2023/11/04 - 2023/11/10
81位(同エリア131件中)
松太郎さん
福島県いわき市から青森浅虫温泉まで常磐自動車道、東北自動車道を通る行程です。途中常磐自動車道では「帰還困難区域」の表示や放射線量表示板に0.5μSV/h表示などがありました。胸部X線集団検診の被ばく線量が60μSV/hだそうですからだいぶ低いのだと思いましたが、原発事故の生々しさを思い浮かべる光景です。
青森では2泊、浅虫温泉と市内のルートインホテルに泊まり、三内丸山遺跡やねぶたの家「ワラッセ」を訪れました。リンゴの品種サンフジの出荷がちょうど始まっていて、お土産に親戚に送ってもらいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2日目
福島県いわき市を9時半に出発して、宮城県を抜けて岩手県に入った前沢サービスエリアが12時ころで昼食休憩です。 -
売店ではブラックペッパー入りのマイタケ、マッシュルームスープ試飲があったので飲んで見ました。胡椒のきいたコクのあるキノコスープで濃厚なラーメンの汁によく合いそうな美味しいスープでした。
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昼食には、牛たんゆず塩ラーメンを頼みました。ホテルの朝食で食べすぎたので昼は軽くラーメンでもと思っています。ここは仙台の近くです。仙台といえば牛タンです。となるとやはり牛タンラーメンです。
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塩ベースのスープに牛タンとネギとシナチクがたっぷりとトッピングされたラーメンです。牛タンの旨味を生かした美味しいラーメンでした。
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東北自動車道をどんどん北上して津軽サービスエリアまで来ました。津軽といえば太宰治を思い浮かべる地名です。青森までもうすぐです。
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車窓から岩木山が見えてきました。夕方になってきて夕雲を背景に見える岩木山がとても綺麗に見えました。
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夕刻5時頃、青森浅虫温泉に到着しました。じゃらんで予約した旅館ですが、思ったよりも大きくて立派な旅館です。東北のひなびた旅館のイメージでいたのでちょっとビックリ。
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浅虫温泉、南部屋海扇閣(なんぶやかいせんかく)という旅館です。
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館内の廊下も、各部屋の格子戸がづらりと並ぶ立派な通りです。いやあ、予想を超える立派な旅館です。
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部屋の和室も広くて綺麗です。
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窓からは青森湾の海が見え、木のこんもりと茂った三角山の小島が見えます。
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部屋の設備も新しく、トイレもウオシュレット完備です。
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泊まった部屋は8階で9階に展望風呂がありました。エレベーターホールもシンプル機能的、2基あり大きくて見晴らしのいい風呂へ楽々と行けます。
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夕食は2部制です。ゆっくりと風呂に入ってから夕食にしたかったので、第2部の午後7:30~9:00にしました。
ハーフブッフェとのことで、初めにテーブルに先付、前菜的なものが運ばれてきて、あとは各自好きなものを取りに行くブッフェ形式でした。
この写真が先付、刺身、香の物が初めに運ばれてきたものです。 -
料理のコーナーに行くと東北青森の料理食材が並べられ、ステーキ、寿司の手渡しサービスの他に帆立貝など多数が並べられています。
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もうこうなると、料理を持ってくる手も足も止まりません。手あたり次第美味しそうなものを持ってきます。
せんべい汁もありました。ぱさぱさの煎餅が入ったみそ汁のようなものかなと思っていましたら、そんなことはなくせんべいは餅のようになっていて、汁もダシのきいたマイルドな汁で何杯でも食べたくなる味でした。 -
デザートもケーキや杏仁豆腐、アイスクリーム、フルーツなどがあり、もう至福の時間でした。
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食事のあと玄関ホールで津軽三味線の生演奏の案内がありました。青森市内の津軽三味線教室の先生が弟子とともに30分間、津軽三味線の歴史と演奏の変遷を交えながら弾き語ってくれました。アンコールの声に1曲応えてくれたりして、とても和やかな雰囲気の中での演奏会でした。
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3日目
翌朝の朝食から3日目が始まります。
朝食も、夕食ブッフェに近いようないろいろな料理が並んでいました。 -
あれもこれもととってきてしまう至福と,後悔。旅行に行くたびに太るが・・・。
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マンゴーがたくさんあって、2回も取りに行ったけど、台湾を思い出す懐かしい味で美味しかった
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最後はアイスクリームとコーヒーで〆です。
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3日目
初めての青森の朝、3人ともまだ元気です。
朝9時半チェックアウト、三内丸山遺跡に向かいます。 -
三内丸山遺跡が見えてきました。青森市内ですので、近いです。青森市の野球場建設時に工事現場で偶然発見され、工事は中止となり遺跡の大規模発掘現場になったそうです。
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個々の埴輪は板状の埴輪が多く発掘されたそうで古墳時代の埴輪とは違っていました。
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入り口には大きなガラス張りの建物があり、入場券を発売しています。大人440円。
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世界遺産に登録されています。
縄文遺跡は紀元前3900~2200年に出来ていた集落跡です。今から5900~4200年前のことです。これはメソポタミアのシュメール文明やエジプト王朝の始まりと同じ時期のことです。世界史の初めに出てくる文明と同じ時期なんです。すごいですね。 -
入口を抜けて遺跡に出てくると、ひろーい敷地にポツンぽつんと竪穴建物、墓、盛土、塔のような大型掘立柱建物などが散在しています。
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遺跡では、決まった時間に決められた場所(縄文時遊館の中)に行くと無料のボランティアガイドの方が案内、解説をしてくれます。
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私たちが参加したグループは5人で、ボランティアガイドの方は年配の女性で発掘の作業に参加された人でした。青森弁を交えて丁寧に説明をしてくれます。
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集落の竪穴式住居は柱跡が残っていて家の広さはわかるのですが、屋根や柱の材料が残ってないため想像で、かやぶき、枝葉、泥の屋根などで再現されています。
