2023/09/07 - 2023/09/07
48位(同エリア282件中)
yameさん
この旅行記スケジュールを元に
今回の旅行計画では青海省の「チャカ塩湖」と甘粛省張掖の「七彩丹霞」を主目的地として各種旅行社のツアーを調べる。
この2か所だけのツアーは事実上少なく、多くは有名観光地の敦煌などがセットされている。
当初は上海の日本人向け旅行社に相談していたのですけど、個人扱いのオーダー旅行で専属ガイドが付く贅沢企画でした。当然費用も高く、そして期間の問題で申し込みと同時にキャンセル料が発生することに引っ掛かりました。
最終的には中国最大のオンライン旅行社、携程(Ctrip/シートリップ)を窓口とした提携の小旅行社で契約した次第です。
しかし前述2か所の他に色々プラスして、結果的に西北地方を時計回りに一周する大周遊ツアーとなってしまいました。
西寧から運転手付きの専用車で回るプランで、運転手さんは観光案内はしませんが、観光地でのチケット購入もしてくれます。
食事はホテルの朝食以外は総て我々の負担で、希望を言えば好きな所へも行けます。
ところが、出発3日前の夜にコロナ感染が判明し、中止か延期をせざるを得なくなりました。
出発を後らせると高地での気温低下が懸念されるので、なるべく早目で約2週間遅れの出発で延期しました。
延期したことでの天候の良し悪しは判断難しいですけど、夏休みシーズンが過ぎたことによる中国定番の大混雑は回避でき、尚且つ9月のホテル代金設定が下がることで差額の返金もありました。
旅行地でのコロナ感染のリスクも軽減した感じになり、結果的に延期も悪くなかったと感じました。
前置きが長くなりましたけど、今回も大満足な旅となりました。
★8日目は東洋のグランドキャニオン「平山湖大峡谷」を散策します。まったくノーマークだった平山湖大峡谷に大満足しました。
【日程】
1日目 8/31(木):上海⇒西寧 塔爾寺(タール寺)
https://4travel.jp/travelogue/11852464
2日目 9/1(金):西寧⇒チャカ 日月山・青海湖・チャカ塩湖(天空の鏡)
https://4travel.jp/travelogue/11853205
3日目 9/2(土):チャカ⇒格尓木(ゴルムド)チャカ塩湖(天空壱号)・察尓汗塩湖
https://4travel.jp/travelogue/11854384
4日目 9/3(日):格尓木⇒敦煌 U字型公路・南八仙(実際には存在しない)
https://4travel.jp/travelogue/11854654
5日目 9/4(月):敦煌 莫高窟・鳴沙山
https://4travel.jp/travelogue/11855601
6日目 9/5(火):敦煌 雅丹地質公園・玉門関・陽関
https://4travel.jp/travelogue/11858207
7日目 9/6(水):敦煌⇒嘉峪関 楡林窟・嘉峪関城・崖長城・明長城第一墩
https://4travel.jp/travelogue/11858216
★8日目 9/7(木):嘉峪関⇒張掖 ①平山湖大峡谷
②七彩丹霞
9日目 9/8(金):張掖⇒西寧 馬蹄寺・祁連大草原・崗什カ雪山
10日目 9/9(土):西寧⇒上海 青海蔵文化博物院
旅行社契約料金 19,804元(ホテルの差額や観光入場料等別途のもの有り)
旅行社分+個人分 総合計≒28,500元(≒570,000円)
・ホテル:7,730元
・車両費:10,500元(10日間専属運転手付き)
・手数料:600元(旅行社)
・保険:22元
・入場料:3,002元(園内観光車含む)
・食費:2,194元(昼・夜)
・タクシー:56元(西寧×3回)
・フライト:上海⇔西寧 MU中国東方航空
往きJALマイル特典航空券 @160元×2(空港税・燃料サーチャージ)
返り個別手配 @1,614元×2(別途変更手数料@74元)
・その他:約500元(靴カバー・敦煌ラクダ・コーヒー・アイス・土産等)
為替レート:1ドル=約149円(超円安)、1元=約20円
投稿日:2023年12月24日 Merry Christmas
※上海在住者です
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 旅行の手配内容
- その他
PR
-
8日目 9月7日(木)
7:00 嘉峪関名嘉匯諾金国際酒店 -
昨日の敦煌のホテルと違い、ゆったりと食事が出来る環境です。
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雰囲気も料理も充分です。
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麺コーナーがあるのも嬉しいのですけど、いつものように食べ過ぎのスタートです。
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ホンダCR-V240ターボ
これもいつもの通り8:00出発。
甘粛省張掖の平山湖大峡谷を目指し約280Kmを激走します。
今までの乾燥地帯と違い、わりと緑多い地域の様です。 -
幹線道路には大型トラックも猛スピードで列をなして激走です。
トラックは6軸22輪の幌掛けトレーラータイプが主流で、この大型トラックを超高速で追い越す時は、身の危険を感じます。
CR-Vの燃費は良く無さそうで、日に1回は給油のためにガソリンスタンドへ寄ります。
運転手さんも大変お疲れなのでしょう、毎日中国版レッドブル「紅牛・Red Bull」を何缶か開けていました。 -
乾燥地帯ではないので農作物も実っていますし、川も水量少なめですが流れています。
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でも、段々と乾燥してきているみたいで、川の水の流れは確認できなくなってきました。
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走るにつれ遠くの山々は樹木が無くなり、今までの敦煌や格尓木(ゴルムド)と同じ乾燥地帯に戻った感じになって来ました。
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車窓からはラクダの放牧が見えますが、このラクダは何用なのか?
