2023年5月18日：ダムカード収集-81 & 近畿道の駅SR-27 兵庫東部編（前編）奈良を目指したものの急遽兵庫に行先変更

2023/05/18 - 2023/05/18

ライフワークとしつつある「ダムカード収集」と「道の駅スタンプラリー」夢はでっかく全国制覇ですが、なんだかんだ言っても流石に日本は広く、現在は主に近畿方面に出没中。
関東在住なので基本は可能な限り効率よく巡っています（巡っているつもりです）
コロナ禍の影響で3年以上配布を休止していた奈良県の「瀬戸ダム」と「旭ダム」当分配布再開は無いと踏んで周辺を巡れば星周りの悪さに定評のある私の事、きっと早期に配布再開になると自虐的に考え先月奈良県を訪問、案の定と言うか流石と言うか予想通りに配布再開（笑）

奈良県は道の駅は既にコンプリート済みで上記2ダムを巡ればコンプリート達成、なので早々に奈良県を再訪し奈良県をコンプリートします。今回は1泊2日の旅なのでもう1日は兵庫県東部を巡ります。

ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。
2017年5月にダムカード収集巡りを始めて
今回は81回目です（回数は訪問日数でカウント）
第80回終了時点で、24都府県の288施設を巡りました。

そして更に前、2016年から始めた道の駅スタンプラリー
各道の駅に設置してあるスタンプを押印して回るだけなのですが、これが中々に面白い、道の駅はエリア分けされて、エリア事に公式なスタンプ帳まで有ります

2023年5月17日現在で
関東エリア（関東1都6県+山梨県+長野県北部）は全183駅中181駅訪問済
※3月に群馬県、4月に茨城県に新たに1駅づつ開駅し其処は未訪問
中部エリア（長野県南部＋岐阜県＋静岡県＋愛知県＋三重県）は全135駅を訪問済
北陸エリア（新潟県+富山県+石川県）は全82駅中9駅訪問済
近畿エリア（福井県＋滋賀県＋京都府＋大阪府＋兵庫県＋奈良県・和歌山県）は全154駅中128駅訪問済。

※直近のダム巡り＆道の駅SRの様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue_group/50212

出発時は初日は奈良県を巡り翌日に兵庫県を巡る予定でしたが都合により急遽入換て初日は兵庫県を巡ります。

相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので今回は前編･後編に分けてお届けします。

前編は
ダムカード配布対象施設は
みくまりダム（大芋湖）
川代ダム（篠山川）
を巡り
近畿道の駅スタンプラリーはお休みです

「兵庫県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・ 39
本編訪問数・・・ ２（ 5.1％）
累計訪問数・・・ 6（15.4%）

※兵庫県ダムカード収集の旅の備忘録はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11778841
※ダムカード収集の旅備忘録の県別インデックスはこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11780773

長距離運転には大分慣れて来たものの、やはり東京から兵庫は距離があり、更に東名の大井松田付近で車両火災を目撃したので、改めて安全運転を意識する事としました

※つたない文章＆写真ではありますが、是非最後までお付き合いください

エリア 丹波篠山(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

今回の旅の最大の目的は奈良県のダムをコンプリートする事
東京在住なので東方から少しずつ関西圏のダムカード配布対象施設と道の駅を制覇してきましたが、コロナ禍の影響で奈良県十津川村にある関西電力のダム「瀬戸ダム」と「旭ダム」は長年配布休止中でした。痺れを切らし両ダムを除いて先月（2023年4月）に奈良県はコンプリートしましたが、運の無さには定評がある私、訪問から数日後に配布再開となりました（泣）
まあ運の無さを逆手に取って周辺を巡れば配布が再開されるという期待もありました（笑）

配布再開となれば早急に奈良県をコンプリートしたいのが人情と言うもの。
今回は1泊2日の旅なので早々に奈良県をコンプリートし翌日は兵庫県を巡るつもりなので、のんびりと兵庫に向いながら適当な道の駅で車中泊予定です

