2024年3月 韓国旧江原道・正東津 江陵 束草をめぐる鉄道の旅 （10）束草 アバイマウルで名物料理オジンオスンデを食べて来た編

2024/03/20 - 2024/03/21

2023年6月11日江原道から江原特別自治道に名称変更された東海岸の旅。
正東津 江陵から最後の目的地束草に来ました。

第10回は朝鮮戦争時代に北朝鮮から避難して来た人たちが暮らすアバイマウルで北朝鮮の料理が食べられる端川食堂でオジンオスンデとスケドウダラ刺身入り冷麺をいただきました。
その後、束草観光案内所で明日行く高城統一展望台行きのタクシーの予約をして、

今回の旅の目的
（1）久しぶりの韓国鉄道の旅。
釜山駅から大田駅まで新型車両のITX-マウム号に初乗車。
（2）大田駅からソウル駅までITX-セマウル号に、ソウルから正東津までKTX-サンチョンから置き替えられたKTX-イウム号に乗車する。
（3）復路のソウルから釜山まで新型車両の投入により引退が迫っている客車列車のムグンファ号に乗車する。
（4）正東津と江陵でリゾート系のホテルに宿泊をする。
（5）正東津で彫刻公園、砂時計公園、正東津海岸を観光。
（6）江陵と束草で地元の名物料理を食べる。
（7）束草で昔見た韓国ドラマのロケ地を観光。

全日程
◎印は今回の旅行記
第1日 3月16日（土）
下関(21時00分発）→関釜フェリー船内泊

第2日 3月17日（日）　
関釜フェリー→釜山(7時45分着）
釜山駅(10時42分発）→ITX-マウム号→大田(13時31分着）
大田駅(15時13分発）→ITX-セマウル号→ソウル駅(17時1分着）

第3日 3月18日（月）
ソウル駅(7時01分発）→KTX-イウム号→正東津(9時14分着）
正東津サンクルーズホテル＆リゾート 日の出広場
正東津砂時計公園
正東津サンクルーズホテル＆リゾート 彫刻公園

第4日 3月19日（火）　
正東津(8時00分着）→ヌリロ号→江陵(8時14分着）
江陵中央市場
草堂スンドゥブ村

第5日 3月20日（水）
江陵(9時37分着）→高速バス→束草(9時51分着）
◎アバイ村観光
◎青草湖湖水公園

第6日 3月21日（木）　
◎束草市の朝日観賞
束草(18時30分発）→高速プレミアムバス→東ソウル(20時40分着）

第7日 3月22日（金）　
清凉里(6時50分発）→ムグンファ号→釜田(12時58分着）
釜山市観光

第8日 3月23日（土）　
釜山市観光
釜山(21時00分発）→関釜フェリー

第9日 3月24日（日）　
関釜フェリー→下関(7時45分着）

写真はホテルの部屋から見た束草市内、写真の真ん中あたりがアバイマウルです。

エリア 束草(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

第5日 2024年3月20日（水）
アバイマウル 端川食堂（タンチョンシッタン）

人気のお店なので、通りに人がいなくても店内は満席に近い状態でした。
ちょうど中国から来たと思われる団体さんが入れ違いで出て来たのですんなり入れました。
（秋の童話は中国でも大人気だったようです）

壁に貼ってあるメニュー
今回の旅の目的、地元で食べたい料理のオジンオスンデ（小）は右上から3番目です。

日本人も多く来るようなので日本語のメニュー有るか聞きました。
これが日本語のメニュー。
料理名はハングルと、小さく日本語で「イカスンデ」と書いてあります。
写真付きなので注文しやすいと思います。

☆オジンオスンデ（小）　15,000KRW
ちなみにオジンオスンデ（中）は29,000KRW

下はアバイ＋オジンオと書いて有ります。
アバイスンデと＋オジンオスンデで29,000KRW

注文したのはオジンオスンデ（小）15,000KRW

ここアバイ村に来て食べたかったのは冷麺！平壌冷麺は有名ですよね。
メニューには咸興冷麺と書いてありました。
当然このお店に北朝鮮の冷麺は有ると確信していました。

メンテフェ レイミョン(スケドウダラ刺身冷麺）　10,000KRW
オジンオスンデ、レイミョンで合計25,000KRW／2,856円 WOWPASSで支払い。

☆アバイスンデ
こちらもアバイ村の名物料理、アバイの名前が付いたアバイスンデ。
血系の料理が苦手なので注文しませんでした。

日本語のメニューには 咸鏡道発祥のスンデの一種と書いて有ります。
北朝鮮の行政区画を調べると 咸鏡南道 ・ 咸鏡北道が有りました。

店内です。

これがオジンオスンデ（小）
スンデの周りはイカ（オジンオ）
赤いのはスケドウダラ

このお店でメニューに有れば食べたいと思っていたのが冷麺。
昔から平壌冷麺は有名ですが、北朝鮮出身の方が作った冷麺を食べたかった。
実際は咸興冷麺と平壌冷麺は違うみたい。

