2023/10/27 - 2023/10/27
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さらりんさん
先月、京都旅行をしたばかりなのですが、ふたたび京都に行き、建仁寺を訪ねることにしました。
その理由は、私自身の、「死ぬまでにしたい to-do list」の中に、
次の3つのお気に入り日本の美術作品を見る、というものがあるからです。
1.『俵屋宗達の松島図屏風』(ワシントンD.C.フリーア美術館所蔵)
2.『葛蛇玉の雪中松に兎・梅に鴉図屏風』(プライスコレクション)
3.『尾形光琳の群鶴図屏風』(ワシントンD.C.フリーア美術館所蔵)
2.は2013年に東北で見ることができました。2011年の東日本大震災で被災した東北の人々を勇気づけたい、と、アメリカ人コレクター、ジョー・プライスさんが被災地で公開したのです。
1.と3.は、ワシントンD.C.フリーア美術館にあるのですが、フリーアさんの遺言で門外不出とされています。なのでワシントンで見るしかないのですが、昨今の状況を考えると現地に見に行くのは難しいものがあります。というわけで、あきらめかけていたところ・・・
建仁寺で『スミソニアン国立アジア美術館の名宝 帰ってきた日本の文化財・ 綴りプロジェクト作品展(高精細複製品)』という展覧会が開催されることがわかりました。
その展覧会で、なんと、1.と3.が展示されるのです。複製品ではありますが。
これは、見に行くしかありません!
ということで、下記の予定を立てました。
( )は交通手段、●は見学、※は食事、『』はお目当、☆はこの旅行記、を表します。
1日目
新横浜ー(新幹線)→京都ー(バス)→東山安井
●建仁寺『俵屋宗達の松島図屏風』『尾形光琳の群鶴図屏風』
※貴匠桜でランチ
河原町松原ー(バス)→京都
新阪急ホテルチェックイン
●龍谷ミュージアム『東北のみほとけ』
●美術館えき(伊勢丹7階)『芭蕉布 平良敏子と喜如嘉の手仕事』
※はしたてで夕食
☆2日目
ホテルー(タクシー)→銀閣寺
●銀閣寺『東求堂同仁斎特別公開』
●永観堂『みかえり阿弥陀』
●哲学の小径
※八千代で湯豆腐ランチ
●京セラ美術館『竹内栖鳳展』
東山ー(地下鉄)→烏丸御池ー(地下鉄)→京都
※弁当を買って、新幹線車内で飲食
京都ー(新幹線)→新横浜
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝食は京都駅すぐそばのカフェベローチェでモーニングセット
朝6時30分からオープンしています -
8時にチェックアウトして、タクシーで銀閣寺へ
その前に宿泊した部屋のインテリアをパチリ
壁面に和の布があしらわれていて、ちょっとオシャレです -
ちなみに宿泊料金ですが、
ツイン・シンプルステイ(朝食なし)1泊16800円でした
9月の旅行の時は同じタイプで1泊7400円でした
部屋の広さは今回より、狭かったですが
おなじツインでもずいぶん値段が違います
夏のオフシーズン価格と紅葉シーズン価格、の差、ということでしょうか -
銀閣寺に到着です
拝観料500円
8時30分の拝観開始時間に到着して、10時の特別公開の申込用紙に一番乗りで名前を記入しようと、いさんでいったのですが、
入口には黒山の人だかり
これは、特別公開の定員20名には入れないかな、と、少し気落ちしましたが、よく見ると小学生の修学旅行生でした -
小学生の団体があとから、あとから、大勢やってくるのでした
あさ一番で団体をさばくのですね -
私たちは問題なく特別公開の申込用紙に一番乗りで名前を記入することができました
-
英語のガイドはありません、とのことです
仙洞御所の見学では英語の説明も同時におこなっていたのに -
申込記入用紙は拝観時間の1時間前に用意されます
なので、8時半に到着後、9時まで列を作って並び、待っていました
10時の特別拝観枠を無事ゲットできてよかったです -
特別拝観開始の10時まで時間があるので、銀閣寺境内をめぐります
-
観音殿
銀閣寺、といったらこの建物で、このアングルですね
高さ180㎝の向月台、白砂が波状にはききよめられた銀沙灘
中国の西湖を模倣したとか、すばらしい美意識です -
特別拝観で見学する東求堂です
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樹齢500年の、千代の槙
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義政公も眺めたかしら?
