2023.6 シニア ひとり旅 フィレンツェ(last trip）4　ヴェローナ　オペラ鑑賞　ミラノ・ポルタ・ガバリエリ駅 乗り換え編

2023/06/24 - 2023/07/06

約１０年ぶり３度目の野外オペラ鑑賞です
３度目なので、ヴェローナ観光はしていません

フィレンツェから帰国便出発地パリまでの間、どこに行こうか迷いに迷いました

１案　Tour de Franceの2023年出発地スペインのサンセバスチャン
ホテルが取れないだろうし、昨年、そこからパリに戻るTGVが線路脇火災のため、ボルドーで予約していた列車が来ず、長時間足止めされたトラウマが抜けず、断念

２案　チンクエテッレ
膝が悪いので、山から海までの階段は下れないだろうと判断し、これまた断念

３案　オペラが好きなので、ヴェローナ野外オペラの演目を調べたら
好きな演目だったので、これにするかと

さて、フレンツェを出てから、パリ到着まで今回はトラブルなく行き着けるのでしょうか・・・

エリア ベローナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 1.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

早めに駅に到着

時間が余ったので、窓口で日にちを間違えて購入してしまったローマフィレンツェ間のチケット払い戻せないかダメ元で聞こうと番号札を取りましたが、３０分待っても順番は来ず　
やはり、窓口で指定券を取らなければならないユーレールパス類は不便だわと再認識

今回の旅行は、すべて数ヶ月前に日本からイタリア鉄道会社のHP　https://www.trenitalia.com/it.html　
または　https://www.italotreno.it/en　にアクセスし、c/cで決済しました

自分がバカなのですが、寝起きにぼんやりした頭でPCを操作し、日にちを間違えたまま予約変更不可のチケットの予約完了ボタンを押してしまい日本円で数千円がパアになってしまいました
ガックリ・・・
予約の際には日時をよくよく確認しなくては

フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅

イタリアらしいおしゃれな赤

ヴェローナ駅到着

以前よりも新しくなった？？

ヴェローナ ポルタ ヌオーヴァ駅 駅

明日朝は時間がないかもしれないので、ミラノ行きの電車の番線を確認しておかなくっちゃ

大都市の駅では見かけなくなりましたが、中小の駅では昔ながらの番線表示が貼られています
６番線ね

バス、トイレ共同の民泊

冷蔵庫、湯沸かしポットもなく、ベッドのみ
さすがにこの歳になってユースホステルやドミトリーは無理

オペラの終演が遅く、寝るだけだからという理由と、オペラ開催日はホテル代が２、３倍に高騰するので安宿にしました
清潔ならまあいいかと

１０年前のホテルRoseo Leondolroは朝食が美味しくて（でも壁が薄く隣の声は筒抜け）よかったけれど徒歩２５分ぐらいと遠く、深夜に城壁をでて暗いところを帰るのが、二人でも怖かったので、アレーナから徒歩１０分くらいのここに

booking.comで予約し、６５ユーロでしたが、決済までの間にどんどん円安が進んでc/c請求は10,250円に高騰　
ハァ～こんな宿で・・・

なるべく予約時点で決済し、キャンセルは直前でいい宿を見つけた方がいいなと再認識
予約した時点ではこれだけ急激に円安に振れるとは想像できなかった

無人

２日ほど前に、booking com経由で「建物に到着したら電話して」とメールが来て
その番号に電話すると、１コールで建物のドアがガチャリと開き、
該当する部屋の扉の前で、メールに書かれていた暗証番号を入力すると
ドアがあきました
指定された部屋のドアに鍵が刺さっていました

メインの通りに面した雑居ビルでした

フロントからの眺め

荷物を置いて、今晩のチケットを購入に

前回は、数ヶ月前にHPから良い席を購入したけれど
野外オペラは
雨が降ると払い戻し
開演後に雨で中止になると払い戻しなし
なので
高いチケットを買う気にもなれないし
イタリア語ができない旅人では、払い戻しもむずかしい
チケットを捨ててもいいくらいの気持ちで買わないと

同じ価格帯で最前列とかの良い席は残っていないけれど
席にこだわらなければ、当日残っているチケットがあることを
前回確認していたので、今回は当日の天気を見て買うことに決めていました

１０年前アレーナの１階にチケットオフィスがあったので
以前と同じ場所の行列の最後に並んでいる人に「Is this the ticket office？」と聞くと
「そうですよ」と日本語でびっくり！！

どうやら駐在員家族一家のようでした
今回の旅行中に日本語で話したのは、フィレンツェの宿オーナーと
この男性とシャルル・ド・ゴール空港での数人だけ

昨年も今年も街角で日本人旅行者を見かけませんでした
東洋人を見かけ何語かなと聞いていると、韓国語ばかり
たまに、華僑の方で中国語を話している人もいましたが
日本人、そんなに自国に閉じこもっていて大丈夫？と危惧しています