赤いのがスケドウダラの刺身、これが冷麺に合って美味しい。

麺をハサミで切って混ぜ混ぜした状態。
少しきたなく見えますが、この麺の色を期待していました。

1980年代ソウルで食べた冷麺はこんな色がしてゴムのように固くて食べるのがたいへんだった記憶が・・・
この麺は細いので食べやすく美味しかったです。

朝鮮戦争時代に北朝鮮から避難して来た人たちが暮らすアバイマウル内を散策。
当時は北朝鮮の土地だったので南側（韓国）に避難して来たわけでは有りません。

その後、休戦協定後は韓国になったのでこの村の人は北朝鮮側にいる家族、親せきと離散する事になったと聞きます。

アバイマウル内はそんなに広くないので、海が見える所に出て来ました。

写真スポットも見つけました。

遠くに見えるのは束草港国際クルーズターミナル
アバイマウルの島の北側に有ります。

アボイ村の近くには近代的な高層ビルも建っています。

左に見える高層の建物が、今日宿泊する束草 アイパーク ステートホテル＆レジデンス。
右には束草灯台も見えます。

再びケッペに乗ります。

今でもアバイマウルに行く重要な交通手段になっているのがいいですね。

今後また束草に来てケッペに乗る時は常にドラマの事を思い出すでしょう。

この辺りも当時のドラマの面影が残る通りです。

束草のメインストリートに出て来ました。
ここから路線バスに乗り束草高速バスターミナルに行きます。

路線バスで束草高速バスターミナルに到着。
目的はバスターミナルではなく、となりに有る束草旅行案内所。

☆束草旅行案内所
ここに来た理由は明日の観光、北朝鮮が見える高城統一展望台の行き方について相談です。

タクシーをチャーターするか、個人でバスに乗って行くかの二択です。（ツアーはソウルから日帰りで有るようですが、詳しく調べておりません）

路線バスだと片道2時間はかかり展望台の出入申告をする統一安保公園から高城統一展望台まで個人では行く事が出来ず専用バス（無くなったとの噂も有り）かタクシー（往復で40,000ウォン）を利用する必要が有るとの事でした。

結論として、タクシーをチャーターする事にしました。
チャーター料ですが、往復で100,000ウォンを希望した処、片道で100,000ウォンの回答だったので行かないと即答！
そしたらもう一度タクシー運転手に連絡し往復で150,000ウォンに減額となりました。
少し高いと思いましたが思い出に残るのならとタクシーで高城統一展望台行く事に決定。

高城統一展望台と秋の童話の撮影地の花津浦海岸をリクエスト。
結果的には行って本当に良かったです。

明日の高城統一展望台行きが決まったので、束草旅行案内所から散策しながら青草湖湖水公園（チョンチョオ ホスコンワァン）に来ました。

向こう岸は青草湖遊園地と高い建物は束草エキスポタワー。

☆ 青草湖湖水公園

韓国でも月にウサギさんがいると思われているのかなぁ？

2匹のドラゴンのモニュメントも有りました。

青草湖湖水公園のサインを見つけたので写真に収めます。

湖の先に韓国伝統の八角亭が見えます。

青草湖の先に韓国伝統の八角亭が見えるのでいってみましょう！

青草亭（チョンチョジョン）という名前でした。

青草亭からの眺め。

今日泊まるホテルの方、今日もいろいろ観光をしたので少し早いですがホテルに戻ります。

束草 アイパーク ステートホテル＆レジデンス
チェックインします。

お部屋です。

お部屋からの眺望！
シティビューを指定したのですが大正解！
束草市内はもちろんアバイ村や束草の港、遠くには束草アイ（観覧車）も見えます。

素晴らしい眺望でした。
今回の旅、正東津のサンクルーズリゾートホテルや江陵のスカイベイ鏡浦ホテル、
そしてこのアイパーク ステートホテル＆レジデンスと素晴らしいホテルと最高の眺望の部屋に泊まれて良かったと思います。

予算的に経済的なホテルもいいのですが、部屋から見える素晴らしい景色のリゾート系ホテルに泊まるのも一層楽しい思い出ができる事を感じました。

海側の眺め。

シティ側の眺め。

真中に2022年３月にオープンした観覧車「束草アイ」が見えます。

赤い鉄橋の下が先ほど行ったアバイマウルです。

ホテルの部屋から見た束草市内の夜景。

第6日2024年3月21日（木）　
朝早く起きて部屋のバルコニーから束草市内を眺める。
シティ側に向けるとまだ薄暗い状態。

正東津のサンクルーズホテル、 江陵のスカイベイ鏡浦ホテルとリゾート系のホテルからは朝日が見えなかったので3度目の正直、今回は見る事が出来そう。

少しずつカメラを左側に向けます。
中央ぐらいがアバイマウル。

更に海側を見ると日の出前、空が少しずつ赤く染まっています。

正東津のサンクルーズホテル、 江陵のスカイベイ鏡浦ホテルとリゾート系のホテルからは朝日が見えなかったので3度目の正直、今回は見る事が出来そう。

早起きして良かった！

今日は快晴となりました。3度目の正直で朝日を見れそうです。
朝日はホテルの屋上で見る事にしました。

雲の上から朝日が出て来るのを待ちます。

雲の下の中から朝日が差し込んでいるのが見える。

少し時間が経った頃、雲の上に朝日が・・・

韓国東海岸の朝日を見る事が出来ました。
下に見えるのは束草灯台です。
高城統一展望台に行った後、束草市内最後の観光としてここにも行きたいと思います。

2024年7月1日 投稿

2024年3月 韓国旧江原道・正東津 江陵 束草をめぐる鉄道の旅 （11）タクシーをチャーターしBTSロケ地と高城統一展望台へ行来きました編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11893678