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高床式の倉庫も再現されています
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ここは屋根が土、泥で覆われている竪穴式住居の復元です。
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ここが有名な大型掘立柱建物です。
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実際の柱穴跡は左のカブトガニ風ドームの中にあります。その横に復元するためロシアから搬送してきた直径1mの柱が6本立ってます。高さは14.7m、高いですね。
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用途は不明ですが、見張り台や、祭祀用ではないかと言われてます。
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実物の柱穴です直径、深さ共に2mで間隔はすべて4.2mです。重機もない時代にどのようにして建設したんでしょうね。
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ここは大型竪穴建物です。15mもの長さの竪穴建物です。大きいです。
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建物は大きいですが、入り口は小さく腰を折って屈みながら入らないと頭をぶつけてしまいそうな入り口です。
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中に入ると驚くほど広い空間です。縄文人はここで集会や、祭事をしたのでしょうね。
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遺跡内の通路にある水飲み場です。縄文土器をイメージさせる形になっています。いい感じです。
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ひと通り遺跡を見た後、資料館である「縄文時遊館」に入りました。中には発掘、出土品や縄文時代の三内丸山遺跡での縄文人の生活などを再現展示しています。
魚釣をしている縄文人です。 -
石器の斧を使って木を切っているところ。
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驚いたのは、5900年前の時代に機織りをして衣服を縫製していたということでした。今まで縄文人は動物の毛皮をまとっていたとイメージしてましたが、すでに織物の服を着ていたとは思ったより進んでいたようです。
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縄文時代といえば定番の縄文土器ですが、膨大な量の土器が出土したようです。
そりゃあ、紀元前3900~2200年の1700年間分の集落跡ですから、その時代に作られた土器の数は相当多いに違いがありませんね。 -
原寸大の竪穴式住居での縄文人の生活イメージ展示があります。食べて寝るだけの住居であれば、そんなに狭くはないような気がします。
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板状土偶です。
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縄文時代といえばもっとも、イメージする土器ですね。
三内丸山遺跡をゆっくり、じっくり見た後、青森市中心部に戻り大型ねぶたを見ることができる「ねぶたの家ワ・ラッセ」へ向かいました。 -
ねぶたミュージアムのワ・ラッセへ来ました。
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ミュージアムは2階建てで、入り口はチケット売り場のある2階にあります。
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入場料は620円です。
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2階ではねぶたの歴史や、ねぶた師の名人紹介などが展示されています。
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ねぶたのジオラマもあり、東北のお祭りをよく知らない者にとってわかりやすい展示です。お祭りの山車を引く様子がよくわかります。
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2階からスロープを降りると、そこに大型ねぶたの実物が展示されています。
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迫力ありますね。
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いろいろなテーマの人形があります。
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昔は人形の中にロウソクを灯していたそうですが、人形に燃え移ったりしたこともあるそうです。それはそれで迫力あったでしょうね。
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今は山車に発電機を積んでLEDの明かりで照明しているそうです。
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1階のフロアーに実物のねぶたが5~6台展示されてあまりの大きさに圧倒されました。
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ねぶたの家ワ・ラッセを出るとき、案内所で青森りんごの即売所を聞くと青森市内マップに印を付けて教えてくれました。何軒か見て回って青森駅に近い店で知人向けにリンゴの宅配を頼みました。
その後夕食を取ろうとのっけ丼の青森魚菜センターへ行くと16時までとのことで閉店時間でした。仕方ないとリサーチしていた店へ行くと、みな定休日で開いてません。なんということでしょう、最悪です。とりあえずホテルのチェックインだけしておこうと青森駅を後にしてホテルに向かいます。 -
今夜のホテルはルートイン青森中央インター店です。車の駐車場のあるルートインということで青森駅前店はやめたのですが、こちらの近辺に飲食店が遠くて、少ない。ホテルでもらった近辺マップを頼りに歩くと、チェーン店のびっくりドンキーや回転すしのカッパ寿司などしか目につきません。
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結局、さかなが食べれるということで、回転ずしのかっぱ寿司になってしまいました。
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青森に来てかっぱ寿司とは予想もしていません。宿泊料を節約しようと、温泉旅館とビジネスホテルを隔日に泊まる計画でした。
ビジネスホテルの日は夕食に地元の旨いものを食べるはずでしたが・・・。 -
さかなの握りも、いなりずしも美味しかったです。ということで本日はホテルに帰って就寝です。
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4日目
ホテルから見た青森の街です。北海道と同じく屋根が瓦でなくトタン屋根が多いです。冬は厳しい雪の世界になるのでしょうね。 -
ルートイン定番の朝食バイキングです。水餃子もありました。やはりビジネスホテルの朝食は安定のルートインですね。
今日は岩手県盛岡、平泉、中尊寺へ行く予定です。
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旅行記グループ
東北歴史探訪旅
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