2024年3月 韓国旧江原道・正東津 江陵 束草をめぐる鉄道の旅 （９）束草 アイパーク ステートホテル＆レジデンス到着編

2024/03/20 - 2024/03/20

今回の韓国旅行は、2023年6月11日江原道から江原特別自治道に名称変更された東海岸の正東津 江陵 束草に行きました。

最初の目的地正東津と次の目的地は江陵を観光し、3番目の目的地 束草に出発する所から始まります。
第9回は江陵から高速バスで束草に向かう途中、北緯38度線を通過します。そして以前一時期北朝鮮だった土地を走りながら束草に到着しました。
束草では早速、朝鮮戦争時代に北朝鮮の人々が戦火を逃れて避難して来たという村に行きました。

今回の旅の目的
（1）久しぶりの韓国鉄道の旅。
釜山駅から大田駅まで新型車両のITX-マウム号に初乗車。
（2）大田駅からソウル駅までITX-セマウル号に、ソウルから正東津までKTX-サンチョンから置き替えられたKTX-イウム号に乗車する。
（3）復路のソウルから釜山まで新型車両の投入により引退が迫っている客車列車のムグンファ号に乗車する。
（4）正東津と江陵でリゾート系のホテルに宿泊をする。
（5）正東津で彫刻公園、砂時計公園、正東津海岸を観光。
（6）江陵で地元の名物料理を食べる。
（7）束草で昔見た韓国ドラマのロケ地を観光。

全日程
◎印は今回の旅行記
第1日 3月16日（土）
下関(21時00分発）→関釜フェリー船内泊

第2日 3月17日（日）　
関釜フェリー→釜山(7時45分着）
釜山駅(10時42分発）→ITX-マウム号→大田(13時31分着）
大田駅(15時13分発）→ITX-セマウル号→ソウル駅(17時1分着）

第3日 3月18日（月）
ソウル駅(7時01分発）→KTX-イウム号→正東津(9時14分着）
正東津サンクルーズホテル＆リゾート 日の出広場
正東津砂時計公園
正東津サンクルーズホテル＆リゾート 彫刻公園

第4日 3月19日（火）　
正東津(8時00分着）→ヌリロ号→江陵(8時14分着）
江陵市観光
草堂スンドゥブ村

第5日 3月20日（水）
◎江陵(9時37分着）→高速バス→束草(9時51分着）
◎束草市観光
◎アバイ村観光

第6日 3月21日（木）　
束草市観光
束草(18時30分発）→高速プレミアムバス→東ソウル(20時40分着）

第7日 3月22日（金）　
清凉里(6時50分発）→ムグンファ号→釜田(12時58分着）
釜山市観光

第8日 3月23日（土）　
釜山市観光
釜山(21時00分発）→関釜フェリー

第9日 3月24日（日）　
関釜フェリー→下関(7時45分着）

写真は宿泊する束草 アイパーク ステートホテル＆レジデンス。

エリア 束草(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

第5日 2024年3月20日（水）
1泊だったけど江陵スカイベイ鏡浦ホテルとてもいいホテルでした。
これから高速バスで束草に向かいます。

江陵スカイベイ鏡浦ホテルからタクシーで江陵バスターミナルに行きます。

江陵バスターミナルに到着。

初めて乗ったEV（電気自動車）タクシーでした。
8,100KRW／940円　WOWPASSで支払い。

江陵バスターミナル側から見た風景。

江陵バスターミナルにふたつのバスターミナルが有るとは知らずこちらのバスターミナルに入りました。
（この時は何も知りませんでしたが、この建物は江陵高速バスターミナルです）

江陵高速バスターミナルに入りチケットを買おうとしたら隣に行くように言われ来たのがこちらの江陵市外バスターミナルです。
（建物は江陵市外バスターミナルの方が大きいです）

江陵バスターミナルには同じ所に江陵市外バスターミナルと江陵高速バスターミナル、2つのバスターミナルが有りました。

江陵市外バスターミナルの2階は食堂などが有りました。

7,900KRW／917円　WOWPASSで支払い。

時間が来たので束草行きのバスに乗ります。
一般バスだったので4列シート、自分の座席番号は通路側だったので、窓側のお客さんが乗って来ると思いましたが、途中寄るバス停はなく束草まで直行でした。

