2024年3月 韓国旧江原道・正東津 江陵 束草をめぐる鉄道の旅 （２）大田からソウル経由で正東津へ ITXセマウル号・KTXイウム号乗車編

2024/03/17 - 2024/03/18

今回の韓国旅行は、久しぶりの鉄道旅行。
2023年6月11日江原道から名称変更された江原特別自治道の正東津 江陵 束草を鉄道とバスを利用して観光しました。

鉄道は釜山駅から大田駅までITX-マウム号、大田駅からソウル駅までITX-セマウル号、ソウル駅から正東津駅までKTX-イウム号、正東津駅から江陵駅までヌリロ号、清凉里駅から釜田駅までムグンファ号と5つの列車に乗車しました。

第2回は今回の旅の目的（２）久しぶりに乗車するITX-セマウル号と、KTX江陵線のKTXイウム号、この2つの鉄道旅ををお伝えします。

今回の旅の目的
（1）久しぶりの韓国鉄道の旅。
釜山駅から大田駅まで新型車両のITX-マウム号に初乗車。
（2）大田駅からソウル駅までITX-セマウル号に、ソウルから正東津までKTX-サンチョン号から置き替えられたKTX-イウム号に乗車する。
（3）復路のソウルから釜山まで新型車両の投入により引退が迫っている客車列車のムグンファ号に乗車する。
（4）正東津と江陵でリゾート系のホテルに宿泊をする。
（5）正東津で彫刻公園、砂時計公園、正東津海岸を観光。
（6）江陵と束草で地元の名物料理を食べる。
（7）束草で昔見た韓国ドラマのロケ地を観光。

全日程
◎印は今回の旅行記
第1日 3月16日（土）
下関(21時00分発）→関釜フェリー船内泊

第2日 3月17日（日）　
関釜フェリー→釜山(7時45分着）
釜山駅(10時42分発）→ITX-マウム号→大田(13時31分着）
◎大田駅(15時13分発）→ITX-セマウル号→ソウル駅(17時1分着）

第3日 3月18日（月）
◎ソウル駅(7時01分発）→KTX-イウム号→正東津(9時14分着）
正東津サンクルーズホテル＆リゾート

第4日 3月19日（火）　
正東津(8時00分着）→ヌリロ号→江陵(8時14分着）
江陵市観光

第5日 3月20日（水）
江陵(9時37分着）→高速バス→束草江陵(9時51分着）

第6日 3月21日（木）　
束草市観光
束草(18時30分発）→高速プレミアムバス→東ソウル(20時40分着）

第7日 3月22日（金）　
清凉里(6時50分発）→ムグンファ号→釜田(12時58分着）
釜山市観光

第8日 3月23日（土）　
釜山市観光
釜山(21時00分発）→関釜フェリー

第9日 3月24日（日）　
関釜フェリー→下関(7時45分着）

写真は海に近い駅、正東津（チョンドンジン）駅とレールバイクの車両

エリア 大田(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

第2日 2024年3月17日（日）　
ITX-マウム号で大田（テジョン）駅に到着しました。
次に乗る列車の乗換時間を90分（実際はITX-マウム号の遅延のため80分）とったのでテジョンにしかないミシュランガイド掲載のパン屋さん「聖心堂」本店に向かいます。

大田駅にもお店がありますが、有名なお店なので本店でパンを購入したいと思います。

木尺橋（モッチョッキョ）から見たテジョンの風景。

大田駅から「聖心堂」本店まで少し急いで行けば15分ぐらいでしょうか？
この中央市場（チュアンシジャン）の先に有ります。

急いで行きましたが・・・

「聖心堂」に到着しました。遠くから行列が出来ていたのですぐお店が分かりました。
お店すぐわかったのはいいのですが、この風景。
これは「聖心堂」に入るための行列です。この行列は想像を超えていました。

右側が最後尾で左側は聖心堂の入口につながる列です。最後尾から5分ぐらい並んで折り返しがこの位置です。

行列はお店の通りに出て右側の入口までお店を囲むように並んでます。
並んでいる人の顔が映り込んでしまうので撮影しませんでしたが、入口付近は更に4列に並んでいたのでさすがに諦めました。

日曜日なので混んでいるのは想像していましたが、乗換え時間80分ではとても間に合いません。
急いで大田駅に戻ります。

「聖心堂」についてはyummyさんが最近行かれて詳しい商品の内容が紹介されています。自分もこの旅行記を見て行きたくなりました！
yummyさんの旅行記はこちらです↓
韓国地方旅　『日帰りでひとり大田（テジョン）へ』
https://4travel.jp/travelogue/11870029

