中国大西北周遊3,500Kｍ激走10日間 8日目　後半 甘粛省 張掖(七彩丹霞）

2023/09/07 - 2023/09/07

今回の旅行計画では青海省の「チャカ塩湖」と甘粛省張掖の「七彩丹霞」を主目的地として各種旅行社のツアーを調べる。
この２か所だけのツアーは事実上少なく、多くは有名観光地の敦煌などがセットされている。
当初は上海の日本人向け旅行社に相談していたのですけど、個人扱いのオーダー旅行で専属ガイドが付く贅沢企画でした。当然費用も高く、そして期間の問題で申し込みと同時にキャンセル料が発生することに引っ掛かりました。

最終的には中国最大のオンライン旅行社、携程（Ctrip/シートリップ）を窓口とした提携の小旅行社で契約した次第です。
しかし前述２か所の他に色々プラスして、結果的に西北地方を時計回りに一周する大周遊ツアーとなってしまいました。

西寧から運転手付きの専用車で回るプランで、運転手さんは観光案内はしませんが、観光地でのチケット購入もしてくれます。
食事はホテルの朝食以外は総て我々の負担で、希望を言えば好きな所へも行けます。

ところが、出発３日前の夜にコロナ感染が判明し、中止か延期をせざるを得なくなりました。
出発を後らせると高地での気温低下が懸念されるので、なるべく早目で約２週間遅れの出発で延期しました。
延期したことでの天候の良し悪しは判断難しいですけど、夏休みシーズンが過ぎたことによる中国定番の大混雑は回避でき、尚且つ９月のホテル代金設定が下がることで差額の返金もありました。
旅行地でのコロナ感染のリスクも軽減した感じになり、結果的に延期も悪くなかったと感じました。

前置きが長くなりましたけど、今回も大満足な旅となりました。

★8日目後半は「七彩丹霞」を散策します。本日前半の「平山湖大峡谷」とはまったく違った自然美で、こちらでも大満足しました。

【日程】
　 1日目 8/31(木)：上海⇒西寧　塔爾寺(タール寺)
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11852464
　2日目 9/1(金)：西寧⇒チャカ　日月山・青海湖・チャカ塩湖(天空の鏡)
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11853205
　3日目 9/2(土)：チャカ⇒格尓木(ゴルムド)チャカ塩湖(天空壱号)・察尓汗塩湖
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11854384
　4日目 9/3(日)：格尓木⇒敦煌　U字型公路・南八仙(実際には存在しない)
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11854654
　 5日目 9/4(月)：敦煌　莫高窟・鳴沙山
　　　　　　　　　　 https://4travel.jp/travelogue/11855601
　6日目 9/5(火)：敦煌　雅丹地質公園・玉門関・陽関
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11858207
　7日目 9/6(水)：敦煌⇒嘉峪関　楡林窟・嘉峪関城・崖長城・明長城第一墩
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11858216
　8日目 9/7(木)：嘉峪関⇒張掖　①平山湖大峡谷
　　　　　　　　　　https://4travel.jp/travelogue/11858221
　　　　　　　　　　　　　 　★ ②七彩丹霞
　9日目 9/8(金)：張掖⇒西寧　馬蹄寺・祁連大草原・崗什カ雪山
　10日目 9/9(土)：西寧⇒上海　青海蔵文化博物院

旅行社契約料金　19,804元(ホテルの差額や観光入場料等別途のもの有り）

旅行社分＋個人分　総合計≒28,500元（≒570,000円）
・ホテル：7,730元
・車両費：10,500元（10日間専属運転手付き）
・手数料：600元（旅行社）
・保険：22元
・入場料：3,002元（園内観光車含む）
・食費：2,194元（昼・夜）
・タクシー：56元（西寧×3回）
・フライト：上海⇔西寧　MU中国東方航空
　　往きJALマイル特典航空券　＠160元×２(空港税・燃料サーチャージ)
　　返り個別手配　＠1,614元×２（別途変更手数料＠74元）
・その他：約500元（靴カバー・敦煌ラクダ・コーヒー・アイス・土産等）

