ATR42-600に乗りたくて隠岐島へ（西ノ島：定期観光バスと観光船）

2023/07/14 - 2023/07/17

7月14日（金）朝、ATR42-600で隠岐着、フェリーと島前内航船を乗りついで西ノ島（別府港）到着後、路線バスで浦郷へ。浦郷発の観光バスに乗車。
その日は浦郷の「国賀荘」泊
翌日は朝一番の国賀観光船に乗船の予定ですが、波が高くて運行するかどうか・・・
7月15日（土）は別府港近くの「ホテル隠岐」に宿泊します。

表紙は観光バスの前からなかなかどいてくれない馬さんたち。

エリア 隠岐諸島(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

14：20　別府港到着後50分待って路線バス乗車。
路線バスなので最短ルートとはいきませんが、14：45「浦郷観光船乗場前」に到着しました。
定期観光バスは、13：00発、15：00発の２本。所要時間1時間45分。3000円。
観光バスと言っても行先は摩天崖と通天橋（どちらも岩の名前）の2か所だけです。
荷物は事務所で預かってくれました。
貸切では申し訳ないので他に乗客いるかどうか聞くと、いる、と言うので安心しました。

が、他の乗客は建物の前のベンチに座っていた女性一人だけ。大型バスに2人だけ。

バスは、どんどん山を登って行きます。

車がすれ違う事もできない道ですが、放牧されている馬に進路をふさがれました。
バスがゆっくり進むと、少し動きましたが前をどきません。運転手さん、どうするのかなあ・・・観光より放牧優先ですよね。クラクション鳴らせないし・・。

しばらく待っていると、やっと馬が道の先に進んでくれました。
その後をついていって摩天崖駐車場に到着。良かった～

駐車場の先には、放牧地が広がっています。
ここからハイキングして1時間半後に国賀駐車場に到着して観光バスに拾ってもらう。または観光バスに乗って国賀駐車場。どちらか選べます。

でも運転手さんが、かなりの急坂で雨の後で滑りやすくなっているので今日はハイキングはやめた方がいいのではないかと言うので素直にアドバイスに従いました。
ほんとうは、ここをハイキングしたくてたまらなかったのですが、急坂より国賀駐車場にたどりつけるかが心配でした。もう一人の女性もハイキングしたいと言わなかったし。

バスから降りて20分？30分？忘れました・・ここを見学します。
牛さんもいるけれど、刺激したり触ったりしなければ大丈夫だと・・わざわざ触ろうとは思わないです～。それから直径３０ｃｍはある牛さんの落とし物がたくさんあるので下見て歩く必要があります。

先まで行くと、
大山隠岐国立公園　
魔天崖　257ｍ　

ここから左を見下ろすと

魔天崖　257mの 垂直の断崖です。

実際に目で見ると、大きいです。

大山隠岐国立公園
魔天崖遊歩道
通店橋まで1.5㎞　

この緑の丘を下って行きます。
歩きたかったなあ・・

もう一人の女性と写真を撮りあって、バスに戻りました。

バスは大回りして、次の観光スポットの駐車場へ。

駐車場から、どんどん道を降りて行くと奇岩が見えてきました。

尖った岩は観音岩。

そしてこれがメインの「通天橋」

少し違う角度から。
この岩、実際に見ると大きくて迫力あります。見に来れてよかった。

岩の間に咲いているのはユリ

曲がった坂道を登ってバスに戻りましょう。

天気がよければ、別府港に到着後、すぐタクシーで国賀荘に行き荷物を預けて摩天崖へ。タクシーは返してしまい摩天崖からここまでハイキング、そのあと徒歩で国賀荘へ、と言うプランも考えていましたが、タクシー代は高いし徒歩で国賀荘へ戻るのも山道で大変だったと思うので定期観光バスに乗って正解でした。

車窓からイカよせの浜
昭和20年頃まではイカが大量に押し寄せることがあったそうです。

私は浦郷観光船乗場で観光バスを降りましたが、15時発の観光バスは希望すれば別府港まで送ってくれます。もう一人の女性は隠岐の島町に泊まっているので別府港からフェリーで戻ります。
観光バスに手を振ってさようなら～

