2021/04/19 - 2021/04/19
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しなちくさん
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念願の太平洋フェリーへ初乗船!今回のver.1では出発から新千歳空港を経由して苫小牧フェリーターミナルから乗船後までの様子です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の目的は太平洋フェリーへの乗船ということで、まずは乗船地となる北海道へと向かいます。首都圏在住なので片道は飛行機で一気に新千歳へ。新幹線と比較しても移動時間や料金的面でも圧倒的にコスパが高いので毎度重宝しています(笑)
実際に搭乗したのはANAですが、写真が撮りにくい場所だったのでAirDoにて代用(苦笑) 昨今の情勢もありチケット代金の安さは嬉しいところですが、早く乗客が戻ってくることを願うばかりです・・・羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
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フライトは1.5時間ほどであっという間に北の大地・北海道へと到着。到着ロビーにあるこちらのLED案内を見ると「あぁ(新)千歳に来たなぁ」と感慨に浸かるのはたぶん私だけ(笑) 羽田と比べると本数は少なくなりますが、それでも本州・道内各地からのフライトが集まる新千歳は北海道の玄関口と言っても過言ではないでしょう。
さて、あまり時間が無いので先を急ぐことにします。新千歳空港 空港
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新千歳空港から苫小牧への移動はJRか道南バスの2択となるのですが、今回はJRをセレクト。乗り換えは必要となりますが、何もない平野をぶっ飛ばす姿を見ていると北海道に来たのを実感するので個人的にはこちらが好きだなと思うところです。
小樽行の快速エアポートに乗り込み、、、南千歳が境目 by しなちくさんJR千歳線 乗り物
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隣の南千歳駅で下車。苫小牧行の普通列車に乗り換えます。
新千歳空港~札幌・小樽方面はJR北海道の中でも稼ぎ頭の路線となっており、先述した快速エアポートをはじめ函館・釧路方面からの特急列車も合わせるとかなりの本数となるのですが、そこから外れてくる南千歳以南は本数に限りがあり(普通・特急それぞれに限ると)1時間ほど時間が空くなんてこともザラ。事前に時刻表の確認が必要となってくるところです。
今回はしっかりと確認していたので15分ほどの待ち時間で乗車。窓に背を向けて座るロングシートの車両だったので、ドア脇に立って窓の外を眺めていました。JR室蘭本線 乗り物
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苫小牧駅からはバスに乗車。フェリーターミナルは市内にあるとはいえ駅からは2kmほど離れているので(徒歩乗船組は)バスorタクシーの利用が現実的。ただ、フェリーターミナルまで向かうバスは本数が少なく全ての便に接続しているわけではないので、該当しない場合はタクシーの利用が現実的となりそうです。。。
写っているのは道南バスの苫小牧駅~フェリーターミナルを結ぶ路線ですが、これ以外に札幌駅~苫小牧駅を結ぶ北海道中央バスが運行する「高速 とまこまい号」の一部便もフェリーターミナルまで延長運転をしており、それぞれ時刻表を確認しておくと比較的安価で移動できそうです。
それにしても道南バスの車体のボロさ・・・雪害などの影響なのでしょうが、もう少しどうにかならないのでしょうか・・・(苦笑)年季が入った車両 by しなちくさん道南バス 乗り物
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同じ北海道の玄関口でも新千歳空港が空の玄関口なら海の玄関口はここ苫小牧で間違いなし。今回乗船する太平洋フェリーは仙台と名古屋とを結んでいますが、これ以外にも茨城県の大洗とを1日2往復する商船三井フェリーをはじめ八戸とを結ぶシルバーフェリーと航路は充実。しかも、ここ苫小牧港はここ西港と東港があり、東港には敦賀や新潟など日本海側とを結ぶ航路が就航しているので選択肢に迷ってしまうほどではないのでしょうか?
綺麗な建物 by しなちくさん苫小牧西港フェリーターミナル 乗り物
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ターミナル内にあったお土産屋さんを少し物色。大体、北海道に着いてからものの6時間もしないうちに離れる人ってまずいないと思うんですよ。なのでお土産と言っても「別に(北海道自体は)なんも楽しんでいないしなぁ~」とひねくれてしまう有様(笑) でも北海道に「降り立っている」という事実がある点、職場には「北海道に行ってくる(ただし観光するとは言っていない)」と申告してしまったので() メジャーなものをいくつか調達。「北海道には行ったよ。でも滞在したの6時間もないや」と言っても納得してもらえないのでとりあえずこれで黙ってもらうことにしましょう←
綺麗な建物 by しなちくさん苫小牧西港フェリーターミナル 乗り物
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ターミナルの2階には一面ガラス張りとなっており、目の前には今回お世話になる太平洋フェリー「きそ」の姿が。白地に青帯の雄大さが魅力的なこの船舶、クルーズ雑誌の賞を(太平洋フェリーに所属する3船舶が)30年連続で受賞しているという輝かしい歴史にも納得がいく美しさとなっています。
太平洋フェリー 乗り物
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さて、乗船受付を済ませましたが実際に乗れるまではもう少し時間がかかるようなのでターミナル3階にあるポートミュージアムへ。港をメインとした苫小牧の歴史遷移を学ぶことができるので時間つぶしにはちょうど良いのかなと。他に人の姿はほとんどなくゆっくりと過ごすことができました。
苫小牧ポートミュージアム 美術館・博物館
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床の一部分には苫小牧を空撮した写真が。こう見てみると西港は旅客フェリーだけではなく貨物船の入港があることも分かります。でもこんなに入り江みたいにする必要ってあるのかな・・・(汗)
フェリーターミナルとしては同時に3隻が接岸できるようになっており、急遽の欠航や整備で他便に影響がある時は少し離れた場所に移動して係留することもあるようです。 -
さて、いよいよ乗船時間となったので満を持して乗り込みます!
