
2023/10/29 - 2023/10/30
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akikoさん
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この旅行記のスケジュール
2023/10/30
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バスでの移動
松江駅(9:10発)ー 八束・由志園入口(9:55着)松江市営バス
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徒歩での移動
バスターミナルから南へ7、8分歩いて「由志園」へ
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旅の2日目、いよいよ由志園に行くことになりました。ホテルで朝食を済ませてからチェックアウトし、松江駅から路線バスで「由志園」まで向かいました。
由志園では、宝塚から送られたという10万輪のダリアが浮かぶ『池泉 天竺牡丹』が開催されていて、まさにダリアの絶景を見ることができました。今までお花が使われたイベントは数多く見ましたが、これは間違いなく一番規模が大きく一番見事なフラワーイベントだったと思います。
ちなみに、秋はダリアですが、春のGWの頃には牡丹の『池泉 天竺牡丹』が見られるそうで、より華やかな池を見ることができるんだそうです。
この由志園では、お花の浮かぶ池は一番の見どころですが、回遊式日本庭園も素晴らしくて、美しい風景を楽しみながら園内を巡ることができ、「食」も含めて3時間ほどたっぷり楽しむことができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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2日目の朝、エクセルホテル東急の1階にある『MOSORO(モソロ)』というレストランで朝ごはんをいただきました。
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7時から朝食がとれると聞き、7時ごろ行くともうすでに着席した人たちが多くいて、朝食バイキングに並ぶ人たちの列も!先に席に案内してもらい、列に並びました。
一方通行で好みのおかずを取っていくようで、ご当地メニュー(蜆の味噌汁/のどぐろの干物/赤天/板ワカメ/出雲そば/じゃこまめ etc.)に加えサラダコーナー、卵料理、肉料理、惣菜、カレーなど多くのお料理が並んでいました。
先に何があるかわからないまま少しずつおかずを取っていくと、最後には結構な量に(笑) -
写真マジックで手前のものが大きく写ります。←(念のためサラダの器は小さめですので^ ^)
黒っぽい海苔のように見えるのは「板わかめ」というもので、わかめを乾燥させたものらしいのですが、味付け海苔のようでイケました!その横は「赤天」という名物練り物らしく、魚のすり身に唐辛子を練り込みピリ辛味に仕上げられていて美味しかったです。「出雲そば」はトッピングが選べ、ダシ汁の量も好みで。蜆のお味噌汁は味わい深く身体に沁みました。フルーツ少しと瓶入りプリンも美味でした。
お腹いっぱいになりました。ごちそうさまでした~(*^^*) -
この日は、このあと、この旅のメインスポット『由志園』に行くことにしていて、10時オープンに合わせ路線バスで向かうことにしていました。
ホテルを9時前にチェックアウトし、大きな荷物は預かってもらうことにして、由志園行きのバスが出る松江駅にやって来ました。 -
松江駅隣接のバスターミナル
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光が映り込んで見えにくいですが、バス乗り場のマップです。
「由志園」には6番乗り場の「大根島」方面、「松江城」方面などは3番乗り場がよさそうでした。7番乗り場のレイクラインは旅行者用で、観光ルートを循環する便利なもの。『松江乗手形』も使えましたが、現在は1時間に一本くらいしか出ないようで、前日夕日を見た宍道湖の「夕日公園」から一回乗っただけでした。
バスの乗り場&時刻表などは、<https://matsue-tourist-station.com/matsueeki.html>を参照してください。 -
早めに6番乗り場をチェック!電光表示板はハングル文字になっていますが、9:10発「八束町・由志園行き」がちゃんと表示されていました。
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時間通りにバスがやってきました。
松江駅 9:10発→由志園入口 9:55着の便に乗り込み、大根島までGO~!
