中国大西北周遊3,500Kｍ激走10日間　10日目最終日　青海省　西寧（青海蔵文化文化博物院）

2023/09/09 - 2023/09/09

今回の旅行計画では青海省の「チャカ塩湖」と甘粛省張掖の「七彩丹霞」を主目的地として各種旅行社のツアーを調べる。
この２か所だけのツアーは事実上少なく、多くは有名観光地の敦煌などがセットされている。
当初は上海の日本人向け旅行社に相談していたのですけど、個人扱いのオーダー旅行で専属ガイドが付く贅沢企画でした。当然費用も高く、そして期間の問題で申し込みと同時にキャンセル料が発生することに引っ掛かりました。

最終的には中国最大のオンライン旅行社、携程（Ctrip/シートリップ）を窓口とした提携の小旅行社で契約した次第です。
しかし前述２か所の他に色々プラスして、結果的に西北地方を時計回りに一周する大周遊ツアーとなってしまいました。

西寧から運転手付きの専用車で回るプランで、運転手さんは観光案内はしませんが、観光地でのチケット購入もしてくれます。
食事はホテルの朝食以外は総て我々の負担で、希望を言えば好きな所へも行けます。

ところが、出発３日前の夜にコロナ感染が判明し、中止か延期をせざるを得なくなりました。
出発を後らせると高地での気温低下が懸念されるので、なるべく早目で約２週間遅れの出発で延期しました。
延期したことでの天候の良し悪しは判断難しいですけど、夏休みシーズンが過ぎたことによる中国定番の大混雑は回避でき、尚且つ９月のホテル代金設定が下がることで差額の返金もありました。
旅行地でのコロナ感染のリスクも軽減した感じになり、結果的に延期も悪くなかったと感じました。

前置きが長くなりましたけど、今回も大満足な旅となりました。

★10日目最終日は青海蔵文化博物院と蘭州牛肉麺を楽しみ上海へ戻ります。

【日程】
　 1日目 8/31(木)：上海⇒西寧　塔爾寺(タール寺)
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11852464
　2日目 9/1(金)：西寧⇒チャカ　日月山・青海湖・チャカ塩湖(天空の鏡)
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11853205
　3日目 9/2(土)：チャカ⇒格尓木(ゴルムド)チャカ塩湖(天空壱号)・察尓汗塩湖
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11854384
　4日目 9/3(日)：格尓木⇒敦煌　U字型公路・南八仙(実際には存在しない)
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11854654
　 5日目 9/4(月)：敦煌　莫高窟・鳴沙山
　　　　　　　　　　 https://4travel.jp/travelogue/11855601
　6日目 9/5(火)：敦煌　雅丹地質公園・玉門関・陽関
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11858207
　7日目 9/6(水)：敦煌⇒嘉峪関　楡林窟・嘉峪関城・崖長城・明長城第一墩
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11858216
　8日目 9/7(木)：嘉峪関⇒張掖　①平山湖大峡谷
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11858221
　　　　　　　　　　　　　 　　 ②七彩丹霞
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11870473
　9日目 9/8(金)：張掖⇒西寧　馬蹄寺・祁連大草原・崗什カ雪山
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11858226
★10日目 9/9(土)：西寧⇒上海　青海蔵文化博物院

旅行社契約料金　19,804元(ホテルの差額や観光入場料等別途のもの有り）

旅行社分＋個人分　総合計≒28,500元（≒570,000円）
・ホテル：7,730元
・車両費：10,500元（10日間専属運転手付き）
・手数料：600元（旅行社）
・保険：22元
・入場料：3,002元（園内観光車含む）
・食費：2,194元（昼・夜）
・タクシー：56元（西寧×3回）
・フライト：上海⇔西寧　MU中国東方航空
　　往きJALマイル特典航空券　＠160元×２(空港税・燃料サーチャージ)
　　返り個別手配　＠1,614元×２（別途変更手数料＠74元）
・その他：約500元（靴カバー・敦煌ラクダ・コーヒー・アイス・土産等）

為替レート：１ドル＝約149円（超円安）、１元＝約20円

投稿日：2024年6月27日
※上海在住者です

エリア 西寧(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: その他

9月9日（土）　10日目最終日　
サン ワント ホテル 西寧 (西寧神旺大酒店)

サン ワント ホテル 西寧 ホテル

８:00　2階が朝食レストランです。
私の好きな麺があること以外は、野菜中心で今一つでしょうか。

8:00　既にピークが過ぎたのかもですが、他に客は居なく貸切状態での朝食でした。

９時過ぎにアプリでタクシーを呼び出発。
途中渋滞があり30分ちょっとで目的地に到着。
タクシー22.7元

９:40　青海蔵文化博物院

2018年オープンの敷地南側にある南館（新館）から見学してみます。

中国チベット族文化芸術彩絵大観

入館料は北館・南館共通で60元、60歳以上は無料です。
４フロアあり、ここの一番の展示物は２階にある618mにも及ぶタンカ (チベット仏教における掛け軸に書かれた宗教画)です。

蔵医薬文化博物院 博物館・美術館・ギャラリー

吹抜けの-ホールも綺麗です。

高さ2.5ｍ、長さ618ｍに及ぶタンカが展示フロアー全体に蛇のように蛇行しながらつながります。

各種テーマ毎に描かれています。

600ｍ以上もあるので何度も折り返しての展示です。

何処までも続きます。

人感センサーで照明が点灯します。
客はほとんどおらず静粛さの中にタンカが’浮かび上がる様は幻想的です。

人体の医療に関することも描かれています。

仏像なようなものも

こちらがタンカの終端ですが、何やら付け足されている感じの絵柄が、、、、、

現在の中国最高指導者が各民族と仲良く交流している様が描かれております。

他のフロアには各種の展示物が陳列されています。

時代などテーマ毎に展示されています。

各民族の衣装などは華やかです。

立派な模型もあります。

南館を後に北館へ向かいます。

北館正面

大階段の左右に博物館の立派な看板があります。
一つは「青海蔵文化博物院」（青海・チベット文化博物院）
もう一つは「中国倉醫薬文化博物館」（中国チベット医薬文化博物館）

