2023/09/26 - 2023/09/26
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世界遺産となった石見銀山に行きたくって、1泊2日のツアーで島根県に行ってきました。
(1日目)
新大阪7:40発(こだま)→ 岡山(特急やくも)→ 米子 11:17着
JR米子駅 11:30発
→ 足立美術館 11:55着(120分)
→ 松江城下町 14:45着(135分)
→ ホテル 17:20着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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-
JR米子駅から30分足らずで、足立美術館に到着しました。
入館はここ本館からですが、最後は道路を挟んで向かい側の新館から出てきます。足立美術館 美術館・博物館
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入口から続く廊下に展示された美術品を見た後、廬山人館がありました。
料理人であり陶芸家として知られる北大路廬山人の代表作が展示されていて、陶器などの作品が展示されています。
そして廊下を挟んだ逆側に、この美術館の見どころ 日本庭園が広がります。足立美術館 美術館・博物館
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「この美しい庭園を見てごらん」と言わんばかりに指をさしているこの方は、足立美術館の創設者である足立全康 氏です。
その指の先には...足立美術館庭園 公園・植物園
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杉苔を主体にした京風の庭園です。
地面一面に敷かれた白砂によって、一層 緑がひきたちます。足立美術館庭園 公園・植物園
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苔庭に続くこの庭は、枯山水庭。
足立美術館一番のビュースポットです。
大きな一枚ガラスの窓を通して 全面に見える景色は圧巻!足立美術館庭園 公園・植物園
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水を使わず、石の組み合わせや地形の高低だけで 山水画のような景色を伝統的な手法で表現したもの。
紅葉の季節には まだ早かったけれど、それでも完璧に整備された庭は素晴らしい。足立美術館庭園 公園・植物園
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奥の山肌から流れるのは、亀鶴の滝です。
美術館の開館8周年を記念してつくられた人工滝だそうです。足立美術館庭園 公園・植物園
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枯山水庭からさらに廊下を歩いて行くと、今度は池庭がありました。
この庭が足立美術館の中で一番古いものだそうです。
池の水は地下水で、鯉も気持ちよさそうに泳いでいました。
また池のほとりにある石は佐治石で、鳥取県算出の名石だそうです。足立美術館庭園 公園・植物園
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そして池庭の背後にある和室の中を覗いてみると、「生の額絵」と書かれた場所がありました。
ずーっと奥に目をやると...足立美術館庭園 公園・植物園
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その名のごとく、大きな窓枠に収まった庭が見えます。
この後に行く白砂青松庭なので 時折 観光客が現れますが、いない時を見計らって、今がシャッターチャンス!足立美術館庭園 公園・植物園
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そして今度は、生の掛け軸。
同じように奥に焦点を合わせていくと...。足立美術館庭園 公園・植物園
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イチオシ
掛け軸に見立てた枠に、すっぽりと庭の景色が収まっています。
とても計算された設計です。足立美術館庭園 公園・植物園
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そして、生の額絵や掛け軸として 見てきたのがここ 白砂青松庭。
横山大観の名画「白沙青松」をイメージして造られた庭園です。
妥協を許さない、かなりのこだわりです。足立美術館庭園 公園・植物園
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ここにも 名石・佐治石が池のほとりに使われていました。
足立美術館庭園 公園・植物園
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また、鶴亀の滝が見えます。
廊下からも見ることができた景色です。
足立美術館は数々の絵画や陶器などの美術品の合間に、これら庭園やカフェをうまく配置して、時折 リフレッシュしながら ゆっくり鑑賞できる工夫がありました。
素晴らしいアイデアです。
2時間の自由時間、たっぷりと堪能できました。足立美術館庭園 公園・植物園
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今度は、松江城公園にやってきました。
ここでも 約2時間のフリータイム。
小雨が降っていますが、堀川めぐりの観光船を利用したり、汐見縄手の武家屋敷や小泉八雲記念館に行ったり、さまざまな選択肢があります。
私は駐車場から歩いて、松江城の天守閣に向かいます。松江城山公園 花見
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何段か石段を上がって、この門をくぐれば 天守閣の広場です。
松江城山公園 花見
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千鳥が羽を広げたような形で、別名・千鳥城とも呼ばれる国宝・松江城。
