2023/11/03 - 2023/11/03
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尾道ベッチャー祭りは、毎年、11月1~3日に行われる吉備津彦神社の大祭で、尾道市無形民俗文化財にも指定されています。始まりは、文化4年(1807年)、尾道で流行した疫病退散のために、時の奉行、南部藤左衛門が各寺社にお祓いを命じたことから。これに応じて、吉備津彦神社でも三日二晩の祈祷を行い神輿行列で町内を巡ったという、それがベッチャー祭の起源です。
さて、祭りの主役は、能面の大蛇「ベタ」白い鬼の「ソバ」赤い天狗面の「ショーキー」という個性的な三鬼神。ちなみに、三鬼神の中では「ベタ」の格付けが一番高いのですが、平たいベチャーッとした顔をしているのでベタ。ベッチャー祭のベッチャーもこのベチャーッとのベチャーから来ているようです。三鬼神は獅子とともに御輿を先導し、市内を練り歩くのですが、その際、「ベタ」、「ソバ」は祝棒で身体を突くし、「ショーキー」はささらでそこら辺りにいる人の頭を手当たり次第にちょんちょん叩いて歩く。祝棒で突かれると無病息災、子宝に恵まれるとか、ささらで叩かれると頭がよくなるとか。いろんな福を授けるという意味がありますから、ありがたいことではあるんですけど。。幼い子供を連れた親たちが子供のために福を授かろうと群がってくるんですが、三鬼神を見た子供の方は怖くてガン泣き。確かに「ベタ」「ソバ」「ショーキー」ともにけっこう怖い形相だし、得体のしれない雰囲気を持っていますからね。そんなこんなで、三鬼神はあっちに行ったりこっちに来たりと大忙し。そうしたパーフォーマンスの特異さから奇祭とも言われるようですね。とても動きがあって楽しいお祭りです。
この日は朝商店街を出発する神輿から始まって、街を練り歩く一行の後を追いかけ、最後は駅前、しまなみ交流館での奉納ベッチャー太鼓まで。お昼過ぎくらいで見終わって、その後は、定番の寺町へ。千光寺、浄土寺も久しぶりに訪ねて、また尾道のよさを実感。いい一日となりました。
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尾道駅に到着して、本通り商店街に向かいます。
尾道本通り商店街 市場・商店街
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商店街の中に吉備津彦神社の御旅所があって。
ちょうど始まるところでした。 -
では、今日一日がんばりましょー
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神輿が出発。
担ぎ手が鈴の付いたロープにつながる紐を引っ張って、 -
神輿を担ぎながら、鈴を鳴らしています。
へ~、こんなの初めてかも。 -
神輿の後に、太鼓も続きます。
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神輿行列はさほどの規模ではないのですが、
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動きは軽快で小気味いいですね。
商店街を抜けて -
線路の北側の市街地の方に入ってきました。
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ここで、ちょっと一服。
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皆さんしっかり水分補給をしてくださ~い
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あれれ
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騒がしくなったと思ったら、白い鬼の「ソバ」
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けっこう怖い顔してますね~
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こちらは、赤い天狗面の「ショーキー」
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手にはささらを持っていて
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沿道の人たちの頭をチョン。
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チョン、チョン、
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チョン、チョン。
片っぱしから叩いて回ります。 -
獅子の方も
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子どもの頭をガブリ。
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残バラ髪の大蛇「ベタ」も、祝い棒で参戦。
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確かに、顔は平べったいですね。
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相変わらず、「ショーキー」は大忙し。
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求めに応じて、チョンチョンやってます。
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傍らでは太鼓のお囃子。
休んでいる間も、このお囃子で祭りの気分が切れることはありません。 -
再び、神輿が出発。
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三鬼神も
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一緒に移動です。
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次の目的地に着いて
さて、この場所でもまたパーフォーマンス。 -
それを目当てに大勢の人が集まっていますからね。
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私も、その人混みをかき分けて
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イチオシ
「ソバ」に接近。
金色の目玉に大きな赤いベロ。 -
角の生えた顔は、鬼というより般若ですけどね。
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イチオシ