今回予約したのは特等和室。定員は2-3名なのですが、閑散期だと1人利用でも貸切料金がかからないのでお得というわけなのです。さて、目の前に広がる障子を開けると・・・太平洋フェリー きそ 乗り物
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なんてことでしょう・・・!(某テレビ番組風に) 実はこの部屋、船首に位置しており昼間はいつでも前面展望を楽しむことができるのです!この部屋に乗りたくて太平洋フェリーに乗ったと言っても過言ではなく、予約がとれなかったら乗らなかった可能性すらあるほど。個人的に知る限りでは船首に客室が設けられているのはここだけなので、独り占めするにはもってこいとなっているのです(笑) ※客室は3デッキにわたって設けられておりそれぞれ横並びに複数設置されているので予約を取るのはそこまで難しくはないと思われます
室内には他に冷蔵庫・ティーセットなどが置いてありました -
部屋の中を一通り物色し終えたので(笑)、船内探索へ。やっぱり一番に出向くのはファンネルを眺めることができるデッキ(笑) 先にも少し触れましたが、白が神々しく見える美しさで青色は海を表しているのでしょうか?(違っていたらすみません) 夕暮れ時を迎え少しずつ暗くなるこの時間帯。照明でのライトアップもはじまりましたが、またのちほど来てみることにしましょう。
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周囲に大きな建物が無いので遠くまで見渡すことができるここ苫小牧西港。対岸には石油コンビナートがずらっと並んでおりその姿も壮観の一言に尽きます。
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一度自部屋へ戻り再度デッキへ出動。さっきは分厚い雲だな~と思っていたのですが、ポツリポツリと振り出したと思ったら一気に大雨に。デッキに屋根が無いのであっという間にビショビショに・・・
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展望大浴場や共用ラウンジスペースを一回りしてきたのですが、他にもお客さんが多かったので写真はなし。太陽が沈んでから真っ暗になるまで総時間はかからず、あっという間に周りは真っ暗に。ライトが無ければ移動に躊躇してしまいそうですが、まだ港内なので周囲の照明もあり安全に移動できているのかなといったところです。
それにしてもこの白さ、海水などの塩害はないのでしょうか・・・? どうやってこの白さを維持できているのか気になるところです。 -
さて、太平洋フェリー「きそ」は全ての乗客・荷物を積み終えて定刻の19時に苫小牧西港を離れました。サイドスタスターにより少しずつ岸から離れていきます。個人的には船旅の中で一番盛り上がるシーンです(笑)
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少しずつ港が遠ざかっていきます・・・
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隣のバース前にはトラックのボディが大量に留め置かれていました。日本の物流を支える大型トラック。実はフェリーのメインは旅客ではなくトラックなどの荷物であるのです・・・
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いよいよ港外へ。船旅のスタートです!
雨が降っていたせいか外で見ていた人は数えるほどでした。寂しい・・・ -
出航したのでいざ夕食へ。
太平洋フェリーではバイキング形式のレストランもあるのですが、食欲がそこまでなかったので軽食がいただけるスタンド形式の「マーメイドクラブ」へ。ササっと食べられるものということでカレーをチョイスしました。中辛だったかな?
食事を済ませて部屋へ戻ったのですが・・・
出航前から揺れるよ~とは予告されていたものの、なかなかのピッキング具合にノックダウン。客室から一番遠い売店までなんとか向かい酔い止めを調達し(太平洋フェリーでは「きそ」にしか置いていなかった模様)、部屋が船首で一番揺れるというのも災いしひたすら横になって揺れと戦う羽目に(苦笑) 船底から絶えることなく聞こえてくる「ザボーン」という音に少しばかりの恐怖を感じつつも眠りについたのでした。。。
教訓:過信せずに酔い止めは事前に調達してから乗ること。
ver.2へ続く~
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旅行記グループ 太平洋フェリー乗船!
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