2023/03/16 - 2023/03/17
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Longchampさん
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今回の韓国旅行は、久しぶりの鉄道旅行。
乗り鉄についてはITX-マウムという新型車両が運行されたので初乗車とKTXサンチョンからKTXイウムに変更となったKTX江陵線の乗車をメインで紹介します。
観光は2023年6月11日江原道から名称変更された江原特別自治道の正東津 江陵 束草に行きました、特に束草は初めて行く都市なのでとても楽しみな旅でした。
第1回は関釜フェリーでプサンに到着後、釜山駅から大田(テジョン)駅までITX-マウム号に乗車します。
今回の旅の目的
(1)久しぶりの韓国鉄道の旅。
釜山駅から大田駅まで新型車両のITX-マウム号に初乗車。
(2)大田駅からソウル駅までITX-セマウル号に、ソウルから正東津までKTX-サンチョンから置き替えられたKTX-イウム号に乗車する。
(3)復路のソウルから釜山まで新型車両の投入により引退が迫っている客車列車のムグンファ号に乗車する。
(4)正東津と江陵でリゾート系のホテルに宿泊をする。
(5)正東津で彫刻公園、砂時計公園、正東津海岸を観光。
(6)江陵で地元の名物料理を食べる。
(7)束草で昔見た韓国ドラマのロケ地を観光。
全日程
◎印は今回の旅行記
第1日 3月16日(土)
◎下関(21時00分発)→関釜フェリー船内泊
第2日 3月17日(日)
◎関釜フェリー→釜山(7時45分着)
◎釜山駅(10時42分発)→ITX-マウム号→大田(13時31分着)
大田駅(15時13分発)→ITX-セマウル号→ソウル駅(17時1分着)
第3日 3月18日(月)
ソウル駅(7時01分発)→KTX-イウム号→正東津(9時14分着)
正東津観光
第4日 3月19日(火)
正東津(8時00分着)→ヌリロ号→江陵(8時14分着)
江陵市観光
第5日 3月20日(水)
江陵(9時37分着)→高速バス→束草江陵(9時51分着)
第6日 3月21日(木)
束草市観光
束草(18時30分発)→高速プレミアムバス→東ソウル(20時40分着)
第7日 3月22日(金)
清凉里(6時50分発)→ムグンファ号→釜田(12時58分着)
釜山市観光
第8日 3月23日(土)
釜山市観光
釜山(21時00分発)→関釜フェリー
第9日 3月24日(日)
関釜フェリー→下関(7時45分着)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
第1日 2024年3月16日(土)
今年も年が明けて最初の海外は韓国旅行。
今回は韓国で新型車両が運行されたので初乗車もかねて正東津 江陵 束草を周って来ました。
昨年8月と同様に青春18きっぷを利用して割引料金の関釜フェリーで釜山に向かいます。 -
下関港国際ターミナルで乗船手続きをすると帰りの韓国船「星希」号が運休となったと聞かされました。
ドックで点検に入っていましたが工期が延びたと思われます。
日程を1日前にするか後にするかの選択か、キャンセルも出来るとの事。
帰りは博多着のクィーンビートルも考えましたが、18きっぷを利用した割引料金の意味がなくなるので1日延長する事にしました。 -
上の表が最初の予定です、今回日程に変更が有りました。
変更点は以下の2点です。
(1)大田駅からソウルに向かう時に初乗車をしようとした、首都圏広域急行GTX―A路線の開業が3月末になる事が判明しました。
大田駅から東灘駅までSRT、東灘駅からソウル市内の西水駅までGTX-Aに乗車する予定を大田駅からソウル駅までITX-セマウル号に変更となりました。
GTXのA路線はSRTと同じ地下路線を走行すると思われ日程を変更してまで乗車したいと思わなかった事、西水駅はソウル市街地まで遠く大田駅からはITX-セマウル号に変更しました。
(2)上で説明したとおり関釜フェリーの運休で日程を1日延長する事になりました。 -
20時30分になり乗船が始まりました。
-
去年10月に乗船した時と同じ2等相部屋です。
定員10名で自分を含め6名です。 -
出港時間に合わせ、デッキに出る。
日没の下関港が綺麗。 -
出港までの短い時間、デッキ内を散策し景色のいい所を探します。
-
間もなく出港です。
-
21時00分、下関港国際ターミナルから出港しました。
-
今回は韓国船ではなく日本船の「はまゆう」にはいろいろなメニューが有りそうなのでレストランで夕食。
前回の韓国船のメニューは決まった韓国料理のみセルフ一択で少し残念でした。 -
