2023/10/06 - 2023/10/10
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bunkichiさん
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ド素人ながらあれこれ建築を見てまわることが好きで、プラハ、ウィーン、ロンドンの建物を中心にウロウロさまよった旅行記です。
前旅行記までは、プラハの建築を中心にウロウロしましたが、本旅行記より彷徨先がウィーンに移ります。
ウィーンの建築もプラハ同様に古さと新しさが同居する魅力的な街です。
古いウィーンを知る上で、ハプスブルク家の存在を欠かすことは出来ません。
まずは、ハプスブルク家ゆかりの宮廷建築を中心にウロウロしてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
プラハからウィーンまでは列車で移動しました。
予定では約4時間で到着するはずでしたが、しっかり1時間遅れました. -
ウィーンでの宿泊先はシュテファン大聖堂のに面した民泊施設(アパートメント)を利用しました。
ありがたいことに、日の出とともに輝く「シュテファン大聖堂」とご対面です。
w(°o°)w おおっ!!でけー!
南塔の高さは約137m、教会の塔としては世界で3番目の高さだそうです。シュテファン大聖堂 寺院・教会
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先ずは、ハプスブルク家の歴代君主の墓所でもある「シュテファン大聖堂」に行ってみました。
聖堂の大部分は、14世紀にゴシック様式に建て替えられたものですが、正門ファサードは、13世紀に造られたロマネスク様式です。 -
イチオシ
聖堂内部は、奥行は107メートルと広く、天井を支えるリブ・ヴォールトが美しいゴシック様式の建築です。
但し、祭壇は、ゴテゴテのバロック様式です。
柵の間から写真を撮りましたが、その先は有償エリアです。 -
入口の上には、巨大なパイプオルガンがありました。
かつて第2次世界大戦で破壊されてしまったパイプオルガンですが、その後、紆余曲折を経て、晴れて最近大々的に復活したそうです。 -
左手壁にチョコンと顔を出してる彫像があります。
大聖堂建築に参加した”アントン・ピルグラム”だそうです。
両手には建築家の必需品であるコンパスと定規を持っています。 -
無料エリアはこれぐらいにして、北塔(高さ68m)のエレベーターで展望台に上がりました。(6ユーロ)
当初は南塔と同じ高さ(約137m)にする計画だったそうですが、資金難で中止になったそうです。
その南塔も上がることはできますが、自力で343段のきつい階段を上ることになります。 -
68mといえども下を覗くとやはり怖い!
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360度の市街展望も良いのですが、23万枚ものタイルで作られているモザイク屋根に感動します。
屋根の向こうに見えるは南塔! -
反対側の屋根には、オーストリア・ハンガリー帝国の双頭の鷲も描かれています。
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ウィンーには”宮殿”と名がつく建築がたくさんあります。
先ずはハプスブルク家、神聖ローマ帝国の王宮となり、1918年までオーストリア・ハンガリー帝国の皇帝宮殿として使われた「ホーフブルク宮殿」に行きます。
かつて冬の主皇宮として使用されていた広い敷地には、今はオーストリア大統領公邸、教会、美術館、図書館などがあります。 -
ドーム周りの装飾
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4体のヘラクレス像がならぶミヒャエル門から入ります。
ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿
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ミヒャエル門内部天井
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入門するとすぐ横に、日本でも映画、ミュージカル、宝塚で人気の皇妃"エリザーベート(愛称:シシィ)”と皇帝”ヨーゼフ1世”のかつての暮らしぶりを伝える「シシィ博物館」があります。
事前に「Sisi Ticket(シシィチケット)」を購入していたので即、見学します。
”期限内の好きな日時にシェーンブルン宮殿に優先入場できて、王宮と王宮家具博物館にも入場できるお得なティケット”と紹介されてますが、もともと結構な値段なのに更に”44ユーロ”と値上がりしてました。
映画、ミュージカル、宝塚等の”エリザベート”人気を示すように、館内は混雑してました。
あらためてエリザベートのスタイルの良さとがヨーゼフ1世の生真面目さがよく分かりました。
