2023/08/20 - 2023/08/20
1089位(同エリア1546件中)
ちゃんさん
2016年の熊本地震から7年。豊肥本線をも超える被害が出た南阿蘇鉄道(南鉄)が、2023年の7月15日、ついに全線復旧を果たしました。人口減少が進む地域の赤字路線だっただけに、再起は困難かと思われましたが、ここまでこぎつけ感無量です。
高森駅前でおいしい肥後牛のランチを食べて、いよいよ、復活を果たした南阿蘇鉄道に乗車します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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高森駅は、国鉄高森線から南阿蘇鉄道に転換した当時に建てられた木造駅舎が長らく使われてきましたが、全線復旧を前に、いまふうの建物へ建て替わっていました。
駅前には大型バスが到着。震災以前から、観光バスの団体はお得意様です。高森駅 駅
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ぞろ目大好きな我が子は大喜び。
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2階吹き抜けのモダンな駅舎です。売店ではお土産品だけでなく、コーヒーやソフトクリームやらも売っています。
一方で切符の販売はなく、運賃はすべて車内精算。立野駅での精算時の混雑緩和のために、高森駅でくらい切符を売ってもいいのではと思います。 -
階段を3段上がったギャラリーコーナーへは、靴を脱いで上がります。
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以前の駅舎でも見覚えがある、著名な漫画家さんたちの南鉄応援イラスト。全国各地から、様々な形の支援を受けて復活しました。
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窓には、ちょうど立野方面からの列車が映っていました。お、白い車体の新型車じゃん!
搬入の姿を誰にも見られることなく、突如試運転をはじめて全国のマニアを驚かせた車両です。ぜひとも乗りたかったのに、車庫へ入ってしまい残念至極。 -
14時32分発の列車は代わって、サニー号トレイン+在来車の2両編成が入って来ました。
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サニー号トレインは大混雑だったので、一般車にまわりましたが、こちらも大賑わい。ロングシート車両なので、収容力は抜群です。
お客さんのほとんどは、某旅行会社のツアー客。 -
どうにか我が子と2人並んで座れましたが、パパ&娘の2人が立ってたので、僕の席は娘ちゃんに譲りました。この混雑の中での抱っこは、パパでも苦行でしかないですから。
賑やかな笑い声を載せて、列車は高森駅を離れました。長らくの不通で白川の渓谷は見られなかったけど、カルデラの中の車窓も立派な車窓です。 -
清涼飲料水のCMで一躍有名になった、見晴台駅。
見晴台駅 駅
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窓の外に、急に「礼儀」を感じてドキッとしてしまいます。
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長らく終着駅だった、中松駅に到着。不通だった頃の冬に乗った、中松~高森間の普通列車は貸切状態だったので、今日の賑わいは嬉しいです。
中松~立野間は地震の被害はもちろん、その年の夏の豪雨でも被災していて、線路の掘り出しボランティアに参加したことがあります。中松駅 駅
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僕の労力で掘り出した土なんて大した量でもなかったろうけど、少しでも自分が「復旧」に関わった線路と思うだけで、また涙腺がゆるんできます。
山の中腹には、屋外劇場「アスペクタ」が見えました。震災後、復興支援の一環として泉谷しげるのロックフェスでも盛り上がっている場所です。 -
カルデラ内部の平坦な田園地帯から一転、ラスト1駅間は深い白川の渓谷を渡ります。
目もくらむような高さの鉄橋を、ソロリソロリ…もちろん徐行せねば壊れるようなヤワな橋ではなく、観光客のための徐行です。白川 自然・景勝地
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鉄橋を渡ると、砂利敷の平地へ。もともとはトンネルがあった場所で、作業ヤードを確保するため切り拓いてしまったのだとか。
かつてない被害には、かつてない工法で立ち向かう。それが人間だもの。 -
さらに見慣れぬ、大規模な工事現場が現れました。防災を目的とした、立野ダムの建設現場です。
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常時水を貯めておくわけではなく、大雨の際に貯留して、下流域の防災を図るためのダムだとか。
熊本市街地の洪水被害は幼い頃の記憶にあり、一時貯留の重要性はよく分かります。気候変動の中、残念ながらこの先、活躍の機会は多々あるのでは。 -
今日のところは平和な夏晴れの日。復活した南鉄に、地震後生まれた我が子と乗り通すことができました。
立野駅 (熊本県) 駅
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なぜか豊肥本線との接続が悪く、次の熊本方面の列車までは47分待ち。ちょうど阿蘇方面の列車が入ってきたので、1駅逆方向へ行ってみることにしました。
さすがは夏の阿蘇、普通列車もほぼ満員です。JR豊肥本線 (阿蘇高原線) 乗り物
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1駅とはいっても、3段のスイッチバックで高低差188mを稼ぐ、豊肥本線のハイライトと言っていい区間です。こちらも、震災で長らく不通でした。
立野ダムが、ぐんぐんと下へ遠ざかって行きます。 -
新阿蘇大橋は今日も車でいっぱい。
新阿蘇大橋 名所・史跡
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一方の旧阿蘇大橋は震災遺構として、崩落した橋げたの一部が残されています。
阿蘇大橋 自然・景勝地
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赤水駅に到着。木造駅舎は震災で被災し、ごくごくシンプルなコンテナ駅舎に変わりました。コンテナ駅舎とはいっても、国鉄時代のものとは違ってこじゃれた雰囲気。
赤水駅 駅
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交換する、肥後大津行きの普通列車でトンボ帰りです。
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肥後大津駅でも乗り換え時間があったので、6月に来た時にも立ち寄った「くまもんベース」に寄ってみました。
おもちゃが何点かあるささやかな子ども向けスペースで、前回は喜んで遊んでいたけど、今回はほぼスルー。お友達と一緒の方が楽しかったかな。肥後大津駅 駅
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肥後大津からの普通電車も、始発駅なのにほぼ満席。なんとか優先席に収まりました。
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乗りっぱなしで、さすがに退屈そうやね(笑)。
熊本市内に入ると、雷鳴とともに豪雨に見舞われました。夕立ちというよりゲリラ豪雨。雨の予報でもなかったので、車内の乗客はほとんど「どうしよ…」といった表情で窓の外を見つめていました。 -
熊本駅に着くころには雨が上がり、ほんと局地的な前線だったようです。
せっかくの熊本、アミュプラザで遊んでいきたいところだけど、晩ご飯の時間に間に合いません。くまモンと対面して、次の大牟田行き電車に乗り換えです。熊本駅 駅
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今度は前線が鹿児島本線方面にかかってきたようで、30分前に見た大雨が再来しました。運休にならないか不安になるほどのレベルです。
ごく短時間の降雨だったので、積算雨量は少なく済んだ模様。ろくに視界もきかない雨の中を、普通電車は全速力で駆け抜けました。JR鹿児島本線 乗り物
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玉名に着く頃には再びすっかり雨が上がりました。熊本都市圏を抜け、車内ものんびりムードです。
玉名駅 駅
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大牟田で乗り換えた電車も815系。結局、電化区間で乗った5本の不通列車はすべて、ロングシートの815系でした。この点だけは今回、運がなかったです。
沼津のお父さんと我が子は、すっかり硬い絆で結ばれたようで。次はどこで会いましょうかね。
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