日本船のはまゆうはいくつかのメニューがありました)
日本の料理はもちろん、韓国料理のキムチチゲ定食やもやしビビンバ定食もあります。
今回はアジフライ定食にしました。900円 -
ほっかほっかで美味しいアジフライで大満足。
-
第2日 3月17日(日)
釜山港が見えて来ました。
はまゆうは早朝に停泊していた沖合から釜山港に入りました。
今回も到着時の天気は曇り空。 -
まもなく釜山港国際フェリーターミナルに到着します。
少しだけ晴れ間が見えました。 -
昨年宿泊したホテルが入っているマリーナG7ビルディング。
このビルのアパートメントスタイルのホテルBOOKING THE BAYに泊まりました。
その時の旅行記がこちら↓
2023年8月 関釜フェリーで行く韓国・釜山で美味しい物を食べよう!(2)スカイウェイ展望台から空目展望台へ望洋路から見た釜山市内眺望編
https://4travel.jp/travelogue/11849078 -
WOWPASSカードへ入金をするため、(WOW EXCHANGE)の機械が有る東横イン釜山駅前に来ました。
ホテルの1階ロビーにWOW EXCHANGEが有ります。 -
これがWOW EXCHANGEの機械
WOWPASSに20,000円を入金(両替)しました。
20,000円が175,836KRW(レート0,879)でした。
ちなみに釜山港国際フェリーターミナル内の銀行で現金も必要なので両替した処、
同じ20,000円だと167,400KRW(レート0,837)とかなり換金率は悪くなっていました。
レートのいい街中の両替所で両替してウォンをWOWPASSに入金する事も出来ますが、わざわざ街中に行ってウォンをWOWPASSに入金する事はしませんでした。 -
WOWPASSにお金を入金したので、次は朝食を食べに来ました。
釜山駅に近いリピート店のポンジョンデジクッパ(写真左側のお店、相変わらず並んでいます)以外のお店で食べようとの2軒手前のデジクッパ屋さんにしました。 -
新昌(シンチャン)クッパ、初めて入るお店です。
-
メニューは壁に有りました。
左上にデジクッパと大きく書かれてます。
デジクッパを注文したら「コギマン?」と聞かれました。普通に豚肉が入ったデジクッパを注文したのでコギマン(肉のみ)と答えました。
このお店はデジクッパの中に①コギマン(肉のみ)②スンデマン(スンデのみ)③ネジャンマン(内臓のみ)・・・のように分けているみたいです。 -
こちらが、普通の豚肉(コギマン)のデジクッパです。
9,000KRW/1,026円 WOWPASSで支払い。 -
透明な感じのスープです。
-
スープの中にタテギが入っているタイプ。
そして、唐辛子もたくさん入っているのでかき混ぜるとかなり辛いスープになります。
これだけ辛いデジクッパは初めてかも。
辛いスープが好きな人はおすすめです。 -
今回の旅は鉄道の旅、釜山駅の出発が10時で少し時間が有ったので釜山駅に近いチャイナタウンを散策します。
-
久しぶりのチャイナタウン。
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三国志のパネル絵も有りました。
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こちらは草梁(チョラン)近代歴史展覧館、チャイナタウンにこんなギャラリーが有ったのを知りませんでした。
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屋根の無い展示室のようです。
床の絵もなかなかいい感じ。 -
草梁の近代歴史ギャラリー、昔の風景の写真が並んでいました。
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昔の釜山駅の写真、いろいろと建物が変わって来たのですね。
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ここからが、今回鉄道の旅の始まりです。
釜山駅に到着、昔の駅と比べると想像出来ない。 -
釜山駅のチケット売り場。
時代の流れでしょうか?有人の窓口がかなり少なくなり、自動券売機が設置されています。
JRもみどりの窓口が縮小されているのと同じですね。 -
今回乗車するのは上から4番目の列車です。
釜山駅10時42分発のITX-マウム号 ソウル行きです。
ITX-マウム号のマウムとは韓日辞典で調べると「心」「精神」「真心」「思いやり」「度量」などの言葉が出て来ました。 -
今回の旅で初乗車となる220000系 ITX-マウム号.