松江市内を通り、大根島の由志園入口までなんと35駅。長旅です(笑) -
40分ほど走ると、中海が見えてきました!大海崎橋という橋を渡り、中海の道を進んで行きました。宍道湖は日本第7位の面積で、下流部に位置するこの中海は第5位なんだそうです。
ちなみに由志園のある大根島は、四季を問わず美しい牡丹の花が咲き誇り、漢方薬として知られる高麗人参が特産の小島。なぜ「大根?」と思い、名前の由来を調べると、島の人々がこの島を魅力的ではない「大根島(だいこんしま)(大根が生えている島)」と名付け、栽培している貴重な高麗人参を部外者に盗まれないようにするためだと言われているのだとか(笑) -
そして、終点「八束町・由志園入口」はこのようなバスターミナルになっていました。バスを降りる時、2日有効の『松江乗手形』の裏面を運転手さんに提示し、無事下車。(手形は1,050円で購入しましたが、なければ片道700円で往復すると1,400円にも!)
バスを降りて、道路沿いに南に向かって7、8分歩いて行きました。(写真下) -
ここが由志園の玄関口がある建物でした。
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この玄関口のある建物の中を通り、さらに進むと庭園入口がありました。
入園料は、時期により変化するようで、このイベントが開催されている時は、大人: 1,400円でした。
私は前もって前売り電子チケットをネット購入しておきました。
<https://www.asoview.com/channel/ticket/hbaCfwMcCZ/ticket0000019276> -
入口を入ると、正面にショップがあり、左に進んで行ったのですが...
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通路のところに可愛いお地蔵さまと、蹲風の台に和の季節の花が!可愛い一角でした。
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そして、その前に “えまみくじ”というものがありました!
これは ”絵馬” と ”おみくじ” がセットになったご縁アイテム。出雲路ならではのスポットや名物をモチーフにしたかわいい“絵馬”とご縁が感じられる“ご縁みくじ”を一緒に楽しめるのだそうです。
絵馬は全部で10種類あり、写真のものは左から
「一畑電車」ー "ガタンゴトン前進あるのみ"
「宍道湖の夕日」ー "明日へ沈む美しい夕日は未来への活力"
「安来いちご」ー "苺一会。毎日の出会いはたからもの" という意味が込められているのだそう。
絵馬と同じデザインのペーパーストラップがついていてお土産に!ご縁みくじには「おすすめのご縁スポット」が書かれていて、行くとさらなるご縁が見つかるかも... ということです。
この時は撮影しただけでしたが、200円なら"えまみくじ"を試してみればよかったです。 -
そして、いよいよ庭園が見えてきました!
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出入口の手前にあった庭園案内の看板にあった園内地図がこれです。(画像が粗くてすみません)
このマップでわかりますが、由志園の日本庭園は、出雲地方の豊かな地形を凝縮した"箱庭"のように作庭されているのだとか。
大山を模した築山、名勝地「鬼の舌震」や「宍道湖」、「中海」、「大根島」も表現。水の流れは日本海へ至り、弓ヶ浜を表した広大な州浜と美しい白砂青松庭が配されているのだそうです。
ワクワクします。さぁ、庭園に入って行きましょう! -
そして、庭園への自動ドアを開けた先に、このようなダリアの花で埋め尽くされた美しい風景が現れました\(^o^)/
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思わず屈んでダリアの花をパチリ!10万輪あるというダリアのごく一部です。
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このダリアは、1967年に宝塚市と松江市が姉妹都市提携を結んでいて、日本有数のダリア(和名 天竺牡丹)の産地 宝塚市上佐曽利から、日本一の牡丹の産地 松江市大根島「由志園」に送られたのだそうです。
昨年秋に、宝塚ソリオへ『ダリア アート』を見に行き、無数のダリアが可愛いドレスなどに使われていて、その後「黒川ダリア園」にも足を運びました。その時、宝塚が全国の4分の1のダリアの球根を生産していると知りましたが、そのダリアがここ山陰の日本庭園で 『池泉 天竺牡丹』のメインのお花として使われ、このようにお披露目されるとは...。 -
10/14から11/5までの23日間限定でこのイベントが開催されているとのことで、私が訪れたのは残り1週間を残すばかりの時でした。
もうダリアが萎れているのでは...と心配していましたが、まだまだいきいきとした姿で浮かんでいたのを見て顔がほころびました(#^.^#) -
正面に見えるのは料亭「菖蒲」で、木道を挟んで両側にぎっしりと色とりどりの花が浮かべられていました。
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お花をズームアップ。このあたりはピンクと赤のダリアがミックスされ、その奥はオレンジと薄ピンクのものが!色合いを考えながら浮かべるのも大変だと思います。
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このあたりはミックスカラーですね。まるで花の宝石箱みたい.:*☆*:.