出発前の愛車のＯＤメーターの値は205,937km
今回の旅でどこまで伸びるのでしょうか？
※毎度おなじみの儀式、トリップメーターをリセットし、出発～！

此方は奈良県のダムカード配布対象施設の位置図

・双眼鏡マークはダムカード配布対象施設
　黄緑は訪問済み、水色は未訪問

奈良県は
ダムカード配布対象施設が18施設あり16施設は訪問済み
（地図は割愛しますが道の駅は16駅ありコンプリート済み）

本日は奈良県の奥地（失礼）十津川村にある「瀬戸ダム」と「旭ダム」を巡ります
※青色の場所

普段から愛用しているのが高速道路のETC深夜割引、原則0:00～4:00の間に高速道路上にいれば料金が3割引きになる非常にお得な制度。長年愛用していますが前回の関西行脚の際は寝坊をしてしまい4:00までに高速に乗れませんでした。
仕事の都合で休みの前は23:00まで仕事の事が多いので寝坊してしまったのです。
今回は二の鉄を踏まぬ様に仕事前に支度を済ませ帰宅後入浴したら直ぐに出発し、途中のSAで仮眠を取るつもりが、入浴後についウトウトしたのが運の尽き・・・
目覚めたら既に4時過ぎ（泣）

遠距離行の時は絶大な効果を発揮する深夜割引ですが残念ながらの二連敗です・・・
まあ事故を起こさぬ様に十分な仮眠を取れとの神様の思し召しと考えます（笑）

と言う事で何時もと違い既に明るくなっている稲城大橋を渡り東名川崎ICを目指します

時刻は5:10

東名川崎ICから高速道路へ
5月の関東の5:00は丁度夜明けの時間
先程の稲城大橋同様に何時もと違う朝日が照らすゲートが新鮮だったり、あと1時間（正確には70分ですね）早ければ3割得したのにとセコさが現れたり（笑）

厚木辺りまでくると情報表示板に大井松田付近で火災の情報が出始めました
その後、火災により渋滞〇〇kmと言う案内に変わり、秦野中井を過ぎた辺りで渋滞となりました。
火災とは沿線火災か？はたまた事故後に車両が燃えたのか？等々考えながら渋滞を進むと、やがて燃えた車両が現れました

沿線火災では無く車両火災だった様です

チラッとしか見てないのとエンジン部分が関係車両で見えないので、何ともですが出火原因が車にあるのか積み荷にあるのか・・・
いずれにせよ積荷の大半が燃えてしまっていますね

改めて思ったのですが、新品ならば極端な話、別の新品を用意すればよいのですが、宅配便の荷物って、例えば思いのこもった仕送りの品などプライスレスな荷物が多いので、大変だなぁと思いました

後日ニュースを調べましたが怪我人などはいなかったようです、積荷は残念ですが不幸中の幸いでした。

そして火災現場がボトルネックになっていたので抜ければガラガラな高速道路

渋滞での遅れもあるし、空いているし、ついついアクセルを踏みがちになりますが
ぐっと堪えて、改めて事故には気を付けようと思った次第です

飛ばすと普段以上に神経を使い長距離を走るには体力が持ちません
私は制限速度＋10km～20km程度が一番疲れず、休憩時間を減らせるので結果として総合ペースは飛ばすより早くなります（笑）

時刻は8:30
東名阪自動車道御在所SAに到着

前述の通り疲れにくいペースで走ったので、三重まで無休憩で来れました。

東名川崎→御在所SA　340kmを3時間20分　平均97.1km/h

何時もよりペースが悪いですが火災渋滞に巻きこまれた事を鑑みればこんな物でしょう

ところで先程、制限速度＋10km～20km程度と書きましたが、あくまでも車載のメーターでの話です。
車にも依るのでしょうが、一般車は概ね40km～50kmでの表示が正確になる様に調整されています。新東名の制限速度は120km/hですが、私の車の場合概ね140km/h程で走ると別に付けているGPS測定式速度計（GPS受信状態ではかなり正確な筈）で120km/hとなります。
これは俗に言うメーターチェーンでは無く制御幅による誤差なので仕方ありません（笑）

EXPASA 御在所サービスエリア　下り 道の駅

新東名や伊勢湾岸道路は大半が制限速度120km/hなので、然程（此処大事）飛ばさず制限速度＋αで走っても結構距離が延びます。
私の車はリミッターがあるので180km/h以上は出せませんし、160km/h近いペースで走ったら直ぐクタクタになってしまいます。その分休憩回数を増やしたら結局所要時間が増えてしまうので、このペースで一気に三重まで来てしまうのが効率的なのです♪

