アルゼンチン(2)世界一と世界一／BAレコレータ墓地

2023/04/28 - 2023/05/09

「世界一」はしごの日です。劇場丸ごと本屋さんになったエル・アテネオ、そしてエビータも眠る壮麗なレコレータ墓地へ。

町中隈なくたくさん歩いて、地元の人にたくさん助けてもらって、ブエノスアイレス２日目にして「治安△要注意！」を忘れちゃう位、早くもアルゼンチンが大好きに。

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

サン・ニコラス地区の宿から徒歩圏、レティーロ地区のサンマルティン広場からスタートです。

南米解放の偉人、サン・マルティン将軍も、群がる鳥には無抵抗。

サン マルティン将軍像 / サン マルティン将軍広場 建造物

BA屈指の美しさを誇る広場を抜けると、大通りの向こう側にアルゼンチン空軍広場が。

アルゼンチン空軍広場 広場・公園

広場にそびえる英国塔は、ロンドンのビッグベンと同じ鐘の音で時を告げる、と知り待ち構えていましたが、そもそも自分の訪英時はいつもビッグベンが工事中で一度も本場の音を聞いた事がないと気付きました。

英国塔 （Torre de los Ingleses） モニュメント・記念碑

高さ70mの天辺は展望台（まぁまぁな高さのアクリル板が包囲）、真横にネオゴシック建築のレティーロ駅が見えるわけですが、この時大改修中。

３線が乗り入れる巨大ターミナル、殆ど人影はなく。

レティーロ駅 駅

ギジェがくれたスーベ（地下鉄やバスで使えるICカード）を手に、いざ階下へ！

まさかのトラップ。３枚ほど譲ってくれたスーベはどれもチャージ０ペソ、どころかマイナス！（残高がなくても一定金額までは乗車可能で、後日チャージする仕組み）。途方に暮れていると駅のスタッフの皆さんが集まってきて総出で課金の仕方を教えてくれました。満を持してC線に。

Diagonal Norte駅でB線に乗り換えCallao駅下車、かつて世界一美しい書店にも選ばれたエル・アテネオ・グランド・スプレンディドです。入口は京都の四条通辺りにありそうな普通の店構えですが。

エル アテネオ グランド スプレンディッド 専門店

中に入れば別世界！まさしく京都の鰻の寝床みたく果てしなく奥へ！

昔は劇場だった空間がそのまま本屋さんに。なんと贅沢な。

かつての舞台は喫茶スペースです。ボックス席には椅子が配され、売り物の本を読み耽る姿も。

エスカレーターで結ばれた地下には児童書やレコードが並んでいました。どこから見ても豪華絢爛です。

本のバーコードを読み込めば値段や詳細情報が。実は本屋さん自体はチェーン店で、一般的なラインナップだとか。自分も絵葉書の購入のみ。

全てのフロアを歩き回ったところで近所のミラネサ専門店、その名も"El Club de la Milanesa"へ向かいます。

ミラノ風を意味する「ミラネサ」は南米版カツレツ。ビールに合う合う、でも普通サイズでこのボリューム！

ここの町内あちこちで見かけたフカフカっぽい椅子、勢いよく座らないこと。実はカッチカチのコンクリート製です。

歩いてレコレータ地区に。

世界で最も美しいとも賞されるレコレータ墓地に到着です。

レコレータ墓地 建造物

オペラ座の怪人と遭遇しそう。どこもかしこも芸術的な墓地でした。

全てが碁盤の目のようにはなっておらず、油断すると迷います。

とはいえ日本の墓地よりはカラっとした雰囲気ゆえ怖さゼロ。もはや街です。

ここで眠る一番の有名人は「エビータ」ことエバ・ペロン（ペロン元大統領夫人）。"Don't cry for me Argentina"を心の中で歌いながら探しますがすぐには見つからず。

出口まで着いてしまうと、日本語達者なアンドレアが話しかけてくれて「向こうの白いゴミ箱の角を曲がってクダサイ」って。コロナ禍の後にきっと日本人が大勢訪ねてくれるはず、と日本語を猛勉強したそうで「ようやく日本語話せました！」と満面の笑みで。ありがとう、アンドレア。

墓地内の裏路地にひっそりと。でも圧倒的大人気です。

再び出口近く、どなたのお墓か存じ上げませんがワンコ像に人だかり。

かわいい銅像の宿命です。

「撫でると幸せになれる」とかそういう系。鼻先だけテッカテカのツルッツルでした。

今度はスーベでバスに乗り継ぎまくる実験です。BA最大の目抜き通り、７月９日大通りには山ほどバスがやって来て、しかも番号の札の下にしっかり停まってくれないこと多い印象。

7月9日大通り 散歩・街歩き

日系のクラウディオが夕飯に付き合ってくれました。行列の出来るパスタの名店、"Quotidiano Bar de Pastas Recoleta"、ワインと一緒にご先祖の話など伺いつつ、今日も朝から晩まで親切なアルゼンチンの皆さんに助けられっぱなし。