私は事務所に置かせてもらっていたキャリーバックを引き取って、徒歩で国賀荘へ。
浦郷港から近いところに国賀荘へ登れる階段がありましたが、キャリーバック持って山道のような階段登って、ちょっと息を切らしました。、

レトロなフロントとロビー。
別府港近くのホテルから2週間ほど前に変更した国賀荘、もとは国民宿舎だったことを知って、卒業旅行の時に予約してキャンセルした宿はここだったことがわかりました。予約時に現金書留で払いこんで、船の欠航で行かれなかったので全額返金してくれたんじゃなかったかなあ・・
その御厚意をやっと返せました。
それにしても、学生時代、隠岐の島どうやって回ろうと思っていたのかな。隠岐の島の代わりに萩・津和野に一泊づつしたので2泊する予定だったのかなあ・・・そこまでは思い出せません。

部屋に入ってびっくり！
全面ガラスのオーシャンビュー！
苦労して階段登ってきたし部屋は一番上なので、この景色です。いいですね～
夕食前の空いている間に大浴場行きましたが、2つ下の階で眺望は部屋からの方がずっと良かったので、すぐ引き上げてきました。

夕食。
大きい岩がきがある！！　宿のスタッフに岩ガキ大きいですね、うれしい～と言いました。
漁師のえりやき鍋、刺身、三種盛り、糸モズク、海藻そうめん、あこうだいの西京焼き、茶わん蒸し、サバの南蛮漬け、揚げ出しもち、漬物お吸い物、フルーツ。
どれも美味しくて完食。

岩ガキ（養殖）
西ノ島の岩ガキは、1993年西ノ島のナカガミヒカルさんが養殖に成功したけれど、誰でも養殖できるように特許取らなかったそうです。
とっても美味しかったので、フェリーターミナルのお土産屋さんに置いてあったパンフレットのHPから岩ガキ30個お取り寄せしました。美味しかった～来年もお取り寄せしようと思います。

翌朝、部屋の窓からの風景。天気よくなりました！でも波が高いと観光船は欠航になってしまいます。
夕食時、明日朝一番の観光船に乗りたいことをスタッフに話したら、8時に運行状況がファックスでホテルに来るのでフロントに来ればわかると教えてくれました。

朝ごはん。

荷造りして、8時になるのを待ってフロントに観光船の運行状況を聞くと、「船長おまかせコース」で運行するとのこと。とにかく出航でよかった！　観光船に乗らないと午前中、何もすることがありません。
すぐチェックアウトすると、フロントのスタッフがどんどんキャリーバックを運んで車に乗せるじゃないですか！　浦郷まで送ってくれたんです！　登ってきた急な山道のような階段を降りなくてすんで、うれしい♪　

通常の観光船は3000円ですが、船長おまかせコースになると2500円です。
さらに昨日、観光バスに乗ったので500円引き。

第一便は8：30出航です。
乗船客は、私と若い夫婦一組だけ。
海から国賀荘が見えました。ちょっと高台にあるのがよくわかります。

船長が、この湾には迷い込んだイルカが一匹、ずっとここにいて観光船の後をついてくるときがある、と言っていましたが、ほんとうに現れました。

かなり長い間ついて来ていました。
遊び好きなのでしょうか、水流が気持ちいいのでしょうか。
子供が大きい声で歓声を上げるとイルカが喜ぶそうですが、今日は大人が3人だけ。

西ノ島は、細くなっている場所に運河を掘ってしまったので2つに分かれてしまったそうです。西ノ島を結ぶ大きな橋。路線バスはこの橋を渡りませんでした。

西ノ島の間の狭い個所に入ってきます。
路線バスは、ここをぐるっと回っていました。

観光船がスピード出して通ると、停泊している船が他にぶつかって傷ついてしまうので、ゆっくり通ります。

船引運河
狭い個所は、掘って広げたそうです。

船引運河から出てきました。

崖になってます。
三つの島に囲まれた元カルデラ湖から出ました。
外海にでると波が高くなるので、行けるところまで行って引き返すそうです。

天気予報では波の高さ３ｍと言ってました。
イルカが現れたときから船尾に出ていましたが、危ないので船室に入るように言われました。

豆腐岩　豆腐みたいに白いから

誰が見ても「ラクダ岩」

波が高くなってきたので、船長さんが大丈夫ですか、と聞いてくれました。
「大丈夫！」と答えてサムズアップ。
船の前方、見上げるような波が来て船が乗り越えます。迫力あります。