為替レート：１ドル＝約149円（超円安）、１元＝約20円

投稿日：2023年12月29日
※上海在住者です

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 旅行の手配内容: その他

8日目　 9/7(木)　後半
公航旅丹霞明珠酒店

16:50　8日目前半の平山湖大峡谷を十分すぎるほど堪能しホテルにチェックイン。
エントランスロビーも大きな立派なホテルです。

用意された部屋は1階のクイーンサイズのダブルベッドルームでした。
予約はツインルームのはずなのですが、ホテル側が言う説明では旅行社からのオーダー通りとの主張。
ベッドの違い以外は部屋は広くシャワーブースも独立して使いやすそうでしたが、部屋の変更を要求しました。

一旦フロントまで戻り、料金面ですったもんだしてから3階の部屋に移動します。
先ほどのダブルルームと同じような広さと仕様ですが、ベッドは超クイーンサイズのものとダブルサイズのファミリールーム。
バスルームだけちょっと違った造りです。
トイレは独立しておらず、シャワースペースもブースではなくカーテンもない半オープンなものです。でも大きな問題は無し。

1泊朝食付き　430元
当初部屋の変更時は＋50元の差額が生じるとのホテル側説明でしたが、その後我々側で旅行社へ事の顛末の連絡した結果、チェックアウト時には料金の追加は取り消されました。

このホテルの建物の形はロの字型をしていて、最初の１階の部屋は一番奥の方でした。
写真地図の下側赤矢印がロビーから宿泊棟に入ってくる位置で、緑矢印がダブルベッドルームです。
この配置図は３階のものでロの字になっていますが、１階は青色バツ印は通行できないため黄色矢印の様にかなり迂回する必要があります。廊下の床絨毯は起毛が高く、スーツケースを引くのに苦労しました。
３階の部屋はピンク矢印の部屋でエレベータホールに近くほっとした。

17:15　ホテルを出発
こんな遅い時間に出発して次の観光が出来るのか心配です。
しかし入場口のチケットセンターは直ぐ近くで、歩いていける距離ですが車で行って運転手さんがチケットを購入してくれます。

@一般93元（入場料54元、バス38元、保険１元）
我々は入場料のみ割引が適用され27元で合計65元

17:30　循環バスに乗車し観光スタート
スタート時間が遅いのを心配していましたけど、来場客も多くバスも次から次へと出発していますので問題無さそうです。

これも毎度のことなのですが、園内をどのように回るのかの説明はありません。
最初に停まったバス停で皆さん降りるようなので我々も降車します。
すると山肌の色が変化した不思議な世界が飛び込んできます。

色の違った地層が山肌に模様を描いています。
撮影技術が伴いませんが、肉眼ではもっと華やかに見えます。

かと思うと、別の方角は荒々しい光景でもあります。

島縞模様の山の横を循環バスがひっきりなしで行き来しています。

各所にある展望台は高台に設置されていて、バス停から少し登って行くことになりますが、そう険しい斜面ではありません。
反対側に見える高さのある山にも登山用のルートが見えますけど、人の気配がないので今は開放していないものと思われます。

次の展望台は少し高いところまで登って行きます。

こちらの展望台からの眺めも最高です。

先ほどの平山湖大峡谷同様に岩山ではなく土の様に見えますけど、実際はどうなのでしょうか。

折角なので記念撮影を。

山の斜面ごとに模様が違っています。

縞模様に見えるのはやはり地層の年代の違いなのでしょうか。

この展望台でも多くの訪問者がドローンを飛ばしています。
今回の旅行では定番の様にドローン撮影を楽しむ観光客を目にしていました。でも自分達本位で、他の方々の景観は無視していますし、羽根の回る音も結構響きます。
この写真でも少なくとも2機のドローンが確認できますが、ある操縦者は自分たちを撮影したくて超低空の人の目の高さまで降りて撮影しています。それも多くの人が居るところでやっていて危険も感じます。そう思っている時にドローンに気づかない方が記念撮影のために移動した時に、飛行中のドローンに接触し墜落しました。
幸い怪我もなくドローも低位置だったので損傷も無さそうですが、操縦者は謝罪もせず逆に何でぶつかってきたんだと言わんばかりの顔をしていました。ぶつけられた方は温厚で、怒ることもなかったので騒ぎにはなりませんでしたけど、最近の中国は益々可笑しいですよね。