いやいや、こんなのに迫られたら子供は怖いでしょう。
必死にお母さんにしがみついてますけど、それはそうなります。 -
「ベタ」も怪しすぎ。
残バラ髪で顔がほとんど隠れていますけど、”貞子”みたいになってますからね。 -
対して、天狗面の「ショーキー」はもう少し明るいキャラかな~
と言っても、何をするか分からない化け物ですけどね。 -
相変わらず
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忙しく立ち回って
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頭をチョンチョンやっています。
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ちなみに、祝い棒は少し痛かったりするのですが、ささらはそんなことはない。叩かれても全然平気です。
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また次の目的地に移動します。
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「ショーキー」も移動を開始。
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沿道には
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こんなにたくさんの人たち。
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赤ちゃんを抱えたお父さんも
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無事にチョンとやってもらいました。
お父さんも満足そう。 -
イチオシ
神輿はさらに進むし
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「ショーキー」の
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動きも
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激しくなってきました。
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「ベタ」も
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獅子もがんばってますけど
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イチオシ
やっぱり動きが目立つのは「ショーキー」かな。
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ささらを手にして
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あっちもこっちも。
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まったく休む暇は
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ありません。
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白い鬼の「ソバ」の方は、
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相変わらず怖い。
子どもはそっぽを向いて見ようともしませんね。
お母さん、苦笑いです。
町内巡りはまだ続くようですが、私はこの辺で切り上げて。ベッチャー太鼓の会場の方に先回りしたいと思います。 -
ベッチャー太鼓の会場は、しまなみ交流館。尾道駅を出てすぐの右側。
交流館の前面が芝生の広場になっていて、ここなら気持ちよく見物できそうです。 -
待つことしばし。
一行がやってきましたよ~ -
三鬼神は
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例によって
祝い棒やササラのパーフォーマンス。 -
はいはい、
これがないと始まりませんよね。 -
神輿も入ってきて
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前面に鎮座。
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太鼓の設定も
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出来まして。
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まずは、獅子舞で場の雰囲気が整います。
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改めて、三鬼神が登場。
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「ショーキー」が太鼓を叩き始めると
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「ベタ」が加わって
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最後に登場したのは「ソバ」。
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イチオシ
太鼓に足をかけて
乱暴ぶりをアピールします。 -
それでも、ここからは三人が息を合わせて
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ドンドコ、ドンドコ。
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ドンドコ、ドンドコ。
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見事な腕前を披露してくれました。
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太鼓が終わると
観客は一斉に広場の中へ。 -
三鬼神の福にあやかろうと
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もう押し合い
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イチオシ
へし合い。
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町内巡りがあったはずなんですが、それは地元の人だけ。