束草に向けて江陵市外バスターミナルを出発。

出発してしばらくの行程は高速道路を走行。

場所がわかりやすいのでこの料金所で写真を1枚撮影。この手前で北緯38度線を越えました。（緯度:38.03004910473652　カメラのGPS表示）

終戦後38度線で南北が分かれ、その後勃発した朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた1953年まではここ38度線から北は北朝鮮の土地でした。これから行く束草もその当時は北朝鮮の土地だったのです。

明日見学する高城統一展望台から数キロ先に非武装地帯（DMZ)が有ります。
ネットではDMZを便宜的に38度線と言われる事がありますが、実際の38度線とは違っている事がわかります。

一時とはいえ北朝鮮の土地を走っているのが不思議な気がします。

今日は朝鮮戦争で避難をして来た北朝鮮の人たちが代々住む村に行き北朝鮮の料理を食べるのも今回旅行の目的のひとつです。

途中、海の見える所も走行します。
窓側の座席に移って撮影。

バスは束草の市街地に入って来ました。
この先の交差点を右折すれば束草高速バスターミナルに到着です。

調べていた束草高速ターミナルに到着。
ここが最終到着地と思っていたら、バスはターミナル内には入らず道路脇に停車しました。

降りない乗客も多くいたので、何処まで行くかわかりませんが行ける所まで（ホテルに近くなるので）乗る事にしました。

あの高層ビルの向こう側に今日宿泊するホテルが有ります。

束草高速ターミナルから路線バスに乗り換えてホテルに向かう予定でしたが、降りないで正解、泊まるホテルに近づいているのは確かです。

☆束草市外バスターミナル
バスは束草に有るもう一つのバスターミナルに到着しました。
束草にもふたつのバスターミナルが有るのは知りませんでした。

ラッキーだったのが、宿泊するホテルまで徒歩圏内に有りました。
そしてもう一つ嬉しい事がありました。それは別の機会にお伝えします。

実はもう一つラッキーが重なりました。
市外ターミナルからもソウル行きバスが有りました。
よく見ると乗りたいと思っていた飛行機のビジネスクラスシートのように豪華なフルフラット仕様のプレミアムバスが運行されていました。
窓口の上に表示されている出発時間の横にプレミアム（赤い枠）と書いてあったのです。

そして明日予定していた帰りの時間（18時から19時ぐらい）にソウル行きプレミアムバスのチケットを購入する事が出来ました。

18時30分のプレミアムバスのチケットを購入。
こちらは料金表です。

写真の運賃表で左上の３種類が東ソウル行きの料金です。
プレミアムバス　27,100KRW／3,143円（3列豪華シート）WOWPASSで支払い
優等バス　　　　21,700KRW／2,517円　（3列シート）
一般バス　　　　16,700KRW／1,936円　（4列シート）
プレミアムバスと優等バスの差額が日本円で626円なら絶対プレミアムバスをお勧めします。

束草から東ソウルまでのプレミアムバスチケット。

18時30分発、ほとんど暗い時間に走行するのでゆっくり眠りながらソウルまで行くつもり。
快適なバス旅が出来そうです。

ターミナル内にプレミアムバスが停まっていました。

プレミアムバスの内容は口コミに投稿しました。
　　　　　　　　　↓
韓国の高速バス（プレミアムバス）は豪華で快適だった。
https://4travel.jp/overseas/area/asia/korea/sokcho/tips/15142067/

束草市外バスターミナルを出た所。
あの高層ビルの向こう側に今日宿泊するホテルがあります。

バスターミナルから徒歩10分ぐらい、あの高層ホテルが宿泊する束草 アイパーク ステートホテル＆レジデンスです。

☆ 束草 アイパーク ステートホテル＆レジデンス

高層のホテルで眺望に期待ができそう、シティ側の部屋を予約しました。

6階のフロントでキャリーバックを預け、市内観光へ出かけます。

行き先は束草（ソクチョ）で一番先に行きたい所。
先ほどバスが38度線を越えた時に少し紹介した村です。

ホテル近くのバス停から束草の市街地まで来ました。

束草最初の目的地に近いバス停で降ります。
アバイ村という朝鮮戦争で北朝鮮の人たちが避難して来た小さな島のような集落です。

アバイマウルに行く途中大通りから斜めに入る所に大きな牛の銅像が有りました。

わざわざ後ろから撮ったのは、アメリカ ニューヨークに行った時、ウォール街で見たチャージング・ブル（雄牛）を思い出したからです。
タマタマがそっくり、撫でると金運つくかなぁ？（笑）

