河越、鎌倉、そして水戸の三都物語：01河越(川越)散策　

2023/03/09 - 2023/03/09

広島から埼玉の川越、神奈川の鎌倉、そして茨城の水戸を巡る旅。
最初に訪れたのは川越。川越といえば歴史好きからすると「河越」といったほうがしっくり来る。そう、河越城を中心とし後北条氏と山内上杉家、扇谷上杉家、そして古河公方などの関東連合軍との戦だ。扇谷上杉家の家宰、名将太田道灌により築城された河越城の攻防はあまりに有名だ。今回は関東連合軍が陣を敷いた場所の一つとも言われる喜多院を散策。

エリア 川越(埼玉)

広島空港エアポートリムジンでまずは広島空港へ

広島空港 エアポートリムジン 乗り物

空港は広島市内から約50分。７時台のフライトに搭乗する乗客で、バスはほぼ満席だ。

羽田行きの日本航空、ラッピングしてある

広島空港 空港

アナ雪とミッキーのコラボだった。

CAさんも今回のコラボのフライトは初めてということだった

3月のこの時期は黄砂が飛来し始めている時期。窓の外はやや霞んでいる

飛行機は房総半島上空で、弧を描くように左に旋回し、いよいよ羽田空港へ。

羽田空港に着陸

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

今回宿泊するホテルが位置する大田区蒲田へ

京急蒲田駅 駅

今回宿泊するホテルはJR蒲田駅に近いので、両駅間を結ぶ商店街、あすとを歩いてみた。朝9時すぎということもあり、営業している店舗は少なく、歩いている人はまばらだった。きっと日中12時頃に歩くと随分違った景色だったのだろう

京浜蒲田商店街あすと 市場・商店街

宿泊するスーパーホテルに一度荷物を置いて川越へ向け出発！

スーパーホテル東京 JR蒲田西口 宿・ホテル

川越へは西武新宿駅から目指すことに。

西武新宿駅 駅

20年ぶりくらいに西武に乗車したがブルーを基調とした車輌が走っていることを初めて知った。

特急小江戸で本川越を目指す。

特急レッドアロー号 乗り物

平日の日中ということもありガラガラだった。

特急車両では一番旧型ではないだろうか

本川越駅に到着後、ランチを食べにばぁ～ぐば～ぐへ

口コミを見て今回この店を選んだ。

Cセットで注文したが、メインも選択できる。

注目は前菜だろう。キッシュや海産物もあり、しっかりとまとまっている

今回はハンバーグを選んだがハンバーグはよくこねられておりとても美味しく感じた。

デザートも美味しかった。
食事をとったあと、早速散策へ

1030年に源頼信により創建された由緒ある寺院、まもなく創建されて1000年を迎える。武蔵国守護代扇谷上杉家の家宰でもあった太田道灌は、河越城を築城の際、守護神として奉った。

川越八幡神社 寺・神社・教会

縁結びの神様として知られているが、言い伝えでは平忠常が1028年に関東で乱を起こし、なかなか鎮圧できずにいたが、源頼信がこの地で必勝祈願をしたところ、見事に乱を鎮圧できたことから創建されたと言われている。

手水舎

川越の繁華街のクレアモールにほど近い場所にある西雲寺は西雲法師により1645年に別な地で創建され、1681～1683年に現在の地に移転された。寺院は何度も火災に見舞われその都度再建されているのだそうだ。天然痘にご利益がある寺院として知られていた

西雲寺 寺・神社・教会

こちらは川越イチの繁華街、クレアモール。川越駅前から本川越駅横を通り、蔵造りの町並みまでと、かなり長い商店街だ。ザ・ショウワの雰囲気が残る店があったりなかなか面白い。多くの人が闊歩し歩行者天国になっているので非常に歩きやすいし、歩いていてもいろんな店をゆっくりみることができて楽しい。

