2023/10/01 - 2023/10/05
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bunkichiさん
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ド素人ながらあれこれ建築を見てまわることが好きで、プラハ、ウィーン、ロンドンの建築を中心にウロウロさまよった旅行記です。
前旅行記では、ヴルタバ川西岸のプラハ城周辺のゴシック、バロック建築を中心にウロウロしましたが、今回はプラハ市内、ヴルタヴァ川東岸エリアのアールヌーヴォー建築を中心にウロウロしてみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ヴルタバ川東岸エリアには、塀で囲まれたユダヤ人居住区があります。
その囲いは1861年取り払われ、時の為政者の名にちなみ「ヨゼフォ」と呼ばれるようになったそうです。
このエリアには今もシナゴーグ、集会所、墓地などが残されています。旧新シナゴーグ 建造物
-
そのひとつ「ユダヤ人会館」です。
ヨゼフォで最も美しいといわれる後期アールヌーヴォー建築です。 -
外壁装飾に興味をそそられました。
中央の「ダビデの星」の下は金貨と財布でしょうか? -
今の「ヨゼフォ」の「パジースカー通り」を見る限り、想像するのが難しいのですが、かつてこのエリアは貧民窟だったそうです。
というのも、囲い撤去後、富裕ユダヤ人は便利・快適な場所に転出、残された貧困ユダヤ人と新たな貧困チェコ人の転入によりスラム化してしまいます。 -
19世紀末、プラハ市は、このスラム化した「ヨゼフォ」の再開発(既存建物の買収と取り壊し)に乗りだしました。
取り壊し後、メイン通りである「パジースカー通り」、「シロカー通り」は、当時最盛期であったアールヌーヴォーの影響を受け、大きく変貌することとなります。 -
アールヌーヴォー装飾のエントランス
-
この時代、経済力をつけた市民階級が跡地建築の依頼者となりました。
彼らの”貴族階級への憧れ”、”スラブ民族伝統”などの好みが反映され、街はネオゴシック、ネオバロック、ネオルネサンス、アールヌーヴォーなど多様なデザインのファサードの建物が誕生することとなりました。 -
同時に、ファサードには多様な彫像が飾られてました。
その結果、彫像だけでも十分楽しめました。
"ふたりの小さなロシアの女"
(正式な”彫像名”は不明ですので、勝手に名付けたもの、もしくは「プラハのアール・ヌーヴォー(田中充子著)」から拝借した名前になっています) -
”竜退治”
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同彫像部分拡大
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”出窓(ボウウインドウ)を支える2人の男”
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”女の争い”
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ここ(地域開発省)のファサードには多数の彫像がゴチャゴチャに飾られてます。
O・ポリーフカ設計((1900年) -
そのなかのひとつ”鳩をかぶる男”
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”2人の妖精” F.プラスチケン設計
最も艶めかしい彫像でした。 -
つぎに「マサリク堤防」沿いに並ぶ、17軒のアールヌーヴォー建築群を訪ねました。
このエリアは「ヨゼフォ」再開発に続き、ヴルタバ川の護岸改修とともに開発され、かような建築群が誕生したそうです。 -
ほとんどの建築は、建設業者の設計施工か無名の若手建築家が手がけ、専門家からの評価は低いと言われてます。
しかしながら、ここのアールヌーヴォー建築群には、大きく驚かされました。
w(°o°)w おおっ!! -
マサリク堤防沿いの建築を個々に覗いてみました。(識別のため”所在地”を使用)
”マサリク堤防34” J.スティブラル設計
かつては東ドイツ大使館として使用されていたそうです。
格調高い建築と事前に情報を得ていましたが、残念ながら改修中で全容を拝めませんでした。
"く(""0"")>なんてこった!!" -
せめてエントラスだけでもと近づいてみると、やはりスゲー!装飾でした。
-
”マサリク堤防30”
どこかのアミューズメント施設がパクりそうなオシャレな建築です。 -
上層部の”顔面彫像”
中央に鎮座する”戦士像” -
アールヌーヴォーのお手本の様なアイアンワーク”手摺”
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”マサリク堤防26”
「鳥の館」と呼ばれる通り、多数の鳥の彫像で飾られています。 -
残念ながら、ここの屋上の鳥の彫像も改修中で拝めませんでした。
(ノω・、) ウゥ・・・ -
しかし、エントランスの梟には、お会いできました。
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「鳥の家」ですが中階層外壁は、見事な花のレリーフで飾られています。
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”マサリク堤防16”
「フラホル合唱団の家」(1905年)と呼ばれる、チェコを代表するアール・ヌーヴォー建築家のひとり、J.ファンタが設計しました。 -
