2022/07/10 - 2022/07/11
83位(同エリア112件中)
RYEさん
2019年冬以来コロナウイルスに見舞われ、全世界的に海外旅行のハードルがブチ上がりました。
私自身、2020年1~3月で断続的に計画していた旅行も、最後に用意していたミャンマー渡航だけは中止しました。コロナの感染が爆発的に広がり、各国が鎖国し始めたためです。
コロナがある程度落ち着き、徐々に解禁され始めた海外旅行。2022年になると、出入国の条件も緩和されてきました。厳し目だった日本であっても、ワクチン接種済証明やらMySOSやらをこなせば、OK!このタイ旅行でも、接種証明、新たに登場した“タイランドパス”が、活躍します。
自身3度目のタイで訪れるは、深南部。
2度の渡航で、バンコクから東西南北を攻略した私は、続いて深南部を選びました。比較的平和なタイでも、深南部だけは外務省渡航危険度レベルが3で、テロの頻発する大変危険な地域のため、情報の収集には時間をかけました。
最近の治安情勢を把握の上、危険を承知で訪ねました。そして緊張感の中に、ひと味違ったタイの姿を見ることができました。
当然、この記事は深南部への渡航を勧めるものではありません。危険な地域で、渡航は控えるべきです。早く平和が回復することを願います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 バイク 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
未訪だったメークロン市場をチラ見して、バンスー(Bang Sue)駅に戻りました。
ここから深南部への旅がスタートします。バーンスー駅 (国鉄) 駅
-
2年前は建設中だったレッドラインに乗ります。まだまだ開業したてで、実験的な感じ。
-
券売機や改札機など、インテリアは今までのMRTなどと変わりない様子。使いやすくてGoodです。
-
レッドライン以外乗り入れていないバンスー中央駅です。構内もガランとしています。
-
列車が来ました。
編成の両端には警備員がおり、前面の顔は撮れませんでした。 -
日本製の車両。
開業したてでピカピカです。 -
日本と錯覚してしまいそう。
-
ドンムアンでレッドラインからノックエアに乗り換えです。動線は良く、列車のホームからスムーズに国内線ターミナルまでアクセスできました。
ドンムアン空港 (DMK) 空港
-
出発から1時間遅れたノックエア…
そのままの遅れでナコンシータマラート(Nakhon Si Thammarat)空港に着きました。ナコンシータマラート空港 (NST) 空港
-
中規模の地方空港という感じ。
中心地までタクシーで20分ほど。 -
駅近くのThe Inka Hotelにチェックイン。
一服がてら駅に行ってみると、ゲームしている青年たちに出会いました。 -
7/10(日)の朝です。ここからタイ国鉄の旅が始まります。
ナコンシータマラート6:00発の451列車Localスンガイコーロク(Sungai Kolok)行きに乗車します。鉄道 (タイ国鉄) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
日の出前の薄暗い駅です。
-
使い古しのサボも味があります。
じめっとした生ぬるい湿気が南国らしく沁みます。 -
ナコンシータマラート駅の売店で仕入れたお弁当。
朝早いのにオープンしていました。
発車前に食べ終えました。山盛りチャーハンに目玉焼き、出来立て熱々で最高に美味しかったです。 -
発車です。
ナコンシータマラート支線で、途中から南本線に入ります。この列車でハジャイ(Hat Yai)を目指します。
だんだん日が昇ってきました。 -
まだガラガラの車内。
風は涼しく、心地よい風が車内に入り込みます。 -
木製座席の古い客車です。
車掌が検札に回っています。 -
開けた景色が続きます。
-
南本線が見えてきました。
-
カオチュムトーン分岐(Khao Chum Thong Junction)駅です。
列車の進行方向も変わります。 -
機関車の機回し作業が行われます。
-
南本線の南下スタートです。
-
車内の物売りから買いました。
辛いフライドチキンともち米です。
タイは鶏が美味しいです。 -
少しずつ混み合ってきました。
-
みんな思い思いの時間を過ごしています。
日本人はスマホを触ったりして時間を潰しますが、タイ人はノンビリ車窓を眺めたり食事や会話をしたり、列車旅を純粋に楽しんでいるように思えます。これはステキです。 -
暑くなってきて喉が渇きました。
物売りからカフェオレをゲットです。甘くて美味しい。 -
要所要所で乗り降りがあります。
物売りも絶えません。 -
列車交換です。
遅いLocalの列車は結構待たされます。 -
小さな駅でも駅員がおり、タブレット授受などの運転扱いを行っています。
古き良き鉄道の姿が見られて幸せです。 -
