どこかの「市庁舎」を模したもの？
それにしても瀟洒です。

「スタッド・ハウス」から道を隔てて「ホテル・アムステルダム」。
ハウステンボスの園内にはいくつかホテルがあるけれど、ホテル・アムステルダム、ここにあったのか。

25年前、ハウステンボスに来た時にまず感じたのは「ニセモノ感」。
当然ながら、建物には歴史がない…。
偽オランダにガッカリでした。

でも、25年も経つと経年変化が表れ、当時ほどの偽物感が薄れているではりませんか。（･o･）

こうやって写真で切り取ると、ヨーロッパの街角のようじゃない？

運河の向こうに「ドム・トールン」がド～ン。
ハウステンボスの中でも、特に印象的な建物です。

運河に架かる橋を渡った先にあるのが、

高さ105ｍのドム・トールンのあるMAP「Hエリア」の「タワー・シティ」。
観光初日「昼間の部」の最終目的地です。

この塔、ユトレヒトにある「Domtoren」を模したと聞いた覚えが。

その塔の足元、運河沿いに赤いパラソルが並んでいます。

時刻は13：20になっています。
こんなに天気がいいのに、明日は雨の予報…。
今日のうちにできるだけ観光しようと時間がかかってしまった。

本当はレストランでゆったりランチと行きたかったが、14：43発のホテル・オークラ宿泊者専用「カナル・クルーザー」に間に合わないと困る。

運河沿いに並ぶファストフードの店で腹ごしらえすることにしました。

ハンバーガーショップ「カナル」で「コーダチーズバーガー」を注文。
フライドポテトと飲み物のセット、1200円。
絶品とはいかないけれど、まぁまぁのお味。

景色もなかなかです。（^^）

ホテル・オークラの専用クルーザーも、園内の交通手段のカナル・クルーザも、ハンバーガーショップ近くの「カナル・ステーション」が発着所。

ちょっと時間があるので「タワー・シティ」を探索してみよう。
どうやら、塔に上れるらしい。これは行かねば～！

エレベーターで地上80ｍにある展望室へ。

タワー・シティの向かいにある「ホテル・ヨーロッパ」、まるでおもちゃのよう。

ホテル・ヨーロッパの向こうは「フォレスト・ヴィラ」。
その左奥に「パレス・ハウステンボス」。
25年前、このエリアはなかったような。

日本初の蒸気軍艦を復元した「咸臨丸（かんりんまる）」は、どこに行っちゃったんだろう。
手前の左手、MAP「Iエリア」の「ハーバー・タウン」辺りに停泊していた気がするんだけど。

ホテル・ヨーロッパと反対方向、ホテル・オークラがよく見えま～す！

足元の「アムステルダム・シティ」、箱庭みたいだね。

塔から下りて、運河沿いを歩いてみます。

「オランダに来ています」
SNSに載せても、バレないかも。笑

フランドルのような雰囲気を味わいながら、カナル・ステーションに戻りました。

この日、気温は20℃を超え、12月中旬とは思えない陽射し。
クルーザーを待ちながらアイスクリームでクールダウン。

専用カナル・クルーザーが来ました。
船内はこんな感じ。

景色を楽しみたいので、後ろのデッキに座りました。

船から見上げるタワー・シティの建物に、2019年12月に行ったベルギー・ゲントの景色を思い出す。

【柔らかな冬の陽射しに包まれた中世の面影残るゲント街歩き♪　クリスマス市巡りの旅2-2】
https://4travel.jp/travelogue/11582469

14：43、出航！

ドム・トールンが遠ざかっていきます。

運河沿い、メタセコイアが赤く色づいている。

この景色も絵になるね～！

船から眺める風景はひと味違う。

「フラワー・ロード」に並ぶ風車を見上げ、

「テディベア・キングダム」の脇を通過。

クルーザーは、ハウステンボスに隣接する高級住宅地「ワッセナー」前の運河に入って来ました。

日本とは思えな～い♪

14：55、ホテル・オークラの船着き場に到着。

広大なハウステンボス、カナル・ステーションからホテルまでちょっと距離がある。
でも、クルーザーでホテルまで来ることができて、この景色が眺められるのは、オークラの特権だね。

フロントは混雑していましたが、係の人に荷物の預かり証を見せると、列に並ぶことなくカードキーを受け取ることができました。

部屋はパーク・ビューの829号室。
照明の on/off がいまだスイッチで驚いた～。（~~;

バスルームにも月日の流れを感じたけれど、大浴場があるので問題なし。
大浴場に来て行ける部屋着がポイント高し。
スリッパの柄が刺し子っぽいのもマル！

そしてなにより、窓の外のこの景色！

素敵です～！！

本当のオランダにも、こんなふうに遠く島影が見える所、あるのかしら？
なんて思いながら、しばし休憩。夜の部に備えます。