平成竣工のオーソドックスな作り、由来は周辺の大河「篠山川」上流部の「水分（みくまり）の神」の伝説から

3.5
旅行時期：2023/05（約3年前）

by kasakayu6149さん（男性）

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みくまりダムは2009年（平成21年）竣工の重力式コンクリートダム

平成竣工の比較的小規模な重力式コンクリートダムに多い、「常用洪水吐」「非常用洪水吐」共にゲートレスな造りで管理経費を抑えています。

この方式は
・常用満水位以上になれば自動的に放流
・常用満水位以上でも常用洪水吐の口径以上は放流されず、自動的にダムに貯水
・緊急洪水吐水位になれば有無を言わさず自動的に緊急放流
と手がかからないのが特徴的なダムです
但し下流がどのような状態でも勝手に緊急放流してしまうし
自然越流式なので網場（ダム湖側の網）を越えた流木等もダム下に流れてしまい設備破損の危険等のリスクも在ります

みくまりダムは三熊川に造られたダムですが
「みくまり」「三熊（みくま）」は似てはいますが関連は無く
「みくまり」漢字では「水分」と書きます
この先で合流する篠山川上流部に「水分（みくまり）の神」が住み、清らかなおいしい水をこの地に住む人々に分け与えていた伝説から名付けられました

「みくまりダム」によって形成されたダム湖は「大芋湖」と言います
地元の方々からの公募で決定したとの事、「大芋湖」は「おくもっこ」と読みます

管理事務所はありますが「みくまりダム」は基本的に無人管理のダム
ダムカードは以下の3つの方法で入手が可能です
①ダムが在る丹波篠山市の市役所で頂く
②ダムを管理する兵庫県丹波土木事務所で頂く
③備付けの用紙を持ち帰り必要事項と返信用封筒等を同封の上郵送で申し込む
何れの方法も訪問した証拠が必要
①②の場合は訪問した写真等、③の場合は備付けの申込用紙が訪問した証となります