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池の向こうに東求堂
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義政公お茶用の清水
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おいしいお茶なのでしょう
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けっこう苔が生えているのです
義政公は東山殿の造営、作庭のさい、西芳寺(苔寺)をお手本にしたのだとか
なるほど、苔も大事な要素なのですね -
展望所からのいい眺めです
何十年も前に修学旅行で来たときには、展望所はなかったような記憶です -
上から眺める観音殿もいいです
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さざんかが1輪、咲いていました
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ちょっとだけ紅葉
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苔のグラデーション
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歴史のある庭園は樹木の管理も大変なことでしょう
痛んだ樹木は伐採? -
部分的紅葉もいいものです
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観音殿の裏側その1
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観音殿の裏側その2
よく見ると、少々痛んでいるような気がします -
向月台アップ
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八幡社
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ススキの手前の石、北斗石、という立札があります
どんないわれがあるのでしょうか -
出口近くの松、立派ですね
-
いよいよ10時から特別拝観が始まりました
2000円を払い、荷物を預けて3つのグループに分かれて見学です
終了後に、写真集の冊子と御朱印をいただきます
残念ながら撮影禁止です
カメムシが異常発生しているので、踏みつけないように、という注意がありました
まず、本堂に集合
与謝蕪村の襖絵 「飲中八仙図」
与謝蕪村の襖絵 「棕櫚に叭叭鳥図」
池大雅の襖絵 「琴棋書画図」などを見ました
いずれも高精細複製だそうです
東求堂の北側に弄清亭-ろうせいてい という建物があり、義政公がお香を焚いて楽しんだそうです
奥田元宋という近代画家の、カラフルな四季の襖絵がありました
そして東求堂です!国宝です!
義政公が書斎とした同仁斎という部屋が必見です
北向きの部屋で、一間幅の付け書院、左側に違い棚があります
付け書院には8つの品物が置いてありました
ここがいわば机として使われていたようです
全部は覚えていませんが、右から、
巻物『君台観左右帳記』ーくんだいかんそうちょうき (東山御殿内の装飾について書いてある巻物)
筆置き(山型の形の置物に2本の筆を置くことができる)
墨
硯屏 ーけんびょう (硯のほこりよけ用ついたて)
墨のような形の水差し
文鎮
その他
なかなか興味深い品々でした
見学者の中のひとりが、
「障子の窓をあけてみせてもらえませんか?」
とリクエストしたのですが、断られました
義政公が付け書院で書き物をしているとき、ふと手を休めて庭をながめたのかもしれません その雰囲気を感じてみたかったです
なかなか深い味わいのある見学でした! -
私たちが見学を終えて出てくるときも、まだまだ修学旅行生の列がゾロゾロでした
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次は永観堂をめざします
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哲学の道、いい感じの散歩道ですね
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ボランティアで笹舟を提供してくれるおじさんがいました
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私たちも
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川に浮かべました
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カワシマきものショップ 京四季
センスのよさそうな小物が売っているようです
残念ながら準備中 -
永観堂に着きました
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拝観料は一人1000円
紅葉の名所のようです -
三鈷の松
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松の葉が3本あるそうです
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廊下に座りこんで写真撮影している人がいました
よけて通って行かないと進めません・・・ -
上り下りがちょっと大変です
臥龍廊ーがりゅうろう というそうです -
阿弥陀堂にあの『みかえり阿弥陀』がいらっしゃいます
首を左にかしげ、「永観、遅し」と言ったとか
ぶらぶら美術館で「みかえり阿弥陀」のことを放映していたので、ぜひ見たいと思ったのでした -
唐門
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ほんの少し紅葉
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パゴダはこちら、という案内板があったので、行ってみることに
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階段が結構きつかったです
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うーん、どうということなない高台からの景色
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ふりかえると、こんなに急な階段だったのです
体力を消耗したことに、ちょっと後悔しました -
ここでの撮影が人気です
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永観堂、おしまいです
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今回は行きませんが、南禅寺の前を通りました
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八千代で湯豆腐
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八千代の庭
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手前が夫の湯豆腐
奥が私の会席弁当 -
京セラ美術館へ、ここは裏側
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すぐそばに平安神宮
鳥居のごっついこと! -
京セラ美術館、こちらが正面
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竹内栖鳳展を見ました
一人1800円
ライオンの絵、すばらしかったです
日本画家というイメージしかなかったのですが、迫力に感動しました -
細見美術館へ行こうと思ったら、外は雷と豪雨のものすごい天気
なので、お茶をすることに
最近のカフェのオーダーにはついていけません
メニューは置いていなくて、レシートのような紙からQRコードをスマホで読み込み、注文するのです
ENFUSE ー エンフュース、というカフェです -
宇治茶のロールケーキ
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新幹線車内での夕食
シヅヤのカツサンドとたまごサンドセット、ミルクティ、サツマイモパン -
購入したおみやげです
銀閣寺のハンカチタオル
龍谷ミュージアムの仏下(ぶつした=くつした)
京セラ美術館のハンカチタオル -
仏下ーぶつした はパッケージから出すと、こんな感じです
ちょっとユニークで、気に入っています
今回の旅行の歩数
1日目 17,720歩
2日目 22,542歩
よく歩きました!
おかげで「to-do list」のあこがれ日本美術を見ることができて満足の旅行でした
キヤノンの綴プロジェクトありがとう
これからも、「ぶつした」をはいてたくさん歩こうと思います
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