＃２アールヌーボー探し2011GW～お城やら美食やら…のアルデンヌ地方めぐり～

2011/04/29 - 2011/05/08

くろねこツーリストのしるくんが行った2011年のＧＷにベルギーとオランダの街をめぐるツアー。
ブリュッセルのラーケン王宮植物園から、夕方、ナミュールへ移動しちょこっと観光して街はずれのホテルへ。
翌日はディナンの街に寄ってからヴェーヴ城をパチリと撮り、赤い鯉が紋章のモダーヴ城へ。
お城見学をしたら美食の街といわれるデュルビュイでお昼。午後はトゥルネーの街をちょこっと歩きブリュージュへとパタパタと移動していったのでした。ふう

くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま～す。添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪

【日程】
4月29日　成田空港からコペンハーゲン経由でブリュッセルへ
4月30日　ラーケン王宮温室でカーブを描く鉄骨にうっとり
5月1日　お城を見たり、美味しいものを食べたりしてブリュージュへ
5月2日　アールヌーボー建物が多いことを知らずにゲントをウロウロ
5月3日　半日、ブリュージュを楽しんだのち、アントワープへ。駅に感動！
5月4日　国境を越え、風車といっしょに風に吹かれ、海辺で夕日を堪能
5月5日　花の公園でにしんサンドを食べ、午後はアムステルダムで美術館三昧
5月6日　チーズ市へ行き、午後のフリータイムで憧れのカフェへ♪
5月7日　アムステルダム空港発、コペンハーゲン経由
5月8日　成田空港着

エリア ナミュール(ベルギー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

本日のお泊りどころ、ナミュールの街へ。
ムーズ川とサンブル川がぶつかるところあたりでバスを降り、ちょこっと街を散策。

おおお、なかなかステキな街並み。アールヌーボーもありそうです。わくわく
Rue de Marchovelette 7

「え？　きみたちはにゃにしてるの？」
マンガの登場人物っぽいですね。と思ったら、地元新聞のマンガのキャラクターで、Djoseph & Françwèsというらしい。
このカタツムリは、ナミュールのシンボルだそうで。へ～
Place d'Armes 1

ちょっ～と剥落は気になるものの、なかなかステキなタイルと窓の鉄細工♪
場所、どこだったんだろう…？とストリートビューを見ていたら、その後修復されておりました。ヨカッタヨカッタ。
Rue de Fer 4

わわわ。上の方のタイルの文様がステキ♪と撮ったこちらの建物。
よ～～く見たら2階の女性像のタイル絵とかバルコニーに繋がる鉄細工なんかも凝ってた！
歩きながら、いい建物ないかな～ってキョロキョロしてるんですけど、お店も気になっちゃったりして、見落としがち…。うむむ
Rue de Fer 28-30

シネコンっぽい映画館だけど、そんなに広いのかな…？と撮ったこちらの建物。
どこだったかなあ…とここもストリートビューをウロウロしていたら、現在は表側だけ残して、絶賛工事中。
道路に面している壁面だけを両側から押さえて、ほかは全て壊すという工法。そこまでして見た目を変えないって、スゴイですね。
Rue de Fer 40

ナミュール駅まで行って、夕ごはんまでの時間調整だったのか、20分ぐらいフリータイムに。せっかくなので、駅を探索してみよ～っと。

ナミュール駅 駅

分別ごみ箱がカラフルでカワイイ♪
あ、このカラーリングは国鉄駅のカラーリングと同じだ。へ～
ゴミの内容によって、投入口の形も違うんですね。

夕ごはんは駅前ホテルのレストランで。
「桃とツナの前菜」という案内の上の写真のサラダは、桃缶の上にツナマヨがのったサラダ。甘い桃缶をこう使うのか。へ～～
メインはきのこソースがかかったローストポーク。付け合わせのコロっとしたものはハッシュドポテトでした。きのこソースは安定の美味さですね。
デザートに素朴な感じのアップルパイをいただき、まだまだ明るい7時過ぎにはレストランをあとにしました。