上層の弧を描いたゲーブルとその内には音楽をテーマにしたモザイクタイルがはめこまれています。
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正面下の3つのブロンズ製の額にはスメタナ、ベンドル、クニトルの3人の指揮者の名前と活躍した年代が刻まれています。
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”マサリク堤防10”
このエリアでは珍しい赤色系の色を用いたカラフルな建築です。 -
エントランスには、”妖艶美女像”が腰かけてました。
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ステキな”エントランス”も多数並んでます。
”マサリク堤防2” -
”マサリク堤防22”
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”マサリク堤防28”
キューピットの彫像もかわいい。 -
”マサリク堤防2”
妖艶な美女とマッチョマンが対に並び立っています。 -
すぐ隣の”マサリク堤防1”の建築には、”ムキムキおじさん像”が並んでます。
\(◎∠◎)/オウ~ビックリデース -
ここからは、プラハで訪ねたアールヌーヴォー建築を記します。
「ヴィールの家」
A・ヴィール設計(1896年)。
設計者のA・ヴィールは、ボヘミア・ルネサンスと呼ばれる土着様式とアールヌーヴォー的手法を融合させ、チェコのアールヌーヴォー建築を開花させたひとりと云われてます。 -
段々状の破風や切妻を特徴として、外壁には説話などをモチーフにフレスコ画が描かれています。
古典的装飾とは違い、出窓やベランダが非対称に配置され、装飾性の強いボヘミアン・ルネサンスからアールヌーヴォーへ展開させました。 -
「ホテル・セントラル」
トリヤーク&B・ベンデルマイエル設計 (1901年)
装飾彫刻のクローチェックが考案した”化粧漆喰”と左官で美しく建物を飾ってます。現在もリニューアルされて営業している4つ星のホテルです。 -
2階の窓には女性の顔の彫刻、その頭から木の枝のレリーフが樹冠となって伸び広がっています。
-
エントランスから上を眺めてみました。
左官による漆喰の木の枝レリーフが見事です。 -
後でこのホテルのホームページを見たら、階段周りが凄い装飾でした。
やはり面倒がらず入らないといけませんね。
K+K ホテル セントラル (プラハ)公式ホームページ
https://www.kkhotels.com/products/kk-hotel-central-prague/?utm_source=GoogleMyBusiness&utm_medium=ButtonWebsite&utm_campaign=GoogleMyBusinessReferral -
「ホテル・ヨーロッパ」、「ホテル・メラン」
トリヤーク&B・ベンデルマイエル設計(1904年)
前記の「ホテル・セントラル」に続いて同じ2人が手がけたアールヌーヴォー建築のホテルです。
元々は「シュテファン大公ホテル」、「ホテル・ガルニ」として竣工、その後、「ホテル・ヨーロッパ」として合体したとの話でしたが、今もまた別々に分かれているようです。 -
左側:「ホテル・ヨーロッパ」
Googleマップでも確認できますが”臨時休業”と表示されてます。
2017年に閉店との情報もあり、実際に現場は囲いがされてました。
リニューアル工事をしてるのであれば、良いのですが.....
それでも遠くから眺めるだけでも、屋上の金色に輝く彫像とアール・ヌーヴォーの装飾には目を奪われます。 -
右側「ホテル・メラン」
こちらは、現在も営業してる、見事なアールヌーヴォー装飾の3つ星ホテルです。
公式ホームページ
https://www.hotelmeran.cz/cs/ -
プラハ中央駅 J.ファンタ(1909)
マサリク堤防でも登場したJ.ファンタが設計したチェコで最大規模の公共アールヌーヴォー建築です。
大きなガラス張りアーチファサードと2つの大きな塔がそびえてます。プラハ本駅 (プラハ中央駅) 駅
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構内に入ってみます。
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w(°o°)w おおっ!!
構内ホールは、とても外からは想像できない光景でした。 -
金色に輝くドーム、鮮やかな紋章、彫像.....
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外から見ていた時はガラス張りアーチ内側が、こんなに美しく細かな装飾が施されいるとは.....
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ビックリを通り越し、目眩がします。
w(☆o◎)wガーン -
ホールに面しているカフェの店名は「ファントヴァ・カヴァール」(Fsntova Kavarna)
英語ならば、Fanta's Cafe
店内には、この中央駅設計者であるJ.ファンタの写真が飾られていました。
次の旅行記もまだまだ見逃せないプラハのアールヌーヴォー建築を中心に記したいと思います。
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