湖水地方＆北ウェールズの旅２～レンタカーでアンブルサイドへ

2023/08/09 - 2023/08/20

今日から湖水地方に向かいます。マンチェスター空港に戻って、レンタカーを借りて、そこからちょうど100マイル、160Km。居住国以外での初めての運転。緊張・・・！なんとかスムースに到着して、グラスミア近辺のハイキングを楽しみました。お天気も良くて、素敵なお散歩でした。

エリア 湖水地方(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

The Sutherland Armsは放置系の宿で、いわゆる朝食は付きません。その代わりにキッチンが自由に使えて、そこに、ジュース・牛乳・ヨーグルト・パン・シリアルなどが置いてあり、自由に食べることが出来ます。コーヒーを入れて、キッチンではなく、部屋で、朝ごはん。

サクサクっと身支度をして、出発します。Booking.com経由で支払は事前に済んでいるので、鍵だけ返したらチェックアウト。

11時にレンタカーを予約してあるので、それまでに空港に着くように、8:15に宿を出ます。朝は、宿のスタッフはいなさそうな説明だったけれど、実際には、もう来ていました。

駅前の、ウェッジウッドの像。このホテル(North Stafford Hotel)なら非常に便利だったのかもしれないけれど、評価が微妙だったので、止めてしまいました。この外観は素敵ですよねえ。

昨日と逆のルートで、マンチェスター市内で乗り換えて、空港へ。この、マンチェスター・ピカデリーの案内板、スゴイですね。そして、これ、時間順ではなく、駅名順に並んでいます。ナルホド・・・。

電車を待っていると、今日の宿からSMS。「今、マンチェスターです。これから向かいます！」と返信。こういう連絡が取りやすくなって、旅における不安は激減したなあ。

電車を降りて、第1ターミナルからカーレンタルビレッジにシャトルで向かいます。マンチェスター空港ってすごく大きい。レンタカーコーナーも結構離れたところ(でも、空港の中)に纏めてあります。わざわざバスに乗るなんて面倒だなと思いましたが、歩ける距離ではありません(多分、徒歩で行けないのでは)。工事中の関係なのか、バスは一度空港の外に出て、相当遠回りしていました。

オフィスで手続きをして、「この車、カーナビ付いていないよ」と高い車を薦められる。うーん、最近、デフォでカーナビが付いているから、もういいかなと思って予約しなかったのに。一応、携帯ホルダーは持ってきているけれど、使えなかった場合には致命的。アップグレードしました。高かった。トホホ・・・。

スーツケースをしまって、シートの位置を調整して、これまでの走行距離をチェックして、カーナビをセットして・・・出発！

イギリスはドライブ旅行に慣れるのに良さそう、と書いたけれど、右ハンドルだからではありません。右も左も、経験値としては大したことは無いので(爆)。でも、様々な記述が英語なのと、高速道路が無料というのは、心の負担を減らします。ベルギーでもレンタカー利用でしたが、自宅から出かけて借りるのと、アウェイで電車やフライトの諸々を気にしながら借りるのでは大違いです。

11時ちょうどに出発して、途中サービスエリアでちょっとだけ一休みして、迷わずに、13時30分、本日からの宿Haven Cottageに到着しました。空港の出口から高速に入るまで＋高速＋湖水地方に入ってからの狭くてちょっと混んでいる道、いずれも一応スムースに来れた。これなら、この後もなんとかなりそう。

駐車場は、分かっていたけれど、狭い。自分では出せなさそう。

到着時間は予告してあって、チェックイン時間よりも早いけれど、部屋に入れると言われていました。まずはお手洗いに行かせてもらって、リビングに戻って、Amandaから色々説明を受けます。ちょうど外から戻ってきたMarkにハイキングルートを丁寧に説明してもらい、地図も借ります。

オペレーション全体を仕切っているのはAmandaっぽい感じ。MarkはCEO(Chief Egg Officer)だそうです。

コーヒーを飲みながら、一息。

カーナビ、絶対要るものなら、やっぱり予約しなくちゃいけないな。自分の携帯のWazeが使えたらベストだけれど、携帯ホルダーが常に装着できるとは限らないので、それだけに頼るのは止めています。つまり、レンタカーである限り、Wazeは使えたらラッキー、にしかならない。カーナビのある車が無いと言われてしまったら積んでしまうので、やっぱり、全ての車にデフォルトで付いていると言われない限り、きちんと予約しないと。今回、せっかく小さい車を予約していたのに、少し大きくなってしまいました(小さい車の方が運転しやすくて好きなのです)。

