2023/11/18 - 2023/11/19
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チャムンパスさん
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2023年11月中旬の週末に、新潟県上越地方の妙高高原へ一泊二日の一人旅に行って来ました。
ここ最近は仕事のプレッシャーで気持ちのテンションが下がり気味、ここは温泉メインの旅で心身共にリフレッシュしなければ…
妙高山の中腹にある温泉旅館に宿を取り、これから厳しい冬を迎える前の静かな温泉地の雰囲気を満喫して来ましたよ♪( ´▽`)
周辺の観光名所も訪問していますが、あくまでも今回はついでということで…
本編は中編の妙高市燕温泉の宿泊先の滞在記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2023年11月秋の週末一泊一人旅~新潟県妙高高原温泉郷①:春日山城跡・直江津駅周辺~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11865050
11月18日(土)の14時26分に、新潟県上越市の直江津駅からえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインの妙高高原行きの普通電車に乗車して、本日のお宿のある温泉地の最寄り駅に向かいました。
途中スイッチバック駅として有名な二本木駅を通過しました。二本木駅 駅
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15時18分に終点の1駅手前の関山駅に到着し、ここで下車しました。
関山駅 駅
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駅前から15時30分発の関温泉経由燕温泉行きの妙高市市営バス『妙高めぐりん号』に乗車しました。
乗車したバスは小型の『TOYOTA HIACE』
元々は地元のバス会社が運行していましたが採算悪化を理由に撤退、現在は妙高市が直接バスを運行しています。
乗車した時は私の他にご年配のご夫婦の2組だけで、このバスだとサイズ的には丁度いいのかもしれませんが、地方の交通事情の厳しさを感じました。関山駅 駅
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バスは途中の関温泉街を通過した後は、長いトンネルや急峻な山の斜面に沿った坂道を通って高度を上げながら走行しました。
予定時刻の16時4分頃に終点の燕温泉バス停に到着しました。
駅からここまでの運賃は大人500円でした。燕温泉 温泉
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燕温泉は弘法大師の開湯伝説がありますが、1895(明治28)年に温泉街が形成されたそうです。
現在の宿泊施設数は温泉街から離れた1軒を含む5軒だけの、秘湯感漂う小さな山奥の温泉地です。
妙高山の中腹の標高1,100m付近にあるため、この時期の周辺の山々は樹々が落葉し積雪していました。燕温泉 温泉
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バスがやって来た方向を撮影しました。
燕温泉は妙高山の登山口の一つでもありますので、夏は登山客で賑わいますが、冬は湯治客か温泉を楽しむだけの人が訪れる様です。燕温泉 温泉
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バス停のある駐車場の隣に今回の旅のお宿『花文(はなぶん)』さんが建っています。
全客室16室の小規模な温泉旅館です。
創業100年以上の燕温泉を代表する老舗旅館で、昔の屋号は『中村屋旅館』でした。
じゃらんで予約したプランは『スタンダードプラン~1泊2食付き~自然食と温泉で体が喜ぶ旅』で、一人泊の基本料金は16,900円でした。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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館内に入りフロントで呼び出しをすると、40代前半くらいの男性の方が出てこられました。
おそらく旅館の『若旦那』ではないのかな…
チェックインの手続きを済ませて、客室のキーを受け取り男性のご案内でお部屋に向かいました。
客室は3階の337号室で、広縁付き10畳の広い和室です。
一人泊のお約束、お布団も既に敷いてありました。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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客室にはユニットバスが付いています。
旅館の温泉大浴場を利用しましたので、ここのお風呂は利用しませんでした。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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客室の扉に掲示されている避難路を含めた館内案内図。
屋上階では綺麗な夜空を眺められるそうです。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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早速、クローゼットから浴衣や半天を取り出して着替え…
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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自分でお茶を淹れて、備え付けのお茶請けで一息入れました。
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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お部屋で休憩を取ってから、17時頃にお風呂に入りに行きました。
客室は2000年代に建てられた新館の中にあります。
内装は比較的綺麗です。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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棟続きの本館は昭和の頃の建物で年季を感じさせます。
ちなみにWI-FIは客室では利用出来ず、本館1階のフロント・ロビー周辺に利用を限定されます。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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本館1階にある男湯大浴場で、一風呂浴びてきました。