外観は4重ですが、中は5階建て 地下1階の複雑な構造をしています。
入口で靴を脱いで入っていきます。松江城 名所・史跡
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最初に地下1階から。
塩蔵と呼ばれる場所です。
領内から納められた塩を保管する場所です。松江城 名所・史跡
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その隣には井戸がありました。
塩蔵とともに、有事に備えたという松江城の特徴です。松江城 名所・史跡
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石打棚。
敵を鉄砲で狙う際、足元を安定させるために石垣の上に設けられた棚の台です。松江城 名所・史跡
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古いシャチホコも展示されていました。
近くで見ると、大きい。松江城 名所・史跡
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これは祈祷札。
天守落城の際に天台宗・真言宗の二宗による祈祷が行われた可能性を示すもので、柱に打ち付けられているのは、そのレプリカです。
のちに地階の2本の通し柱に打ち付けられた釘穴の後が見つかりました。
この発見が 松江城の天守閣が国宝に指定された要因の一つとなっています。松江城 名所・史跡
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1階に上がる階段。
どの階の階段も と~っても傾斜がきつく、手すりを持って、時には手をついて気を付けながら上がっていきます。松江城 名所・史跡
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真横から見ると、その傾斜の度合いがわかるでしょ(笑)。
松江城 名所・史跡
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階段にも見どころがあって、「階段の引き戸」と書かれたパネルと矢印がありました。
この引き戸を引き出すと、開口部を塞ぐことができます。
また階段は防火・防腐のために桐材が使われています。松江城 名所・史跡
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この柱は天守最大柱。
松江城 名所・史跡
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刻印をもつ天守の古材。
1階の床梁に使用されていたものですが、ケースに入った木材の横を見てみると...松江城 名所・史跡
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この木の断面 右上の部分に、分銅紋と呼ばれる堀尾家の家紋と「富」の文字が刻まれています。
でもよくわからない(苦笑)。
いかだを組んで運搬されたとみられる痕跡があり、天守築城の際に堀尾家の拠点・富田城から運んだ部材を転用したのではないか?とも推測されています。松江城 名所・史跡
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これは、包板(つつみいた)と呼ばれる柱です。
横線や丸い穴が見えますが、不良材の体裁を整えるため、周囲を板で囲んで鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で留めた跡です。
耐久性に優れ、歴史的価値が高いものらしい。松江城 名所・史跡
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そして、この柱がSNSで話題になっている松江城のハート形のひとつ。
わかるかなあ~、でも何となく無理があるような(苦笑)。
もう一つのハート形は、後で紹介します。松江城 名所・史跡
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鉄砲狭間です。
各地のお城でも よく見かけます。
この小さな窓から、鉄砲を出して敵を打つ。松江城 名所・史跡
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石落としもありました。
敵から見えないように斜めにになったひさしの間から、石を落とします。
2階の床面に設けてあることから、一重の屋根の軒に隠れ 外部から見つけにくい構造なのが特徴です。松江城 名所・史跡
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3階にきました。
これは「壁画から見る松江藩」。
松江開府350年祭の回顧展の際、松江出身の画家により 松江藩に関わる主な出来事を描いたもので、全20枚のうち8枚が展示されていました。松江城 名所・史跡
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花頭窓。
防衛・攻撃というお城のイメージから離れたデザインですが、窓自体に実用性はなく装飾が目的で、寺社建築に多用されていたものが天守にも取り入れらたとのこと。
ちょっとした遊び心、ホッとします。松江城 名所・史跡
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4階に上がる階段にも注目です。
手すりから右側が藩主用の上り口、そして左側の横に突き出た階段部分が藩主に従う小姓用として 上り口が別に分けられています。松江城 名所・史跡
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通し柱の説明がありました。
二階分を貫く通し柱を各階に交互に配置することで、長大な部材を用いずに四重五階地下一階の大規模天守の建築を可能にしました。
「互入式通し柱」と呼ばれるこの方式と 上階の荷重を下階の柱が直接受けず、横方向にずらしながら下に伝える方式の二つの構法を駆使したものです。
うーん、この工法を考えた職人はスゴイ!