期間中、毎日このような瑞々しい花風景を見せるのは本当に大変なことだと思います。毎日の職員の方が手作業で開館前に花を入れ替えているのだそうです。 -
次は左の方に目を向けてみます。ついお花に目を奪われますが、間に植わっている松も大変立派なものばかり。。。
松を中心に1枚!どこから見ても絵になります。 -
根元周辺に浮かぶダリアたち☆彡
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左手にはお食事処&茶房が入る建物があり、その前もこのようにびっしりと... 。
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カーブした場所は、このように容器を沿わせていました。
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奥に進んでみました。由志園の紹介でよく使われているのがここ!
米子と境港にまたがって続く弓ヶ浜半島には弓のように弧を描く海岸線があるのだそうです。その弓ヶ浜を表した広大な州浜と美しい白砂青松が表現されているのだとか。そして背景に見えるこんもりした築山は大山(伯耆富士)を模したものなんだそうです。 -
イチオシ
表紙にも使ったこのダリア(天竺牡丹)の絶景.:*☆*:.
この景色が見たかったのです!
木々の影が映り込んで一部暗くなっていますが、本当に美しくて感動がとまりませんでした。。。 -
縦構図でも1枚!ダリアの洪水です~~(^^)♪
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振り向いて戻ろうとすると、建物のガラス面に風景が!
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なかなか立ち去りがたく、もう一度、整然と並ぶお花たちをアップで撮影!
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このエリアだけで十分満足したのですが、由志園の日本庭園はまだ奥に続いていました。料亭「菖蒲」の横を通理、順路を進んで行きました。
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柿葺き(こけらぶき)の門をくぐり、緑深い庭園に足を踏み入れます。
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石橋があり、その橋から右を見ると2段の滝が、左には色づき始めた木々が見えていました。
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水辺に建つ、お休み処「翠柳庵」あたりまで来ると、美しい秋景色が広がっていました。
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いろんな色が混じったモミジの木がきれい♪
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イチオシ
ここから見える湖面にもダリアが...。紅葉とダリアのコラボです!
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寒牡丹の庭を通って行きます。
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今では立派な日本庭園になっていますが、この由志園は1967年、当時はまだ陸続きではなく中海に浮かぶ島の一つだった大根島の観光開発を目的として、初代園主・門脇栄氏が1台のブルドーザーで造園に着工したのが始まりなんだそうです。
栄さんの亡き父 門脇由蔵が夢見志した庭園だったことから“由志園”と名付けられ、1970年に開園。その後も徐々に増築され、現在ではその広さ1万2千坪もある素晴らしい庭園に。 -
見上げると、青空を背景に紅葉しかけたもみじ葉が...。
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イチオシ
このあたりは「中海」が再現されているのかな。
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このあたりからも美しいお庭が鑑賞できました。
向こう側には先ほどダリアを楽しんでいたところが... 。 -
石灯籠がある風流な風景☆彡
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「八雲の庭園」という案内板がありました。この先には涼風ミストが出て雲の中を歩く気分が味わえるんだとか。
少し進むと、ミストのおかげで大きな木の間から太陽の光芒が見えていたのでした。 -
牡丹の館が見えてきました。
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壁面にはカラフルな和傘アートも!
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牡丹は春に咲く花ですが、ここでは春牡丹に島独自の特殊技術を施し、開花期を調整する抑制栽培によって年中見られるようになっているんだそうです。
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薄紙を何重にも重ねて作ったような大輪の牡丹の花たち
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石組などを使って、大根島で自然に咲いている牡丹が表現されていました。
全国一の牡丹苗の生産地である大根島。火山活動で誕生したのがこの島の始まりだそうで、この島の土壌は貴重なミネラルを豊富に含み、美しい牡丹を産み出す条件が整っているのだそうです。 -
牡丹の館を出て、少し行くと、おやすみ処・売店「やまぼうし」が!