17時台は夕食前に入浴される宿泊客で浴場は混雑していました。
なお、花文さんでは日帰り入浴も受付られていて、営業時間は11時~17時まで、料金は1時間利用で中学生以上の大人男性500円、大人女性600円、小学生300円です。
なぜ、女性の方が高いのかについては、この後のお風呂の紹介で説明します。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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チェックインの時にお約束していた18時30分に、新館2階にある食事処『中広間』へ夕食を頂きに行きました。
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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部屋番号で指定された席に、既にお料理がセッティングされていました。
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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飲み物の生ビール中ジョッキが運ばれて来たところで、夕食を頂きました。
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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今回頂いたお料理にはお品書きが付いていました。
お盆の上のお料理は左下から時計回りに、
①ゼンマイ炒め
②バイ貝
③車麩揚げ
④越路ローストポーク
⑤花豆の酒粕和え
⑥牛蒡の醤油漬け
⑦太田麴の甘酒トマト
⑧サーモンの醤油麴漬け
⑨イクラ大根おろし和え燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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途中で運ばれて来た『季節の天ぷら』は、揚げたてでサックサク…
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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卓上コンロでの温め物は2種類でした。
(左)松茸の土瓶蒸し
(右)妙高蒸し バーニャカウダー添え燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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(左)お宿ご自慢の『手打ちそば』
(右)ご飯、味噌汁、香の物+牛蒡の醤油漬け燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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デザートに『かぼちゃプリン』を頂いて、夕食は終わりです。
地元の食材をふんだんに取り入れた美味しいお料理の数々、ごちそうさまでした(*´∀`)♪燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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夕食を頂いてから客室に戻り、お布団の上で酔い覚ましに寝ていましたが、いつもの通り寝落ちしてしまいました。
目覚めたのは23時頃で、ここで燕温泉2湯目のお風呂に入りに行きました。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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この時間帯、誰か入っているのかな…
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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夕方と違い、大浴場は貸切状態でした♪
なお、男湯の脱衣所に洗面台はなく、1面だけの鏡の前にドライヤーが付いているだけです。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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浴室は中央に浴槽が一つだけ、昭和の頃の佇まいのままの懐かしい雰囲気です。
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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洗い場は浴槽を挟んで2ヶ所づつあります。
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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浴槽はやや深めで、縁から絶えずお湯が溢れて完全掛け流し状態です。
湯温は43℃程の熱めで最初は熱いと思っても暫くすると慣れてしまう程度でしたが、子供さんには熱過ぎるかも知れません。
青緑がかった浴槽の中で消しゴムのカスの様な湯の花が舞い、お湯に顔を近づけると硫黄臭がしました。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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花文さんが使用されている源泉の泉温は44.5℃、泉質は中性のカルシウム・ナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉です。
浴槽の湯口にコップが置いてありましたがこちらの温泉は飲用できるらしく、温泉に色々な成分が含まれていて身体に良さそうです。
泉温はもっと高いと思っていましたが、意外にそれ程ではないのですね。
泉質には硫黄泉と明記されていませんでしたが、硫化水素臭があることは温泉分析表に記載されていました。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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イチオシ
旅の2日目の11月19日(日)は朝5時30分に目覚め、6時に男湯で朝風呂を楽しみました。
東向きに造られた浴室の窓から、明け方の東の空を眺めることが出来ました。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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客室に戻って窓のカーテンを開けてびっくり!?