全車一般室(普通車)のモノクラス4両編成となっていますが、京釜線は2編成の連結で8両編成での運行のようです。
カラーリングはこの後乗車する ITX-セマウル号と同じ赤と黒がベースになっています。 -
ITX-マウム号の運賃(釜山からソウルまで)一般室で42,600KRW
ITX-セマウル号と同じ運賃だったので特急格の列車と判断してもいいようです。
(ちなみに急行格のムグンファ号は28,600KRW) -
KORAILのネットで購入したチケット。
26,500KRW/3,079円
Korail PASSも考えましたが、4日間の選択日鉄道利用で234,000KRW/27,188円と別々にチケットを購入する方が安くなりそうなので個別で購入しました。
実際個別のチケット代総額は109,700KRW/12,745円だったのでKorail PASSの方がかなり高い支払いとなります。
昔はKTXで釜山-ソウル間を往復しただけで元が取れた事を考えると値上り幅がたいへんな事になっています。
ちなみに2018年同じ江陵に行った時の旅行記を見たらフレキシブル(利用日選択)4日券は154、000KRWでした。 -
モノクラス(一般席)のみの編成でグリーン車(特室)は有りません。
時刻表(大田駅まで)
プサン駅 10時42分発
亀浦(グポ)駅 10時54分発 10時55分発
院洞(ウォンドン)駅 11時07分発 11時08分発
東大邱(トンデグ)駅 11時47分発 11時49分発
大邱(デグ)駅 11時53分発 11時55分発
亀尾(グミ)駅 12時22分発 12時24分発
金泉(キムチョン)駅 12時38分発 12時40分発
大田(テジョン)駅 1331分着 -
リクライニングは座面が前に出てシートバックが傾くタイプ。
(シートバック自体は後ろに倒れません)
この後大田駅からソウル駅まで乗車するITX-セマウル号はシートバックが倒れる普通のリクライニングシートです。
日本の列車はシートバックが倒れる普通のリクライニングシートですが、韓国の列車はこのように座面が前に出るタイプとシートバックが倒れるタイプが混在しています。 -
定刻10時42分プサン駅を出発しました。
少し空席がある程度の乗客です。 -
地下鉄1号線の釜山鎮駅近くを走行。
この先沙上駅も通過しました。 -
亀浦(グンポ)駅で定刻10時54分に到着するも、この駅でかなりの乗客が乗ってきたのでほぼ満席となり、出発も3分遅れる。
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亀浦駅を過ぎるとその先は洛東江という河川が見えてきます。
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洛東江沿いを長い時間走行するので、左側の座席で良かった!
ネットでチケットを購入すると自動的に座席番号が決まり、好きな座席(左側や右側など)が選べない、韓国鉄道Korailさんここを改善して座席を選べるようにして下さい(もし座席を選べるシステムがあってご存じな方がいる場合はご教授お願いします) -
11時10分3分遅れで院洞(ウォンドン)駅に到着。
何故かこの駅で大勢の乗客が下りて車内はガラガラになる。
この駅の近くに何が有るのでしょう?