売店には様々なお土産物が販売されていました。 -
中でも目を引いたのがこの"巾着花瓶" 巾着袋を締めたような一輪挿しで面白いフォルムに一目惚れ。(小)を一つお土産に購入。自宅で小花を入れて飾ってみました^ ^
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赤い橋が見えてきました!このあたりはマップで見ると、宍道湖に架かる橋でした。
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赤橋が水面に映り込んでいる風景☆彡 (スマホで撮影)
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赤橋を渡ったところにはこのような風景も。
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面白い木がありました。
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根元には杉苔が一面にはえ、苔の絨毯がきれいでした♪
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赤橋を渡ったところを右に進み、坂をどんどん上がっていくと、大迫力の「竜渓滝」が現れました。
竜渓滝”では『鬼滅の刃』の聖地の一つで国指定名勝『鬼の舌震(したぶるい)』が表現されているんだそうです。 -
『鬼の舌震』は巨大な岩と急流が織りなす雄大な渓谷だそうで、滝はこのような流れになり...
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このあたりは、苔むした石がいい味を出していました。
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最後はこのようにして、池に流れ込んでいたのでした。
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滝を楽しんで、順路を進んでいくと、額縁絵のような空間がある建物が見えてきました。
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額縁絵の空間が見えたのはこの建物でした。休憩処でしょうか。
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休憩処のベンチに座ると、この枯山水庭園が.:*☆*:.
これは大根島の湖岸の風景を模した庭だそうで、 黒松は「新田松」を、島石は湖面に顔を出す岩肌を表現しているのだとか。 -
かつての大根島の風景を白砂青松の美しさで表現しているお庭
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広大な回遊式日本庭園をぐるりとめぐり、最後の溶岩庭園の方まで進んできました。崖面には趣のある苔がびっしり。晩秋にもみじが赤く紅葉すると、より一層きれいになるのでしょうね。
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元は火山活動で誕生したのが大根島の始まりで、その溶岩を配置したお庭のようでした。
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苔面を見ると、白いお花が... 。
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ピントが甘いですが、こんな花でした。あとで分かったのですが、これは「大文字草」という野草で、山地の日陰がちの湿った岩場などに生える多年草。5弁の花が「大」の字に似ることから「大文字草」と名付けられたんだとか。
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お庭の鑑賞は終わり、ここから建物内に!
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この建物には日本料理「竹りん」と茶房「一望」が入っていました。これは美しい庭園が一望できるのが売りの茶房。
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大きな窓からダリアが浮かぶ池が!
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私はその横にある「竹りん」で"竹りん弁当"を予約していました。
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このお店からも、このような景色が楽しみながらお食事ができるようになっていました。
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窓際の席を案内していただきました。
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そして、これがお重のような箱を観音びらきをしたお弁当セットでした。
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大根島産の野菜など季節の食材を使ったお弁当で、先付、八寸、焚合せ、造里二種、御飯、味噌汁、香物がついていました。
これは一番リーズナブルな「花」のセットで1,815円でした。(竹りん弁当は、11:30までに来店という条件で予約が可能ということでした)
詳しくは→竹りんのウェブサイト<https://www.yuushien.com/shokuji-kojin/> -
店内にお花が飾られていて、ちょうど見たばかりの白い花も入っていたので、スタッフの方に聞いて、"大文字草"だと知ったのでした。
このお値段で、美しいお庭を見ながらランチが食べられて大満足!11:30までにお店に入れるなら、電話予約をしてぜひお試しください。ちなみに、もう少し豪華なお弁当やうなぎ溶岩焼きなどもありました。 -
イチオシ
最後に、もう一度外に出て、このダリアの浮かぶ景色を目に焼き付けて由志園をあとにしたのでした。
旅行記の概要にも書きましたが、私が訪れた秋はダリアですが、春のGWの頃には牡丹の『池泉 天竺牡丹』が見られるんだそうです。どちらも素晴らしいと思いますが、もしかしたら秋の終盤くらいが、ゆっくりお庭を鑑賞できるのではないかと思います。
秋のこの時期でも私が由志園を出たお昼過ぎには、次々と大型観光バスが到着し多くの人が降りてこられるのが見えました。個人で行くなら、朝一番に行くのが良さそうです。
この日の夕方には松江を出る予定で、このあと松江市内に戻り、松江城などを見てまわりました。~続く~
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ダリアを楽しむ旅
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