EXPASA 御在所サービスエリア　下り 道の駅

御在所SAは東名阪で唯一のSAで人気のSAの様です。
数年前に新名神が開通した事により、利用客は激減した様ですが
それでも朝から結構賑わっているの人気のSAです

EXPASA 御在所サービスエリア　下り 道の駅

フードコートにも多く添付が在ります。
流石に24時間営業している店は少ないですが、名古屋コーチンで人気の「鶏三和」は8:00営業開始なので、此方で朝食とします

鶏三和 エクスパーサ御在所(下り)店 グルメ・レストラン

開店から11:00迄は「朝定食　たまごかけごはん」を提供中

前回訪問時に頂いたら大変美味だったため、今回も頂く事とします。

鶏三和 エクスパーサ御在所(下り)店 グルメ・レストラン

「たまごかけごはん　醤油こうじ唐揚セット」にしました♪
これで600円は充分な納得価格

数年間かけて訪問して来た紀伊半島のダムカード配布対象施設と道の駅ですが、本日2ダムを巡れば完全制覇です。今後はメインフィールドが兵庫県の移るので東名阪の御在所SAはルート上から外れるので、新たにたに配布場所が増えたり道の駅が開駅しなければ当分お別れです。感慨に耽りながら味わって頂きました（大げさ・笑）

普段は旅行前に〇〇方面のダムを何箇所、道の駅を何駅巡るなど旅行の概要を立て、出発数日前に訪問先の定休日などを最終チェックするのですが、今回は仕事が忙しく前日までに最終チェックが出来なかったので、今更ですが食後に本日の行程を再チェック

東名阪から名阪国道を経て天理市街から京奈和道で五條へ出て国道168号線で十津川村に向かう。
※先月土砂崩れで通行止めとなっていた国道168号線の復旧は事前に確認済み
「旭ダム」と「瀬戸ダム」を巡って更に南下し十津川村中心部の十津川観光協会に行けば両ダムのダムカードを頂ける。その後は観光を楽しみつつ明日に備えて兵庫方面を目指せばよいだけなので時間的には余裕・・・ん？

あれれ、HPによる観光協会に殆ど定休日が無いので見落としていたけど十津川観光協会には珍しく定休日があるぞ・・・ふむふむ毎週木曜日が定休日とな・・・
わぁ！本日5月18日は木曜日！
と言う事はダムを巡ってもダムカードが入手できない・・・
あらら、やってしまいました～（泣）

鶏三和 エクスパーサ御在所(下り)店 グルメ・レストラン

いっその事2日間紀伊半島にとどまり、今日は観光ゆっくり観光し明日はダム巡りにしようかとも思ったのですが、まだ高速を降りていない事も有り、修正が不可能では無いので此処で急遽目的地を変更します
明日訪問予定った兵庫県を本日の目的地として奈良県のダム制覇は明日のお楽しみとします

と言う事で仕切り直し・・・
此方は兵庫県のダムカード配布対象施設と道の駅の位置図

・双眼鏡マークはダムカード配布対象施設
　黄緑は訪問済み、赤茶＆水色は未訪問
・車のマークは道の駅
　緑は訪問済み、灰色＆水色は未訪問

兵庫県は
ダムカード配布対象施設が39施設あり4施設は訪問済み
道の駅は35駅あり11駅は訪問済み
流石は広大な兵庫県です多くの「ダムカード配布対象施設」「道の駅」を擁し完全制覇はまだまだですが北部より少しずつ侵攻中です（笑）

本日は県北東部の京都府県境辺りを巡ってダムカード配布対象施設を4施設、道の駅を1駅を巡ります
※青色の場所

東京から新東名ルートで兵庫県北東部に向かう場合は
新東名→伊勢湾岸道→新名神→名神→京都縦貫が王道ルートですが
東名阪の御在所SAからならば新名神の亀山連絡道で新名神に戻る事が可能

時刻は11:05
亀山連絡道→新名神→名神→京都縦貫道とひた走り
京都縦貫自動車道篠本線料金所で東名川崎からの高速代を清算します

時刻は11:25
京都縦貫自動車道　丹波IC到着

東名川崎→丹波　484kmを6時間15分　平均77.4km/h

大井松田で火災渋滞に巻き込まれたし、御在所SAでゆっくり朝食を食べたし、まあこんな物でしょう。

※機会があれば移動のデーターを取って置くと今後の旅行計画の参考になります
以前から悩んでいるのが今後、兵庫県エリアをメインフィールドとする場合の出発時間。
所要時間は今迄のデーターから概ね7時間見ておく必要がある
つまり今迄通り4時に高速に乗る（自宅は3時出発）だと到着は昼頃となってしまい初日の午前中はつぶれてしまう。
逆に9:00頃に兵庫に着きたければ1時には出発する必要がある事が想定されます。
前回と今回の出発の遅れ（寝坊）を鑑みても今後は23時帰宅（休み前は22:00まで仕事が基本）0:00出発→途中で1～2時間仮眠・1時間休憩→9時～10時頃着が基本パターンとなりそうです（頑張ります♪）