グラン オテル ドゥ フランドル ホテル

お泊りどころはナミュールからムーズ川沿いを南下したディナンとの間。
大型スーパーのカルフールの隣りで、スーパー探索もできるかと思ったら、営業時間は8時までで、ホテル到着頃にはもう閉まっておりました。ざんねん

本日のお泊りどころはハンプトンズホテルだったんですけど、添乗員さんの説明だと旧レオナルドホテルで、旧ノボテルで、ノボテル系列のホテルはダブルベッドがスタンダードなんですよね、とのこと。ツインじゃないことのエクスキューズですね。
そして、経営がよく変わってるホテルなんですね。ふ～ん

Hampton's Hotel Namur ホテル

部屋番号は341号室なんですけど、1階の川向きでして、部屋から直接川へ出られる構造なのでした。ん～、道があるような無いような…。

扉に貼られている避難経路図を見ると、この部屋は狭い方なのかな。
料金表も一緒に貼られておりまして、シングルもダブルも145ユーロで、トリプルになると160ユーロ。この部屋へもソファーをベッドにして三人いけるな。

部屋の広さは幅7歩×奥行き11歩で、かなりひろびろ～という感じです。1歩は約60cm。ペットも可のようで1泊15ユーロ。

湯沸かしも付いていたので、食後のコーヒーでも外でのんびり…と思うものの、ぷ～んと蚊が飛んでいるのが気になり断念。ソファでのんびり♪しました。

(-_-)zzz

5時に起きるとあたりはまだ暗く…。ちょっと涼しいなあ。
ホテルの朝ごはんは6時からなので、ごはん前にちょこっと外へ。
昨晩、ホテル玄関から川への道が判らなかったこともあり、部屋からそのまま川へ。窓の鍵は外から掛けられないので、開けっ放し！です。ははは
川向こうに見えるのはお屋敷かなあ。

川沿いはこんな感じの遊歩道。
グーグルマップで見ても、隣りに大型スーパーはあるものの、遊ぶようなところは見当たらず…。どういう客層向けのホテルなんでしょう、ここ。ナゾ。
2023年現在は、地図上に表示も出てこず、やってるんだかいないんだか…。

部屋に戻ってしっかり鍵を掛けて、朝ごはんへ。
温かいものは卵とベーコン、ソーセージぐらいでしたね。
甘いパンがんまい♪

あ～、黒猫～。にゃにゃにゃ♪
ホテル入り口でウロウロしておりました。首輪してたし、きみもここに泊ったの？

8時過ぎにツアーは出発です。

3～40分走って、ディナンの街で写真ストップ。
「ここもムーズ川にゃんだよ」

楽器のサックス発祥の地だそうで、Adolphe Sax通りのイルミネーションもサックス。

アドルフ サックス通り 散歩・街歩き

橋の上には巨大でカラフルなサックスのモニュメントがずらり。
「サックスってヒトの名前が由来にゃんだね。へ～」

15分ほどのディナン観光を終えて、再びバスで移動。
お～、菜の花畑だ～。

「お城に来たにゃ」

ヴェーヴ城 城・宮殿

いかにも！な塔があるヴェーヴ城はちょっと丘の上にあるのかな。
こちらも外観を見るだけで次へ移動です。

3～40分走って、次のお城へ。
「モダーヴ城は中に入るにゃ」
「お城」なワケですが、例えばドイツのノイシュバンシュタイン城なんかに比べるとお城というよりお館に思えるなあ。

モダーヴ城 城・宮殿

中の見学は、日本語も対応しているガイディングレシーバーで解説を聞きながら。
ここは宴会の再現かな。あまりこの手のゴテゴテぴかぴかした装飾は興味がないんですよね。ははは

そんな中で、おおお♪と気になったのは、象嵌細工で飾られた椅子。花と鳥ですね。鳥が花をついばんでいるようなデザインもあったり、ステキです。

途中、テラスのようなところへ出てみると…

わ。すぐ下は崖だ。すごい、鬱蒼としてる…。
このお城、ブリュッセル水道局の管理でして、その理由がここが水源だからとのこと。そうか、地形を活かした要塞がもとになってるんですね。