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平山湖大峡谷
11:20 約3時間強で到着
入場料@80元 別途大型バギー・駱駝・駱駝車等の乗り物券@198元
バギーや駱駝車などに乗らなくとも観光できるみたいでしたけど、広い峡谷を回るのには必要との係りの方の説明。
198元はかなり高額で迷うも、乗り物券購入します。
マイクロバスに乗車し最初の展望台を目指します。 -
イチオシ
バスはどんどん山の斜面を登って行きます。
すると素晴らしい景色が飛び込んできます。 -
第一展望台に到着
絶景が広がります。 -
ずーっと先の地平線まで続いているみたいです。
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山の表面を見ると、岩ではなく土の様にも見えます。
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先の方にも展望台があるようです。
行ってみましょう。 -
高い岩山の様な下を先に進みます。
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イチオシ
第2展望台からの眺めも絶景です。
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何と表現すればよいのか、奇妙な形の土山と苔が生えてるようにも見える地面。
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写真では大きさ感は分かりずらいと思いますがデカイです。
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本当に不思議な光景です。
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12:30 人数が揃うまで少し待ち、第一展望台からトラックの荷台を改造したようなバスに乗り峡谷の奥の方へ向かいます。
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イチオシ
座布団を重ねたような山ですけど、風で浸食されたのか、それとも別な原因なのか?
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未舗装の車路を右へ左へ、急な斜面も、凸凹な道とで、座席の前にあるバーを握りしめていないと振り落とされそうなスリルです。
ロバのような動物たちも自由に散歩しています。 -
所々の地面に大量の水が流れた様な跡が残っています。
その川の跡みたいな端の斜面は明らかに水の流れで浸食されています。
この様な事でこの峡谷が形成されているのでしょうか? -
遠くから見ると苔のように見えましたけど、乾燥した土に生える草ですね。
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安全性の確保されていない改造トラックを降車し、小高い丘の頂上にある展望台に来ました。
写真の右側から左側にかけて斜めに筋状に見えるのが下ってきた道です。 -
こちらは反対側のこれから行く方角です。
写真に写る車両に乗り進んで行くようです。 -
地質的には同じ様ですが、形や表情はいままでとまた違った感じです。
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13:10 展望台の中腹にある売店食堂でランチにすることにします。
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肉・挟・食莫(食辺に莫) ロージャーモウ @12元
豚肉の角煮風な肉の塊を鍋から取り出し、青唐辛子と一緒に包丁で叩いて崩したものをマフィン風のパンに挟んだ新疆式ハンバーガー。
味もまあまあ美味しく、肉の量も多くてお値打ちです。 -
13:30 バスが到着した様なので急ぎ下まで降ります。
今度のバスは先ほどの大型トラックタイプではなく中型です。
先程は悪路を走る四輪駆動みたいな感じでしたが、これは平たん地を走る普通車みたいです。
オプションでのバギーカーもあります。 -
バス乗車は4~5分程度でしょうか。降車後は平たん地を少し歩きます。
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ラクダ基地があります。
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イチオシ
どうやら、この退屈そうなラクダに乗って先を目指すようです。
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13:45 人数が揃うと出発します。
我々は5~6頭連隊の先頭です。反対側から一人乗車の隊も戻ってきますが、逆回りもあるのか? -
7~8分の乗駱駝体験で移動します。敦煌で体験済みでしたので乗り降りも要領は分かっていますので安心です。
降りるときはまずラクダは前脚を片方ずつ折り畳み、そして後ろ足を畳んでいきます。なので途中は前のめりになりますのでご注意を。 -
駱駝から降りると今度は高い壁に挟まれた通路を歩いて進みます。
まさに立山黒部アルペンルートの「雪の回廊」みたいな「土壁の回廊」です。 -
奥に進むと壁の高さは増していきます。
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イチオシ
10~20mくらいでしょうか。
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地面は砂状の土で平です。どのようにしてこの形が形成されるのでしょうか。土山と通路がクネクネ曲がっているので、水の流れでの浸食ですかね?