「丹波IC」から「みくまりダム」にやって来ました
「丹波IC」から「みくまりダム」は県道で14km程の道のり

みくまりダム 名所・史跡

みくまりダム
2009年（平成21年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　26.0m
堤頂長　86.0m
ゲートレス（自然越流方式）

みくまりダム 名所・史跡

ダム下にも駐車場がありますがダム左岸側にも駐車場が在ります

みくまりダム 名所・史跡

平成竣工の比較的小規模な重力式コンクリートダムに多い、「常用洪水吐」「非常用洪水吐」共にゲートレスな造りで管理経費を抑えています

この方式は
・常用満水位以上になれば自動的に放流
・常用満水位以上でも常用洪水吐の口径以上は放流されず、自動的にダムに貯水
・緊急洪水吐水位になれば有無を言わさず自動的に緊急放流
と手がかからないのが特徴的なダムです
但し下流がどのような状態でも勝手に緊急放流してしまうし
自然越流式なので網場（ダム湖側の網）を越えた流木等もダム下に流れてしまい設備破損の危険等のリスクも在ります

みくまりダム 名所・史跡

ダム天端は遊歩道として開放されています

みくまりダム 名所・史跡

ダム天端よりダム下方を望む

ダム下は河川維持放流水を利用した発電設備がある程度で大きな施設はありません
常用満水位なので常用洪水吐から少しずつですが放流されています

みくまりダム 名所・史跡

ダム天端よりダム下流方面を望む

みくまりダムは三熊川に造られたダムですが
「みくまり」「三熊（みくま）」は似てはいますが関連は無く
「みくまり」漢字では「水分」と書きます
この先で合流する篠山川上流部に「水分（みくまり）の神」が住み、清らかなおいしい水をこの地に住む人々に分け与えていた伝説から名付けられました

みくまりダム 名所・史跡

ダム天端よりダム湖方面を望む

「みくまりダム」によって形成されたダム湖は「大芋湖」と言います

地元の方々からの公募で決定
「大芋湖」は「おくもっこ」と読みます

みくまりダム 名所・史跡

例によって天端を渡り切りました
本日1ダム目の走破です

みくまりダムの堤頂長は86.0m

天端を走破したダムは210ダム目となり
堤頂長は合計で58,181.5m（≒58.1km）となりました。

みくまりダム 名所・史跡

ダム天端は歩行者以外通行禁止なので湖岸を一周は出来ませんが
ダム湖の管理道路がダム左岸から右岸まで一周しています

周遊道路を車でダム湖越しに堤体を見れる場所まで来ては見たもの大半は未舗装路で車幅も狭いのであまりお勧め出来ません

鉄格子で囲まれた穴が常用洪水吐で、基本的にはこれ以上の水位上昇はありません。上流部からの流入が多い場合でも、常用洪水吐の口径以上は放流されず、その分更にダム湖に貯水される訳です。
万一ダム決壊の恐れが有る程水位上昇した場合は上部の非常用洪水吐から有無を言わさず放流しダムの決壊を防ぎます

みくまりダム 名所・史跡

管理事務所はありますが「みくまりダム」は基本的に無人管理のダム

ダムカードは以下の3つの方法で入手が可能です
①ダムが在る丹波篠山市の市役所で頂く
②ダムを管理する兵庫県丹波土木事務所で頂く
③備付けの用紙を持ち帰り必要事項と返信用封筒等を同封の上郵送で申し込む
何れの方法も訪問した証拠が必要
①②の場合は訪問した写真等、③の場合は備付けの申込用紙が訪問した証となります

みくまりダム 名所・史跡

本日の予定は兵庫県北東部のダムカード配布対象施設の制覇
周辺には県営の「みくまりダム」「栗柄ダム」「三宝ダム」と近畿農政局の「川代ダム」が在ります
先ずは県道を駆使して県営ダムを制覇しダムを管理する兵庫県丹波土木事務所にて3ダムのダムカードを入手予定
・・・と言う事で「栗柄ダム」を目指していたのですが、先日の豪雨で県道300号線が土砂崩れによる通行止めとなっていました
止む無く峠道を避け丹波篠山市街を迂回する事とします。

