ANAマイレージで能登から鉄道旅3/3 べるもんた 雨晴海岸 えちごトキメキ鉄道「雪月花」筒石モグラ駅

2023/11/12 - 2023/11/12

　開放感あふれる観光列車「雪月花」（えちごトキメキ鉄道）に乗車するにあたり、思い切って飛行機で能登半島に飛び、のと鉄道の「里山里海号」、JR西日本の「花嫁のれん」「べるもんた」と観光列車を乗り継いで、最後に「雪月花」乗車する鉄道旅のプランにしました。今回は主に「べるもんた」と「雪月花」の旅行記になります。　
　観光列車は事前予約が必要なため、いざ旅行に行く時の天気は運まかせになってしまい、楽しみにしていた雨晴海岸からの立山連峰や雪月花からの妙高山の車窓風景を楽しむことが出来なかったのが少し残念でした。

11/09
15:30-16:30 羽田-能登 ANA749
16:50-17:20 能登空港 のとじ荘 ふるさとタクシー
　珠洲温泉 のとじ荘泊

11/10
　見附島
13:40-14:21 見附島口-縄文真脇温泉口 路線バス
　真脇遺跡＆縄文館
　真脇ポーレポーレ泊

11/11
08:49-09:06 縄文真脇温泉口-能登役場前 路線バス
09:22-10:22 能登役場前-穴水駅前 路線バス
11:00-11:59 穴水-和倉温泉 里山里海号
　和倉温泉　虹と海　温泉deビュッフェ
16:30-17:54 和倉温泉-金沢 花嫁のれん
　ABホテル金沢泊

11:12
09:23-09:37 金沢-新高岡 はくたか558号
10:01-10:48 新高岡-雨晴 ★べるもんた
　★雨晴海岸
11:57-12:20 雨晴-高岡
12:25-12:35 高岡（南口） -新高岡 タクシー
13:12-13:47 新高岡-糸魚川 はくたか564号
13:59-16:45 糸魚川-上越妙高 ★雪月花
17:12-18:47 上越妙高-大宮 はくたか570号

エリア 上越・直江津(新潟)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日は晴れて欲しかったのですが予報通りの雨模様、それでもABホテル金沢は駅ロータリーにあるのでほとんど濡れずに金沢駅までたどり着けました。超駅近のホテルで助かりました。

まずは新高岡駅へ、金沢駅からひと駅なので自由席で移動。大阪方面からの特急列車が遅れた影響でその接続待ちの為、我々の新幹線も10分遅れの9時33分に出発しました。

9時47分に新高岡駅に到着、新幹線と在来線の駅は少し離れていますが、それでも10時1分発の「べるもんた」の出発時刻には余裕で間に合いました。

新高岡駅 駅

しかし、どういう訳か「べるもんた」も接続待ちの謎の大幅遅れで新高岡駅に10時20分に到着。

ベル モンターニュ エ メール (べるもんた) 乗り物

「べるもんた」はネット予約では座席指定が出来ないため、海側のカウンター席を取るためにみどりの窓口で切符を購入しました。

この列車で楽しみにしていたのはお寿司です。列車に板前さんが乗って新鮮な富山の海産物を使ったお寿司やお刺身を食べること出来ます。

板前さんがその場で握るところを見てみたかったのですが、たくさんの方が注文していたためか、すべて事前に作っていたみたいです。　

新高岡駅のお隣りの高岡駅では城端線の2番線ホーム（一番南端）に到着。

氷見線は一番北側の7番線なので、転線（南端の2番線から北端の7番線へ移動）しないと氷見線を走れないため、これから駅管内でスイッチバックして7番線ホームに向かいます。

高岡駅 駅

希望者は降りてその様子を見学できるというので降りて見学することにしました。列車はスイッチバックするため一旦、富山方面に行ってしまいました。

我々は歩いて氷見線の7番線ホームに移動。

「べるもんた」は高岡駅の富山方面の先に停まっていました。

少し待たされてから「べるもんた」が7番線ホームに入線してきました。

「べるもんた」は座席指定520円だけで乗れる格安の観光列車なので、コストパフォーマンスは良くないですが2,500円のお寿司（5貫）を事前予約してみました。　

お寿司はネタが新鮮でとっても美味しかったですが、ネタの説明がなかったのが残念でした。でも列車で新鮮なお寿司が食べれるなんて斬新ですね。貴重な体験をさせてもらいました。

お寿司を食べている間に列車は富山湾に。

雨晴海岸近くまで来ましたが小雨が降って天候はいまいち。

しばらくすると有名な女岩が見えてきました。

女岩と海越しの立山連峰が見える絶景スポットですが連峰の山々は見えません。海越しに標高3,000m級の山々を望むことが出来る景色は、世界でも稀有な景色ということで楽しみにしていたのですが残念です。

能登半島国定公園雨晴海岸 公園・植物園

列車はビューポイントということで停まってくれましたが、女岩とはずいぶん離れた位置に停まりました。

列車は雨晴（あまはらし）駅に到着。「べるもんた」はこのまま氷見駅まで行きますが、我々は雨晴駅で下車、雨晴海岸を散策予定でしたが雨のため、約400m離れた雨晴海岸が眺められる道の駅に行くことにしました。