わーお！素敵な部屋！HP通り！さすが、Tripadvisorアンブルサイド1位の宿です。こういう色遣いは参考にしたいものです。壁紙がイギリスっぽいなあ。

さすがにこのスペースなので、スーツケースは床に直置きです。キレイなので、まあ、ヨイですけれどね。昔、大型のスーツケースを使っていた時は何も考えずに床置きしていたのですが、最近は小さめスーツケースに変えたというのもあり、気になるのです。

水回りはコンパクトながらも使いやすい。色々なアイテムは、お手洗いの上部に置いてありました。

やっぱり、宿が素敵だと、アガる～！

部屋からの眺め。それほど絶景というわけではありませんが、家の向こうに山を眺めることが出来ます。この宿は、メインストリート沿いで、車の往来は多いです。でも、音がするわけでもなく、部屋からいつも目に入るというようなわけではありません。次の宿がそうですが、景色を追求すると、街から離れてしまって、食事などが面倒になるので、これはこれで良いような気もします。バス停が目の前にあるのもヨイです。

お水はガス入りガス無し1本ずつ。コーヒーにホットチョコレート、缶の中に紅茶。いずれも高級感があります。マグカップはHerdy。こういうの気になるけれど、買おうとは思わないので(バーレイでさえ昨日記載の通りなのだから当然だ)、こういうところで使えるとちょっとウレシイ。今見ると、コースターもHerdyだったのかな。

そして、今、思い出そうとすると、オヤツは無かったのかな。まあ、後述の通り、夕方にケーキがあるしね。

素敵な部屋ですが、早速、出かけます。明日から天気は下り坂なので、今日、まずはハイキングに行っておきたい。昨日、すごーく天気が良かったので、着いたらすぐに湖水地方入りしていればなあ、と、やっぱり思ってしまう。昨日の旅程はマスト感が低いので、どうしてもね。仕方ないのですが。

Haven Cottageは、アンブルサイドの町の北端に位置し、グラスミアに向かうのには最高の立地。ハイキングルートへの入口はこんな感じでちょっと分かりにくいのですが、宿からすぐです。

しばらくすると・・・、あっ、アイスクリーム屋さん発見！お昼も取っていないので、ここで買い食い(途中でお腹が空く可能性を考え、Apple Pie Bakeryでオヤツを調達してから出発しています)。

湖水地方は無数のトレッキングコースが整備されていて、この道はその中でも有数のメジャールートだと思いますが、意外と人は少ない。そして、お店も、トレッキングルートにあったのは、ここくらいでは無かったかな。ほんの一部しか歩かなかったわけですが、バスや車から見ていても、そんな感じでした。街中は、かなり観光化されているのと対照的です。お散歩道は観光化しないところ、イギリス人はえらいなあ。

モリモリのアイスクリーム。半分の量で、半額で売ってくれないかな。多すぎるのですよ。まあ、１人お客を捕まえたら、単価高めに売りたいよね・・・。金額一緒でいいから、少な目にしてって言えばいいのだけれど、いつも気が付くのは盛られた後です。

美味しゅうございました。店員さんがニッコニコでした。

小川に沿って、遊歩道がのびています。静かで、歩きやすい。

かなり色々なところを歩くようになりましたが、私のこれまでの経験の中でも、最高の散歩道の一つです。人気ディスティネーションの実力を感じます。

ライダル・ウォーターが見えてきました。青空・雲・森の濃い緑・草の明るい緑・湖。ザ・湖水地方な風景です。風もさわやか、気温もちょうど良い。

これぞ正しい夏休み！サイコー！

グラスミア湖まで来ると、対岸の建物が臨めます。この時は、Dove Cottageなのかと思っていたけれど、違うな。左隣辺りがグラスミアの町のはずだけれど、木々に隠れて、全然見えませんね。

歩いている間は、人とすれ違うことは少ないです。ライダル・ウォーターやグラスミア湖のほとりでは、のんびりしている数組のグループがいました。それでも、8月中旬、湖水地方が一番賑わう季節、一番の人気スポットの一つでも、こんなに空いているんだなあ。