４トラベルでは医薬文化博物館のみ登録されていますが、地元では青海・チベット文化文化博物院が一般的の様でした。

北館のロビーホール

医学的な展示物が多くあります。

実際の薬局もあります。

最後にお土産の売店で「牛乳飴」を購入＠25元

12:00頃　アプリでタクシーを呼びホテルへ戻ります。23元

12:20　ホテル着
道路が右側通行なのでホテルの反対側で降車。
内部とは違い外観は割と綺麗に見えます。

ホテル前の歩道橋を渡り反対側へ向かいます。
近くに小高い山が見える街並みです。

写真上の右側がホテルで、その横に歩道橋があります。
写真下はその歩道橋を渡り切った所で、２階レベルに飲食店が並びます。
そこの一番奥にある牛肉麺屋でランチにします。
（駐車スペースの下の階には古くて暗い美食街的な食堂街があります）

蘭州牛肉麺

牛肉面＠9元
美味しく頂きました。
ちなみに上海で食べると2倍から3倍の値段がします。

13:45　フロントで預けた荷物を受取りホテルを出発

サン ワント ホテル 西寧 (西寧神旺大酒店)
１泊朝食付きツインルーム　370元　今回の旅で断トツの最安値ホテル

写真右上のホテルのロビー前には車両が入れません。
車両は先ほどの歩道橋の下から入り写真左下の駐車場に入る必要があります。前日のチェックインの時に駐車場に入ったのですけど、かなり薄暗く工事中の様な汚い駐車場です。運転手さんがグルグル周ってくれたのですけど、結局エレベーターホールが分からず、外の道路で荷物を降ろしてチェックインしました。
後で気づきましたけど、その迷った駐車場は１階レベルで、ホテルエレベータのフロア案内にはB1Fが駐車場となっています。地下まで降りないとホテルへ入れなかったようです。

サン ワント ホテル 西寧 ホテル

14:30　西寧曹家堡空港 (XNN)着
ホテル⇒空港33Km

今回のツアーは本来昨日が最終日で、その日のうちにこの空港から上海へ戻るものでした。しかし我々の自己手配で西寧で１泊したものです。
しかし昨日は空港までの送迎はしていないので、延泊後の本日は空港までの送迎をツアー内の料金でしてもらえることになっていました。
昨日は長い間お世話になった運転手さんからは何の説明もありませんでしたけど、本日は別の車両と運転手さんがホテルへ迎えに来ました。
９日間長距離移動でお世話になった運転手さんへ感謝の言葉も伝えられず、少し寂しい感じもありますが、「中国あるある」の一つみたいなものですので仕方なしです。

西寧曹家堡空港 (XNN) 空港

チェックイン

空港内にはお土産屋やレストランが並びます。
この旅で何度も食べた羊肉料理や牛肉麺屋もあります。

搭乗口が10か所の中国ではコンパクトなターミナルです。

16:30発　中国東方航空MU2310　A319

３－３の座席配列で満席です。

離着陸機を待ちほぼ定刻で離陸。

荒々しい山々を望み大西北に別れを告げます。

17:00過ぎには機内食が配られます。
甘いコーヒーと共に美味しく頂きます。

上海浦東国際空港
19:10　には着陸したのですけど、延々と地上を走行し数年前に新設された離れ小島のサテライトに到着しました。
歩いて歩いてその後に連絡トレインに乗車し第1ターミナルへ向かいます。
国内線ですので到着フロアから直ぐに出れるのですけど、結局地下鉄の乗車できたのは20:00を少し過ぎたあたりでした。

上海浦東国際空港 お土産店

いつものように地下鉄各駅停車で１時間40分くらいかけ帰宅。

本日の走行距離 　約50Km、 10日間累計　 約3,540Km
※地図アプリで移動距離検索（昨日までは車両の距離メータで計測）
歩数　　13,600歩、 累計　183,200歩

とにかく走って走って、歩き歩き続けた10日間。
自分の運転なら2日目か3日目ぐらいでギブアップだったでしょうけど、運転手さんのお陰で中国大西北の周遊を楽しむことが出来ました。

色々な所に行くことが出来ました。
西寧では塔爾寺(タール寺)。夏なのに7℃（青海湖2℃・敦煌35℃）です。日月山、青海湖、チャカ塩湖、最高高度3,780ｍ富士山級の峠越え。
格尓木(ゴルムド)では察尓汗塩湖、U型公路。
敦煌では莫高窟・鳴沙山・雅丹地質公園・玉門関・陽関・楡林窟。
嘉峪関では嘉峪関城・崖長城・明長城第一墩。
張掖では平山湖大峡谷、七彩丹霞、馬蹄寺。
そして祁連大草原、青海蔵文化博物院、、、、、

中国西北地域の主要地を網羅出来て大満足。こんなわがまま旅行は二度と出来ないかも。
旅行から既に１年弱経ってしまうも、当時を思い出しながら旅行記を仕上げて、２度楽しめた感じ。（遅れた言い訳か、、、）
その後、中国及び日本での旅にも出ていますが、もう一度自分好みのオーダープライベート旅行を楽しみたくなっています。