残念ながら写真撮影は禁止です。(/TДT)/あうぅ・・・・シシィ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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中庭には”初代オーストリア皇帝の”フランツ1世”の彫像がありました。
この彫像の人物、
神聖ローマ帝国最後の皇帝、”フランツ2世”(在位:1792 - 1806)でもあり、
退位する前に初代オーストリア皇帝”フランツ1世”(在位:1804 - 1835)を兼ねることで皇帝の称号を維持した人物です。
更にややこし事に神聖ローマ帝国の”フランツ1世”は、彼の祖父であり、マリア・テレジアの夫です。
あーちょっと調べただけで混乱してしまった.....。フランツ2世像 モニュメント・記念碑
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続いて、「スイス門」に向かいました。
かつてスイス人の傭兵が警備していたことが由来となってます。
16世紀半ばのウィーンでは珍しいルネッサンス様式で、王宮の一番古い、「スイス宮」への正門です。スイス門 建造物
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「スイス門]内部天井
紋章だらけです。 -
一旦、ミヒャエル門から出て、ヨーゼフ2世の騎馬像が立つヨーゼフ広場へ向かいました。
ヨーゼフ2世像の背後には、1723年、カール6世の命によって建設された「オーストリア国立図書館」があります。
(入場料:10ユーロ)オーストリア国立図書館 建造物
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階段を上ると、そこには世界で最も美しいといわれる「Prunksaal」(プルンクザール)と呼ばれるメインホールがあります。
(設計:ハプスブルク宮廷建築家、”フィッシャー・フォン・エルラッハ”) -
イチオシ
ホール中央にはグリーンライトに照らされた皇帝カール6世の像が置かれてました。
w(°o°)w おおっ!! -
イチオシ
楕円空間の天井フレスコ画
(ダニエル・グラン作) -
バロック様式の建築とガイド誌には紹介されてますたが、
いわゆる、”ゴテゴテ、金ぴか、豪華絢爛、スゲー!的”バロック装飾”ではなく、どこか心地よい、落ち着いた装飾でした。 -
ここにはハプスブルク家歴代皇帝やオイゲン公が所有していた、約20万冊を超える貴蔵書が納められているそうです。
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かつて、旧ハプスブルク家邸宅であった、現「アルベルティーナ美術館」の壁に清楚な少女たちの彫像が並んでいました。
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同じく「アルベルティーナ美術館」の壁にあった「ネプチューンの噴水」像です。
プラハ同様にウィーンの街にも、たくさんの彫像が飾られています。
ただ、王宮周辺のせいなのか、神話ををモチーフにした威厳や気品を漂わせている彫像が多く.....だいぶ雰囲気が違います。 -
こちらは、ホーフブルク宮殿の南側にある「新王宮」です。
19世紀末に計画されたカイザー・フォーラムの一部として建設され、2棟の宮殿になる予定でしたが、ハプスブルク朝の終焉により片方のみになった未完の宮殿です。
ここにも多数の博物がありましたが、時間、金額、体力を考慮してパスしました。新王宮 城・宮殿
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正面上部の装飾
(^◇^ ;) ほぇ~立派!! -
「ブルクガルデン(王宮庭園)」の”モーツァルト像”は、地元学生の定番記念スポットのようです。
王宮庭園 広場・公園
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一方、「フォルクスガルデン(国民庭園)」の”皇紀エリザベート像”には訪れる人が少なく寂しい限りでした。
多分、見つけにくい場所であるのが一番の理由だと思います。 -
別の日に早朝からハプスブルク家歴代君主が、主に夏の離宮として使用した、「シェーンブルン宮殿 」に行ってみました。
Hietzing駅経由の裏門?(ヒーツィング門)から入りました。
(ここから宮殿までは徒歩15分ぐらいです) -
「大温室」を右手にのんびりと宮殿目指して歩きます。
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並木道の先に「シェーンブルン宮殿 」を発見!
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「早起きは三文の徳」でしょうか?