湖を離れて上がっていくと、人々が立ち止まって写真を撮っています。鹿！初日から大物遭遇です。しかして、結局、野生動物に会ったのは、この時だけでした。

ハイキングしている間、大量に写真を撮っていますが、アップしているとキリが無いので、この程度で。

グラスミアの町に到着しました。まだまだ歩けそうな感じですが、今日はここまでとします。自分でも明日の予定が読めないので、今日のうちに有名なジンジャーブレッドを買ってみます。閉店直前、こんな感じで行列していますが、進むのは結構早いです。

この後、バスで宿まで戻りました。1回2ポンドで高いですが、この手の場所としては(いや、「だから」か？)異常に本数が多くて、便利です。

部屋に戻って、お手洗に行って、お楽しみのケーキです！毎日午後に自家製ケーキを出しますよ、と案内にあったので、楽しみにしていました。今日はチョコレート・ブルーベリー・ケーキです。居間でコーヒーが飲める感じではなかったので、部屋に戻っていただきます。階段が急なので、運ぶのがちょっと大変。

ケーキの種類を書いてあるメモの右に置いてあるのは、ペーパーウエイトです。

ブリッジハウス。地代を浮かすために川の上に家を作った・・・らしいけれど、小さな川とはいえ、洪水になったら影響があるだろうし、水の上だと寒いだろうし、地代を浮かすだけのベネフィットはあったのだろうか・・・。周囲の家の配置的にも、土地が足りなかったということは全くありません。

今日は、夕食を予約しています。今日の宿も、明後日からの宿も、「この時期の湖水地方はとにかく混んでいる。ご飯難民になりたくなかったら、予約しておくように」とかなり強い調子で知らせてきていたのです。毎度のことながら、ご飯はその日の気分と空腹具合で決めたい私ですが、悩んだ末に2日だけ予約しておきました。今日は、Lucy on the Plateです。湖水地方のビールで乾杯！お疲れ！

予約が入っているのは、予定を決められているようで好きではないけれど、決めていなかったら、お店をいちいち覗いてどうするか悩んだりで結局は時間を取られるので、これはこれでいいような気もします。

ラムシチューとクスクス。美味しいけれど、やっぱり高いな～。

ところで、このお店、毎日メニューを印刷しているようなのですが(メニュー自体が毎日大幅に変わるわけではない)、なんと、そこに、今夜のゲストの名前が書かれていました。予約をするときに「メニューに名前を書くからね」とは言われていません。個人情報保護は一体・・・。楽し気なお店の雰囲気を表現していて、知人が来ていた時に役に立つ？ということなのかもしれませんが、これ、不倫カップルとか来ていたらどうなんでしょうね。そういう人は、本名では予約しないのか。湖水地方には似合わないか笑？こういうのが気になる人は、注意です。

食事の後に、ウィンダミア湖まで歩いてみます。宿を予約するときには、湖水地方の地理をあまり分かっていない状態でしたが、ホント、立地最高です。雲が増えてきました。明日からの天気、やっぱり悪そうだなあ。

アンブルサイドの町をブラブラ歩いて戻ります。ところで、運転ルートを確認しているとき、アンブルサイドの町中は狭そうでちょっと気になっていましたが、確かに渋滞していますが、まあ、大丈夫です。

シャワーして、おやすみなさい。

この旅行記へのコメント （3）

• 旅こそ自由さん 2025/02/23 18:15:43

  レンタカーの旅いいですよね！

  　tanukkoさん、こんにちは。旅こそ自由と申します。実は私もマンチェスター空港でレンタカーを借りて、湖水地方を訪れる予定をしておりまして、勉強と情報収集をさせて頂いている身上でございます。
  
  　最近はカーナビを標準装備しているレンタカーが増えたとの説もあり、予約サイトでオプション選択したら無駄な出費になったとの情報もありますが、ご自身が最初に借りられようとされた車は付いてなかったのですよね。
  
  　ちなみにレンタカー会社はどでしたかを、覚えてらっしゃいますか？　私は今回Enterpriseというレンタカー会社で押さえましたが(OPELのVauxhall Corsaか類似車として)、オプションは一切選択していないので気になりまして。まあいくら事前に確認しておいても、その通りの車が用意されていることは、まずないのが海外ですけれどね。
  