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それ以外の大多数の人たちはここを目指してやってきているんですね。
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いやいや、これはすごいことになってますよ~
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三鬼神も必死です。
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なんとか捌き終えて
三鬼神は帰っていきました。お疲れさまでした~
ここから先も祭りはあるのですが、これで十分。ここからは普通の尾道の観光に切り替えたいと思います。 -
ということで、まずは昼飯。
つたふじにやってきました。尾道ラーメンの老舗中の老舗といったところなんですが、尾道駅から少し遠いのでこれまでなかなか機会がなかったんですよね。しかし、さすが人気店。お店が小さいのもあって待ち時間はめちゃめちゃ長いです。 -
やっといただけたラーメンの方は、醤油の濃い味に背油の甘みが加わる尾道ラーメンの王道そのもの。さすがにキレのある味わいです。
ここでだいたい気になるお店は行けたので、ちょっと総括すると。。意外によかったのは、尾道ラーメン 丸ぼし。まだ歴史は浅いと思いますが、醤油のきりりとした味わいが断トツだったように思います。 -
では、散策開始。
爽籟軒庭園は、江戸時代の豪商、橋本家の別荘だったというところ。。 -
入ってすぐの待合から
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しばらく
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進んだ先にあるのが
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京都山崎にある国宝「妙喜庵待庵」を模した茶室です。
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ちなみに、こちらの公開は土日のみ。
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この日は海外からの観光客がいるだけでしたが、ジャパンを感じてくれたでしょうか。
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次は浄土寺に向かいます。
西郷四郎の碑は、もうすぐ浄土寺という通りの山の手側。通りを歩く人を見下ろしている銅像です。ちなみに、西郷四郎は、明治時代、講道館の四天王と呼ばれた柔道の達人。山嵐という大技が得意技。療養のため、尾道に来て、浄土寺の近くの吉祥坊に住み、大正11年に亡くなったということです。通りを歩く人を見下ろしている銅像 by たびたびさん西郷四郎の碑 名所・史跡
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浄土寺です。
浄土寺 寺・神社・教会
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けっこう久しぶりです。
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山門を入って、左側から、本堂、阿弥陀堂、多宝塔と並びます。
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本堂は、室町時代の初期、貞和元年(1362年)に再建された国宝建物。和様を基調に唐様、天竺様を加えた折衷様式。和様はきっちりとはしているのですが、面白みがない嫌いがあって、この建物の地味な印象もその辺りから来ているような感じはありますね。ただ、中に入ってみるといろんな工夫というか変化も感じられて、印象は少し変わるかもしれません。
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イチオシ
多宝塔はいったん火災で焼失したものを鎌倉時代後期の元徳元年(1329年)に再建したもので、これも国宝です。二つの屋根から先端の相輪までのバランスが良くて、とても美しい。さすが国宝という姿ですが、隣りの阿弥陀堂との配置も絶妙ですね。
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ところで、この再建されたという元徳元年(1329年)。あの足利尊氏が新田義貞、楠木正成の軍を破った湊川の戦が建武3年(1336年)のこと。同年、豊島河原合戦では足利尊氏が敗れて、九州に落ち延びていく。そして、捲土重来、東上したのが湊川の戦です。
実は、この際、足利尊氏は浄土寺に立ち寄っていて、つまり、再建ほやほやのこの多宝塔も見ているはずなのです。どうでしょう。足利尊氏の見た多宝塔をそのまままた現代人の我々も見ているってすごくないですか。まあ、以前来た時にお寺の人から聞いた話の受け売りなんですけどね。 -
浄土寺から、今度は千光寺に向かいます。
いつもだと歩いて上がるんですが、もう時間もないし、千光寺山ロープウェイを使います。 -
やっぱりとにかく楽ですねえ。あっという間。これまで歩いて上っていたのはなんだったんだろうという感じです。
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ただ、一方でロープウェイからの眺めは特別なものではないような。千光寺や展望所からの眺めの方が全景が見えたり落ち着いて見えるし、いいような気がします。
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で、その展望台でリニューアルされたのがこのPEAK。千光寺よりもう一段高い場所に新しく作っている最中だったのは見ていますが、できてから来るのは初めて。千光寺山ロープウェイ 山頂駅を降りるとすぐ目の前です。
とてもいいものができたように感じます by たびたびさんPEAK(千光寺頂上展望台 ) 名所・史跡
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ループの
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イチオシ
緩い階段を上ると
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今はやりなのかな一直線の廊下になった
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展望台。
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尾道の全景が眼下に見える眺望も素晴らしいし、