次の展望台に行くためバス停まで下ります。

次の展望台に上がります。

また違った光景が広がります。

流れの無い川の対岸も斜め上の縞模様です。
遠くに何か丸いものが見えます。

熱気球ですね。
ここから次の展望台は山の稜線を歩いても進めるようです。行ってみましょう。

斜めの綺麗な模様です。

山により表情が全く違います。

チャカ塩湖での水面の鏡に映る撮影は上手くいきませんでしたけど、これなら初心者でも出来ますね。

気球の揚がる展望台の方へ来ました。
近くで見ると熱気球が大きいことに気づきます。当たり前ですよね。

こちらも綺麗なグランデ―ション

小高い山の上に展望台があり、柵の周りには人影がびっしりです。
後ほどそこに登ることにします。

もこもこの地面が縞模様に続きます。

何でこんな事になっているのか？

上空にはエンジン付きのパラグライダーみたいのが飛行しています。
上空から見たらもっともっときれいな光景でしょう。

素晴らしすぎて興奮してきます。

そろそろ高台へ行ってみましょう。

上がるにつれ混雑も増してきます。
気球のバーナーが点火すると気球全体が良い色になります。

上から見る景色も良いです。

19:30　ずーっと見ていたい気分ですが、そろそろ帰る時間も心配しなければです。

各種別途料金
熱気球　＠200元/6～8分間・人
パラグライダー　＠480元/５分間・人
ヘリコプター　＠880元/人

七彩丹霞の全体案内図
青枠が西門、赤枠が北門、緑枠が東門でオレンジ枠が最後に訪れた気球が上がる「七彩虹霞台」の展望台です。
何処の展望台へ行ったのか良く分かりませんが、地図の左側を回ったものと思われます。
入場時にこの案内板を撮影したのですが、この写真が帰る時に役立ちました。その理由は、、、、、

ここの広場から返りのシャトルバスに乗車するのですが、この景区の入場ゲートが３か所あるようで、自分たちがどこから入場したのか分かっていません。
運転手さんに連れてこられたので特に意識もしていませんし、ゲートが３か所あるなんて聞いてな～い。
そこで先ほどの案内マップの写真を眺めると「現在地」の表記が北門に記されているのが確認できました。
北門から入場したことが分かり事なきを得ました。

20:00　北門を後に退場します。
来るときは車で連れてきてもらい、本日は運転手さんとは入場時にお別れ。帰りはホテルまで近いので歩く設定です。

お土産マグネットを10元で購入

20:15　往きの時に入場ゲートの直ぐそばの道路沿いに飲食店が並んでいるのを確認していました。
夕食はこのエリア以外に選択肢は無さそうなので、入口ゲートに最も近いレストランに入店。
店の看板には「酔清風私房菜」とあり、四川料理、湖南料理、張掖地元料理、農家料理等々と色々なことが書かれています。
隣のレストラン含め、結局何でも屋みたいな感じです。

テラス席と言うより店の前の歩道に単に出したテーブルで食します。
羊のスペアリブ、茄子とインゲンの炒め、何かの肉とねぎの炒め？、美味しいのですけど盛られた料理の皿は油の海状態。
普段は白米は食べないのですけど、ご飯と一緒に食べないと口の中が油で環境汚染で厳しい。最後は新疆ビールで流し込みます。
込々で217元

ホテルまでは近いのでぶらぶら歩きます。
レストランは10軒くらいあったみたいです。21:30ホテル着

本日前半の平山湖大峡谷も大満足でしたけど、後半の七彩丹霞も素晴らしかった。
本来は夕陽が当たる光景が綺麗との事でしたが、この日は太陽は雲に隠れた薄日状態。
でも十分綺麗な光景が見れて満足。
今回の旅での青海湖、チャカ塩湖、格尓木、敦煌、嘉峪関などとは全く違った自然の造形美に驚きと感動を頂きました。

本日
走行距離　433Km、累計　3,064Km
歩数　24,300歩、累計　154,700歩

本日も大満足し８日目終了