2023/08/20 - 2023/08/20
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ちゃんさん
2016年の熊本地震から7年。豊肥本線をも超える被害が出た南阿蘇鉄道(南鉄)が、2023年の7月15日、ついに全線復旧を果たしました。人口減少が進む地域の赤字路線だっただけに、再起は困難かと思われましたが、ここまでこぎつけ感無量です。
復旧から1ヶ月、遊びに来ていた「沼津のお父さん」に我が子も加え、男3人「18きっぷ」を手に南阿蘇を目指しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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18きっぷなので、移動手段はもちろん普通・快速列車です。久留米発9時39分の区間快速で1時間20分、熊本までやって来ました。
福岡県南から熊本へ直通する区間快速、以前は1時間毎に走っていましたが、昨秋(2022年)のダイヤ改定で激減。今や1.5往復が残るのみとなりました。JR鹿児島本線 乗り物
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熊本駅に到着。ちょうど鳥栖行のSL人吉号が出発した直後で、近代的な高架のホームには石炭の残り香が漂っていました。
豊肥本線の普通電車・肥後大津行きに乗り換えます。電車はさっきまでと同じで、ロングシート2両編成の815系電車。熊本駅 駅
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政令市・熊本都市圏では押し合いへし合いの混雑でしたが、新興住宅地の玄関・光の森を出る頃には のんびりムードになってきました。
久留米を出て2時間近く、ちょっと退屈モードになっていた我が子も、リラックスした表情に。海外からの観光客も戻って来ました by ちゃんさんJR豊肥本線 (阿蘇高原線) 乗り物
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電化区間は肥後大津まで。この先は、同一ホームで接続するディーゼルカーに乗り換えです。
2両の電車から2両のディーゼルカーへ乗り換えるんだから、余裕で座れるだろう…と思いきや、肥後大津駅 駅
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すでに、ほとんどの席が埋まっていました。1本前の列車で来ていた人たちなのかな? 2020年の全線復旧後も乗客が伸び悩んでいたと聞いていたので、賑わいは喜ばしいこと。
荷物で1ボックスを占有していた老夫婦に荷物をどかしてもらい、なんとか座ることができました。 -
瀬田駅を出ると、ぐんぐん高度を稼ぎ、眼下の平地が遠ざかって行きます。
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南鉄の始発駅・立野駅に到着。1/4くらいの乗客が降りて行きました。駅舎はすっかり新しくなり、バリアフリーの乗り換え通路も整備されています。
全員が降りたわけではないし、なんとか座れるかなと思いきや…立野駅 (熊本県) 駅
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待っていた列車は、すでに通路までいっぱい! 1本前の観光特急「やませみ・かわせみ」からの乗り換え客かもしれないし、車で来た人も多いのかも。
ワンピースとのコラボ列車「サニー号トレイン」なので、トロッコ列車並みの人気を誇るようです。 -
駅の上から見物する人も多くて、さすがは国民的アニメ。
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ただでさえ観光客で賑わうシーズンなのに、コラボ列車の1両のみでは大混雑も必至。できれば臨機応変に増結してほしかったところです。
南阿蘇鉄道の本数は少なくて、この列車を逃せば次は1時間半後。しかし混雑した列車で感染症をもらうのもイヤなので、見送ることにしました。 -
ひとまず、南阿蘇鉄道全線復旧とともに新しくなった立野駅の様子をのぞいてみましょう。
お盆を過ぎたというのに「残暑」なんてレベルではなく、平地では猛暑日にせまる盛夏。さすがに少し気温は下がりますが、阿蘇らしからぬ暑さです。 -
2階に上がると、オープンエアの空間に風が吹き抜けていました。(たぶん)熊本県産材を使ったウッディな内装。できたばかりなので、木の香が漂います。
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JR・南鉄ともに駅としては無人なものの、立派な待合室を完備。WiFiも飛んでいます。
ただし空調はなく、夏はともかく、冬は寒いんじゃなかろうか。 -
全線復旧、心からおめでとう!