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行った事は有りませんがグランドキャニオンもこんな感じなのでしょうか。
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イチオシ
相当な高さになっています。
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今度は馬車ならぬ駱駝車に乗車します。
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のどかな光景です。
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これも7~8分程度乗車し14:15降車。
乗り物券@198元に、大型バギートラック、中型トラック、ラクダ、駱駝車の全部が含まれていて、最初は高いと思っていましたけど結構楽しめたので良かったです。 -
少し開けた所を徒歩で進みます。
ただし駱駝車降車場所から少しした所で分かれ道があるのですけど、適正な案内看板がありません。
チケットセンターでの聞いた話では、垂直的な梯子だか階段だかがある健脚向けルートと、そうでない優しいルートがあるような話でした。我々は当然優しい方を希望。
ここも中国あるあるの一つの観光地での「役に立たない地図案内板」しかありません。
右か左か?決断し右側を進みます。 -
遠く正面に見える崖は100m級か?
人の大きさと比較するとそれ以上かも。これは間違えたのか!焦り始めます。 -
本当に絶壁の壁ですごい迫力です。
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イチオシ
谷底の様な通路をさらに奥に進みます。
幅も狭まってきたのと、少しずつ登って行きます。 -
地面は固い岩状になって来て、水で洗い流されたような跡も見えます。
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更に進んで行くと明らかに干上がった川底のようになってきました。
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14:40 突如壁に囲まれた行き止まりに避難階段の様な物が現れます。
これを登って行くみたいですけど、これが例の垂直階段なのか?
ざっと見、建物としたら6~7階程度の高さなので行けそうに思えます。ま、行ってみましょう。 -
階段途中の割れ目からは水が流れて下へ下へ流れていくような跡があちらこちらに見えます。
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息絶え絶え登り切って下を見ると、崖の山肌はやはり水の流れで幾世紀に渡り浸食したものだと確信してきます。
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そしてふと進行方向に振り向くと、まだまだ階段が続いていました。
あの先の見える所が頂上なのかも不安になります。 -
階段の脇には本当に垂直な梯子がかかっています。
もしかすると以前はこの梯子を登っていて、危険なのでその後に階段が出来たのではないかと推測します。こんな梯子登れないでしょ。 -
もう谷底は見えませんけど、階段途中の通路が見えます。
写真奥の方の底を歩いて来たのでしょう。 -
写真の遊歩道は今来た所とは違った別のルートです。
やっぱり複数のルートがあるようです。 -
写真左側の奇岩も何かの名前がついていましたが、何だったか?
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何度見ても飽きない異質な光景です。
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こっちにも展望台と谷底かららしきルートが見えます。
山々に囲まれたクレパスみたいな谷底を歩くルートがありそうです。 -
荒々しい絶景です。
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4号景観台らしき所に到着しました。
3時間半くらいでしょうか、十分楽しみました。 -
案内マップ
実際に回ってからこの地図を見ると何となく理解できます。
しかし最初に見ても良く分かりません。
右上の青四角がチケットセンター。緑枠が第一展望台、で青矢印の方向を大型バギーダンプカーで回っていきます。
黄色点線が駱駝騎乗、オレンジ点線が駱駝車、緑矢印が峡谷の谷底を歩く方向です。そして赤枠が4号景観台で、そこから返りのシャトルバスに乗ります。 -
15:20 4号景観台から循環バスに乗って入退場口へ。
当初の旅行計画中はこの平山湖大峡谷は名前すら知らず、候補にも挙がっていませんでした。
偶然見かけた写真を見て行ってみたくなりました。その選択に間違えはありませんでした。
チケットセンターを出発 15:40
約90Km先のホテルへ向かいます。 -
16:50 公航旅 丹霞明珠酒店
これから行く七彩丹霞景区に近い大きなホテルです。
ここでチェックインを済ませてから観光へ向かいます。 -
七彩丹霞景区
この地の素晴らしさは次の旅行記で記します。
8日目後半へ続く。
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