2023/10/26 - 2023/10/26
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さらりんさん
先月、京都旅行をしたばかりなのですが、ふたたび京都に行き、建仁寺を訪ねることにしました。
その理由は、私自身の、「死ぬまでにしたい to-do list」の中に、
次の3つのお気に入り日本の美術作品を見る、というものがあるからです。
1.『俵屋宗達の松島図屏風』(ワシントンD.C.フリーア美術館所蔵)
2.『葛蛇玉の雪中松に兎・梅に鴉図屏風』(プライス・コレクション)
3.『尾形光琳の群鶴図屏風』(ワシントンD.C.フリーア美術館所蔵)
2.は2013年に東北で見ることができました。2011年の東日本大震災で被災した東北の人々を勇気づけたい、と、アメリカ人コレクター、ジョー・プライスさんが被災地で公開したのです。
1.と3.は、ワシントンD.C.フリーア美術館にあるのですが、フリーアさんの遺言で門外不出とされています。なのでワシントンで見るしかないのですが、昨今の状況を考えると現地に見に行くのは難しいものがあります。というわけで、あきらめかけていたところ・・・
建仁寺で『スミソニアン国立アジア美術館の名宝 帰ってきた日本の文化財・ 綴プロジェクト作品展(高精細複製品)』という展覧会が開催されることがわかりました。
その展覧会で、なんと、1.と3.が展示されるのです。複製品ではありますが。
これは、見に行くしかありません!
ということで、下記の予定を立てました。
( )は交通手段、●は見学、※は食事、『 』はお目当、☆はこの旅行記、を表します。
☆1日目
新横浜ー(新幹線)→京都ー(バス)→東山安井
●建仁寺『俵屋宗達の松島図屏風』『尾形光琳の群鶴図屏風』
※貴匠桜でランチ
河原町松原ー(バス)→京都
新阪急ホテルチェックイン
●龍谷ミュージアム『東北のみほとけ』
●美術館えき(伊勢丹7階)『芭蕉布 平良敏子と喜如嘉の手仕事』
※はしたてで夕食
2日目
ホテルー(タクシー)→銀閣寺
●銀閣寺『東求堂同仁斎特別公開』
●永観堂『見返り阿弥陀』
●哲学の小径
※八千代で湯豆腐ランチ
●京セラ美術館『竹内栖鳳展』
東山ー(地下鉄)→烏丸御池ー(地下鉄)→京都
※弁当を買って、新幹線車内で飲食
京都ー(新幹線)→新横浜
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
新幹線で京都駅に到着
バスA3乗り場からバスに乗ったのはよかったのですが、どうも違う方向に向かっているようです(乗り場は正しかったが、乗るべきバスがちがっていたようです!バスは難しい!)
なので、下車して、タクシーをつかまえて、建仁寺へ
見たいのは『双龍図』ではなく・・・ -
こちらの『スミソニアン国立アジア美術館の名宝』なのです
-
いよいよです
-
拝観料600円を払えば、『スミソニアン国立アジア美術館の名宝』が見られるのです
-
おー、しょっぱなから名品が!
俵屋宗達の「扇面散図屏風」
これが本物と言われても、私には見分けがつきません -
いよいよ俵屋宗達の「松島図屏風」です
-
右隻
いいですね~ -
右隻のアップその1
この部分です!
2001年JALアートカレンダー「世界に流出した日本の美術」の1月の絵でした
松の緑、岩の青と茶色,の配色がなんとも言えずステキです
波の表情もデザイン化されていますが、動きが感じられます -
右隻のアップその2
岩の青、パンチありますね -
左隻
いいですね~ -
左隻のアップその1
松がリズミカルです -
左隻のアップその2
黒い線で囲まれているのは雲なのかしら、島なのかしら?
風神雷神図で、風神の足元にある雲を連想しました
間近で見るとけっこうインパクトがあります -
屏風の裏に
「松島図」俵屋宗達筆
高精細複製(原本フリーア美術館所蔵)
再複製・転売不可
と書いてありました
会場のビデオルームでは、キヤノンによる「綴プロジェクト作品の製作方法」が放映されていました -
海北友松の「雲龍図」
こちらも高精細複製ですが、常設だそうです -
俵屋宗達の「風神雷神図」
やはり、こちらも高精細複製ですが、常設です
建仁寺と言えば、風神雷神図!