川越クレアモール 名所・史跡

本川越駅から喜多院に向けて歩いていると大きな蔵が右手に見えてくる。

小江戸蔵里(産業観光館) お土産屋・直売所・特産品

これは「小江戸蔵里」と呼ばれる産業観光館だ。
1875年(明治8年)に創業した旧鏡山酒造の蔵を当時の面影を残し改修した施設だ。

国の登録有形文化財に指定された、おみやげ処（明治蔵）、まかない処（大正蔵）、ききざけ処（昭和蔵）の３つの施設に分かれており、楽しくなる施設だ。特に酒好きには昭和蔵はたまらん！

喜多院の近くにある和菓子屋さん。観光客はほとんど通らないないため、地元の和菓子屋さんの印象。今回は氷砂糖のようなスイーツ。甘さはやや控えめで、歯で割るとカリッという歯ごたえ。200円もしないのでお得感はある。

忠助本舗宝来家 グルメ・レストラン

川越観光の最初のお目当てだった喜多院に到着。

喜多院 寺・神社・教会

喜多院は830年に創建された由緒ある寺院だ。

多宝塔は1639年に建立されたと言われている。

五百羅漢像の見学は有料だ

創建以後から江戸時代まで幾度も戦乱に巻き込まれ灰燼と化し、盛衰を繰り返してきた。

1546年の河越夜戦においては山内・扇谷上杉家や古河公方の足利晴氏などの関東連合軍が陣を敷いた場所の一つでもあったと言われている。

関東連合軍が河越城に籠もる北条綱成を半年にもわたって囲い、夜戦が起こったときには関東連合軍は8万もの大軍がいたと言われている。恐らくだいぶ盛った数であろうが、関東管領と古河公方が呼び寄せた軍勢なので相当数いたであろう。

救援に来た北条氏康が奇襲で打ち破り、扇谷上杉家が滅亡し、関東管領の山内上杉家は壊滅的な打撃を受け、古河公方の威信は地に落ちた。

慈眼堂は1645年に建立された。

葵庭園はライオンズクラブが平成15年にホタル自生地を作るために建設された庭園

喜多院にはまるで曲輪のようものがつくられている

河越夜戦で喜多院は灰燼となったと言われている。

そのごこの喜多院を復興させたのが天海大僧正だと言われている。

慈眼堂

天海大僧正は明智光秀ではないかとも言われている人物だ。

喜多院の歴代の住職の墓所

住職たちの墓

その後河越松平家の菩提寺ともなるが、自分からすればこれまでの歴史のほうが非常に気になる。

写真は慈恵堂

松平家の墓所が残されている

松平家の墓所

石造りの扉がある

喜多院を堪能したあと次のスポットへ

成田山川越別院へ訪れた。

成田山川越別院 寺・神社・教会

寺院は喜多院のすぐ近くにある。

1853年に廃寺になった本行院を再興させ1873年(明治6年)に本堂が建立された成田山川越別院。

現在の本堂は1933年(昭和8年)に作られたものだ。寺院にはいくつかお堂がある。写真は太師堂

三芳野神社は平安時代の初期にはすでに作られている多と言われており、河越城内の天神曲輪に位置している。

三芳野神社(お城の天神様) 寺・神社・教会

神社はしろの南大手門から入り、富士見やぐらを左に見ながら天神門をくぐって小道を進み三芳野神社にたどり着く。

この細い小道が参道になっており、童唄「通りゃんせ」の歌詞の発祥の地と言われている。

れきしあるじんじゃ

川越市の観光地の一つ、喜多院のすぐ北側にある和菓子屋さんのスイーツショップ。和菓子だがpopな感じの店のつくりで思わず入ってしまった。

亀屋十吉 グルメ・レストラン

そこのどら焼きを購入した。イチゴ味でクリームとイチゴの味がどら焼きの皮の味とマッチしている。バターの風味があるが気にならないほどの強み。ただカロリーは高い。