大田駅にパンを購入出来ず戻って来ました。

最後の望み、駅構内に有る「聖心堂」に儚い期待をしながら・・・

駅構内にある「聖心堂」に来ましたが、ここも長い行列が出来てます。
あえなく最後の望みも潰えました。

初めから本店ではなく駅のお店に並んでいれば購入出来たかもしれませんが、しかたがありません。いつかリベンジしたいと思います。

気持ちを切り替えて旅を続けます。
次に乗車する列車はITX-セマウル号、大田駅からソウル駅までの乗車です。

第1回の冒頭でも説明しましたが、当初は首都圏広域急行鉄道A路線（GTX-A Great Train eXpress）東灘駅-水西駅間を初乗車ためSRTで東灘に行く予定でした。
開業が3月末だったのでGTX-A路線には乗車出来ませんが、いつかソウルまで延伸した時に乗車したいと思います。
GTXは高速の通勤電車のようなので1度乗車すれば満足すると思います。

KORAILのネットで購入したITX-セマウル号のチケット
16000KRW／1,860円

ITX-セマウル号が大田駅に入線。
ITX-セマウル号は2回目の乗車です。

ソウルまでの時刻表
大田（テジョン）駅 15時13分発
鳥致院（チョチウォン）駅 15時35分着 15時36分発
天安（チョナン）駅 15時56分着 15時57分発
平沢（ピョンテク）駅 16時09分着 16時10分発
水原駅（スウォン） 16時28分着 16時30分発
永登浦（ヨンドゥンポ）駅 16時49分着 16時51分発
ソウル駅 17時01分着

一般席（普通席）の車内
ITX-セマウル号も先に乗車したITX-マウム号と同じモノクラス編成。
特室（グリーン車）は有りません。

ITX-セマウル号のシートはシートバックが倒れる通常のリクライニングシート。
（座面が前に動くタイプではありません）

テーブルはアームレストから引き出すタイプで面積もい小さいのでPCで作業をするのは不向きかもしれません。

大田駅を出発しました。

京釜線は前にも紹介しているので、各停車駅や風景の画像は割愛します。

漢江を渡ります。
いつものパターンの63ビルを撮影。

漢江を渡ると龍山駅の西側には「龍山国際業務地区」という再開発地区があります。いずれ高層ビルがこの地区に建つ予定で新しいホテル、イビススタイルズアンバサダーソウル龍山ホテル(ibis Styles Ambassador Seoul Yongsan hotel)とイビススタイルズアンバサダーソウル龍山ホテル(ibis Styles Ambassador Seoul Yongsan hotel)が建ってました。

3分遅れの17時4分、ソウル駅に到着しました。

ソウル駅に到着したITX-セマウル号。

ソウル駅から地下鉄1号線に乗り換えます。

地下鉄1号線で到着したのが、鐘路5街（チョンノオガ）駅
今日宿泊するホテルはこの駅から歩いて15分ぐらいでした。

清渓川（チョンゲチョン）を渡ります。

今晩と3日後泊まるNEW CHONJIホテルです。

地下鉄1号線でソウル駅まで4つ目、清凉里駅も5つ目と鉄道を利用するには非常に便利なホテル、コスパもいいのでリピートしました。

窓のないお部屋ですが、明日早朝出発で寝るだけなので問題ありません。
このホテル名前を確認するだけ、30秒でチェックインできる手軽さも最高。

大画面のテレビでユーチューブが見れるのが嬉しい。

少し休んでから今回も（昨年2023年4月の旅と同様）明洞へ来ました。
今回も昔来た店に行きたいと思います。

1990年代に来ていたお店、神仙ソルロンタン 明洞店
近年、ここに来た時1階に有ったお店が無くなって諦めていました。

間違いなくロイヤルホテルの斜め向かいに有ったのに・・・ところがつい最近ネットでこのお店がリニューアルされて2階に有る事を知りました。
入口が目立たなくて神仙ソルロンタン店がわかりませんでした。

そんな訳で久しぶりに来た神仙ソルロンタン。
昔は暗い感じのお店でしたが、このように明るく変わっていました。

ソウルは牛のソルロンタン、プサンは豚のデジクッパみたいな感覚があってソウルに来た時は食べたいと思ってました。

ソルロンタンは10,000KRWと15,000KRWのラージの2種類、マンドゥを注文したので普通サイズにしました。
マンドゥは3個と5個が選べるようになっていて3個を注文。
このマンドゥはサイズがに大きかったので3個で正解でした。