なので、複製といえども、赤い毛氈がひかれて特別扱いです -
尾形光琳の「群鶴図屏風」
右隻
鶴がリズミカルです -
左隻
バックの黒っぽい川?は尾形光琳の「紅白梅図」を思い起こします -
これは法堂の小泉淳作の天井画「双龍図」
もちろん複製ではなく、原画です -
葛飾北斎の「冨嶽図」
柳の木に腰かけている童子の後ろ姿がなんともいえずいいですね -
池田孤邨の「紅葉に流水・山景図屏風」
右隻
あざやかな赤の紅葉がはなやかです
入口の案内板に使われていました -
左隻
-
北斎の「雷神図」
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緑の植物を見てちょっと一息
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布袋さんがいました
-
数々の複製画を堪能して出口へ戻りながら、「風神雷神図」を見ると、
なんということでしょう、さっき見た時よりも光り輝いています
太陽光が庭の白砂に反射して、風神雷神屏風の金箔を光らせているようです -
なんとよくできている複製画なのでしょう!
欲を言えば、松島図もこのように光っていてほしかった・・・ -
旅行から帰った後見つけた新聞記事です(朝日新聞11月2日)
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摩利支天へ
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イノシシを従えているようです
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こちらにもイノシシ
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ランチは貴匠桜でいただきます
一休・comで予約しました -
昔は醤油問屋だったそうです
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町屋をモダンにリメイクしてありました
ライトがオシャレです -
受付
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メニュー
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葉酸たまごのミ・キュイ
蟹とアボカドサラダ -
近江えびと帆立のマリネ
バジリコとパプリカのクーリー -
ココナッツミルクとカボチャのポタージュ
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口直し
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私は
高知県直送の鮮魚 ボルチーニ茸のソース、 -
夫は
牛ヒレ肉のポワレ わさび菜ソースを選びました -
焼きおにぎりだし茶漬け
一見フレンチ料理なのに、焼きおにぎりってうれしいです
お料理を箸でいただけるのもありがたいです -
モンブランティラミスとコーヒー
どの料理もとてもおいしかったです! -
すぐ近くのカフェ、SAGAN
とても混んでいました、人気あるのですね -
ホテルチェックインし、休憩した後、龍谷ミュージアムへ
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『みちのくいとしい仏たち』展を見ました
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入館料1600円
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やさしい目ですね~
長い鼻をした仏さま、
モジリアニの人物画を思い出します
京都に来て、なんで「みちのく」?という気もしましたが、素朴な仏さまたちはみんなとても味わいがあり、見ごたえのあるものでした
モアイ像みたいだったり、モジリアニみたいだったり、棟方志功みたいだったり・・・
右衛門四良という大工さんの作品がすばらしかったです
大工さんだから?、というわけでもないでしょうが、作品が左右対称ではなかったりと、思わず頬がゆるんでしまいそうです
でも、それはそれは素朴でとても魅力的なのです
運慶や快慶のような有名な彫刻家ではないですが、作家として名前が残っているのがすごいと思いました
閉館時間が迫っていたので、駆け足の見学だったのが、残念でした。 -
ベゼクリク石窟回廊壁画の復元です
中国・新疆ウイグル自治区のトルファン郊外にある石窟寺院です
大谷探検隊のシルクロード探検に縁があった龍谷大学は、NHKと共同で壁画の断片データを集め、CG技術を駆使し、復元したのだそうです -
とても色鮮やかなものでした
-
ここも駆け足だったのが残念でした
-
たそがれの西本願寺
龍谷ミュージアムの向かい側にあります -
いつかこちらのお寺も見学できるといいです
西本願寺にある『飛雲閣』を見る、というのが to-do list のひとつです -
夕食の予約まで時間があるので、伊勢丹7階にある美術館で
『芭蕉布 平良敏子と喜如嘉の手仕事』を見ました
京都に来て、なんで沖縄の「芭蕉布」?という気もしましたが、染織が大好きは私にとっては芭蕉布はとても魅力です
1人 1000円 -
どの芭蕉布も
-
すてきです
-
黄色地に黒っぽい絣の模様が見えますが、喜如嘉に伝わる伝統的な「トゥィグワー(小鳥)」の模様です
平良敏子さんがその模様をもっとシンプルにアレンジしたものもありました -
詳しく知りたいと思い、民芸の小冊子を買いました
芭蕉の茎をいろいろな工程を経て糸にするのですが、かんぴょうのような、糸になる直前のものが束になって展示されていました とてもツヤツヤとした光沢をはなち、光かがやいていたのがとても印象的でした -
夕食は「はしたて」です
あらかじめ電話予約をしておきました
夫は「はしたてセット」
鯛茶漬け、西湖のデザート付き
西湖はれんこん菓子、やさしい甘さでとても美味しいです -
私は「名残り鱧煮麵」
はじめて鱧を食べました
おいしかったです!
ホテルに戻り、ラウンジでビールとコーラで一息ついてリラックスしました
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