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顔出し系のノリはいまいちな我が子も、サニー号トレインでは笑顔で納まってくれました。
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ラブチェアーにはちょっと引き気味でしたが。
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熊本地震では大きな被害を与えた立野地区の山々も、今日はやさしい表情を見せています。立野名物ニコニコ饅頭も、装いを新たに復活していました。
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駅前のバス乗り場に、九州産業交通のマイクロバスがやって来ました。高森まで南鉄と平行して走る「南阿蘇ゆるっとバス」白水ルートです。
1日4往復で、列車に近接している時間帯のバスが多いです。もう少し時間をずらしてくれれば、列車と組み合わせて観光の幅が広がるのに… -
と思っていましたが、この便に関しては混雑する列車からの「逃げ場」になります。実際、女性二人も同じ考えだったようで、南鉄の駅前のバス停で降りて行きました。
立野駅を出発すると、本当に路線バスが走るの? と思いたくなるような隘路を、ぐんぐん登って行きます。南阿蘇ゆるっとバス・白水線は、南阿蘇鉄道からの「逃げ場」に使えます by ちゃんさん路線バス (産交バス) 乗り物
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地震に伴うがけ崩れの跡が、あちこちに残ります。
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立野地区は地震後2年以上に渡って避難指示が出され、その後も帰還が進まないと聞いていました。
しかしバスから見る限りでは車の止まっている家が多く、人の気配を感じられます。 -
勾配を登り切ったバスは国道に合流。地震による落橋から新しく生まれ変わった、新阿蘇大橋を渡ります。
新阿蘇大橋 名所・史跡
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目もくらむような高さの渓谷には、真っ白な滝の姿。
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復興公営住宅が、あちこちに完成していました。
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国道から別れ、ゆるっとバスは南鉄沿線の集落を結びます。南鉄からは見えにくい街の様子がよく見えて、片道バス・片道列車で往復するのも一興です。
1日わずか4往復のバスながら、乗り降りは活発。観光客で賑わう南鉄をヨソに、地道な地域輸送を担います。 -
集落の間からは、阿蘇らしい風景も。南阿蘇村の役場のバス停では、爽やかな夏山が姿を見せました。
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旧道を離れたバスは、温泉センター「瑠璃」へ寄り道。往復10分近くのロスになりますが乗り降りが多く、このバス路線の大きな役割になっているようです。
宿泊もできるようで、このまま降りてのんびりしたいなぁという誘惑にかられます。我が子を連れてのお泊まりの準備、何もないんだけどね。阿蘇白水温泉 瑠璃 宿・ホテル
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温泉センターを出ればバスの乗客は合計9人となり、マイクロバスの路線としては上々の乗車率となりました。
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水の生まれる里・南阿蘇を代表する白川水源は避暑地でもあり、大変な賑わい。周辺の駐車場は軒並み満車になっていました。
「ゆるっとバス」で訪ねる人はゼロで、無関係な時間が流れます。白川水源 自然・景勝地
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豊かな田園風景を過ぎれば、高森の市街地へと入って行きます。コンビニやディスカウントストア、パチンコ屋まで揃い、車さえあれば便利に暮らせそう。
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立野駅から50分・500円で高森駅へ。30分・490円の南鉄を補完してくれるバス路線でした。南鉄と違って、交通系ICカードも使えます。
高森駅 駅
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時間は13時。我が子には間食にコンビニおにぎりを食べさせていましたが、大人2人は腹ペコです。しかし観光案内所で聞いたカフェに行ってみれば、食事系メニュー終了。
駅寄りの「忠」に戻ったところ昼休憩に入るところでしたが、子連れの僕らを見かねて、できる料理は出してくれることになりました。感謝! -
阿蘇のあか牛を使ったメニューが並びます。
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というわけで僕ら親子は、あか牛ハヤシライス。ほろほろお肉が美味でした。
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沼津のお父さんは、あか牛の肉うどん。阿蘇らしい食べ物に巡り合え、大満足の時間となりました。
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