ついに来ました！入り江の向こう側に見えるのがアバイマウルです。
（アバイマウルは小さな島の中に有ります）

そしてここからアバイマウルに向かうにはケッペという乗物に乗ります。

アバイ村に行く手段の一つ、渡し舟（ケッペ）に乗る事と昔見た韓国ドラマのロケ地を観光するのも今回の目的のひとつ。

2001年に見た韓国ドラマ「秋の童話 Autumn in My Heart」に出て来たロケ地がこの場所です。

初めは20年以上前のドラマだったので軽く流すつもりでした。
ところが、束草に行くならもう一度ドラマを見てから行こう！
と思いDVDを見直したら、完全に秋の童話ロスに陥ってしまいました（笑）

という事で「秋の童話」知らない方も多いかと思いますが、自分の思い出作りの意味も有っていろいろな「秋の童話」ロケ地を紹介したいと思います。

ケッペに乗った風景も「秋の童話」場面のひとつです。（基本ネタバレはしません）
ドラマでは2艘のケッペがすれ違う有名なシーンです。

念願のケッペに初乗船します。

20年以上も前は、今のようにネットで情報を簡単に確認出来ない時代だったので束草という所が遠く感じられ行く事ができませんでした。

少し恥ずかしかったのですが、ユーチューブで「秋の童話」挿入歌を聞きながらアバイマウルに渡りました。

秋の童話の挿入歌は本当に美しく大好きな曲です。
秋の童話OST Reason（ユーチューブ）
https://www.youtube.com/watch?v=btGPfSmOCR8
↑このURLをクリックするか、
「他のウェブサイトでの再生は、動画の所有者によって無効にされています」
という文の一番最後「YouTube で見る」をクリックすれば再生されます。

このシーンでこの曲が流れました。

ケッペはスクリューで動くのではなく、中央に有るロープを引っ張って（手動）で動きます。

乗ってまもなく向こう岸に到着します。

反対岸に到着しました。20年以上前からの夢がかないました。

アバイ村に到着と書かなかったにはドラマを見ていた当時「アバイマウル」という名称は知らなかったからでし。

いろいろな時代アバイマウル、ケッペの写真が展示されていました。

左から3番目（1998年～2017年）があのドラマの時代のケッペですね。

秋の童話に関する物が、20年以上たっても残っているように当時人気ドラマであった事が分かります。

ドラマの中では電話ボックスで話すシーンがいくつも出てきます。
主演ふたりの写真入り電話ボックスが有りました。

秋の童話撮影風景の銅像
（この銅像は情報で知っていました、ただ製作者に失礼と思いますが顔があまりにも違いすぎてイメージが壊れるので後ろから撮りました）

主演のソン・ヘギョさん現在も活躍中ですが、本当に美しい女優さんです。

ここにも「秋の童話」関連が。
ピンク色が「秋の童話」です。

ケッペを渡った先に今は観光地となったアバイ村の食べ物屋さんが軒を連ねます。

一般の家のドアにも秋の童話の紹介が・・・

今回はグーグル地図でも紹介されたアバイマウルで有名な食べ物屋さんに向かいます。

平日（水曜日）なので観光客は少なかったのですが

この通りのお目当ての食堂が有ります。

通りを歩きながら目的の食堂を探したのですが見つからず島の端まで来てしまいました。

アバイマウルはこの橋からも来る事が出来ます。

それでは、アバイマウルで有名な端川食堂で北朝鮮料理をいただきしょう！

2024年6月26日 投稿

2024年3月 韓国旧江原道・正東津 江陵 束草をめぐる鉄道の旅 （10）束草 アバイマウルで名物料理オジンオスンデを食べて来た編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11897740