摩天崖まで来ましたが、ここまでが限界のため引き返すそうです。

向きを変える時が一番危ないので、しっかりつかまっていてください。と船長さんの指示がありました。

運河と狭い個所を通りすぎて、スピードアップ。

帰りは行きより国賀荘の近くを通りました。
私の部屋はどこだったのかな？

港に帰ってきました。
通常のコースは波が高くない時は洞窟をくぐったり、もっと岩に接近できたのですが、船長お勧めコースでも十分に楽しめました。通常は1時間半ですが、30分短かったので、路線バスの時刻まで40分ほどあります。

キャリーバックはもう少し預かっておいてもらって、徒歩10分ほどの由良比女神社へ行きます。

昨日、定期観光バスから見た「いかよせ浜」

由良比女神社の入り口（実際は裏から入っていますが、表からに編集）

随身門

本殿

浦郷観光船乗場に戻って、路線バスで約25分。別府港到着10：37
今日は、この「ホテル隠岐」に泊まるので、キャリーバックを預けました。
11：52の島前内航船で、知夫里島へ渡ります。

1時間ちょっと時間があるので、黒木御在所（後醍醐天皇行在所跡）へ。

別府港に向いた鳥居

階段を登って

黒木神社

黒木御在所跡

黒木神社の展望所から別府港の風景

古い親子獅子

まだ時間があるので、この看板に載っている「三位の局屋形跡」「千福寺御在所跡」「隠岐判官館跡」にも行ってみましょう。

西ノ島のマンホール発見。

「三位の局屋形跡」は道路から30m入った所にありました。

「三位の局屋形跡」
三位局は後醍醐天皇に付き従ってきた一人。後村上天皇の生母。

道沿いのお地蔵様

「千福寺御在所跡」

その先に鳥居が見えたので行ってみました。

海(かい)神社
隠岐の島（島前・島後）にはたくさんの神社があって、それを網羅したマップが観光案内所などにあります。

「隠岐判官館跡」

この後、別府港に戻って島前内航船を待ちました。

この旅行記へのコメント （4）

• kummingさん 2023/08/28 19:52:28

  島流し

  なつさん、こんにちは♪
  
  隠岐島って、後醍醐天皇が島流しにされた島ですね？
  その後も不屈の精神で脱出し、挙兵→足利尊氏の倒幕に繋がった、という後の歴史に影響与えた事件。
  Googleってびっくり、「西之島、後醍醐天皇脱出ツアー」っていうのがあるみたいです。
  後鳥羽上皇も隠岐島に流罪でしたね。
  昔から日本海の荒波を帆掛船で移動するのは容易ではなかったとか。天候悪化でフェリー欠航もあるような処で、波は高くても観光船が運行してくれて、良かったですね！
  私は怖くて乗れないわ～(揺れるの苦手で超怖がり)
  
  なつさんが行かれている、日本の島シリーズ、なかなか面白そうですね♪ 私は足に自身がないので、ブログにて楽しませてもらう専門(笑)

  夏への扉さん からの返信 2023/08/29 00:52:19

  RE: 島流し

  kummingさん、カキコミありがとう。
  
  > 隠岐島って、後醍醐天皇が島流しにされた島ですね？
  
  後醍醐天皇の御在所「黒木御所阯」は一つ前の（西ノ島：定期観光バスと観光船）編にUPしました。
  
  > 後鳥羽上皇も隠岐島に流罪でしたね。
  
  隠岐の島、後醍醐天皇が流されたんだっけ？後鳥羽上皇だっけ？
  と混乱していましたが、隠岐の島に行こうと思って調べたら、どちらも流されたんですね。
  
  後醍醐天皇は隠岐の島（西ノ島）から脱出できたけれど、後鳥羽上皇は隠岐の島（中の島）で崩御しました。
  次の旅行記に記載します。
  
  
  > 昔から日本海の荒波を帆掛船で移動するのは容易ではなかったとか。天候悪化でフェリー欠航もあるような処で、波は高くても観光船が運行してくれて、良かったですね！
  > 私は怖くて乗れないわ?(揺れるの苦手で超怖がり)
  