迂回ルート上に丹波篠山市役所が有るので
折角なので「みくまりダム」のダムカードを頂く事とします

「みくまりダム」から「丹波篠山市役所」は県道で16km程の道のり
※実際は一旦藤坂集落の入口まで行ってしまっているので23km程の道のりです（笑）

本日最初のダムカードとなります

「兵庫県」ダムカード収集の旅
全39施設中第5号（近畿地方では66箇所目・各県総計では289箇所目）

・みくまりダム

右上の目的記号は「FNW」
■　F：洪水調節
■　N：流水の正常な機能の維持
□　A：かんがい用水
■　W：水道用水
□　I：工業用水
□　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
みくまりダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・水道用水」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります。

兵庫県には39ものダムカード配布対象施設があるので先は長いですが頑張ります

「丹波篠山市役所」から「川代ダム」にやって来ました
「丹波篠山市役所」から「川代ダム」は県道で6km程の道のり

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

川代ダム
1990年（平成2年）竣工の堰
堤　高　 9.0m
堤頂長　95.0m
鋼製シェル構造ローラーゲート　　 2門
鋼製2段シェル構造ローラーゲート　2門

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

兵庫県の播磨地区と北神戸地域への農業用水を安定供給するために造られました
また共同事業として加古川下流域への水道用水供給も担っています

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

堰上部は道路として開放されています

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

堰天端から下流方面を望む

川代ダムは篠山川に架かる堰
篠山川は西進しやがて西脇市内で加古川に合流し瀬戸内海に流れ出ます

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

堰の放流方法は大きく分けて2つ
1つは写真の様にゲートを低くしてゲート上部に水を流す事
しかしこれだと写真の様にゲート上部に流木等が引っ掛かったり、ゲートを越えた流木が堰の下流域を破損させる懸念が在ります

もう一つはゲートを上げてゲート底部から放流する方法
此れだと流木等の浮遊物は下流に流れませんが、ゲートに流木が溜まるので定期的に除去する必要が在ります。

施設にも寄りますが状況に併せてゲート操作を行い、その時々の最適な放流方法としている様です。

手間暇もかかるし維持管理も大変ですが、先程巡った「みくまりダム」をはじめとする自然越流式の方法は維持費は抑えられますが有事の際も緊急放流や事前放流が出来ないので一長一短とも言えます。
勿論自然越流式は問題ない箇所にしか施工しないのでしょう

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

堰天端からダム湖方面を望む

「川代ダム」によって形成されたダム湖は特に名前はありません

ダム湖左岸側に有るのが川代導水路の取水口
取水された水は導水路を経て篠山川（加古川水系）から山を越え（潜り）東条川水系の大川ダムまで送水されます、そして大川瀬導水路を経て播磨地区等の貴重な水源となります

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

例によって天端を渡り切りました
本日2ダム目の走破です

川代ダムの堤頂長は95.0m

天端を走破したダムは211ダム目となり
堤頂長は合計で58,276.5m（≒58.2km）となりました。

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

上流部にも橋が有るのでダム湖越しの川代ダムを望んでみました
ダム湖は両岸の川幅一杯まで広がっています。この辺りの降水量は定かではありませんが、有事の際でも洪水防止には役に立てそうもありません。
まあ元々治水機能は持たせなかったのだと思いますので仕方ありません

川代ダム(篠山川) 名所・史跡

ダムカードはダム右岸の管理所で頂く事が出来ます

「兵庫県」ダムカード収集の旅
全39施設中第6号（近畿地方では67箇所目・各県総計では290箇所目）

・川代ダム

右上の目的記号は「AW」
□　F：洪水調節
□　N：流水の正常な機能の維持
■　A：かんがい用水
■　W：水道用水
□　I：工業用水
□　P：発電

右下のダム形式は「FG」
□　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰
あれ「FG」ってなんだ？可動堰は公式にはMBの筈なのですが
調べてみたら「MB」＝「FG」で良いみたいです

なので
川代ダムは「かんがい用水・水道用水」目的の
「可動堰」という事になります。

さて、この後は再び京都府との府県境に戻り「栗柄ダム」「三宝ダム」と巡り更に丹波市の「道の駅　丹波おばあちゃんの里」を巡ります

とは言えとは長くなってきたので、後は「後編」に続きます

※つたない文章＆写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
引き続き「後編」もご覧頂くと幸いです

川代ダム(篠山川) 名所・史跡