2杯目です。
こちらはタイミルクティーかな。 -
ナコンシータマラートから約4時間、ハジャイに着きました。大賑わいの主要駅です。
ハジャイ駅 駅
-
ゲートがあり列車の時間で開閉していました。
-
イスラム圏に入り、テロが多少なりとも発生する地域。
駅の様子も他とは違います。
タイ国鉄では深南部限定のセキュリティがあります。 -
ホテルも併設のハジャイ駅。
とても大きな駅です。
南本線と、マレーシア国境を越えるパダンブザール支線が分岐する駅でもあります。 -
街も大きい。
ハジャイも度々テロが発生します。人混みは狙われやすいため、安易には近づけません。 -
日曜とあってか盛況です。
-
駅に戻りました。
止まっていた機関車に乗せてもらいました。
かっこいい運転台。 -
機関助手です。
このあと機関士と2ショット撮れました。 -
さらに南を目指します。
列車到着に合わせ、武装した警官や兵士が来ます。 -
447列車Localスンガイコーロク行きです。列車はテロの標的であり、実際何度か爆破事件が発生しています。
列車に乗車している間も、緊張感があります。 -
発車まで時間があったので、写真を撮らせてもらいました。
キマっていてカッコいいですが、深南部を旅していることを実感します。 -
2時間ほどでヤラー(Yala)駅に着きました。
-
大きな駅です。
奥の白い建物は後から建てたのでしょうか。 -
深南部らしい標識です。
ヤラーは深南部でも特にテロが多い地域で、危険です。
早く離れるため、ソンテウを探します。 -
バスターミナルに辿り着くも、ナラティワート(Narathiwat)行きの最終ロットゥーは出発済み…
残り日程も迫り、どうしようもないのでGrabを手配しました。 -
ヤラーから100km近く、国道は10分ごとくらいで検問がありました。
ナラティワートに着きました。
ちょうどいい規模の、穏やかな町です。 -
お目当てのナラティワートホテル(Narathiwat Hotel)に入りました。
ホテルというよりゲストハウスに近いかな。ナラティワート ホテル ホテル
-
おー!これが自慢の景色…
部屋の窓を開けても眺められますが、すぐ横のデッキに出たら最高。 -
静かで落ち着いた景色が広がっています。
渡航危険度レベル3の土地であることを忘れてしまう… -
部屋は全て2Fです。川側の部屋で600B(2400円ほど)でした。
今晩の宿泊客は私1人だそうです。
1Fが娼婦たちの部屋、その1人に声をかけてホテルの説明から支払いまでやってもらいました。 -
夕飯を食べに町に出てみます。
どこへ行っても検問があります。 -
歩道上の不思議な背の低い壁。
これらは、駐車車両に仕掛けられた爆弾から、建物を守るものです。 -
このコンクリ壁も至るところにあります。
-
ご飯屋さん発見です。
繁盛しているのできっと美味しいはず… -
注文を書くスタイルかぁ…
書けないわぁ… -
なんとかオーダーできました。
美味しかった! -
7/11(月)朝です。改めて、気持ちのいい景色です。
昨晩はデッキにイスを出して、赤マルをお供にボーッと過ごしました。本当に贅沢な時間でしたぁ… -
予定が少ない今日はホテルでノンビリ。
人懐っこいネコがいました。 -
部屋に溶け込むネコ…
ナラティワートホテル、最高の宿でした。 -
そろそろ出発。
ソンテウで駅に向かいます。 -
相変わらず検問だらけ…
-
ナラティワートの最寄りであろう、タイ国鉄タンヨンマット(Tan Yong Mat)駅です。
ちょうど上り列車の時間か、お客さんで溢れています。 -
私の乗る列車が入ってきました。
写真の通り、ここまで来るとムスリムばかりです。 -
ヤシもたくさんの車窓です。
171列車Rapidスンガイコーロク行きです。 -
深南部の駅は駅構内を囲うように柵があります。
これもテロ対策。
過激派も最近は大きな活動をしていないようですが。 -
タンヨンマットから40分ほど、着きました!
タイ国鉄最南端、南本線の終点.スンガイコーロクです。スンガイコロク駅 駅
-
この先へ行く列車はありません。今は…
-
線路はマレーシアへ続いています。
広いホームにイミグレ跡らしき建物、国際列車が走っていた名残ですね。
スンガイコーロク経由の国際列車は、先述のイスラム過激派による治安悪化で、長年休止されています。 -
未来を描いているのでしょうか。
-
ここからバンコクへ引き返します。
スンガイコーロク駅の出入口、もちろんセキュリティで厳重にチェックされます。
せっかくなので国境付近を見に行ってきます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
ナラティワート ホテル
3.1
この旅行で行ったスポット
もっと見る
ハジャイ(タイ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
71