  　あるいは欧州在住の日本人の方が、現地人から聞いたとかいう情報によれば、ピックアップ時のレンタカーオフィスの係員が、顧客にその場でオプション契約を結ばせるよう、ノルマを課せられているとの説まであるようですしね。
  
  　私も昨年ベルギーでSiXTCARを利用した際、オプション契約を全て断ったにもかかわらず、勝手に車種をアップグレードされたのか、後から追加請求がきて頼んだ覚えはないと、苦情を入れたら返金されたりもありまして。予約サイトの担当者も協力的で、間に入ってくれたのも大きかったかも知れませんが。
  
  　結果的にはいい車に乗れて(VOLVOのXC40)、google mapナビが標準装備されており、各道路での規制速度の数値やオービスの位置まで、随時表示してくれたので重宝しまして。ところでtanukkoさんが実際に借りられたレンタカーは、こういった機能(規制速度の随時表示とかオービスの位置案内)も、搭載されていたのでしょうか？
  
  　もし差し支えございませんでしたら、ご存知の範囲内で何かご意見を頂けると幸いです。いきなりの不躾とご無礼を恐縮しつつ、何卒ご厚誼を賜れますよう、重ねてお願い申し上げます。

  tanukkoさん からの返信 2025/02/23 19:45:17

  Re: レンタカーの旅いいですよね！

  旅行記を読んでいただき、ありがとうございます。当時を思い出しながら書いてみます。借りたのはSIXTです。確か金額などを比較してSIXTにしたのかな・・・思い出せません。マンチェスター空港はメジャーなレンタカー会社は揃っているので選び放題かと。オプションの選択肢にナビがあったのに選ばなかったので、ナビが付いていない車が用意されたのは当然と考えています。私の感覚的には、最近レンタカーを借りるとナビも各種運転サポート機能も最新型がついているように感じます。知らない機能が色々作動するのでむしろ動揺します・・・笑。私は、自分の予約した内容と違う車が用意されたことは殆どありません。1回だけ、大きいガソリン車か小さいEVしかないと言われたことがあったかな(私は大きい車が好きではなく、当時はEV未経験で乗りたくなかった)。余計なオプションを勧められたこともないです。あったかもしれませんが、不要なものは断るだけなので覚えていません。これまで借りたナビは、どれも、規制速度の随時表示やオービスの位置案内はされていた記憶があります。欧州は町に入る旅に速度がちょこまか変わるので、この機能が無いと困りますよね。私は、無駄になったとしても、カーナビが無いと積んでしまうので、全車搭載保証ではない限り、今後は必ずナビを予約しようと思っています。その上で、さらに、自分の携帯を使えるような準備もしようかと。こちらは、必ず設置できると限らないので気休めですが。湖水地方は大変に素敵でした。良い旅を！

  旅こそ自由さん からの返信 2025/02/23 20:27:13

  Re: レンタカーの旅いいですよね！

  　　tanukkoさん、旅こそ自由です。早速のご投稿を、こちらこそ誠にどうも有り難うございます。SiXTは比較的リーズナブルですよね。私も昨年はその理由で選びました。私がSiXTを初めて知りましたのは、１０年前にクロアチアのザグレブで借りた際でしたが、あの時は脱着式のナビ(ガーミンっぽかったかな)を無料で貸してくれて、好印象だったものの昨年は前述の通りで、所変わればを痛感した次第です。ケースバイケースなのかもですが。
  
  　何はともあれ今や海外といえどもナビは必須で、たとえ使いこなせなくても現在位置を表示してくれて、目指す先を地図上でスクロール出来るだけでも重宝しますしね。私も昨年は車載のgoogle mapナビで、初めて行先案内の機能を使いましたが実に重宝して、規制速度の表示やオービスの位置案内にも大いに助けられました。進入禁止の道を避けたりとか、工事渋滞を回避してルート案内されたりと、ナビさまさまな面もありましたし。
  
  　私の場合は持ち前の老婆心により、出発前の日本にいる間からgoogle mapで予習しつつ、道路の切り替わりとかややこしそうな分岐点では、地図を写真に切り替えてクローズアップしつつ、イメージを頭に入れておくことにしていますが、それでも実際に現地では何が待っているか分からず、やはりナビは頼りになりますのでね。なお、ご自身の他の旅行記も拝読して、参考にさせて頂きたいと思います。ご意見に重ねて厚くお礼申し上げます。