  そうなんですか〜、イタリアや鍵束は怖くないのに。私は鍵束怖い（笑）。
  波の静かな時しか観光船に乗れないと予約しようかどうか悩みますね。
  
  > なつさんが行かれている、日本の島シリーズ、なかなか面白そうですね♪ 私は足に自身がないので、ブログにて楽しませてもらう専門(笑)
  
  いやいや、観光タクシーで行けば大丈夫ですよ。
  でもkumminさんは、国内をタクシーで回ったりするお金あるなら海外に行くかな？
  
  私もそろそろ海外に行きたいので、2月の3連休を含む日程のツアーに予約入れましたが、一人部屋追加料金とオイルサーチャージで10万も高くて・・。とりあえず押さえておいて様子見です。
  
  それじゃ、おやすみなさい。
  なつ
  

• nimameさん 2023/08/14 09:03:44

  隠岐の島。

  夏への扉さん・おはようございます＾＾
  
  表紙の写真・馬が車道をふさいでいる！！
  でもクラクション鳴らしたりせず・ひたすら馬が動くのを待つ！
  島ならではの光景ですね(^^♪
  見るとお馬さんもツヤツヤしていて後ろ姿から幸せなんだろうな～と感じますよ。
  今日のテレビで台風八丈島直撃・・なんて流れているから・
  あれ夏への扉さん今回は何処旅してたっけ？？
  大丈夫でしたね(#^.^#)
  それにしても今年の台風はのろくて被害が拡大して！！
  島への旅行は台風時期は外すのですか？・
  皆さんどうやって旅を決めるのかな？と思って！
  一応参考の為に教えて頂ければありがたいです。
  nimame

  夏への扉さん からの返信 2023/08/14 23:52:31

  RE: 隠岐の島。

  nimameさん、こんばんは。
  
  カキコミありがとうございます。
  
  
  > 表紙の写真・馬が車道をふさいでいる！！
  > でもクラクション鳴らしたりせず・ひたすら馬が動くのを待つ！
  > 島ならではの光景ですね(^^♪
  > 見るとお馬さんもツヤツヤしていて後ろ姿から幸せなんだろうな?と感じますよ。
  
  そう言われれば・・ここのお馬さんは何か仕事するのかな？　いまどき農耕馬など使わないし、隠岐まで乗馬に来る人も稀でしょうし、馬乳なんて聞いたことないし馬肉のために育てているのではないでしょうし・・？？？調べてみると‥半野生？
  それなら幸せですね♪
  
  > 今日のテレビで台風八丈島直撃・・なんて流れているから・
  > あれ夏への扉さん今回は何処旅してたっけ？？
  > 大丈夫でしたね(#^.^#)
  
  お盆は混むし高いので、映画見に行ったのと、電車とバスで2時間の実家に行っただけです。
  ちなみに先週は日光白根山登山しました。来週はグランピングします♪　
  
  > それにしても今年の台風はのろくて被害が拡大して！！
  > 島への旅行は台風時期は外すのですか？・
  > 皆さんどうやって旅を決めるのかな？と思って！
  > 一応参考の為に教えて頂ければありがたいです。
  
  
  夏〜秋は仕事がめちゃくちゃ忙しいので、隠岐の島は、7月の連休を狙って半年も前に航空券買いました。
  小笠原は6日間必要なので、2度とも仕事が一番暇な4月に行きました。
  
  お天気ばかりはしょうがないので、悪天候の場合はホテルでゆっくり本でも読んでようと思ってますが、沖縄であんなに足止めされたら本も読み終わってしまうし停電でテレビも見れない、ホテル代ばかりかかるって最悪ですね。沖縄は台風が絶対こない11月〜3月がいいです。
  
  台風7号、微妙に北海道をかすって行くようですね。気をつけてください。
  
  なつ