昨夜この辺りに雪が降った様でした。燕温泉 温泉
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本館1階のロビーに行きスマホを使っていると、丁度その時『若旦那』が通りかかったので言葉を交わす機会がありました。
その時『黄金の湯』が利用できることを知りました。
燕温泉の温泉街の外れに2ヶ所の公共の露天風呂『黄金の湯』と『河原の湯』がありますが、秋の紅葉シーズンが終わる11月の中旬には閉鎖し冬季は休業します。
これは行かなアカン。
時刻は6時40分頃で朝食にはまだ時間があり、早速客室に戻って私服に着替え、タオルを持って出掛けました。
朝陽に照らされた温泉街の奥にある薬師堂の石段(左下)を上り、足跡の付いた雪道を歩いて行くと…燕温泉 温泉
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右手に『黄金の湯』がありました。
混浴ではなく男女別の露天風呂です。
入る前に入口に置いてある『維持協力金箱』に寸志を投入して…燕温泉 黄金の湯 温泉
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物置小屋の様な脱衣所で服を脱ぎました。
燕温泉 黄金の湯 温泉
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イチオシ
お宿で朝風呂に入っていましたが、ここに来た時点で身体は少し冷えていました。
早速掛け湯をして温泉に入ると、湯温は42℃程の適温で気持ちがいい…燕温泉 黄金の湯 温泉
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イチオシ
お湯は白濁していて、お宿の源泉と違うのでしょうか。
周囲は雪が積もり、この時期らしい野趣溢れる露天風呂です。燕温泉 黄金の湯 温泉
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イチオシ
身体を温めるため15分程温泉に浸かって、お宿に戻りました。
途中の薬師堂の前から朝の温泉街を撮影しました。燕温泉 温泉
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お宿に戻り7時30分から、昨晩の夕食と同じ中広間で朝食を頂きました。
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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ご飯と味噌汁、おかずが付いた旅館の和朝食です。
ご飯が進む、進む…燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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朝食を頂いてから客室に戻り少し休んでいましたが、チェックアウトまでに最後の燕温泉を楽しむことにしました。
花文さんのお風呂は朝9時まで深夜も利用できますが、朝7時から9時までの2時間だけ大浴場を男女入れ替えられます。
女湯は男湯から離れた2階にあり、洗面所付きの脱衣所は広くて清潔感が感じられました。
女性は浴衣を選べる様です(右上)燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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鏡の数は多いですが、洗い場は4ヶ所です。
燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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浴室は窓が大きくて明るく、開放感があります。
掛け流しの浴槽は男湯と比較して浅く、湯温は42℃程の適温でした。
お湯が白濁していて、後でチェックアウトの時に女将さんにそのことを聞いてみました。
女将さんの回答は男湯も女湯も同じ源泉だが、浴槽に配湯する経路と浴槽の深さが違うとのことでした。
同じ源泉のお湯でも、青緑がかって見えたり白濁して見えたり、状況によって表情を変える温泉の神秘です。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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そして、男湯にはない露天風呂の入口です。
日帰り入浴の料金が女性の方が高いのは、露天風呂が付いているからなのですね。
生憎先客の方がお風呂に入られていて、撮影は出来ませんでしたが、目の前に雪の積もった『大田切渓谷』の雄大な景色を見ることが出来ました。
浴槽の湯温は内風呂の浴槽よりもさらに温めの41℃弱程で、先客さんはお風呂に浸かりながら本を読まれていました。
これならいつまでも長湯出来そうです。燕温泉 ホテル花文 宿・ホテル
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燕温泉を充分に堪能し、身支度を整えて9時35分にフロントでチェックアウトの手続きを済ませました、
ここで応対していただいた女将さんと例の温泉の会話をした訳ですが、途中で時計を確認したらバスの出発時刻の9時40分!
幸いバスは出発直前で、無事乗車することが出来ました(^^)
乗客数は終点まで私一人だけでしたが、運転手さんが気さくな方でこの地域の色々な話をしながら、予定時刻の10時14分頃に関山駅に到着しました。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2023年11月秋の週末一泊一人旅~新潟県妙高高原温泉郷③:オフシーズンの赤倉温泉街~』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11869709関山駅 駅
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