まだ誰もいない絶好の撮影チャンス!! -
オープン直後の正門側にもまだ誰もいません。
「シシィ博物館」の時、利用した「Sisi Ticket(シシィチケット)」で早速入ります。
そこには、豪華絢爛なバロック、ロココ装飾のオンパレード!(しかも日本語オーディオガイドもわかりやすい)
残念ながら写真撮影禁止です。(/TДT)/あうぅ・・・・ -
「シェーンブルン宮殿 」見学後、「グロリエッテ」方向を見ると多少人が増えてきました。
よく見ると「ネプチューンの噴水」前で何やら作業をしています。 -
先程までは、綺麗に花が植えられていたのですが.....、
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どうやら花は昨日までで、本日より冬仕様に変更するらしく花を抜いていました。
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「グロリエッテ」までは、せめて行こうと老骨に鞭を打って、丘を登ります。
ε=( ̄。 ̄;)フゥ
近づくにつれて、よく見る写真と何か違うことに気がつきました。 -
何と「グロリエッテ」前の池に水がない!!
本来なら水面に「逆さグロリエッテ」が映った写真を撮りたかったのに.....
"く(""0"")>なんてこった!!" -
心折れるも「グロリエッテ」には、なんとか辿り着きました。
グロリエッテ上部の彫刻も立派だったなぁと自分を慰め、下山?します。 -
「皇室馬車博物館」にも寄ってみました。
(入場料:12ユーロ) -
婚礼やら葬儀用など皇室一家が使用した様々な馬車が展示されていました。
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ラッキーだったのは、エリザベートの婚礼衣装が特別展示されていました。
こちらは撮影禁止ではないので、ありがたく撮らせて頂きました。
\(^O^)/ -
場所が変わって、こちらは「ベルヴェデーレ宮殿」上宮です。
"Belvedere"は美しい眺めの意味だそうです。
(入場料:大人16.7ユーロ、学生、シニア:13.4ユーロ)ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿
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元々はハプスブルク家に仕えた貴族オイゲン公が、夏の離宮として造らせたものですが、オイゲン公の死後、ハプスブルク家のマリア・テレジアに売却された美しい庭園のある宮殿です。
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庭園には、かわいらしいスフィンクスにもいました。
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「ベルヴェデーレ宮殿」上宮内の装飾も美しいのですが、むしろ現在ここは、有名画家の作品が多く展示されている美術館として有名になっています。
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ダビットが描いた5枚の「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト」の1枚もあり、
クリムトの「接吻」もここにあります。 -
クリムトの「ユディット」を観るのが、ここに来た最大の目的だったのですが、
何と!ベルリンに貸し出し中です.....。
"く(""0"")>なんてこった!!" -
「まぁまぁ ここはグッと堪えてちょうだい」とマリアテレジア様の心の声を聞き、
マリア テレジア広場 広場・公園
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次なる目的、ハプスブルク家が収集した珠玉の名画が集まる、ネオ・ルネサンス様式の「美術史美術館(博物館)」に行きました。
(入場料:大人21ユーロ、学生、シニア:18ユーロ)美術史美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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いきなり天井がスゲー!
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床もスゲー!
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螺旋階段だってスゲー!
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そして、この階段の先には.....
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クリムトの描いたエジプトとギリシャの女神の壁画がありました。
(アーチの両脇の壁) -
古代から19世紀に至るヨーロッパ各地の美術品を収蔵しているだけあって、全てを覗くだけでも(展示室の数は50近い)カラダが持ちませーん(T◇T)
2Fだけでも学校の教科書に載っていた名画の”てんこ盛り”です。 -
左:ヨハネス・フェルメール 『絵画芸術』(1667年)
右:ラファエロ・サンティ 『牧場の聖母』(1506) -
上:ピーテル・ブリューゲル『バベルの塔』(1563年)
下:ピーテル・ブリューゲル『雪中の狩人』(1565年)
まだまだ続くよどこまでも.....♪ -
実はここに来た一番の目的は、単なる名画鑑賞ではありません。
既にその入口には行列ができてました。 -
イチオシ
そこには”世界で最も美しいカフェ”とも云われている、
「カフェKHM(Café im Kunsthistorischen Museum Wien)」があります。
w(°o°)w おおっ!!カフェ (美術史美術館) カフェ
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15分程待って、テーブルに案内されました。
-
やはり上から見るのとは、違う素晴らしい!光景です。
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まさに”世界で最も美しいカフェ”かもしれません。
w(☆o◎)wガーン
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