半円の階段がステキ。いいなあ。

こちらのお城の紋章は赤い鯉。ふふふ「カープ城」って呼んであげよう。

建物のてっぺんには黒いつぼみ。ちょっと他では見かけない形のような…。何をモチーフにしてるんだろう。
中にカフェもあったので、ここでのんびりするのもいいですね。

30分ぐらい走ってお昼どころのデュルビュイの街へ。
「デュルビュイって、世界一小さい街だってガイドブックに載ってたよ」

街の中心がこちらの広場(たぶん)。大型オートバイがいっぱいとめられていました。ツーリングかな。

広場に面したレストランでお昼。ホテルのレストランだったんですね。
前菜はアルデンヌハム。おお、生ハムにメロンだ。
メインはダックかな、のロースト。塩味きつめで、白いご飯の上にのせたらさぞあうだろうな～♪と思わせる味。白飯は偉大だ。

Hotel Côté Cour ホテル

デザートはチョコムース。甘さも量も控えめで美味しかった～♪

食後に街をちょこっと散策。
「細い道をのんびりお散歩できて楽しいよ」
地図も持ってなかったんですけど、迷えない狭さです。あんしん♪

お土産物屋さんでジャムやクッキーを購入。
観光客相手のお店のヒトはカタコト日本語も話しておりました。商売熱心でエライな。なんでもタンポポのはちみつが人気らしいです。買わなかったけど。

新緑がきれ～。外、気持ちいいです。お昼寝したい…。

観光客が多過ぎてか、猫がいないにゃあ…。いそうな街なのに。
今日は日曜日だから特に混んでいるのかも。

2時過ぎにはトゥルネーに向けてデュルビュイを出発。
今日のお泊りどころははブリュージュなので、ルクセンブルク寄りの内陸から海寄りの街までベルギーを大横断です。

2時間ほど走ってトゥルネーの街へ。
「カリヨンの音がお出迎えしてくれたにゃ」
後ろに見える鐘楼から、鐘の音が響いていたのでした♪

世界遺産なんですよねえ。この塔。鐘だけのために建てられているのかあ。
てっぺんにはドラゴンが乗っかっています。

トゥルネーの鐘楼 建造物

「あ、きみはてっぺんに乗ってるドラゴンくん？」
この時は、塔の横にドラゴン像が置いてあったんですけど、レプリカの展示だったのかな。

「教会、大きいね」
ノートルダム大聖堂はロマネスク＋ゴシックのつくり。ちょうどこの塔の右側からがゴシック。ちょこっと写ってます。

トゥルネーのノートル ダム大聖堂 寺院・教会

竜巻の被害で大修復中！で、こちらに見えるロマネスク部分は見学できるものの、ゴシック部分はベニヤ板の向こう。

お♪大好きな模型だ～。
ん～、4本の塔は真ん中にあるのか。太い塔を中心にしてそれを囲むように4本の塔。バルセロナのサグラダ・ファミリアってこういう形式で作っているのかしらん。

ヘルメットをかぶって、屋上に上ったり、発掘現場に入ったり、ゴシック部分の聖歌隊席に入れるツアーがあるようです。ほほう

トゥルネーのグランプラスには楽しい噴水が♪
「わ～、広場からいきなり水が噴き出してるよ～」
子どもたち、かなり楽しそう。きゃ～。サンダルで来ればよかった！

広場に面した建物はカクカクしていて、アムステルダムっぽい気が。

街並みがレンガでとっても落ち着いた感じのトゥルネーも1940年にドイツ軍の爆撃を受けて、一面廃墟となり、残ったのはノートルダム大聖堂と司教館ぐらいだったとか。鐘楼も再建されたものなんですね。そうか。

1時間ほどの短い観光を終えてブリュージュへ向けて移動です。
ベルギーはゆるゆると丘があるので、景色に変化がありますね。楽しい♪