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この展望台自体の面白さもあって、とてもいいものができたと思います。
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文学の道の方から
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千光寺の方に下りていきまして、
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こちらが千光寺の展望所。
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同じように尾道市街が見えているし、
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イチオシ
ロープウェイがすぐ目の前を通り過ぎるのもここならではですね。
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本堂をちらりと拝見して、
下りは歩きです。 -
途中、気になっていた梟の館に立ち寄ります。
どうかすると古びて崩れ落ちそうな建物のインパクトがまず第一ですね by たびたびさん梟の館 美術館・博物館
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大正時代の古民家を活用した美術館兼カフェ。山の中腹というか崖の上にあるし、どうかすると古びて崩れ落ちそうな建物のインパクトがまず第一ですね。
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では、中へ。
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大丈夫かなあみたいな心配もなくはなかったのですが、内部は意外にしゃれた雰囲気。窓際に席を取って、
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外はこんな眺め。
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イチオシ
店内にはフクロウにこだわったコレクションがあれこれあって、いただいたオレンジジュースのカップもフクロウ。ジュースのオレンジ色にブルーの配色がなかなかおしゃれになってます。
ジュースの方はどろんとして濃厚。甘さに加えた酸味もしっかりあって、かなりおいしい。いいですね。基本的なところがちゃんとしているお店です。 -
梟の館からは、尾道駅へ。
途中、商店街の御旅所では、 -
三鬼神のお面を拝見。
ひと世代前のお面だと思いますが、特に、ベタの異様さはこれではっきり確認できると思います。
さて、尾道ベッチャー祭の一日はこれでおしまい。お疲れさまでした。
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この旅行記へのコメント (6)
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- ひでじいさんさん 2024/10/10 18:54:07
- 初めまして。
- ハワイの旅に「いいね」有難うございます。
ハワイは10数回行ってますが今回はあのような状態で疲れました。
「尾道ラーメン」旨いですね、背油がいいんでしょうか。
昨年の9月に瀬戸内に行きましたが高速のSAで休憩した際に見つけて食べましたが、旨かったです。私の住む地域のスーパーでも生の「尾道ラーメン」売っていてよく食べました。
千光寺は上からロープウエイーで下り行きました、どういうわけか下からも上からも中間にあって、迷いましたが。
崖の尾道を見渡せるのは絶景でした。
今後もよろしくお願いします。
- たびたびさん からの返信 2024/10/10 21:52:51
- RE: 初めまして。
- 尾道は、ハワイのようなメジャー感はないですが、それでも瀬戸内海に面した街だとほとんど最高ランクではないかと思います。林芙美子や大林宣彦の関係も味わい深いし、しまなみ海道の島々、向島は目の前だし、中間地点の瀬戸田へも船の便が割といいです。
ハワイも10回以上行かれているとまたより深く良さが分かってくるんだと思いますが、尾道もまた機会がありましたら是非どうぞ。ディープなところの楽しみはまだまだあると思いますので。
たびたび
- ひでじいさんさん からの返信 2024/10/11 18:44:06
- RE: RE: 初めまして。
- しまなみ海道に行った時に自転車で渡ってる人々を見ました。車より自転車の方がゆっくりできるきので景色を見れますね。
レンタの自転車があるみたいで、外国の人を見かけました。
私たちは急いで渡ったので「しまなみ」は満喫できなかったです。
私は神奈川県に住んでますが、其れなりの刺激がありました。
私は旅の計画でネットで行く先のベスト10などでスポットを探します、主だった所には行っているつもりですがゆっくりローカルな瀬戸内を回ってみたいです。
> 尾道は、ハワイのようなメジャー感はないですが、それでも瀬戸内海に面した街だとほとんど最高ランクではないかと思います。林芙美子や大林宣彦の関係も味わい深いし、しまなみ海道の島々、向島は目の前だし、中間地点の瀬戸田へも船の便が割といいです。
> ハワイも10回以上行かれているとまたより深く良さが分かってくるんだと思いますが、尾道もまた機会がありましたら是非どうぞ。ディープなところの楽しみはまだまだあると思いますので。
>
> たびたび
- たびたびさん からの返信 2024/10/11 19:31:39
- RE: RE: RE: 初めまして。
- サイクリングの件
参考まで。
https://4travel.jp/travelogue/11720867
たびたび
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- Antonioさん 2024/09/17 07:06:42
- 尾道ラーメン
- おはようございます。尾道ラーメンを制覇するだけあり、尾道にはよく行かれているのですね。「朱華園」が閉店して食べれなくなったのは、残念です。台湾出身の方が始めたお店のようですが、鹿児島の「こむらさき」や世界の王の実家もそうでした。日本の町中華やラーメンの台湾出身者の貢献について語られることはあまりないですが、侮れないと思います。
「まるぼし」は老舗というよりもニューウェーブのお店なので、若い感性が従来の尾道ラーメンを進化させているのかもしれませんね。
- たびたびさん からの返信 2024/09/20 17:38:27
- RE: 尾道ラーメン
- 朱華園が閉店とは。。
歴史がひとつ終わった感じもありますね。
たびたび
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