順番が来て窓口でオペラのチケットを購入したいと言うと
「ここじゃない　向かいの建物の１階」と言われ
探すけれど、向かいの建物ってどれのこと？？
探し回りました
アレーナの下のチケットオフィスは、昼間の施設見学チケット売り場でした

目立たない入り口だけど
ここがチケット売り場

事前にHPを見て、どのあたりの席を購入するか決めておくといいです
https://www.arena.it/en/pages/schedule-arena-di-verona.html
行列もなく、入口を入るとすぐに対面でHPの座席表を見せられ、自分で選ぶので
係員を前にして考えている時間はありません

アレーナ ディ ヴェローナ 劇場・ホール・ショー

前回のリゴレットは、Leo Nucci（レオ　ヌッチ）氏で素晴らしかった！！

今回はあまりよく知らない方で・・・・

各価格の席にポチポチと空席がありあり、迷いましたが
３２ユーロの一番安い席で、後方で通路に面した席が１席のこっていたので
それをクレカで購入
手数料もかからず、よかったです

購入後、スーパーはないかとGoogleマップで調べると、アレーナから１０分ぐらいのところにありました

かなり広いスーパー

地下にはデリがあり
優しい店員が量り売りをしています

どれも美味しそう

何品かとフランスパンを買って、宿に戻り
共同のシャワーを浴びて
昼食兼夕食を食べ、夜に備えて昼寝

ちなみに、買ったフランスパンは安かったのにとてもおいしかったです

以前は外野席は自由席で早い者勝ちでしたが、今回は外野でも指定

絶対に、通路に面した席がいいです

日没後に開演となりますが、開演ギリギリに入場すると
足を下ろす場所もなくなります
また、後ろの人の足が背中に当たったりもします
とにかくギュウギュウ詰めで指定されています

日没近くなり、入場者も多くなってきました

持ち物は
サブトン（登山用のエアクッション）必須
石に長時間座るので、座布団がわりに衣類を敷いてもなんとかなります

雨や冷え込んだ時のために、ウインドブレーカー

入場の際に荷物検査があり、大きな荷物不可
ペットボトルや食べ物は捨てさせられますので気をつけてください

場内では球場のように売り子が回ってきます
私は購入しませんでしたが、コーラや水で７ユーロ　円換算で千円

満席

４０年前、最初に観劇した演目はアイーダで、本物のゾウが出てきて
すごい迫力でびっくりしました

お金がない学生バックパッカーだったので
１番安い外野自由席に２時間も前から並び、外野最前列に座りました
外野席は、開演直前に蝋燭に火を灯し、幻想的な雰囲気でした

現在は、蝋燭に火を灯さなくなったのね
残念

月も昇り、いよいよ開演

アレーナの雰囲気を見たいだけの人なら良いのですが
一番安い席は、オペラに関心がない観光客や家族連れが多く
おすすめしません

１０年前のリゴレットは１００ユーロの席で、周りの人も
熱心に鑑賞する人ばかりでしたが
最安の席は、有名なアリアを歌っている時も
おしゃべるする人たちが多く、集中して鑑賞することが
できませんでした

さらに、開演から１時間後に、機材故障で途中中断が３０分
歌手やオーケストラは演奏中なのに、スタッフが舞台を横断して
マエストロに事態を伝えていました
（これで打ち切りになってしまうのかもと不安になりました）
さらに、今回は現代バージョンの演出で、衣装もドレスとかではなく

う～ん　なんだかなぁ

午前１時ごろ終演

昼寝していたのでよかったけれど
翌朝早い列車なので急ぎ宿に帰り寝ます

翌朝の駅

無人の宿は、８時から朝食と書かれていましたが
８時２０分まで待っても人は現れません

列車は８時４６分発なので、これ以上待てないや

宿泊税と部屋の鍵を置いていくからねとメールで連絡すると
すぐにOKと返信がありました
無料の朝食は期待していませんでしたが、食べれるならありがたいとおもっていたのに
列車内で昨日の残り物を食べました
スーパーで買い物できてよかった

ヴェローナ ポルタ ヌオーヴァ駅 駅

ホームにオペラの広告がありました

次のパリ行きのTGVはミラノ中央駅ではなく
ポルタ・ガルバリディ駅からなので
その駅に向かう列車を選択

中央駅に行く方が本数が多く
ポルタ・ガルバリディ行きは、あまり本数はありません

もう１本後でもギリギリ接続できたのですが
欧州では列車遅延が多く
１０年前もミラノに向かう列車が途中２０分ぐらい停車したことがあり
余裕を持って早い列車を買いました
事前購入で９ユーロ

昨年のフランスでの列車遅延の時もそうですが
フランス語やイタリア語の放送で
トラブルを説明されても
全くわかりません

駅員に聞いても状況はわからないと言われることばかり
何が起こっているか理解できないので
このまま待つしかないのか
それともバスや航空機など他の手段にでるべきなのか・・・

