アルゼンチン(1)原色あふれてカミニート／ブエノスアイレス

2023/04/28 - 2023/05/09

南米初上陸！丸一日かけてようやく地球の反対側に辿り着きました。ブエノスアイレス朝８時、早速ホセが街歩きに出かけようと誘ってくれたので、いざプエルトマデーロやらカミニートやら。何かと治安が云々と言われる南米でも地元っ子たちと一緒ならへっちゃらです。

唯一の問題は時差ボケ（ジャスト１２時間！）抱えたまま、結局夜遅くのコロン劇場までたっぷり詰め込み過ぎで、それでも楽しいブエノスアイレス初日から。

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

エセイサ空港を出て、激しい客引きに負けずバス停に辿り着いたのに「地球の～（2020年版）」にあった「Tienda Leon社の空港バスが市内ターミナル経由で都心の各ホテルまで送ってくれる」は「もうやってないよ」だそう。

エセイサ国際空港 (EZE) 空港

治安の塩梅もまだよく分からない初日だったので、空港内に戻って明朗会計のTaxi Ezeizaのカウンターで宿の名を告げ事前支払い。

全く英語の通じないおじいちゃんドライバーは誰かに追われているのか、爆速30分足らずでセントロ着。

トリトーネホテルで追加料金なしのアーリーチェックイン、Gracias！シャワーを浴びたら早速、気のいいホセから「出かけようぜ」のメッセージ、有無を言わさず。

南米のパリ、石造りの建物がいちいち大迫力で紺碧の空に映えます。

トリトーネ ホテル ホテル

どこを歩いているのかよく分からないまま、まず大聖堂に。

メトロポリタン大聖堂 (ブエノスアイレス) 寺院・教会

まだ観光タイム前の静謐の時間…ホセはずっと喋ってますが。

この旅行中、あちこちで何度も出会うサン・マルティン将軍はここに眠れる。

どでかい国旗の向こうに巨大なピンクの大統領府。を横目に、大統領への悪口から止まらないホセ。

映画「エビータ」は本当にここでロケが行われ、マドンナがバルコニーで"Don't Cry for Me Argentina"を歌ったそうで、「撮影中にマドンナが泊まったホテルに俺も朝食くいに行ってさ」と一転ドヤ顔ホセ。

大統領府（カサ ロサーダ） 建造物

しかし大統領府のヘリポートが名に入った途端にまた苦虫。「大して遠くもない家からヘリで通勤して税金無駄遣い！」と怒り出す。

少し歩くと突如近代的なウォーターフロント、プエルトマデーロ地区です。

プエルト マデーロ地区 レンガ倉庫 建造物

歩き疲れたところに、昼ビール！ドック沿いに連なるお洒落レストランの中から、Villegasなるお店に連れてってもらい、アルゼンチンの定番キルメスで乾杯！

アルゼンチンで最初に口にしたのは、エンパナーダ。南米旅行中に何度も出会います。ミンチやチーズぎっしり、これ一つでお腹にずっしり。

ソーセージでワインに変えて、メインは炭火焼きアサード。「この店で一番高級なのはKobe Beefだぜ」と薦められるも、ワタクシKobeから来たんです。

食後はギジェの運転する車でボカ地区まで。ホセ「見せたいものがある。これがブエノスアイレスでもっとも臭い川だ」。確かに。いや、別に寄り道しなくていい。

ボカ港 船系

お目当ては原色の洪水カミニート！人人人で大賑わい。ホセとギジェが挟んで歩いてくれるので安心です。

カミニート 散歩・街歩き

ガイドブックやネットの旅行記で「自撮りしようと構えたらスマホを奪われた」談が多くって、渋々ネックストラップなど新調しましたが、結局いつも優しい友人たちに見守られてたのですぐ外しちゃいました。

空から見てもサッカー場の多さに驚きました。メッシの時代？と思ったら今も一番人気はどうやらマラドーナ。会う人会う人誰もがディエゴとのとっておきの想い出を語ってくれます。

ボカ地区といえばボカジュニア。ちょうどスタジアムから大勢出て来る時間帯で一段と大賑わいでした。

ボカ ジュニアーズ スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

街にも至る所にボールを持った少年たち。基本的に愛想よし。

アルゼンチンで誰もが知る有名人だ、と紹介されたのはマファルダちゃん。

ガイドブックで見て「チョコパイやろ」と侮っていたので猛省です。国民的スイーツ「アルファホール」は狂気の甘さ！煮詰めたミルクジャム＝ドゥルセ・デ・レチェを甘いビスケットで挟んで更にチョコでコーティング。

「忙しい朝はこれ一つと珈琲って人おおいよ」と二人が教えてくれたので、何日かは真似してみました。各社食べ比べも。

レコレータ地区に寄り道して、ナシオネス・ウニードス公園に佇む巨大な花のモニュメント、フロラリス・ヘネリカ。ちょうど日没に合わせて花びらを閉じる所でした。

フロラリス ジェネリス塔 モニュメント・記念碑

２人と別れてコロン劇場に。滞在中の公演は到着初日の小編成のアンサンブルだけでした。それでも早々に殆どの席が売切れて、辛うじて立見席を事前にネット予約成功。

コロン劇場 文化・芸術・歴史

格差です。安い立ち見席の客はボックス席の方々とは別の入り口、ルートで桟敷席へ。とにかく広くて豪華絢爛！

プログラムは「フランス組曲（プーランク）」「世界の創造（ミヨー）」「ペドロ親方の人形芝居（ファリャ）」。クラシック好きな自分にも渋すぎて、加えて12時間の時差ボケも相まって立ち見は限界、世界三大劇場の雰囲気を満喫したらホテルに歩いて帰ってバタンキューです。