列車は6分遅れの11時14分に出発。 -
この先、密陽駅の手前まで洛東江沿いを走行しました。
-
密陽駅を通過し、清道駅(通過駅)に向かっています。
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9分遅れの12時31分に亀尾(グミ)駅に到着。
出発は10分遅れの12時34分 -
13時41分10分遅れで大田(テジョン)駅に到着したITX-マウム号
-
ITX-マウム号は基本4両編成で幹線区間の運行では2編成を連結して8両で運行していると思われます。
初めてITX-マウム号に乗車しましたが、4月に入りまた新型車の情報が入って来ました。
その名はKTX-青竜(チョンリョン)、KTXイウム(準高速列車)に続く動力分散型のようですが、
最高速度は320km/hなので韓国の高速列車の部類からすれはKTX最初の動力分散型かもしれません。
2024年5月に運行を開始するとの事で今から楽しみです。
(追記)2024年4月8日
KTX-青竜(チョンリョン)は今年の干支、辰年に合わせて「青龍」と名付けられたようです。
korailのホームページを見ると4月2日から予約が開始されていました。
KTX京釜線
KTX-青竜017 幸信8時30分発ソウル8時58分発 釜山11時15分着
KTX-青竜032 釜山12時35分発 ソウル14時59分着 -
久しぶりの大田(テジョン)駅
乗換時間を90分(ITX-マウム号が10分遅れたので実際は80分)時間を取ったので、テジョン市で有名なパン屋さんへ向かいます。
ところが・・・次回に続きます。
2024年4月3日 投稿 -
2024年3月 韓国旧江原道・正東津 江陵 束草をめぐる鉄道の旅 (2)大田からソウル経由で正東津へ ITXセマウル号・KTXイウム号乗車編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11893315
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この旅行記へのコメント (6)
-
- Antonioさん 2024/04/08 10:03:15
- 釜関フェリー
- おはようございます。釜関フェリーは懐かしいですね。30年程前に利用しました。その際は3等席でしたが、畳の大部屋で運び屋のおばさんが夜賑やかに宴会をしていたのを思い出しました。
- Longchampさん からの返信 2024/04/08 19:36:15
- RE: 釜関フェリー
- Antonioさんへ
こんばんは!書込みありがとうございました。
30年前の関釜フェリーですか?
思わず30年前の釜山の旅行記あるのかな?と思い探してしまいました(笑)
2000年以前の韓国って今思うとすごく懐かしく感じられますね。
昔の韓国を思い出してしまいました。
食事代は本当に安くて骨付きカルビは毎回普通に注文していました。しかし、今は円安で高くて食べられません。
最近ソウルに行くとその当時に食べに行った食堂に行ったりします。
Longchamp
- Antonioさん からの返信 2024/04/08 21:35:04
- RE: RE: 釜関フェリー
- 去年青森で青函連絡船を見学しましたが、運び屋の展示を見た時は、この釜関フェリーのおばさんたちを思い出しました。
あの頃の韓国は日本との経済格差があるのは、釜山の街を歩いていて感じました。日本の1960年代あたりにタイムスリップしているようでしたね。
- Longchampさん からの返信 2024/04/08 23:22:54
- RE: RE: RE: 釜関フェリー
- 30年前の話を聞いて、急に昔の韓国を思い出してしまいました。
> あの頃の韓国は日本との経済格差があるのは、釜山の街を歩いていて感じました。日本の1960年代あたりにタイムスリップしているようでしたね。
正にそのとおりですね。
それが当時の韓国を懐かしく思う理由かもしれません。
Longchamp
-
- ASARIさん 2024/04/04 06:28:43
- 初めまして
- こんにちは、Longchampさん。
日程をみて帰りのフェリーが同じなのでビックリしました。
旅行前に韓国慣れされているLongchampさんの旅行記を拝見させていただいていたので、
まさか同じフェリーに乗っていらしたとは!
往路の船は揺れてやられたので、
復路もそうなのかと思って嫌だなと覚悟して乗りましたが、大丈夫でしたね。
今回の旅も自由自在で内容が濃くて凄いですね。
続きを楽しみにしております^ ^
- Longchampさん からの返信 2024/04/04 12:59:54
- Re: 初めまして
- ASARIさんへ
帰りが同じ関釜フェリーと伺い自分もビックリしました。
また18きっぷ利用も同じで嬉しく思いました。
韓国船の欠航で1日遅れたのですが、
こんな偶然があって良かったです。
フェリーも外海に出た時は揺れる事も有るのですね。
同じ期間に旅行をしたASARIさんの続編も楽しみにしています。
Longchamp
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