とくに帰国日が迫ってきている時には
帰国便がでる土地まではなんとしても移動しないとならないので

帰国便出発地には２、３日前には到着するようにしています

朝早い列車はあまり遅延はないのですが
昼過ぎになると他の列車遅延に巻き込まれたり

昨年のような猛暑には、暑さでレールが変形し運行不能のトラブルが
起きるので、移動は午前中のほうが確実です

ミラノ・ポルタ・ガバリエリ駅はこじんまりとした駅で
地下にスーパーがあります

パリまで７時間なので、水食料を少し買っておきたかったのですが
ここは日曜日の９時では品揃えがなく
サンドイッチのような軽食は入荷していませんでした

駅構内をうろうろしていると
マック

ビックマックで７．１ユーロ！？
千円を超えるマックなんて！！

日本でも同じ味だから、なにもミラノで食べることもないでしょう

マックのとなりに
ピザ量り売りのお店があり
眺めていると、次々と地元客が購入していきます

どれも皆美味しそう

どうやら、この番号札を引いて順番が来たら
どのピザがいいか指さして
大きさを指定すればいいようです

「小さくして」とイタリア語に翻訳し、店員に伝え
２種類買いました

やはり　郷に入っては郷に従え

イタリアではイタリアのものに限ります

オーブンで温め直してくれて
箱に入れてくれます

TGV乗車まで待てなくて、すぐに地下のベンチに移動して
ガブリ

もちろん店内でも食べれます
その場合は箱ではなく、皿に乗せてくれます

生地が薄くバリッとしていて、具もたくさん乗っており

すご～く　美味しかった

この生ハムのピザは、人生で食べた中で
一番美味しかったと言っても過言ではありません

駅構内で荷物預かりを探すもみつけられませんでした

重い荷物を持ったまま
TGV発車時刻まで２時間もあるので
暇つぶしに駅近のスーパーへ

Googleマップで表示されるけれど
構内からどうやってショッピングセンターへ向かうのか
よくわからない

Googleマップは地下とかの案内は不得手ですよね

駅を背にして、右手に進み

横断歩道を渡ると
目の前にショッピングセンター

エスカレーターを上がり

ガエ アウレンティ広場 広場・公園

左手に進み

下りエスカレーターを見つけ
下ると

大規模なスーパー入口があります

道さえわかっていれば、駅からこのスーパーまで５分ぐらいです

日曜日も営業しているので、便利です

広いのと、午前中なので空いていました

生ハムやソーセージ、サラミは日本に持ち込めないのよね
知っているので買いません

昨年、パリから帰国した時
羽田空港で検疫犬にクンクンされて
全て開けさせられて時間をとりました
チーズ、バターと保冷剤代わりの冷凍ラザニア
はちみつ、塩、缶詰しか買っていなかったのに
何に反応したのだろう

検疫官に聞いたけれど、答えなし

ひっきりなしにパンを買い求める人がいて
１個だけでは悪い気がして

袋に入ったものもありますが
たくさん入っていて、残り数日では食べきれません

チョコレートは、次に行ったパリより
同じリッツが少し安かったです

自分用にイタリアのチョコを少し購入

重たくなるとパリに到着してから移動するのが辛いのと
フランスでいろいろ買い物したいなと思っていたので・・・

パリきTGVの番線表示が現れるのを待って
ホームへ

国際特急なので、ここで鉄道チケットとパスポート提示を
しなければならなかったようですが
特に表示もなく、進もうとすると　
無言で「待て」と　

周りを見ていると
皆IDを提示しているので、日本のパスポートを出すと
通してくれました

７時間もあるので、奮発して１等一人席を買いました

２等車は、２－２　の向かい合わせの配列で
窮屈で足も伸ばせないので

平日は３便あるようですが、日曜日は一便しかなく、値段も高く
数ヶ月前に購入しても９０ユーロぐらいでした
LCCも考えましたが
空港へ行ったりすると時間はかかるし
空港へのバス代もバカにならない
一度欧州内LCCに乗ったことがありますが
時間が不規則で遅れがちだったので
列車を選択

安いチケットはほとんどが進行方向後ろ向きです

ミラノからパリ行きは、進行方向左（今回の配列では一人席側）から
日差しが入ってきて暑いので、
同行者がいるなら進行方向右側二人席をお勧めします

あまり風光明媚な所は通過しませんので
日差しのことさえなければ
右左どちらでもいいかと思います

次の駅はトリノでした
朝ヴェローナで乗った列車は、トリノ行きでしたので
こちらで乗り換えてもよかったかな

でも、トリノで観光できるほどの時間はなかったし
ミラノでおいしいピザに出会えたので

途中駅でも多少乗り降りはありましたが
ほぼほぼ満席のままでした