この特徴的な構造も 国宝に指定された要因の一つです。松江城 名所・史跡
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4階の唐破風の痕跡。
左右の柱の中央に突き出た柱が見えますが、それです。松江城 名所・史跡
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アップにしてみました。
現在の天守には唐破風はないそうですが、これはその痕跡と考えられる貫跡だそうです。松江城 名所・史跡
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梁の上から立ち上がる柱。
ちょっと暗くて見えづらいですが、建物の中心に荷重がかからないように短い柱を利用しています。松江城 名所・史跡
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5階に上がってきました。
そして下を見ると、ここも階段が急であることがわかります。
またこの階段や階段開口部の手摺材には、曲線や掘り込みなどの意匠が施されています。松江城 名所・史跡
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5階は天狗の間と呼ばれています。
敷居の痕跡や鴨居が残されており、建具があったと考えられています。
ここからは360度、松江市内が見渡せました。
また国宝である証の「国宝指定書の写し」も展示されており、原本は祈祷札2枚ほかと共に松枝歴史館に収蔵されているそうです。松江城 名所・史跡
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小雨が降っているので、やや霧がかかっています。
でも ここから 屋根瓦がカーブを描いている様子がよくわかります。松江城 名所・史跡
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宍道湖も見えました。
松江城の天守閣、特徴を詳しく説明したパネルが随所にあって、とても見ごたえがありました。松江城 名所・史跡
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天守閣から下に降りてきました。
ここは、松江初代藩主等が祀られている松江神社です。
そして隣には...松江城 名所・史跡
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興雲閣がありました。
松山市が工芸品陳列所として建てたのが始まりで、県の指定有形文化財に指定されています。
かつては松江市の公的な歓迎所として、また展覧会や会合に使用されたそうです。興雲閣 美術館・博物館
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中に入ると、真っ赤な絨毯が敷き詰められています。
1階の廊下を左に曲がると...興雲閣 美術館・博物館
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展示室と書かれた部屋がありました。
(この部屋の向かい側は、カフェです)興雲閣 美術館・博物館
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興雲閣がたどってきた歴史を紹介する写真が展示されています。
興雲閣 美術館・博物館
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今度は階段を上がって、2階の大広間へ。
興雲閣 美術館・博物館
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今は、がらんと静まり返った大広間です。
その端の部屋には...興雲閣 美術館・博物館
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貴顕室がありました。
のちの大正天皇が山陰道光啓の際に、御座所や御寝所として使われた部屋です。
当時の家具や装飾品は残っていないので、写真をもとに再現されました。
洋風のお屋敷だけど、畳の部屋があるところが日本らしい。興雲閣 美術館・博物館
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大広間の隣の部屋は小さな部屋があり、ここからベランダに出られます。
興雲閣 美術館・博物館
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ベランダに出てきました。
洋館を囲むように廊下が続き、松江城の天守閣もここから見ることができます。興雲閣 美術館・博物館
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この字体が当時の古き時代を感じさせ、とても素敵です。
興雲閣 美術館・博物館
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興雲閣を出て、石段を降りながら公園内の観光案内所に向かう途中に、もう一つのハート形があります。
松江城山公園 花見
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この石垣の一つがハート形なのですが、わかるかな?
松江城山公園 花見
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コレです。
でもやはり、ちょっと微妙(笑)。
今夜は松江市内のホテルに泊まって、明日は出雲大社と石見銀山へ。松江城山公園 花見
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