ソルロンタン 10,000KRW
とマンドゥ 4,500KRW
合計14,500KRW／1,652円　WOWPASSで支払い。

塩と胡椒は入れすぎると辛くなるので、スプーンに入れてから投入します。
思ったとおり美味しいソルロンタンでした。

帰りは地下鉄2号線 東大門歴史文化公園駅で下車。
この駅もホテルへ徒歩10分以内の駅です。

東大門歴史文化公園駅1番出口、DDP東大門デザインプラザ内に出ました。

10時に帰って来ました。
明日は早朝出発するので、このホテルの滞在時間は8時間でした。

第3日 2024年3月18日（月）
早朝6時15分、ソウル駅に到着。

ソウル駅のコンコース

上から6番目、KTX-イウム841号 東海（トンへ）行きで正東津駅に向かいます。

KTX-イウム号時刻表
ソウル駅 07時01分発
清凉里（チョンニャンニ）駅 07時20分着 07時22分着
上鳳（サンボン）駅 07時27分着 07時28分発
楊平（ヤンピョン）駅 07時50分着 07時51分発
万鍾（マンジョン）駅 08時12分着 08時14分発
横城（フェンソン）駅 08時21分着 08時22分発
平昌（ピョンチャン）駅 08時37分着 08時38分発
珍富（チンブ）駅 　 08時46分着 08時47分発
正東津（チョンドンジン）駅 09時12分着

KTX-イウム841号
昨年（2023年4月）ソウルの清凉里から安東まで初乗車したKTX-イウム号
今回2回目の乗車です。

このKTX-イウム号に乗車する機会は多くなりそうです。

KORAILのネットで購入したKTX-イウム号のチケット
34000KRW／3,956円

クラスは優等室（ウドゥンシル）にしました。
優等室はKTX-イウム号から新しく出来たクラスです、特室（グリーン車）と一般室（普通車）の中間クラス的なイメージでしょうか。

優等室の車内
特室（グリーン車）のような1列＋2列の3列座席ではなく、一般席（普通席）と同じ2列＋2列の座席配置です。

窓側の座席をリクライニング（電動式）した所。
座面が前に出る簡易タイプのリクライニングシートです。

清凉里から江陵まで以前紹介した路線なので
（車窓の景色、各駅の画像は割愛します）

その時の旅行記はこちら↓
2018年GWは韓国と台湾に行って来ました！コレールパスで行く韓国鉄道の旅（前半・韓国編２）江陵線KTXに乗って江陵に行って来ました！
https://4travel.jp/travelogue/11357169

平昌（ピョンチャン）駅を出発してしばらくすると江陵駅に向かう路線と分岐します。

正東津駅までのこの区間は未乗車区間です。

江陵行きと分岐するとすぐ海が見えて来ます。
海が見えればもうすぐ正東津に到着します。

間もなく正東津駅に到着します。

正東津（チョンドンジン）駅に到着。
この駅は4回目の訪問となります。

正東津駅に到着したKTX-イウム号、この先終着駅の東海（トンへ）駅に向かいます。

旧セマウル号の車両を利用した施設、閉まっていましたがレールバイク用に出来たものかな？

正東津駅と観光用新しくに出来たレールバイクのモデル。

海沿にはレールバイク専用の線路、約5km楽しめるようです。

正東津（チョンドンジン）駅

次回は正東津サンクルーズホテル＆リゾートと彫刻公園を紹介します。

2024年4月8日 投稿

2024年3月 韓国旧江原道・正東津 江陵 束草をめぐる鉄道の旅 （３）正東津サンクルーズホテル＆リゾート到着編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11893667

この旅行記へのコメント （2）

• yummyさん 2024/04/08 14:15:27

  想像以上でした！

  こんにちは。ご紹介いただきありがとうございます。
  行列が想像以上の長さでびっくりしました。本店はこんなに並ぶんですね！パンは次の機会にですね！
  江陵 束草は夏に行って凄く良かったので次の更新を楽しみにしています！

  Longchampさん からの返信 2024/04/08 20:18:54

  RE: 想像以上でした！

  yummyさん、こんばんは！
  テジョンの旅行記投稿できました。
  あの店の行列すごかったです、日曜日なので予想してましたが、yummyさんと同じ感想で予想以上でした。
  
  写真は撮れませんでしたが、入口の前は更に２往復（４列）も列が出来てたので、時間があっても諦めたと思います。
  
  いつかテジョンに行った時、リベンジします。その時は平日狙いで行ってみます。
  ちなみに旅行記には紹介しておりませんが、悔しくて大田駅内のワッフル屋さんでワッフル２個買いました（笑）
  
  ところで 江陵 束草に行かれたんですね。
  江陵で草堂スンドゥブ村に行ってチャンポンスンドゥブ食べて来ました。
  少し辛かったけど美味しくいただきました。
  束草も思い出に残る旅となったので、もう少し先になりますが、旅行記で紹介したいと思います。
  
  Longchamp