雨晴駅 駅

道の駅「雨晴」に到着。２階のカフェから女岩を眺めながら休憩しようと思っていましたが、海岸の松でちょうど女岩が見えません（デッキに出れば見えたかもしれませんが雨が激して出れませんでした）。

道の駅 雨晴 道の駅

氷見線の列車を眺めながらカフェタイム。

道の駅から雨晴駅へ戻る時は雨風が一段と激しくなり、下半身がずぶ濡れになりました。

普通列車で高岡駅へ戻り、新高岡方面の列車待ち時間が30分以上あったので、ちょっと贅沢して南口からタクシーで新高岡駅に移動し、新高岡駅から糸魚川駅までは節約して新幹線の自由席で移動しました。

新高岡駅 駅

13時47分に糸魚川駅到着、糸魚川からの「雪月花」が13時59分発でしたので新幹線が遅れなければなんの問題もないのですが、朝のように10分遅れたりするとギリギリになるのでハラハラしましたが定刻どおりで安堵しました。

糸魚川駅 駅

糸魚川駅からは奮発してえちごトキメキ鉄道の観光列車「雪月花」に乗車します。ひとり24,800円でした。

雪月花 乗り物

こちらの観光列車はよくある既存列車を改造した車両ではなく、観光列車用に新しく造られた車両で天井近くまでガラス張りになった開放感あふれる車両になっています。

いよいよ乗り込みます。

1号車のエントランス部分。

１号車のカウンター席を予約しました。こちら側は日本海や晴れていれば妙高山の絶景が楽しめる座席になります。

1号車の展望ハイデッキはフリースペースになっており、誰でも自由に景色を楽しめるため、展望ハイデッキから近い座席にしました。

展望ハイデッキ部分はこんな感じになっています。

ウェルカムドリンクが配られると日本海が見えてきました。

この区間は日本海ひすいラインと呼ばれていますが、思っていたより海が見える区間は短かったです。

えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 乗り物

ウェルカムドリンクで日本海の景色を楽しんだ後は全長11,543mの頸城（くびき）トンネルを走行。

頸城（くびき）トンネル内の見所はトンネルの途中にあるモグラ駅こと筒石駅です。

筒石駅 駅

「雪月花」では一時停車して筒石駅を見学できます。

乗客が見学している間に1号車の車内を撮影、主にカウンター席とソファー席になっています。

地上に続く階段。今回は時間がなくて地上までは行くことが出来ませんでした。

ホームと通路の出入口には列車の到着を知らせるサインがあります。

ベンチもあるのでこちらで列車が来るのを待つことが出来ます。

筒石駅を見学している間にお弁当が用意されていました。

今回は「漁港直送、漁師の豪快コース」、能生漁港直送の新鮮な海の幸をふんだんに使用した料理とのことです。

日本海を眺めながらの食事ですがあいにくの雨で気分はいまいち。

その後、直江津駅に到着。クハ455が停車していました。

先ほど食事をしたばかりですが直江津駅では昔ながらの駅弁売りスタイルの駅弁販売がありました。買う人なんかいないかと思い行きや、それでも珍しいのか、2号車の中国人旅行客がいくつか購入して完売になってました。

直江津駅 駅

直江津駅で列車はスイッチバックして1号車の展望ハイデッキが先頭になりました。

展望ハイデッキからの開放感ある景色も雨でいまいちなのが残念です。

今頃は冠雪した妙高山が見えるはずですが何も見えず。

えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 乗り物

次に向かうのは二本木駅、勾配を登るためのスイッチバック駅です。

列車は駅でスイッチバックするためN字状に進みます。まずは前方の雪よけのあるところまで進みます。その後バックして二本松駅に停車、最後に右に見える一段高い線路を進みます。

二本木駅に到着。

二本木駅 駅

駅のホームの柱は古いレールを利用して作られています。

雪月花の車体ロゴ。

明るい場所での1号車の車内。座席は主にカウンター席とソファー席。

２号車はシックな感じで対面座席になっています。当日は中国人団体客の貸切のようになっていました。

一番人気のハイデッキの座席は2号車にあります。

その後、デザートのティラミスと珈琲のサービスがありました。

二本木駅でスイッチバック後、一段高い右側の線路を走行。

妙高高原駅の手前では関川の360度蛇行が見れるポイントで徐行してくれました。

列車は山間部を走り、

妙高高原駅に到着。

妙高高原駅 駅

妙高高原駅の溝に鯉？が泳いでるとスタッフに教えてもらいました。

妙高高原駅から再び折り返して新幹線との接続駅、上越妙高駅まで列車は走行。最後にお土産として長野のお米とポストカードを頂きました。

晴れていれば車窓風景をもっと楽しめましたが列車自体は開放感があり乗り心地も良かったので、只見線とか別の路線を走る機会があればまた乗ってみたいです。

上越妙高駅からはそのまま新幹線で東京に戻りました。

上越妙高駅 駅